ニューメキシコ州

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ニューメキシコ州
State of New Mexico
Estado de Nuevo México
ニューメキシコ州の旗 ニューメキシコ州の印
州旗 (州章)
州の愛称: 魅惑の地
Land of Enchantment
ニューメキシコ州の位置
州都 サンタフェ
最大の都市 アルバカーキ
州知事 ビル・リチャードソン
公用語 不文律: 英語スペイン語
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域
全米第5位
314,914 km²
314,311 km²
606 km² (0.2%)
人口2005年
 - 総計
 - 人口密度
全米第36位
1,968,352
5.95人/km²
合衆国加入
 - 順番
 - 加入年月日

47番目
1912年1月6日
緯度 北緯31°20' - 37°
経度 西経103° - 109°
東西の幅 550 km
南北の長さ 595 km
標高
 -最高標高
 -平均標高
 -最低標高

4,014 m
1735 m
859 m
略称 (ISO 3166-2) US-NM
ウェブサイト ニューメキシコ州政府

ニューメキシコ州英語: New Mexico, スペイン語: Nuevo México)は、米国南西部にある州。州の北はコロラド州に接し、東側にはオクラホマ州テキサス州に、西側はアリゾナ州に、南側はテキサス州およびメキシコとの国境に接している。

州都1607年スペイン人が建設した歴史ある町サンタフェ市

目次

[編集] 歴史

主要記事:ニューメキシコ州の歴史

[編集] 地理

関連項目:ニューメキシコ州の郡一覧

ニューメキシコ州の東部境界はオクラホマ州で西経103度、テキサス州で西経103度の3マイル (5 km) 西にそって設けられている。テキサス州はまたニューメキシコ州南部のほとんどと接しているが、南西部の「ブーツのかかと」(boot-heel)と呼ばれる南に突き出した部分はメキシコのチワワ州及びソノラ州と接している。アリゾナ州との西部境界は西経109度にそっている。

州の地勢は変化に富み、標高3,000 ft(914.4 m)の南東部カールズバッド市周辺の砂漠平原から、標高13,000 ft(3,962.4 m)のロッキー山脈南端となる州北東部タオス市周辺まで、河川、渓谷、山岳など地形は大陸生成の歴史をまざまざと見せている。また年間340日も陽光に恵まれるという珍しい土地で、自然災害も非常に少ない。

連邦政府は合衆国国有林(United States National Forest)としてニューメキシコ州内に数百万エーカーの土地を保護している。国有林には以下のものがある。

他の保護区には、以下の国定公園が含まれる。

[編集] 気候

ニューメキシコ州の気候は晴天が多く、雨が少ないため乾燥している。州の気候の主な決定要因は標高にある。州の北端と南端の同じ高度の地域を比べると気温は1.6度(華氏3 °度)しか違わない。一方で、数マイルしか離れていないが4000フィート(1219メートル)の標高差があるエリアを比べると、年間平均気温は8.3度(華氏15 °度)の差がある。

夏は、標高5000フィート(1524メートル)未満の地域では、日中の最高温度が頻繁に37.8度(華氏100°度)を超える。最も標高の高いところでも、夏期の標準最高気温は25度程度である。夏のピークは合衆国の他の地域よりも早く、7月と8月にはメキシコ湾からの季節風の湿気が入り込み、にわか雨を降らせる。夏期の夜間は、日没とともに急激に温度が降下するので過ごしやすい。

冬は州の緯度にしては意外と涼しく、最高温度は南部の低地でも13度程度で、北部の高地でかろうじて零下になる。しかし夜間との温度差は激しく、州全体を通じて最低気温は零下になることも珍しくない。おおむね州の降雨量は標高につれて増加する。南部の砂漠とサンフアン・ヴァレーでは降雨量が年間250ミリ未満なのに対し、高地では年間500ミリ以上の降雨量を記録する。州全体のほとんどの降雨は7月と8月の季節風がもたらす。例外として、州の西側は他のエリアよりも冬期の降雨量が多い。高地では積雪も珍しくない。

7月と8月の激しい雷雨は自然災害をもたらすことがある。北東部がもっとも影響を受けやすく、年間平均70日もの雷雨にさらされる。これは、フロリダ州のメキシコ湾岸地域と、コロラド州の隣接した地域を除くアメリカ合衆国の他のどの地域よりも多い。これらの雷雨はつかの間だが、強風、霰(あられ)、雷を伴い、突発的な洪水を起こすこともある。竜巻も珍しくはなく、主に州の東部で起こりやすい。ごく稀に、西のメキシコ湾と東のカリフォルニア湾の両方からもたらされる熱帯性低気圧の残りが州の天候に影響を及ぼすことがあり、通常は風を伴わない激しい大雨が降る。

[編集] 人口動勢

人口推移
人口 変動率
1850年 61,547
1860年 87,034 41.4%
1870年 91,874 5.6%
1880年 119,565 30.1%
1890年 160,282 34.1%
1900年 195,310 21.9%
1910年 327,301 67.6%
1920年 360,350 10.1%
1930年 423,317 17.5%
1940年 531,818 25.6%
1950年 681,187 28.1%
1960年 951,023 39.6%
1970年 1,016,000 6.8%
1980年 1,302,894 28.2%
1990年 1,515,069 16.3%
2000年 1,819,046 20.1%

2005年現在、ニューメキシコ州は前年より25,378人、または1.3%増加し、2000年より109,338人、または6.0%増加した、人口1,928,384人と概算された。これは74,397人(出生143,617人、死亡69,220人)と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者37,501人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は27,974人増加することとなり、合衆国内部の移住者は9,527人増加することになる。

ニューメキシコ州の人口重心マンザノ市のあるトランス郡となっている[1]

2004年現在、この州の住民の10%は外国生まれであり、州民の2%以上は不法在留外国人である。メキシコ合衆国より雇用を求め密入国する人が後を絶たない。

[編集] 人種及び祖先

ニューメキシコ州は、スペイン系の植民者と先住民の子孫とラテンアメリカからの移民を合わせたヒスパニック系の人口の最も多い州である。また、ナバホ族プエブロ族、アパッチ族居留地が存在するため、北米先住民の総人口に対する比率が比較的高い。サンタフェ・デ・ヌエボ・メヒコ時代にさかのぼるスペイン系の植民者の子孫であるイスパーノス(Hispanos)は北部、中部、北東部に集中している。より歴史の浅いメキシコからの移民は、合法・非合法を問わずニューメキシコ州南部に多く居住している。アメリカ、スペイン、メキシコ、そして先住民を祖先とするニューメキシコ州民は、ニューメキシコ州の風土と文化に強い影響を及ぼしている。

ニューメキシコ州の人種的構成は:

ニューメキシコ州内の5つの最大な祖先グループは:スペイン系/ヒスパニック (24%)、メキシコ系 (18.1%)、イギリス系(7.6%)、先住民 (9.5%)、及びドイツ系 (9.9%)である。

ニューメキシコ州の人口の7.2%は5歳以下、28%が18歳以下と報告され11.7%は65歳以上である。女性は人口のおおよそ50.8%である。

[編集] 言語

スペイン語が広く使用されているため、スペイン語が英語に次ぐニューメキシコの公用語であると考えられることが多い。1912年に合衆国に加盟した時点ではバイリンガルな州政府が短期間存在したが、現在のニューメキシコ州法は公用語を指定していない。しかし選挙の投票用紙や運転者のためのマニュアルは英西2カ国語で印刷されており、1995年にはバイリンガル州歌『ニューメキシコ・ミ・リンド・ヌエボ・メヒコ』("New Mexico-Mi Lindo Nuevo México")が選ばれた。

[編集] 宗教

ニューメキシコ州は西部諸州の中でカトリック教徒の比率が最も高い。また他のアメリカ合衆国西部の多くの州と同じく、無宗教を主張する住民の比率が全国平均より高くなっている。

[編集] 重要な都市及び町

ニューメキシコ州の最大都市はアルバカーキラスクルーセスサンタフェリオランチョ、そしてロズウェルである。

関連項目:ニューメキシコ州の市町村一覧

[編集] 経済

アメリカ合衆国経済分析局は2003年のニューメキシコ州の総州総生産高が570億米ドルであったと概算する。2003年の一人当たりの収入は合衆国内で48番目の24,995米ドルであった。

[編集] 教育

[編集] 単科及び総合大学


[編集] 芸術・文化

[編集] 食文化

州の野菜、唐辛子

ニューメキシコには、ヌエバ・エスパーニャから来たスペイン人征服者の食文化と先住民族の食文化の要素が融合した、ニューメキシコ料理と呼ばれる伝統料理がある。歴史的な理由でメキシコ料理テクス・メクス料理とは姉妹関係にあるが、ニューメキシコ独自の風土や民族の影響を強く受けている。ニューメキシコ料理の特徴は、ニューメキシコ・チリと呼ばれる土着のトウガラシへの愛着によく表れている。トウガラシはインゲンマメと並んで「州の野菜」に制定されているほどで、未熟な青唐辛子と完熟した赤唐辛子の両方をサルサをはじめ、様々な料理に用いる。ニューメキシコ州内のサブウェイではどこでも、あぶって皮をむいて刻んだ青唐辛子をトッピングに選べるほどである。ニューメキシコ料理の保存と研究は、サンタフェ、アルバカーキ、ラスクルーセスなどを中心として盛んに行われている。

州東部の肉牛の放牧が盛んな地域では、ビーフステーキやビーフジャーキーなど牛肉の消費が盛んで、テキサスの食文化との共通点が目立つ。

主なニューメキシコ料理:

  • サルサ:青唐辛子で作った緑のサルサと、赤唐辛子で作った赤のサルサがある。単にチレまたはチリソースとも呼ばれる。「赤、それとも緑(のチリソースにいたしますか)?」("Red or Green?")は、「州のよくある質問」に制定されている。
  • トルティーヤ小麦粉で作ったトルティーヤが主流。
  • ブリート:州土着のファストフードの一つ。メキシコ風の細身のブリートが主流。
  • カルネ・アドバーダ:豚肉を赤トウガラシとなどで作ったソースでマリネしてから焼いた料理。
  • グリーンチリ・シチュー:火であぶって皮をむいた青唐辛子を粗く刻み、ジャガイモ、肉と煮込んだ料理。赤唐辛子を使うとレッドチリ・シチューとなる。主菜として食べる他、ブリートの具にもする。
  • チレ・レイェーノ:火であぶって皮をむいた青唐辛子に溶けるチーズを詰め、衣をつけて揚げた料理。主菜として食べる他、ブリートの具にもする。
  • フリホレス:ウズラマメ(ピントビーンズ)が主流。ニューメキシコ料理の重要な副菜。
  • フラウタ:具を詰めたトルティーヤを細長く巻いて揚げた料理。
  • ポソーレ:アルカリ処理して皮をむいたトウモロコシ、青または赤唐辛子、豚肉のシチュー。
  • ソパイピーヤ:薄くのばして揚げたパン。トルティーヤの代わりに食べたり、中に具を詰めたり、蜂蜜をつけてデザートとする。


[編集] 交通

[編集] その他

[編集] 州の象徴など

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ