ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
| ナイトメアー・ビフォア・クリスマス | |
|---|---|
| The Nightmare Before Christmas | |
| 監督 | ヘンリー・セリック |
| 脚本 | キャロライン・トンプソン |
| 製作 | ティム・バートン デニーズ・ディ・ノーヴィ |
| 音楽 | ダニー・エルフマン |
| 撮影 | ピート・コザチク |
| 編集 | スタン・ウェッブ |
| 配給 | ブエナ・ビスタ |
| 公開 | 1993年10月13日 1994年10月15日 |
| 上映時間 | 76分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $18,000,000 |
| 興行収入 | $75,082,668[1] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(原題:The Nightmare Before Christmas)は、1993年公開のミュージカルアニメーション映画。原案・原作はティム・バートンによるもので、同タイトルの絵本や漫画も日本で出版されている。 日本での公開は1994年10月22日(土)。
目次 |
[編集] 特徴
ハリーハウゼンの流れを汲む従来の伝統的ストップモーション・アニメーション技法に加え、最新のデジタル映像技法を取り入れ制作された本作は興行的にも成功を収めた。ファンタジー色とホラーティックな世界観がよくマッチングした異色の作風は、ティム・バートンらしい個性のあるキャラクターと共に、この映画の大きな魅力となっており、現在も根強いファンを獲得している。ジャック、サリーを始めとしたキャラクターの生き生きした動きは、ヘンリー・セリック監督の次作「ジャイアント・ピーチ」や2005年公開「ティム・バートンのコープスブライド」へと繋がる職人技に裏打ちされたアニメーション映画の真骨頂と言える見所であり、さながら人形とは思えないリアルな存在感が観客をナイトメアー(悪夢)の不思議な世界へと引き入れる。2006年にはデジタル3D化されたバージョンが製作、シネマイクスピアリで劇場公開されている。
千葉県浦安市にある東京ディズニーランドのアトラクションの一つである「ホーンテッドマンション」では、ハロウィンから年明けまで期間限定でこの映画を元にした『ホーンテッドマンション ホリデーナイトメアー』という別バージョンになり、ジャック・スケリントンやサリーなどの出演キャラクターが登場する。
[編集] スタッフ
- 監督:ヘンリー・セリック
- 製作:ティム・バートン、デニーズ・ディ・ノーヴィ
- 原案・キャラクター設定:ティム・バートン
- 脚本:キャロライン・トンプソン
- 脚色:マイケル・マクダウェル
- 作曲・作詞:ダニー・エルフマン
- アニメーション監修:エリック・レイトン
- ストーリーボード監修:ジョー・ランフト
- 撮影監督:ピート・コザチク
- 美術監督:ディーン・テイラー
- ヴィジュアル・コンサルタント:リック・ハインリックス
- 編集:スタン・ウェッブ
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
『ハロウィン・タウン』の住人達は怖いことや、人を驚かせることが大好き。その日は丁度『ハロウィン』当日、住人達は大盛り上がり。だが、『ハロウィン・タウン』のパンプキン・キング、ジャック・スケリントンは、毎年毎年同じことの繰り返しでしかない『ハロウィン』に虚しさを感じていた。
そんな時、ジャックは森の奥で不思議な扉の付いた木を見つける。その一つを開いてみると、恐怖と悪夢に満ちた『ハロウィン・タウン』とは全く違う、陽気で明るい『クリスマス・タウン』の別世界が広がっていた。初めて見る美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体が祝う『クリスマス』に心を奪われたジャックは、自分達の力で『クリスマス』を作り出そうと計画を立てる。
そんな中、ジャックに密かに想いを寄せるサリーは、何か悪いことが起きるのではないかという予感にとらわれていた。 サリーの心配を他所に、『クリスマス』の準備は着々と進んでいく。だが、ジャックも住人達も本当の『クリスマス』というものが理解出来ずに、事態はどんどんおかしな方向へと転がって行く…。
[編集] 作品に登場する休日
[編集] 登場キャラクター
- ジャック・スケリントン(Jack Skellington)
- 恐怖と悪夢をつかさどり、“カボチャの王”の異名を持つ骸骨男。しかし、その恐怖の外見とは裏腹に心はとても優しく、明るい性格で紳士的。ハロウィンタウンの人気者。ハロウィンの日には人間界を訪れ、多くの人を驚かせている。しかし、季節がハロウィンしかないタウンの、余りに変化が無い状況を憂いてクリスマス行事を計画、実行に移す。
- サリー(Sally)
- ジャック・スケリントンのガールフレンド。フィンケルスタイン博士が作った、継ぎ接ぎだらけの人形。クリスマス計画に暴走するジャックを心配する心優しさを持つが、その一方で自分を束縛する生みの親のフィンケルスタイン博士の目を盗むため、度々「イヌホオズキ」の毒をスープに盛ったりする。利き手の右腕以外なら自力で縫い合わせることで修復可能なためか、体がバラバラになるような無茶をすることもある。(その際体の中身は落ち葉だった。)街がジャックのクリスマス計画で浮かれる中、その行く末を懸念し心配する。
- フィンケルスタイン博士(Dr. Finklestein)
- ハロウィン・タウンに住む偏屈で足が不自由なマッドサイエンティストで、サリーの生みの親(制作者)。死体を継ぎ合わせてサリーを作り出したが、家政婦のように考えており、いつも自分の世話をするよう強制することから、あまりサリーとの折り合いは良くない。時々、自由を夢見るサリーに一服盛られかけ、彼女を閉じ込めるなどして喧嘩が絶えない。とても頑固。頭蓋を開閉することが出来、たまに自分の脳みそをいじっている。最後は、サリーの代わりとなる新たな人形を作り、自分の脳の半分を移しこんだ。この新たな人形は博士そっくりの容姿をした女性の人形で、作品の最後に博士の車椅子を押している。
- メイヤー町長
- 温厚でお人好しのハロウィンタウンの町長で細長いシルクハットが特徴。また、楽観的と悲観的の両方の顔を持ち、気分で入れ替わる。町の役人は彼しかいないため、ジャック無しでは何も決められない。
- ヴァンパイアブラザーズ
- 体格がそれぞれ違う4人のヴァンパイアで、昼間はコウモリ傘を差している。
- クラウン
- ピエロのように見せかけたハロウィンタウンの町民。 なぜか、一輪車に乗っている。
- コープスマム
- コープスチャイルドの母親でコープスチャイルドに首輪を付けて歩いているシーンがある。
- コープスチャイルド
- ハロウィンタウンの中でロックショックバレルとは違い良い子。 骨ビスケットが大好き。
- ビヒーマス
- いつも畑でかぼちゃのお世話をしているハロウィンタウンの町民。頭に斧が刺さっている。
- ウェアウルフ
- ハロウィンタウンの狼ではち切れそうなシャツを来ている。
- ウイッチズ
- 大きさの違うハロウィンタウンの魔女。
- ハンギングツリー
- ハロウィンタウンに住む木のお化け。 いつもハングドマンと一緒にいる。
- ミスターハイド
- シルクハットを被ったハロウィンタウンの町民。そのシルクハットの中には小さいミスターハイドが、更にその小さいミスターハイドの被ったシルクハットの中にもう一人小さなミスターハイドがいる。クリスマスプレゼントを制作するシーンで、マトリョーシカのような物を作っていた。
- スパイダーヘアーモンスター
- 指がヘビで頭がクモのモンスター。
- ハーレクイン・デーモン
- 頭にオレンジ色の縞模様の入った3本の触手のようなものが生えているモンスター。クリスマスプレゼントを制作するシーンでネズミの帽子を作り、ジャックに駄目出しをされていた。
- メルティングガイ
- 全身がドロドロに溶けた赤褐色のモンスター。
- アンダーシーガール
- 抹茶色をした半魚人。寝る時はアイマスクを着用して水の中で寝る。
- ザ・デヴィル
- 黒いマントのような服を着た赤色の悪魔。
- イゴール
- フィンケルスタイン博士の元で雑用係をやっている片目しか開いていないモンスター。骨ビスケットが大好きで、命令された仕事をこなすと博士からご褒美として骨ビスケットを貰っていた。
- マミーボーイ
- 全身が包帯で覆われている一つ目のモンスター。
- バットキッド
- 自分の体以上あるコウモリの羽を持ったモンスター。歩く時は羽の先を杖のように使って歩く。
- サイクロプス
- 一つ目で耳が長いモンスター。
- バンドマン
- 町の隅っこなどで音楽を奏でる3人のモンスターでハロウィンタウンの住民の中で一番人間らしい外見を持つ。
- 悪ガキ3人組
- 「サンタクロース誘拐」を行った仲良し(悪ガキ)3人組。ジャック曰く『ハロウィンの子役スター』。ブギーの子分であり、町長はこの3人が苦手としている。イタズラが好きで初登場のさいに壇上の町長に骨や石、ボールをぶつけたり、クライマックスでジャックに雪球をぶつけたりしている。ジャックの言うことには従っているが、口止めされていたにも関わらず、ブギーに「サンタクロース誘拐」のことを教えてしまう(映画の様子からすると、最初から黙っておく気は無かったようだ)。最後にブギーが死んだ後、町長と一緒にジャックとサリーを助け出す。英語版では一人称は3人とも「オイラ」。
- ロック(Lock)
- 悪ガキ3人組のリーダー格。だが、若干ショックに主導権を取られ気味。後先を考えない性格。尻尾のようなものが付いているが、飾りなのか本物なのかは定かではない(動いているようなシーンもあった)。悪魔のマスクを被っている。
- ショック(Shock)
- 悪ガキ3人組唯一の女の子だが気の強さは随一。悪知恵が働く(「サンタクロース誘拐」の作戦的なものも彼女が思いつく場合が多い)。ロックがリーダー格の様だが結果的に3人をまとめているのは彼女で、せっかちな二人を牽制しているシーンもある。魔女。
- バレル(Barrel)
- 悪ガキ3人組の一人。これといって得意なことがなく、損な役回りが多い(ロックに実験台にされるシーンもあった)。常にキャンディを舐めている。食屍鬼。
- ウギー・ブギー(Oogie Boogie)
- ハロウィンタウンの無法者。イカサマが得意なギャンブラーで、街の皆に嫌われている。身体の表面はズダ袋で内部は数万匹規模の虫で構成されている(制作当初の設定では、その正体はフィンケルスタイン博士だったが実際の映画では中止となった)。
- ウサギ
- イースタータウンにすむウサギ。 ロックショックバレルの間違いだらけの行動でハロウィンタウンの来てしまい、サンタクロースどころか、えらい違いだとジャックは怒った。
- サンディ・クローズ(Sandy Claws)(サンタクロース)
- クリスマス前の晩に、夢とプレゼントを世界中のいい子にしている子供達にだけ届ける、全世界の人気者であるクリスマスタウンにすむ伝説の人物で、悪い子にはプレゼントはやらんと、怒ることもある。 日本では、親しみを込めて、サンタさんとよばれているが、ジャックに「鋭い爪を持つ男」という意味の「サンディ・クローズ」と名前を勘違いされている。(理由はクリスマスタウンで彼の影の手の部分が伸び、鋭い爪のように見えてしまった為)ジャックの命令でハロウィンタウンに拉致されてしまうが、打ち落とされて全部反省したジャックに助けられ、ジャックを許し、いい子にしている子供達にプレゼントを配り、ジャックの配った恐怖のプレゼントを持ち帰って処分した。
- ゼロ(Zero)
- 宙を自由に飛び回る幽霊犬。普段はお墓に入っており、ジャックが足を叩くと出てくる。かぼちゃのちょうちんの鼻が明かりの役割をはたす。
[編集] 声の出演
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| ジャック・スケリントン | クリス・サランドン | 市村正親 |
| 歌: ダニー・エルフマン | ||
| サリー | キャサリン・オハラ | 土居裕子 |
| ショック | ||
| フィンケルスタイン博士 | ウィリアム・ヒッキー | 三ツ矢雄二 |
| 町長 | グレン・シャディックス | 大平透 |
| ロック | ポール・ルーベンス | 園岡新太郎 |
| バレル | ダニー・エルフマン | 松澤重雄 |
| ブギー | ケン・ペイジ | 小林アトム |
| サンディ・クローズ (サンタクロース) |
エド・アイヴォリー | 永江智明 |
| 警官 | 松本保典 | |
| ピエロ | 梅津秀行 |
[編集] コンピュータゲーム
- 『ティム・バートン ナイトメアー ビフォア クリスマス ブギーの逆襲』(2004年10月21日発売・プレイステーション2用ソフト・カプコン)
- 本映画から1年後の話。ティム・バートンが監修しており、映画の美術監督であるディーン・テイラーが敵キャラクターなどのデザインに関わっている。
- 『キングダム ハーツII』(スクウェア・エニックス)のハロウィンタウンのストーリーはクリスマスであり、初代の1年後でありブギーが逆襲をする為、上記のゲームソフトの物語となっている。
- 『ティム・バートン ナイトメアー ビフォア クリスマス パンプキンキング』(2005年9月8日発売・ゲームボーイアドバンス用ソフト・D3パブリッシャー)
- ジャックの初めてのハロウィン・キングお披露目前夜の話。
[編集] 脚注
- ^ “Tim Burton's The Nightmare Before Christmas (1993)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月5日閲覧。
[編集] 関連項目
- コンピュータゲーム『キングダムハーツ』シリーズ - ゲーム中に本作の舞台や登場人物達が登場。
[編集] 外部リンク
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