黒田秀樹

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黒田 秀樹(くろだ ひでき、1958年4月30日 - )は、日本CMディレクター映画監督。黒田秀樹事務所代表。信州大学特任教員。

来歴[編集]

大阪府豊中市出身。関西大学第一高等学校関西大学社会学部卒業[1]

高校時代、大阪府豊中市内の中学同窓生を中心とした4人でロックバンド「銀童子」を結成し、ドラマーとして活動。1976年、高校3年生で大阪Aブロック代表のバンド「アラバマ」のドラマーとして8.8Rockday'76本大会に出場をはたしている。その後、人気バンド「ナッツベリーズ」に参加。CMディレクター・映画監督中島信也とは高校時代の音楽仲間。

大学卒業後の1982年電通映画社に入社。三共リゲインCM「24時間タタカエマスカ」では自ら作詞した[2]CMソング「勇気のしるし」が大ヒットした。同作品は1990年にカンヌ国際広告祭においてブロンズ賞を受賞する。

1990年にフリーへ転身。サントリーペプシマン」、マンダムGATSBY」、資生堂TSUBAKI」、明治「Meltykiss」、「Indeed」などを手掛ける。

また、CMのみならずオムニバス映画「バカヤロー!3 へんな奴ら」、「いぬのえいが」を監督。MVでは藤井フミヤ福山雅治サザンオールスターズ井上陽水SMAPAKB48ももいろクローバーZなども手掛ける。

カンヌ国際広告祭ACC賞、ADC賞、など受賞歴多数。

他に、講師として、広告批評「広告学校」、インターナショナルアカデミー「京都広告塾」、宣伝会議のコピーライター養成講座やCMプランニング&ディレクション講座、東京工芸大学、映像テクノアカデミア、静岡コピーライターズクラブ、静岡文化芸術大学京都精華大学信州大学にて登壇する。

審査員としては、「NHKミニミニ映像大賞」、「マンダムGATSBY学生CM大賞」、「TOHOシネマズ学生映画祭」、「宮崎県美術展・映像部門」、「my Japan Award」、「JAC AWARD」、東レエンジニアリンググループ「修士研究応援 TRENG Support」等も務める。

主な作品[編集]

CM[編集]

映画[編集]

MV[編集]

出版物[編集]

  • 『広告大入門;増補改訂版』共著、編:広告批評編集部、マドラ出版、1997年
  • 『私の広告術』共著、編:広告批評編集部、マドラ出版社、2000年
  • 『最新約コピーバイブル』共著、編:宣伝会議コピーライター養成講座、宣伝会議、2007年
  • 『効告。企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること』共著、編:京都広告塾 、インプレスジャパン、2007年

脚注[編集]

  1. ^ 黒田秀樹のプロフィール・画像・写真”. WEBザテレビジョン. 2022年12月31日閲覧。
  2. ^ J-Lyric.net「勇気のしるし」