黄色い顔

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黄色い顔
著者 コナン・ドイル
発表年 1892年
出典 シャーロック・ホームズの思い出
依頼者 グラント・マンロー氏
発生年 不明
事件 事件性なし
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黄色い顔」(きいろいかお、The Yellow Face)は、アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズの短編小説の一つ。1893年2月に「ストランド・マガジン」に掲載され、『シャーロック・ホームズの思い出』に収録されている。

ホームズの推論が外れた、数少ない事件のうちの一つである。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


目次

[編集] あらすじ

事件の年代については明確にされておらず、1882年説から1888年説までがある。

早春のある日、ホームズワトスンはノーバリに住むグラント・マンロー氏から依頼を受ける。ある家族が彼の近所に引っ越してきたが、その家の2階の窓から不気味な黄色い顔が覗いていたのだという。しかも、その家にマンロー氏の妻が出入りしていることがわかり、マンロー氏は疑惑を抱いてホームズに依頼したのだった。

ホームズはマンロー氏に、ノーバリへ戻って問題の家の様子をうかがい、人がいるようならすぐに知らせるように言いつける。そしてその通りに電報が届き、ホームズたちは問題の家に入り込むことにする。

ホームズはすでに、この件は恐喝であると結論を出していたが、その推理は間違っていた。真相を知り、似合わぬ失敗をしたことを悟ったホームズは友人にそっと囁いた。

『ねえ、ワトスン。もし、この先、僕が自分の力を過信したり、事件に対して相当の骨折りを惜しんだりするようなことがあったら、こっそり僕の耳に『ノーバリ』と囁いてくれたまえ。そうしてくれると非常に有難い』

[編集] 矛盾点

作品中、マンローの妻はアメリカで黒人男性と結婚し、生まれた子供は「父親より、もっと色が黒い」とされている。しかし、白人と黒人の間に生まれた子供が親の黒人よりも色が黒くなることは、遺伝学的にありえないことである。

[編集] トリビア

本作中でホームズは、自身の留守中に調査の依頼に来て中座してしまったマンローが事務所に置き忘れたパイプを仔細に観察して、持ち主の体格や利き腕・性格・服装(の程度)などの特徴を述べ、その直後にやってきたマンローが事実その通りであったためにワトスンを驚嘆させた。その後で「パイプの何処からそのような推理に至ったか」で、その詰められている煙草の葉の燃え殻や傷み具合・修繕状況などからであるとの種明かしも描かれており、ホームズの推理手法をうかがい知る一端となっている。『ドラえもん』のエピソードの一つである「シャーロックホームズセット」では、ホームズの推理法の紹介で、このパイプの持ち主当てが引用されている。

[編集] 外部リンク

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