黄泉がえり

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黄泉がえり』(よみがえり)は、梶尾真治小説

タイトルは、死んだ人が黄泉(よみ)から帰って来るという意味であり、「蘇り」という言葉の語源である。 熊本市およびその周辺で突如発生した、死んだはずの人が蘇ってくるという超常現象をベースに、人々の絡み合いを描いている。

この作品は、熊本日日新聞土曜夕刊に、1999年4月10日から2000年4月1日までの約1年間連載されたものである。そのため作品中には熊本市内の実在の地名が数多く登場する。 新聞連載時にはSF色を排除した構成になっているが、これは一般夕刊紙であることを意識したものと考えられている。 単行本(『黄泉がえり』 新潮社 2000年10月 ISBN 4-10-440201-X)として刊行される際に、“彼”に関する記述が加えられた。

同じ状況設定で別の視点による短編として『黄泉びと知らず』(『黄泉びと知らず』所収 新潮社文庫 2003年7月 ISBN 4-10-149006-6。文庫用書き下ろし)がある。

また、台湾の出版社より『黄泉歸來』のタイトルで中国語訳が出版されている。

目次

[編集] 原作

熊本市で火の玉やUFOのような不思議な発光体の目撃情報が寄せられ、また同じ頃、熊本地方を震源とする震度1の地震が観測された。この後、死んだはずの人が熊本市内で次々に蘇る(黄泉がえり)。

[編集] 登場人物

児島雅人
鮒塚万盛堂(株)総務課長、38歳。母・縁、妻・瑠美、小3の娘・愛と暮らしている。勤務先で、亡くなった先代社長を見たという話を聞いた日、自宅では27年前に急逝した父・雅継が黄泉がえる。
中岡秀哉
鮒塚万盛堂(株)営業見習い、30歳。ドジでお調子者。既に職歴が8社もあり、どこも長続きしておらず、26歳で離婚している。しかしこれらは、24年前兄の優一が秀哉を救って水死したことがトラウマとなって影響していた。その中岡の前に、兄の優一が当時の姿で黄泉がえる。
相楽玲子
32歳。4年前に夫の周平が交通事故に巻き込まれて死亡した後、古書店に勤務しながら息子・翔と必死で生きてきた。中岡に交際を申し込まれた翌日、周平が黄泉がえる。
川田平太
肥之國日報社会部記者。通称カワヘイ。児島とは、小・中学校の同級生。独特の風貌でとぼけた物言い、服装はチグハグで、伸びた髪をかき回せばフケが舞う。しかし記者としては優秀で、「黄泉がえり現象」をいち早く掴み、取材を進めていく。
三池義信
警備会社社員。深夜勤務の夜間巡回中に、死んだはずの歌手「マーチン」こと生田弥生を「発見」し、以後彼女と関わっていくこととなる。
六本松三男
相楽周平を死亡させた事故を引き起こした後、家族は離ればなれになり、仕事はまったくうまくいかず、ホームレス寸前まで追いつめられた。いつしか周平を逆恨みするようになったが、そんなある日、黄泉がえった周平が目の前に現れる。
斎紀遙子
40代後半。際だった美貌を備えていたが、母の介護をしながら日々を送り、母が亡くなった現在も独身。高校生のころ一度だけ会ったことのある、天才的なリードギターでボーカル・青葉由高を理想の男性像としていた。自分のところには誰も黄泉がえってこないことから、噂を信じられないでいた。

[編集] 映画

2003年日本映画2003年1月18日 全国東宝系公開。興行収入は 32億円。当初は3週間のみの公開予定だったが、好評を博し、上映期間が延長された。

2008年ドリームワークスが権利を取得し、リメイク版の製作を発表。公開時期は未定。

スターダストプロモーションの関係者が多く出ている。(竹内結子柴咲コウ(RUI)市原隼人

[編集] あらすじ

熊本県阿蘇地方(原作とは異なる)で死んだ人が蘇るという超常現象が起こる。厚生労働省職員の川田は、現象の謎を探るため、自分の生まれ故郷でもある現地に赴く。「ヨミガエリ」はラーメン屋、学校、聾唖学校など様々なところで起こる。川田は幼馴染の葵とともに調査を続け、葵の死んだ恋人を蘇らせようと努力する。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

[編集] 主題歌

[編集] ゲーム

黄泉がえり 〜リフレイン〜』のタイトルで2004年3月25日に発売された。PlayStation2用ゲームソフト、ジャンルはファンタジックサウンドノベル。制作は株式会社ディースリー・パブリッシャー

プレーヤーは主人公の佐伯となり、「隈本市」で起きている「黄泉がえり現象」の取材をすることとなる。ゲーム内では7月1日から8月15日までの期間が1週間単位で進行する。取材先は9ヶ所あるが、1週間に取材できるのは3ヶ所まで。取材先ごとに1つずつのストーリーが設定されていて、ゲーム中で迫られる選択の結果による主人公の性格パラメータ(勇気、愛、真理、宥し、誠実、癒し、献身、正義、祝福)の変化などに応じて、各ストーリーごと、及びゲーム全体(佐伯と茜の物語)のバッド・ノーマル・グッドエンディングを迎えることとなる。

[編集] ストーリー

ある夏、九州・隈本市では、「死んだ人が生き返ってくる」という奇妙な噂が広がっていた。その生き返った人々「黄泉がえり」が次第に増えていくなか、「肥之國日報」の佐伯隼人は、その「黄泉がえり現象」の取材を担当することとなった。生前と同じ記憶・姿を持ち、しかしどこかが違う、彼ら「黄泉がえり」。佐伯は、彼らに対するインタビューを重ねつつ、それぞれの人生に深く関わっていくことになる。そんな佐伯の前に、4年前に亡くなった、幼なじみの久住茜が黄泉がえってきた。

[編集] 登場人物

佐伯隼人
主人公。「肥之國日報」社員、24歳。
久住茜
(声:小倉優子島涼香 - ダブルキャスト)
佐伯の幼なじみ。享年19。4年前に謎の死をとげたが黄泉がえり、佐伯の前に現れる。佐伯の取材に同行しながら、自分の死の真相についても調査する。
天草小四郎
(声:田坂秀樹
佐伯の助手兼カメラマンで、おっちょこちょいの好人物。23歳。

[編集] シナリオタイトル

  • 「社運」
  • 「家に帰る」
  • 「青春カムバック母さん」
  • 「夕方に帰ってきた男」
  • 「駅前の犬」
  • 「傷跡」
  • 「母子像」
  • 「大正少女」
  • 「姉さんの花壇」
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