黄昏のシンセミア

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黄昏のシンセミア
黄昏のシンセミア portable (PSP)
対応機種 Windows2000/XP/Vista/7
PlayStation Portable
発売元 あっぷりけ (PC)
サイバーフロント (PSP)
ジャンル 絆を受け継ぐ純愛ADV
発売日 2010年7月22日(PC初回版)
2013年1月17日 (PSP)
レイティング 18禁 (PC)
CEROC(15才以上対象) (PSP)
キャラクター名設定 不可
エンディング数 8
セーブファイル数 最大150 (PC)
メディア DVD-ROM (PC)
UMD (PSP)
キャラクターボイス ヒロイン、サブキャラクター
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード あり (PC)
メッセージスキップ あり
オートモード あり
備考 フローチャートシステム搭載

黄昏のシンセミア(たそがれのシンセミア)は、2010年7月22日あっぷりけから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームである。萌えゲーアワード2010大賞部門金賞受賞作品[1]2013年1月17日に『黄昏のシンセミア portable』としてサイバーフロントからPlayStation Portable版が発売された。

概要[編集]

見上げた空におちていく』『コンチェルトノート』を発売したあっぷりけの第3作で、ディレクターをはじめ制作スタッフが前作と同じである。『見上げた空におちていく』本編の別の時間軸、視点を独立イベントにするフラグメントシステムや、『コンチェルトノート』の物語をチャート表示して、自由に行き来できるフローチャートシステムをマッシュアップし、複合して搭載している。

羽衣伝説をモチーフにした伝奇を物語の中核に置いた和風伝奇アドベンチャー。ホラーグロテスクな要素も多々見られる。

前作ではなかったサブキャラクターの攻略ルートが用意されている。ただしその場合は各キャラクターとの恋愛話が主となり、事件や謎については棚上げされる[2]

物語の導入部にあたる「プロローグ」から「エピソード」へと繋がり、選択肢によって各ルートへと分岐していく。メインキャラクターのエンディングを見ると4つのフラグメントが開放され、これを見ることで最終シナリオ「シンセミア」が開放される。これはさくやルートの1つから繋がる物語であり、ここで全ての謎が解き明かされる。

あらすじ[編集]

主人公の皆神孝介は叔母の岩永皐月からのアルバイトをきっかけにして、故郷である御奈神村へとやってきた。

天女伝説の残る地は幼い頃に妹の皆神さくや、幼馴染の春日いろは達と暮らした場所で、新たに岩永翔子銀子といった少女達と出会う。 やがて日常の間に、不気味で不可解な事件と遭遇する事になる。

登場人物[編集]

メインキャラクター[編集]

皆神 孝介(みながみ こうすけ)
声:なし
本作の主人公。故郷の村に帰ってきたところから物語が始まる。
肉体的な特技などはないが、大学では民俗学のサークルに入っており知識が豊富。
皆神家は伝説の天女の子孫であり、彼女とその妹の羽衣を受け継ぐ家系の為、本来であれば男子が生まれることはない。孝介が生まれたことは奇跡に等しい確率であり、天女の夫であった男の遺伝情報を受け継いでいる。
皆神 さくや(みながみ さくや)
声:平山紗弥[3]
孝介の実妹で、本作のメインヒロイン[4]。背が高くスタイルもいいが無愛想。兄の事は「兄さん」と呼ぶ。
現在は実家を出て学園の寮で暮らしている。孝介から2週間遅れて御奈神村を訪れる。
岩永 翔子(いわなが しょうこ)
声:夏野こおり
孝介の従妹。気が弱いのか人見知りで引っ込み思案。
クラスメートの高見沙智子とケンカしている様子。
春日 いろは(かすが いろは)
声:青山ゆかり
村にある春日神社の娘。巫女をしている。
神楽舞を勤める祭りの中心人物。孝介やさくやとは幼馴染で、翔子とも仲がいい。
銀子(ぎんこ)
声:芹園みや
本名、住所不明のミステリアスな美女。
性格は明るく思いついた事を何でも口にするため、本心が見えづらい。村の伝承に詳しい様子。
その正体は伝説の天女の末の妹。天女の妹が地上に戻ってきた際に同行した彼女は山童の存在を知り、姉が残した羽衣がもたらした災いであるそれを解決するため、数百年の時を地上で過ごしている。彼女が地上に降りた時は天女の存在も事実として残っており、それを狙う人間から襲われたため、現代でも山奥で暮らしている。
実は過去に孝介とさくやを助けたことがある。山童の一体である水の蛇・蛟が引き起こした鉄砲水に巻き込まれた二人を助けたが、その際に二人の母親は命を落としてしまった。その際、目の前で母親を失った心の傷を和らげるため記憶を操作しており、その影響で孝介とさくやは銀子のことを覚えておらず、母親の記憶や村で過ごした時の記憶が曖昧になってしまっている。

サブキャラクター[編集]

岩永 皐月(いわなが さつき)
声:柚木かなめ
孝介、さくやの叔母で翔子の母親。
温厚で優しく、姉の子供である二人を気にかけている。夏休みに帰郷するきっかけを作った女性で、孝介の初恋の人。
公式サイトに掲載された女性キャラクター及び、立ち絵のある女性キャラクターで唯一攻略ルートがない。これは主人公の叔母=近親相姦となるため、同じく近親相姦を扱うさくやのルートに配慮した結果である[5]。ただし、フラグメントでifストーリーとして皐月との性行為のシーンが存在する。
南戸 朱音(みなと あかね)
声:芹沢せいら
春日神社で働く巫女。
年齢的に上であるため、いろはは彼女を先輩扱いをしている。猫がとても好き。
稲垣 美里(いながき みさと)
声:有栖川みや美
翔子、沙智子の担任の先生。孝介の幼馴染で、幼い頃にさくやも交えて一緒に遊んでいた。
明るくノリのいい性格で生徒からも好かれている。朱音とは年の近い独身女性という共通点があり、飲み友達になっている。
高見 沙智子(たかみ さちこ)
声:青葉りんご
村にあるタカミ商店の娘。
翔子のクラスメートだが彼女との仲は良くない様子。
昔は仲が良かった節が見られるが仲たがいした理由は不明。
皆神 さや(みながみ さや)
声:不明
孝介とさくやの母親で、皐月の年の離れた姉。
天女に体を乗っ取られたさくやが引き起こした鉄砲水から孝介とさくやをかばい、皆神家に受け継がれてきた羽衣を使い二人を治療したが自分は命を落とした。その結果二人の体内には羽衣が分散した状態で存在しており、さくやは起動と安定、孝介は終了の機能を受け継いでいる。
ゲーム開始時点ですでに故人のため回想シーンでわずかに登場する程度だが、他のキャラクター(主に妹の皐月)からはかなり愉快で豪快な性格をしていたことが語られている。
ごんた
声:なし
翔子が湖の近くでこっそり餌をあげている野生の子狐。熊退治用の罠に引っかかってしまい、後ろ脚が1本不自由。

主題歌・音楽[編集]

主題歌「夏のファンタジア」
作詞・作曲 - 瀬名 / 編曲 - 井ノ原智 / 歌 - 佐藤ひろ美
挿入歌「夏のファンタジア」アカペラver
作詞・作曲・アカペラコーラス&アレンジ - 瀬名 / 編曲 - 井ノ原智 / 歌 - 佐藤ひろ美
挿入歌「Long for・・・」
歌・作詞・作曲 - 瀬名 / 編曲 - 伊福部武史
エンディング主題歌「想いの果て」
作詞・作曲 - kala / 編曲 - 森まもる / 歌 - tohko

スタッフ[編集]

関連グッズ[編集]

  • 早期予約キャンペーン中に予約する事で書き下ろしノベル、漫画、4コマ漫画が収録された黄昏のシンセミア零巻が貰えた。
  • 初回版には特典としてイラスト、原画、ラフ絵、設定資料をまとめたWissenschaft3(冊子)とリセのプロモーションカード「さくや」が同梱されている。
  • 小説 黄昏のシンセミア~冬の木漏れ日~ 2013年7月に桜ノ杜ぶんこから発売された。ゲームでシナリオを執筆した桐月が小説を、原画を担当したオダワラハコネが挿絵を手がけている。ゲームの「シンセミア」シナリオから連なる物語であり、本編から半年後の冬を舞台としている。

脚注[編集]

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外部リンク[編集]