黄昏

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黄昏(たそがれ、たそかれ、こうこん)は、一日のうち、日没直後の暗くなった頃の時間帯である。黄昏時(たそがれどき)。黄昏る(たそがれる)という動詞形もある。

目次

[編集] 黄昏(こうこん)

「黄昏」は元来「こうこん」と音読みする漢語で、十二時辰(1日を12等分した2時間ずつ)の1つ「(いぬのこく)」の別名である。

古代定時法では20時±1時間、つまり19時から21時までにあたる。室町時代から使われた不定時法では季節により変動するが、およそ、日没後2時間±1時間後、つまり1時間後から3時間後にあたる。逢魔時とも言う。

[編集] たそがれ

「たそがれ」は元来は「黄昏」とは無関係な語である。江戸時代になるまでは「たそかれ」といい、「たそかれどき」の略である。暗くなって人の顔がわからず、「誰そ彼(誰ですかあなたは)」とたずねる頃合いという意味である。

対になる表現に夜明け前を表す「かわたれどき(彼は誰時)」があり、本来はいずれも、夜明け前・日没後の薄明帯を区別せず呼んだと推測される。

[編集] 用例

「たそかれ」という言葉は『万葉集』に

誰そ彼と われをな問ひそ 九月の 露に濡れつつ 君待つわれそ

万葉集』第10巻2240番

と登場するが、これは文字通り「誰ですかあなたは」という意味である。

平安時代には『宇津保物語』に「たそかれどき」の用例が現れ、さらに『源氏物語』に

寄りてこそ それかとも見め たそかれに ほのぼの見つる 夕顔の花

源氏物語』「夕顔光源氏

と、現在のように「たそかれ」で時間帯を表す用例が現れる。なおこの歌は、帖と登場人物の名「夕顔」の由来になった夕顔の歌への返歌である。

[編集] 比喩

比喩として、物事が衰えた末期を意味する。

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