鹿児島商船
鹿児島商船(かごしましょうせん)は、鹿児島県鹿児島市に本社を置く海運会社。鹿児島から種子島および屋久島への高速船およびフェリー航路などを運航している。いわさきグループの一員。
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[編集] 沿革
[編集] 航路
[編集] 鹿児島・指宿 - 種子島・屋久島航路
鹿児島から種子島・屋久島への航路は指定区間となっている[1]ため、高速船のほか車両航送の必要性からフェリーも就航している。
種子島航路は、提携していた九州商船が2004年12月11日をもって航路を廃止したことにより指定区間の基準を満たせない状態が続いたため、九州運輸局は2005年5月25日から事業停止命令を出した。このため同航路の高速船は同日より運休となった[2]が、2005年6月27日より自社運航によるフェリー「ぶーげんびりあ」が就航したため再び基準を満たすようになった。同年11月1日より同船に代わって「はいびすかす」が種子島・屋久島航路に就航したが、2008年12月22日より屋久島航路にフェリー「屋久島丸」が就航したことにより、「はいびすかす」は種子島航路のみに就航している。[3]
屋久島航路は、2000年より折田汽船と提携していたが、同社が競合他社のコスモライン(市丸グループ)との提携のため2005年9月をもって鹿児島商船との提携を解消した。このため同航路も指定航路の基準を満たせない状態となったが、前述の「はいびすかす」就航により基準を満たしている。[4]
- 高速船「トッピー」
ボーイング929(ジェットフォイル)による運航。5隻体勢で運航されており、1社あたりのジェットフォイル所有船舶数では日本で最大となっている。また、同一航路を運営する企業(コスモライン)の3隻を含め、日本でもっとも多くのジェットフォイルが就航する航路となっている。なお、船名はトビウオの方言から。
2009年8月28日、鹿児島商船とコスモラインは、同年10月1日から鹿児島-種子島の高速船1日各1往復を減便し、各1往復計4便で共同運航(コードシェア)を始めることを発表した[5]。
- 鹿児島港本港区南埠頭(鹿児島市) - 指宿港(指宿市) - 種子島・西之表港(西之表市)、屋久島・宮之浦港または安房港(屋久島町)
- 季節などにより便数が変わる。
- 指宿港を寄港しない便がある。また、種子島・屋久島経由の順序が変わるほか、各島への直行便もある。
- フェリー「はいびすかす」
1日1往復。
- 鹿児島港・谷山港二区(鹿児島市) - 種子島・西之表港(西之表市) - 屋久島・宮之浦港(屋久島町)
- 夕方に鹿児島港を出港、夜間に西之表港に到着したのち、翌朝に宮之浦港へ向けて出港、同港に到着ののち当日中に同じ航路を折り返す。なお、屋久島航路に別途「屋久島丸」が就航していた時期は、朝に鹿児島港を出港、昼過ぎに西之表港に入港・出港ののち、夕方に鹿児島港へ入港していた。
- 代理店は鹿商海運が担当している。
[編集] かつて運航していた航路
- フェリー「屋久島丸」
2011年1月31日にて運休。2年間の運航で航路運休となった。
- 鹿児島港本港区南埠頭(鹿児島市) - 屋久島・宮之浦港(屋久島町)
- 朝に鹿児島港を出港し、昼過ぎに宮之浦港に入港・出港ののち、夕方に鹿児島港へ入港していた。
- 旅客代理店は鹿児島商船、貨物・車両の代理店は鹿商海運が担当していた。
[編集] 山川 - 根占航路
2006年11月1日から官民共同の新枠組みによる運航がスタートした[6]。船舶は、関係する指宿市および南大隅町がフェリー「ぶーげんびりあ」を購入し岩崎グループにリース。港湾施設については、山川・根占両港にある岩崎グループ所有の土地や施設を鹿児島県が取得。岩崎側は船舶運航に専念し、両市町が発券や綱取りなどの陸上業務を担当する運航協定を結び移行した。
2009年12月7日に運航をしている岩崎グループの岩崎芳太郎社長が行政側の財政的支援がなければ2010年2月末に撤退する方針を表明。 2006年の協定締結時に想定をしていなかった、原油価格高騰、旅客数減少などにより赤字が継続していて、 会社としては協定内容の変更を申し出ていたが受け入れられていないからとした。[7] 2010年1月20日に鹿児島県庁内にて運航協定を結ぶ四者(岩崎グループ、鹿児島県、指宿市、南大隅町)は非公開協議を行い、 行政側は一年間限りの財政支援を提示したが、会社としてはドック代などの費用負担を定めた運航協定の見直しを要求し、 両者の歩み寄りは見られず、1月22日に会社側は1月26日までに回答を要求する文書を行政側に発送した。[8] 運航船舶は3月にドックを控えていて、ドックを実施せず撤退する場合、1月中に九州運輸局に路線廃止届を提出する必要があった。[9] 結局、行政は協定の見直しを拒否し、会社も単年財政支援を拒否して、会社は1月29日に運輸局に廃止届を提出し、 2010年3月からの路線運休が決定した。会社側はドックの日程が決まっていないため、 路線は運休として、理由は「船舶検査証が取得できないため」とし、休止期間も「定期検査終了まで」と決めていない。[10]。1日5便(平日は4便)を運航していた。
2010年3月からの運航休止後1年間航路は運航されていなかったが、2011年3月1日より南九船舶が「なんきゅう2」(19総トン)を使用して航路を再開した。同年夏には130総トン級のフェリーを投入して大型車の積載も可能にし8/10より新造船により定期運行を開始した[11]。
[編集] 船舶
- 高速船(ジェットフォイル)
- トッピー1 - 166t、1989年竣工、旅客定員260名。
- トッピー2 - 163t、1992年竣工、旅客定員260名。
- トッピー3 - 164t、1995年竣工、旅客定員260名。
- トッピー5 - 2007年4月16日就航。プレミアムシートを装備。
- トッピー7 - 281t、1979年竣工、旅客定員256名。旧「トッピー4」を、流木衝突事故後に改名。
- その他
- はいびすかす
- 屋久島丸
- 1982年12月竣工、2008年12月22日就航。4,011総トン[12]、全長119.0m、幅20.4m、出力13,500ps、航海速力19.8ノット(最大22.6ノット)。
- 神田造船所(川尻)建造。元「こさど丸」(佐渡汽船、3,965総トン)を改造。
- 屋久島航路に就航していたが、2011年1月末日をもって運航を終了した[13]。
- ぶーげんびりあ
- 1991年8月竣工、2005年6月27日就航。1,478総トン、全長60.0m、幅13.0m、出力2,600ps、航海速力13.2ノット(最大14.7ノット)。
- 旅客定員200名。車両積載数:乗用車12台・バス6台。神田造船所(川尻)建造。指宿市および南大隅町が所有。元「えっさ丸」(佐渡汽船)。
- 佐渡汽船から転籍後は種子島航路に就航していたが、その後山川 - 根占航路に転じ、2010年3月を以って同航路休止伴い現在係船中。
[編集] 参考文献
- 日本船舶明細書I 2008年版 - 社団法人 日本海運集会所(2007年12月30日発行)
[編集] 脚注
- ^ 離島住民からみた交通バリアフリー化に関する調査研究(2003年度 九州運輸振興センター編) - 日本財団図書館
- ^ 種子島航路の停止を命令 鹿児島商船に - 47NEWS(共同通信社、2005年4月25日)
- ^ 熊毛地域の沿革 - 鹿児島県
- ^ 鹿児島商船・屋久島航路 基準維持にフェリー投入 - 財界九州(2005年9月号) p.186
- ^ “鹿児島-種子島高速船 岩崎と市丸一部共同運航へ : 南日本新聞エリアニュース” (2009年8月1973日). 2009年9月20日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 山川~根占フェリー 3年ぶり復活 - JANJAN(2005年12月4日)
- ^ 岩崎グループ、山川・根占航路「2月撤退」 行政に財政支援促す-南日本新聞2009年12月8日付
- ^ 山川-根占航路 岩崎グループが単年財政支援を拒否[リンク切れ]-南日本新聞2010年1月21日付
- ^ 岩崎、運航協定見直し再要求 山川-根占航路[リンク切れ]-南日本新聞2010年1月23日付
- ^ 岩崎側、山川-根占航路3月休止を届け出 協定は「3月末解消」[リンク切れ]-南日本新聞2010年2月2日付
- ^ 山川-根占航路1年ぶり再開 第一便くす玉で出迎え[リンク切れ] -南日本新聞 2011年3月2日、同3日閲覧
- ^ 屋久島丸が就航 1日1往復/岩崎グループ - 南日本新聞(2008年12月23日)
- ^ 屋久島と鹿児島を結ぶ生活航路 フェリー 屋久島丸(トップページに告知あり) - 鹿児島商船(2011年2月6日閲覧)
[編集] 関連項目
- いわさきグループ各社
- 岩崎産業
- いわさきコーポレーション
- 鹿児島交通
- 鹿児島交通観光バス
- 大隅交通ネットワーク - 大隅地域のバスと鹿児島-垂水間のフェリーを運航している。
- 三州自動車
- いわさきバスネットワーク
- 種子島・屋久島交通
- その他
[編集] 外部リンク
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