鳩 (童謡)

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『鳩』(はと)は、日本童謡のひとつ。文部省唱歌。作詞、作曲ともに不詳。別名『ハトポッポ』

概要[編集]

1911年(明治44年)5月8日に文部省が発行した国定教科書『尋常小学唱歌 第一学年用』が初出。1941年の国民学校用の教科書『ウタノホン』では曲名が『ハトポッポ』に変更された。

鳩ぽっぽ』というタイトルの曲は別に東くめ作詞、瀧廉太郎作曲のものもあり、それが原曲ではないかと言う説もある[1]

原典(『尋常小学唱歌 第一学年用』)による歌詞[編集]

  1. ぽっぽっぽ、
    鳩ぽっぽ、
    豆がほしいか、
    そらやるぞ。
    みんなで仲善く
    食べに來い。
  2. ぽっぽっぽ、
    鳩ぽっぽ、
    豆はうまいか、
    食べたなら、
    一度にそろって
    飛んで行け。

1941年に『ウタノホン』において改変された歌詞[編集]

  1. ぽっぽっぽ、
    はとぽっぽ、
    豆がほしいか、
    そらやるぞ。
    みんなでいっしょに
    食べに 来い。
  2. ぽっぽっぽ、
    はとぽっぽ、
    豆はうまいか、
    食べたなら、
    みんなでなかよく
    遊ぼうよ。

関連項目[編集]

脚注[編集]