魔導物語
| 魔導物語 | |
|---|---|
| ジャンル | ダンジョンRPG |
| 発売元 | コンパイル、セガ、徳間書店インターメディア、NECアベニュー、アイキ、ジー・モード、D4エンタープライズ、コンパイルハート |
| 1作目 | 魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE (1989年12月10日) |
| 最新作 | 〜聖魔導物語〜 (2013年3月28日) |
| スピンオフ作品 | ぷよぷよ |
『魔導物語』(まどうものがたり)は、株式会社コンパイルの3Dダンジョン型ロールプレイングゲームのシリーズ。一般的には落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズのルーツとして知られている。
2003年にコンパイルが解散した際に、『ぷよぷよ』関連を除く本作の著作権が有限会社アイキに継承され[1] 、さらに2007年には株式会社D4エンタープライズに引き継がれた。また、2010年にはコンパイルハートがD4エンタープライズより家庭用ゲームソフトの営業権(開発・販売)を取得している(ライセンシー契約)[2][3]。
概要[編集]
コンパイル発売のMSX2用ディスクマガジン『ディスクステーション SPECIAL クリスマス号 (#SP5)』(1989年12月10日発売)に収録された『魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE』を元祖とし[4]、さらにそれを発展させた『魔導物語1-2-3』(まどうものがたり いっちょうめにばんちさんごう[5][6]、1990年6月15日発売)を根幹とし、リメイク作品を含む様々なシリーズを重ねた。
コンパイルが経営破綻した1998年以降、本シリーズの派生作品であった『ぷよぷよ』シリーズの知的財産権がセガに譲渡された際に、アルルを始めとする本シリーズの多くのキャラクターの著作権がセガの管理下となり、一方で『ぷよぷよ』シリーズに登場しなかったその他のキャラクターと『魔導物語』シリーズのタイトル自体の著作権は2007年以降はD4エンタープライズが所有し、かつ2010年以降はコンパイルハートがD4エンタープライズの許諾の下で家庭用ゲームソフトの営業権(開発・販売)を持つ状態で、版権元が作品とキャラクターで2つに分断されており、処理がややこしくなっている。
なお、版権元が分断されてはいるが、過去に『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』などがアイキよりダウンロード販売されていたり、『MSXマガジン永久保存版2』に『魔導物語1-2-3』がそのまま収録、またセガからも携帯電話アプリとして『魔導物語』シリーズが移植されるなど、完全に移植・リメイクが不可能と言うわけではない。これらの移植作品は、いずれも「© D4 Enterprise, Inc.」および「© SEGA」のコピーライトが併記されている。
セガが著作権を持つキャラクターを使用しない作品も作られており、2007年にはD4エンタープライズの運営するサイト「コンパイルステーション」にてキャラクターを一新したウェブコミック『魔導物語』が連載開始、2013年にはコンパイルハートが同様にキャラクターを一新した新作『〜聖魔導物語〜』を発売する。
設定[編集]
ほとんどの作品で魔導師の女の子アルル・ナジャ(ただし、初期作品では名前がなかった)が主人公を務めているが、一部他のキャラクターが主役の作品も存在する。
キャラクターとして、主にヨーロッパの伝承から非常に多くの種類のモンスターを可愛らしくアレンジさせたりなどして(『PC-9801版 魔導物語1-2-3』のみ、逆に全てをリアルにさせて)登場させている。
本シリーズ『魔導物語』の派生作品である落ち物パズルゲーム『ぷよぷよ』は同社の代表作となったが、『魔導物語』より『ぷよぷよ』の方が圧倒的に知名度が高くなってしまった結果、『ぷよぷよ』自体が魔導物語シリーズに影響を与えることもあった。[7][8][9]『MSX2版 魔導物語1-2-3』をよりおどろおどろしくコミカルにリメイクしたのが『PC-9801版 魔導物語1-2-3』であるが、『初代ぷよぷよ』発売後は『MSX2版 魔導物語1-2-3』をより人間味あってファンタジックにした魔導物語が主流となる。なお、魔導物語シリーズには正伝と外伝が(一応)存在していたが、『コンパイルクラブ』と『DiscStation』では報じられたものの、それ以外には正伝と外伝の違いが語られることはなかったため、ユーザには単に『魔導物語シリーズ』として受け入れられることになる。この正伝と外伝の区別は社内でもキッチリ決まっているものではなく、DSやコンクラに書かれていた区別が新しい号で書き換わっていたりと曖昧で信用できない。[10][11][12]『魔導物語A・R・S』脚本担当のうゑみぞは魔導物語外伝と命名するつもりだったが、正伝にしたい社長と揉めて折衷案でA・R・Sとし、その後に変更して正解だったと語っている。[13]魔導物語には複数の作品があり、同タイトル作品などでの矛盾やキャラクターの言動の違いなどから、パラレルワールドといえる作品も存在する。[14]『す〜ぱ〜ぷよぷよ通』の取扱説明書での主人公アルルの紹介欄には「ゲームによって、微妙に違う人生を送っている」とも書かれている[15]。『MSX版の1-2-3』『PC98版のA・R・S』『はちゃめちゃ期末試験』『魔導師の塔』などの一部を除くPCでプレイできる魔導物語シリーズ、コンパイル製作の初回発売のぷよぷよシリーズ、コンパイル後期のディスクステーションの魔導物語の世界を舞台としたゲームでは比較的矛盾や設定の違いが少ない。新作と以前の作品とで設定に細かな変更点があることもある(アルルのバストサイズ・体重など)。
『真・魔導物語』設定[編集]
後に、コンパイル内で今までの『魔導物語』シリーズの世界観と設定を再構築し、正伝と外伝の間にある矛盾点を解消して同じ時間軸・同じ世界での統一設定を作ろうという動きが起こった。この新たな世界観では、『ぷよぷよ』の舞台となる世界は『魔導物語』の終末から1000年後とされ、それぞれの作品のキャラクターは同じ名前と姿を持った別人(世界はある理由から一度滅んでおり、後にサタンの手で再生されたことになっている)とされた。また、それまで作品によってバラバラだったキャラクターの設定も細かく定められていた。
当初、この設定はセガサターン版『魔導物語』のシナリオとして採用する予定で作られていたが、コンパイルの破産などのゴタゴタにより没となってしまった。そのため、この設定は『ぷよぷよ外伝 ぷよウォーズ』など一部の作品や小説『真・魔導物語』シリーズを除いてほとんど反映されず、ファンブックに収録された年表などで補完されるにとどまっている。これらのことから、この設定は小説版のタイトルより『真・魔導物語』設定と呼ばれている。このときのディレクターである織田健司自ら「これは僕の頭の中だけで描いている魔導物語」と記述しており[16][17](設定に対する批判の声が多かったのも一因とされている)、『真・魔導物語』設定が魔導物語の正式な統一設定となることはなかった。
ゲームシステム[編集]
セガサターン版『魔導物語』(以下『セガサターン版』)及び『〜聖魔導物語〜』はシステムが大幅に異なるので、ここでは『セガサターン版』『〜聖魔導物語〜』以外の作品に関して説明する。
主人公はパーティーを組むことなく、一人だけでダンジョンを冒険する。冒険の目的は、試験や遭難からの脱出、趣味などである。ほとんどの作品は3Dダンジョン探索型のRPGになっており、主人公が移動する空間は最初から最後までダンジョンで占められており、買い物もダンジョン内で行う。ただし、『はなまる大幼稚園児』と『セガサターン版』のみ2Dフィールド型で、町などが存在する。
現在では当たり前の機能だがオートマッピング機能が搭載されている。通過した地点からダンジョンの地図が自動的に描き上げられ、更に現在位置と方角も確認できるので、3Dダンジョン初心者でも比較的とっつきやすい。ただし、2Dフィールド型の2作品と最初の作品であるMSX・ディスクステーション版『魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE』(以下『MSX-DS版』)には搭載されていない。しかし、『MSX-DS版』もマッピング不要とは謳っていた。基本的に1フロアが8×8マス、最後の2フロアだけ16×16マスという狭いダンジョンだったが、このゲームには真上に移動する魔法があり、上下のつながりを理解したうえでこの魔法を使わないと入手できないアイテムもあるので、マッピングをしたほうが無難である。
この他、シリーズに共通する特徴として、以下の要素が存在する(一部の作品を除く)。
- ファジーパラメーター
- 自他のパラメータを数値ではなく、文章で表示する。
- マジカルボイス
- キャラクターが戦闘時等に音声でしゃべる。現在は当たり前だが、当時はかなり斬新だった。特にMSXでは、PSG音源で音声を再生させていた。
戦闘[編集]
主人公と敵との1対1の戦いになる。主人公か敵のどちらかが逃げ出すか、体力(いわゆるヒットポイント)が無くなるまで戦闘を続けるのが基本だが、敵によってはアイテムを差し出して許しを請うことがある。
主人公は魔法(または技)を用いて戦い、炎の魔法(ファイヤー、ホットなど)と氷の魔法(アイスストーム、コールドなど)で攻撃を行なう(後期作品では更に雷の魔法(ライトニング、サンダーなど)も使える)。これらの属性魔法は基本的な魔法なので、魔導力(いわゆるマジックポイント)を消費せずに使える。それ以外の大半の魔法は上級魔法ということで、使うと魔導力を消費する。
ダメージ量や残り体力・魔導力は数値では表示されずに、「痛さの余り転げまわった」「痛さのホームラン」「げげげ、内蔵吐いちゃうよ」「もう フ〜ラフラ!」「ヨロレイヒー 元気ー」「もうだめ。ぼくはこのまま死んでしまうのかな」「魔導力 そろそろ危ない」「魔導力 蚊の涙ほど回復」といった文章や表情、音楽で表示される。このシステムをファジーパラメーターシステムといい、『ぷよぷよ』シリーズにおいても、おじゃまぷよの予告量が数字ではなく予告ぷよという形で表示される、ピンチになると表情や音楽が変わる、といった形で採用されている。
また、敵ごとに弱点が設定されているので、炎と氷のどちらに弱いかを見抜くことが勝利への早道となる。炎を吐くモンスターや氷の精霊ならば弱点は容易に想像できるが、同名モンスターでも作品によって弱点が異なる場合がある。結果として「ノーリスクで魔法が使え、常に敵の相性を考えねばならない」という特徴をもっている。
主人公や敵が攻撃をするときやダメージを受けたときにはサンプリングボイスが再生される場合がある。当時としてはこれは珍しく、初期の作品ではマジカルボイスRPGと呼んでいた。これもアーケード版以降の『ぷよぷよ』シリーズにおいても採用されている。ただしアーケード版の『ぷよぷよ』が登場した頃は格闘ゲームの全盛期であり、徐々に当たり前になりつつあった。
また、ダイアキュートと呼ばれる次の魔法の効果を増強する魔法を使った場合は、次の魔法の詠唱をするときに頭の部分だけ二回ずつ(作品によっては一回)ダブるという演出がなされる(例:ダイアキュート→ファファ・ファイアー、ダイアキュート→ダダ・ダイアキュート→ファファファファ・ファイアー)。『わくわくぷよぷよダンジョン』や『セガサターン版』以降では単に戦闘中での攻撃力上昇の魔法となり、この演出も無くなってしまった。その後『魔導物語』自体続編が作られなくなり久しかったが、セガ製作の『ぷよぷよフィーバー』においてこの演出が再登場した。
成長システム[編集]
戦闘に勝利すると他のRPG同様経験値が手に入るが、経験値もまた数値では表示されない。画面の外周にちりばめられた宝石が光るという形で経験値量を表している。この宝石を経験球(けいけんだま、経験玉と表記する作品も)といい、全ての経験球が光るとレベルが1上がり、同時に体力と魔導力も全て回復し、経験球は再度輝きを失う。得られる経験値は主人公と敵とのレベル差によって決まり、主人公のレベルが上がると弱い敵を倒しても経験値が全く入らないか、入ったとしても極僅かある。この経験球システムは『なぞぷよ』シリーズにも採用されている。唯一の例外が『炎の卒園児』であり、伸びたリボンの長さで経験値の量を判断できる。
買い物[編集]
前述の通り主人公はダンジョンの外で冒険をすることは一切無いので、買い物はダンジョンの中で店を開いている魔物商人と行う。誰も寄り付かないようなダンジョンの奥深くでも店を開いており、人間から迫害され逃れてきた魔物たちが住む森の中でも、人間である主人公との売買に応じてくれる。
『はなまる大幼稚園児』では人間の住む町があり、そこで買い物を行う。しかし、人間の住む町にもかかわらず、店員は魔物商人である。なお、『セガサターン版』では大きめの町では人間が店舗を開いており、魔物商人は小さな村で露天商を営んでいるか、大きめの町を行商している。
ゲーム作品一覧[編集]
シリーズを大きく分けると『魔導物語1-2-3』系統とそれ以外に分けられる。ただし、同系統の作品でも機種によってストーリー内容が変化している。
- 魔導物語1-2-3
- 主人公の女の子(アルル・ナジャ)が、幼少期に卒園試験に挑む「エピソード1」と、16歳に成長して旅をしている最中に事件に巻き込まれる「エピソード2」および「エピソード3」で構成されたタイトル。
- 1-2-3(3エピソード同時収録)
- エピソード1
- 魔導物語I 3つの魔導球(ゲームギア):1993年12月3日発売 - 2008年には携帯電話アプリに移植された。
- 魔導物語 はなまる大幼稚園児(スーパーファミコン): 1996年1月12日発売 - 2Dマップを採用。卒園試験を受けるまでの前日談がメインのため、他機種のエピソード1とは大幅に内容が異なる作品。
- 魔導物語I(メガドライブ):1996年3月22日発売
- 魔導物語I 炎の卒園児(PCエンジン):1996年12月13日発売
- エピソード2
- 魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE(MSX2):1989年12月10日発売『ディスクステーション SPECIAL クリスマス号 (#SP5)』に収録 - MSX2版『1-2-3』のエピソード2の元になった、プロトタイプ的な作品。
- 魔導物語II アルル16歳(ゲームギア):1994年5月20日発売 - 2008年には携帯電話アプリに移植された。
- エピソード3
- 魔導物語III 究極女王様(ゲームギア):1994年12月30日発売 - MSX2/PC-98版『1-2-3』とは全く異なるストーリー。 2009年には携帯電話アプリに移植された。
- その他の作品
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- 魔導物語A・R・S(PC-98):1993年12月10日発売 - アルル、ルルー、シェゾの3名を主人公にした3本のストーリー。
- 魔導物語A ドキドキばけ〜しょん(ゲームギア):1995年11月24日発売 - PC-98版『A・R・S』のアルル編とは全く異なるストーリー。
- 魔導物語 道草異聞(PC-98):1994年7月15日発売『ディスクステーション Vol.3』に収録
- 魔導物語 はちゃめちゃ期末試験(Windows95):1996年9月6日発売『ディスクステーション Vol.12』に収録
- 魔導物語 魔導師の塔(Windows95):1997年9月6日発売『ディスクステーション Vol.16』に収録
- 魔導物語(セガサターン):1998年7月23日発売 - 2Dマップを採用。サブタイトルはないが独自のストーリー。
- 魔導物語(iアプリ):2005年12月14日配信開始 - サブタイトルはないが独自のストーリー。2006年6月に配信終了。
- 〜聖魔導物語〜(PlayStation Vita):2013年3月28日発売 - コンパイルハート発売。キャラクターを一新した作品。
- 魔導物語A・R・S(PC-98):1993年12月10日発売 - アルル、ルルー、シェゾの3名を主人公にした3本のストーリー。
- 日本未発売
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- 魔導傳記 엘리시온의 비밀(Windows95):韓国にて、1998年発売『디스크 스테이션 (Disc Station) Vol.5』に収録
以下、発売年月日順に解説する。
魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE[編集]
1989年12月10日発売のMSX2版「ディスクステーション」SPECIALクリスマス号 (#SP5) に収録されたゲーム。ゲーム中のタイトル画面の表記は単に『魔導物語』のみであり、通称『MSX-DS魔導』、または単に『DS魔導』と呼ばれる。後の『魔導物語1-2-3』の元となる作品である。
- ストーリー
- 魔導師を目指す16歳の女の子が、格好はいいが目つきがおかしい、変態の目をした魔導師のお兄さんに捕まってしまう。女の子は見張りの魔物を色気で騙して脱出を試みる。その途中で彼女は、鳥型の魔物商人ミイルと「ライラ遺跡に眠っている宝石を探してくれたらウラヌススタッフという杖と交換する」という商談を結ぶ。無事脱出に成功した女の子はライラ遺跡へと向かったのだった。
この作品は次節で述べる『魔導物語1-2-3 MSX版 for Windows』にて、同作と併せて限定復刻された。
MSX2版 魔導物語1-2-3[編集]
MSX-DS版『魔導物語』の人気を受け単体で製品化。1990年6月15日発売。通称『MSX魔導』、または『MSX-DS版』と区別をする為に『MSX1-2-3』と呼ばれる。タイトルの通り、1、2、3の3つのエピソードから成り立っている。エピソード2は『MSX-DS版』の改良版という印象が強い。
- エピソード1
- 女の子が6歳のとき、魔導幼稚園の卒園試験に挑むことになる。ところが、卒園試験を受けることの出来る優秀な生徒は、今年は彼女一人だけ。幼稚園の敷地内にある塔。この塔で『魔導球』を3つ探し、脱出できれば合格である。凛と勇気を奮い立たせ、彼女は塔の中へと入っていく。
- エピソード2
- 『MSX-DS版』とほぼ同内容。
- エピソード3
- カーバンクルを旅の仲間に加えた女の子だが、突然、道ですれ違った色っぽい女性が声を上げた。女性はカーバンクルを見るや、「サタン様と結婚したのね」と怒り心頭に発し、遂には牛頭の魔物(ミノタウロス)を呼び出した。たまらず逃げ出した女の子は、気が付くと生きて出たものは誰も居ないという、迷いの森に迷い込んでしまっていた。
エピソード1の終盤には、塔から脱出したと思いきや、それはイリュージョンで、まだ試験は続いていたというイベントがある。また、この作品の取扱説明書で、エピソード2冒頭に登場する魔導師にシェゾ・ウィグイイという名前がつき、「神を汚す華やかなる者」という意味があると語られた。ゲーム中では単にシェゾである。
アルルの幼稚園時代を描いたエピソード1は、後に「『魔導物語』の1作目」扱いとして単体で何度もリメイクされることになる。
また、2003年12月3日発売の『MSXマガジン永久保存版2』にこの作品がMSX2の公式エミュレータとともに収録されており、WindowsXPでこの作品を遊ぶことができる。
2008年9月1日には、「魔導物語復刻プロジェクト」の第2弾として、MSX版『1-2-3』と元祖『DS魔導』を復刻した『魔導物語1-2-3 MSX版 for Windows』が2000本限定生産でD4エンタープライズより発売された。なお、本作は一般発売に先駆けて、2008年8月に開催されたコミックマーケットでも販売されていた。
PC-9801版 魔導物語1-2-3[編集]
『1-2-3』をPC-9801に移植したもの。1991年11月23日発売。通称『98魔導』。グラフィックがリアル志向であるのが最大の特徴。それにより、エピソード1のイリュージョンはより迫力が増した。『ぷよぷよ』の攻略本などで『魔導物語』が紹介された際には、この作品が紹介されることが多かった。
「○○が現れた」という判を押したようなメッセージを廃止。「ぷよぷよ上から落ちてきた」「ウィッチのおでまし」「ケリをみまった」「舌がムチのように伸びる」「心臓凍結」「かき消える」など、敵キャラごとに登場・攻撃・退場メッセージが異なるようになった。ほかにも、強力だが命中率の低い攻撃呪文「ジュゲム」、装備するとぺらぺら喋って持ち主の意思とは勝手に行動する杖「魔導杖」が初登場。
この作品から主人公の女の子にアルル・ナジャという名前が設定された。また、エピソード2冒頭に登場する魔導師の名前がシェゾ・ウィグィィ(後半のィが小文字)に変更された。ゲーム中ではシェゾのまま。 本作でリアルな敵キャラクターが『魔導物語』のイメージに合わないという手紙が多々届いたため『ARS』よりデフォルメされた可愛いキャラクターに戻された。[18]
魔導物語I 3つの魔導球[編集]
『1-2-3』のエピソード1をゲームギアに移植した作品。1993年12月3日発売。コンパイルが開発し、セガから販売された。通称『GG魔導I』または『GG-I』。パズルゲーム『ぷよぷよ』の人気を受けて作られた初の『魔導物語』といえるが、企画自体は『ぷよぷよ』がアーケードゲームとして稼動するより前からあった。まだこの時点では『ぷよぷよ』の影響は薄く、魔物としてのぷよぷよが全部で5色登場し、前述のように4匹集まると星になって消えてしまうことぐらいである。本来はアルルが6歳の時点ではオワニモが開放されていないので、消えないはずなのだが、これ以降のリメイク作品にも見られる演出である。
攻撃魔法が移動中でも使え、これを使った謎解きが存在する。アイテムや魔法がアイコンで表示される。など以後の『魔導物語』シリーズでも用いられるシステムがこの作品から登場した。尚、ゲームギア版のシリーズには「ジュゲム」の魔法は登場しないが、何が起こるか使うまで分からない「るいぱんこ」(逆から読むとコンパイル)の魔法が登場する。
1エピソード単品で商品化したため、フロアの数は『1-2-3』のエピソード1の約1.5倍になった。しかし魔法の数は少なくなってしまったので、不採用になった魔法と同等の効果を持つアイテムで代替された。また、ゲームギア版オリジナルキャラクターとしてライバルの男の子カミュが登場。
2008年8月1日には、セガの携帯電話向けサイト「★ぷよぷよ! セガ」にて、本作GG版のiアプリ移植版が配信開始された。「魔物図鑑」などの新要素が追加されているが、敵キャラクターの音声は省略されている。2009年2月2日からはS!アプリ版、同年7月2日からはEZアプリ(BREW)版の配信も開始。
- ストーリー
- ある日アルルは見知らぬ建物の中で、ニワトリの魔物に石にされてしまうという夢を見てしまう。翌朝は幼稚園の卒園試験。試験を受けられるのは一人だけと聞かされていたが、塔の中にもう一人園児がいた。カミュと名乗ったこの少年は、先に塔を脱出したものが試験に合格できるとアルルにライバル宣言をしていった。突然のライバル登場にやる気を出すアルルであった。
魔導物語A・R・S[編集]
1993年12月10日にPC-9801用ソフトとして発売された。『1-2-3』同様エピソード構成で、『A・R・S』は、各エピソードの主人公であるアルル(Arle)、ルルー(Rurue(現在の表記はRulue))、シェゾ(She-zo(現在の表記はSchezo))の頭文字を意味する。[19]3人の『1-2-3』以前の物語である。3エピソードとも脱出が目的になっている。製作者は『A・R・S』は「あーす」と読むとしていたが[20]、晩期のコンパイルのSS魔導物語プロモーションムービーでは「えー・あーる・えす」と呼ばれていた。[21]
- アルル編
- 来春から魔導幼稚園に通うことになる、4歳のアルルは、森の向こうに住んでいる祖母のもとへ、初めて一人で行くことになった。ところが、森の中から現れた不思議な生き物を追いかけているうちに、森の奥へと迷い込んでしまった。
- ルルー編
- 16歳のルルーは、ある日目が覚めると見知らぬ屋敷に居た。部屋からは出ても、出口には鍵が掛かっていて開かない。風の精の噂によると、この屋敷の主人は今までに何人か女性を誘拐しているらしい。
- シェゾ編
- 14歳の学生であったシェゾは、修学旅行で遺跡見学をしていると、鏡から自分の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。その鏡に触れると、シェゾは鏡に吸い込まれてしまい地下迷宮へと落ちてしまった。
『1-2-3』ではミノタウロスを呪文で召喚していたルルーだったが、この作品ではルルーは魔法が使えないが格闘の使い手という設定になった。またアルルとシェゾも、両者では使用する魔法が若干異なる。もっとも、実際は名称が異なるだけで、魔法・技の効果は一部使用できないものを除き3人とも共通である。
本作では、以前のように「○○が現れた」「倒れた」という安直なメッセージに戻ってしまっている。メッセージに誤字も多い。
魔導物語II アルル16歳[編集]
『1-2-3』のエピソード2をゲームギアでリメイクした作品。1994年5月20日発売。コンパイルが開発し、セガから販売された。『ぷよぷよ』の人気による大きな変更点は、序盤のやられ役だったシェゾが終盤までアルルを追いまわすことと、足跡を残していただけだったルルーが(姿は現さないが)アルルと同時にダンジョンを探索していることが挙げられる。一方、魔力を吸い取られミイラ化した死体、最終フロアのハーレム、后となる女性の魂だけあれば良いとするサタンなど、おどろおどろしい一面もまだ残っている。
2008年10月30日には、『魔導物語I』の移植に引き続いて、セガより本作GG版のiアプリ移植版が配信開始された。iアプリ版『魔導物語I』と同様に、新要素が追加されている。2009年6月17日からはS!アプリ版、同年8月27日からはEZアプリ(BREW)版の配信も開始。
魔導物語 道草異聞[編集]
1994年7月15日発売のBOOKタイプ「ディスクステーション」3号に収録される形で発表された。PC-9801用のゲームソフト。ゲームシステムなどは『A・R・S』のものを流用している。なお、3号に収録されたものには一部不具合があり、正常にプレイするためには4号付属の「バグの館(修正パッチ)」によるバグフィックスが必要。
- ストーリー
- 今日は天気も良くてとっても気持ちいい。こんな日は……ダンジョン探索に絶好の日である。そういった訳で、アルルとカーバンクルはダンジョンへと入っていった。
『ぷよぷよ』の前日談の話であり、なぜぷよが4つくっつくと消滅するのか語られる。これ以前の『魔導物語』『ぷよぷよ』シリーズにはゲーム内でこの説明が一切無く、一部機種の『ぷよぷよ』の取扱説明書などに書かれた設定で「時の女神」と「禁呪オワニモ」について触れられるのみであった。
このように、『魔導物語』シリーズと『ぷよぷよ』のストーリーをつなぐというコンセプトの作品なのだが、両者をつなぐとしては若干矛盾点もあるシナリオである。[22][23]『真・魔導物語』設定では『ぷよぷよ』時代のアルルの物語と位置づけられているが、正式な設定ではない。
魔導物語III 究極女王様[編集]
1994年12月30日に発売されたゲームギア用ソフト。コンパイルが開発し、セガから販売された。『魔導物語II アルル16歳』の続編であるが、『1-2-3』のエピソード3とは全く異なるストーリーである。前作のプランナーやデザイナーがメガドライブ版『魔導物語I』の開発に携わることになったため、本作では担当者が変更されており、おどろおどろとした一面は全く無くなり、ドタバタ劇のようになっている。
2009年2月13日には、セガより本作GG版『魔導物語III』のiアプリ移植版が配信開始された。敵のエンカウント方式が変更され、それに伴いアイテムの「ひかるつくし」が登場しない。2009年10月1日からはS!アプリ版、同年10月15日からはEZアプリ(BREW)版の配信も開始。
- ストーリー
- カーバンクルを旅の仲間に加えたアルルだが、ルルーと名乗る女性が行く手を阻み、牛頭の魔物ミノタウロスをアルルに嗾けてきた。慌てて逃げるアルルは逃げる途中で落とし穴に落ちてしまう。どうやらルルーの罠に掛かってしまったようだ。
- 穴の先にはカエルがいた。カエル達の話によると、ここはミノタウロスの迷宮で、自分達は小さいので魔物達に襲われることが無いので、ここに住んでいるのだという。カエルの王に謁見したアルルは、自分がカーバンクルを連れていたので究極女王様だと認められ、スーパー魔導スーツを渡される。
魔導物語A ドキドキばけ〜しょん[編集]
1995年11月24日に発売されたゲームギア用ソフト。開発・販売ともにコンパイル。スタッフは『魔導物語III 究極女王様』と同じで、ストーリーのノリも同様。パソコン版『A・R・S』とは異なるストーリーであることも同様。コンパイル社内での略称は『ドキばけ』であった。
- ストーリー
- 7月22日、4歳の誕生日と同時に魔導幼稚園の夏休みを迎えたアルルは、森の向こうに住んでいる祖母のもとへ、一人で行くことにした。森に住む妖精さんとは友達なので、道に迷っても大丈夫。ところが、建設会社がレジャーランドを造る為に森を切り開こうとしていた。アルルは森を守る為、建設会社と戦うことを決意した。
魔導物語 はなまる大幼稚園児[編集]
1996年1月12日に発売されたスーパーファミコン用ソフト。コンパイルが開発し、徳間書店インターメディアから販売された。タイトルのとおり幼稚園時代のアルルが卒園試験に挑むまでの話。通称『はなまる』または『魔導はなまる』。ファジーパラメータなどのシステムは受け継がれたものの、3Dダンジョンではなく2Dフィールド型になった。キャッチコピーは「ぷよぷよRPG」。そのためかこのゲームでは戦闘前に『ぷよぷよ』でおなじみの漫才デモが流れる。
ゲーム雑誌「ファミリーコンピュータMagazine」では、はなまるカードが配布され、本ゲームの初回生産分にのみ付属していたNo.22を含めた、全22種を集めるとテレホンカードが貰えるというキャンペーンを行うなど、かなりプロモーションに力を入れていた。
- ストーリー
- 魔導幼稚園の卒園試験の時期が近づいてきた。しかし、卒園試験を受ける為には認定証が必要である。アルルは認定証を探すために山や谷、森や地下水脈を奔走する。
エピソード1の前日談的な内容。認定証を見つけることが話の中心であり、その後はエピソード1同様ラストダンジョンである塔の中で3つの魔導球を探すのだが、他機種よりも塔内での冒険は大幅に簡略化されてある。終盤のイリュージョンイベントはない。また、本作品のアルルの年齢を5歳と報じた雑誌があったが、別の雑誌では6歳と報じられている[24]。
なお、本作品においては、コンパイルと徳間書店インターメディアの間の連携が全く取れていないと思われる誤字・誤植が多数散見している。例えば、サタンの年齢も本来なら10万14または15歳であると思われるが、ゲーム中ではサタンに関するクイズに正解するための情報として「私も今年で100000と… …14さいになった(10万14歳)」というメッセージがあるが、そのクイズでは100000014(1億14歳)が正解になっていたり(10万14歳の選択肢がない)、販促活動の一環として徳間書店インターメディアが制作したカードでは、アルルの血液型をAB型としているなどが挙げられる(『魔導物語』シリーズでは、キャラクターの血液型は一切設定されていない)ほか、問題は版権の管理にも及び、本作品のオリジナルキャラクターであるデビル君や園長先生等は、以降コンパイル側で使用できなくなってしまった。
当時のディスクステーションやコンパイルクラブにはオープニングデモの一部が載せられていたが、何らかの理由で没になったようで、製品版には採用されていない。また、当時紹介されていた全体マップも製品版とはだいぶ異なる。没となったオープニングストーリーは、「魔導村で唯一自分のファンクラブに入らなかった、後にアルルの母親になる女性を逆恨みしたサタンが、7年後に暗躍する」といったものであった。
コンパイルクラブでは仕様書の一部も公開されたことがあるが、これもサタンの別荘でのイベントが製品版と異なる。製品版では、サタンの別荘にはサタンと彼に捕まったデビルがいて、アルルはサタンと友好的に出会い、デビルが隙を見て脱獄、カーバンクルはここでのイベントは無関係と、3名が完全に独立している。仕様書の内容によると当初の予定では、サタンの態度がカーバンクルと既に出会っているかどうかで変化し、状況次第ではデビルがアルルの助太刀に入るといったものだったようだ。[要出典]本筋は「Aで出会っていたアルルとカーバンクルがIIで再会する」というシナリオだが、6歳のアルルとカーバンクルの再会があるのはこの作品だけである。
ただし、公開された仕様書には敵の名前を記されていたが、ここにサタンの名前は無く、製品版でもラスボスであった敵がラスボスだと明記されていたことから、直接サタンと戦闘になるという予定は無かったようである。
魔導物語I[編集]
『1-2-3』のエピソード1をメガドライブに移植した作品。1996年3月22日発売。開発・販売ともにコンパイル。ただし、内容的にはゲームギア版『I』の再リメイクに近い。通称『MD魔導』。魔法を使う際には従来のコマンド選択方式ではなくリアルタイムに特定のコマンドを入力する方式[25]に変わっている。また今までのエピソード1では「塔の脱出」が卒業条件だったが、今回は「塔を脱出するまでに課題をいくつクリアできるか」に変わっており、塔を脱出したものの不合格になるというパターンもありうる。 魔物を仲間にして戦わせるアミーゴカプセルという独自のシステムを実装。
- ストーリー
- 今日は魔導幼稚園の筆記試験。この試験に合格したものだけが魔導の塔での卒園試験に進むことが出来る。しかしアルルはさっぱり分からず、居眠りをしていた上に鉛筆を転がして回答していた。ところがどうしたことか、筆記試験に合格したのはアルルだけ。先生に魔導スーツを着けてもらい、アルルは塔へと入っていた。塔の中でアルルは2年前に卒園したカミュ先輩に出会った。この試験の審判を勤めているのだという。そしてもう一人、アルルのクラスメイトであるラーラが塔の壁を破って現れた。風邪で筆記試験を欠席した彼女には、アルルが卒園試験に進んだのが許せず、妨害に来たのだった。しかし、憧れのカミュ先輩を目にすると妨害を止めて彼を追いかけていってしまったので、アルルは試験を続けることにした。
ゲームギア版で登場したカミュが再登場。ただし今回はライバルではなく、アルルより2歳年上の先輩という設定になった。本作の目的は魔導球を見つけることではなく、塔に仕掛けられた100問のテストを解き、80点以上を取ることである。終盤のイリュージョンイベントはない。また、本作品の園長先生は老婆であり、『魔導物語 はなまる大幼稚園児』に登場する若い男性の園長先生とは全く別人になっている。
メガドライブ最後のカートリッジソフトだったため店頭には殆ど並ばず、コンパイル直販の通信販売が主となり、市場では長らく高値で取引されていたが、コンパイルが『ぷよぷよ』シリーズの販売を終了した前後に在庫が大量に流出、価格が暴落した。一度は発売中止が発表されたものの、発売を期待する声が多く寄せられ発売に至った。
魔導物語 はちゃめちゃ期末試験[編集]
1996年9月6日発売のBOOKタイプ「ディスクステーション」12号収録のゲーム。この号から、ディスクステーションはWindows95用となった。スタッフが用いた略称である『はめきん』が通称。
堕王健司(織田健司)がシナリオを担当。アルルの通う魔導学校の期末試験を受けるという内容だが、後半からシリアスな展開になる。前作と比べてアルルやルルーの会話の描写が多くあり、アルルの心境がよく分かる。
ストーリー上では『魔導物語3』の続編の物語。ディスクステーション12号P45のインタビューで織田健司はストーリー的に『魔導物語3』からの続編ではあるが、『魔導物語4』ではなくあくまで外伝としている。[26]
- ストーリー
- アルルはカーバンクル、ルルー、ミノタウロスと共に魔導学校にたどり着いた。魔導学校の「マスクド校長先生」は変わったことが大好きで生徒はいつも振り回されっぱなし。そして今日も唐突に期末試験が始まった。期末試験の内容は、彼が作ったダンジョンの早抜けである。
本作はマウス専用ゲームであり、キーボードだけではダンジョン内を移動することしか出来ない。
2004年6月18日にはアイキの配信サイト「あいき ゲーム横丁」にてセガの許諾の下でダウンロード販売も開始されたが、サービス終了に伴い配信を停止し、後に同サイトの内容を引き継いだD4エンタープライズの「コンパイルステーション」においても、当時の配信ソフトのうち本作と『魔導対戦はさむんちょ』は配信されていない。
魔導物語I 炎の卒園児[編集]
1996年12月13日にPCエンジン用にアーケードカード専用CD-ROMとしてNECアベニューから開発・販売された、『1-2-3』のエピソード1を移植した作品。通称『PCE魔導』。
ハード末期に発売された上に、コンパイルは一切開発に携わっていないので直販の通信販売でも扱われることが無く、メガドライブ版以上に稀少。現在でも高値で取引されている。本作の開発はゲームギア版『II』のころから始まっており、当初はエピソード2と3も続編として移植する予定であった。
一部のイベントでセリフに声が付くほか、本作オリジナルの魔物やアイテムが数多く登場し、それらの多くはPC Engine FANから読者応募されたものである。これらのイベントやキャラクターの中には世界観から少々ずれているものもあるが、終盤のイリュージョンイベントは踏襲されていて、ゲーム設定に見合わない程の迫力がある。最大の欠点は、フロアを移動したときの読み込み時間が長過ぎること。 本作品は他の魔導物語Ⅰと違い、強さのみでなく優しさが一定以上でないと先に進めないギミックがある。(優しさは赤い魔導球の輝きで表示され、魔物との会話により変動する)
魔導物語 魔導師の塔[編集]
1997年9月6日発売のBOOKタイプ「ディスクステーション」16号収録のゲーム。システムは『はめきん』と同じだが、キーボードにも対応している。
時系列は『はめきん』の前後だが、シェゾが主人公の外伝的な物語。[27]元々は一介の魔物、即ち個人名ではなく種族名であったウィッチが、一個人として祖母と共に出演、主要人物の扱いになっている。これは本作品が当初は彼女を主役として製作された名残である。[要出典]
- ストーリー
- 他人の魔導力を吸収することで自らの力を高めている魔導師シェゾ。50年前に隕石の落下を防いだ魔女ウィッシュの存在を文献を読んで知った彼は、ウィッシュの魔導力を吸収するために彼女がいるという塔へと向かった。
本作はダイアキュートを使った場合は、次の魔法の詠唱をするときに頭の部分だけでなく台詞全体がダブる(エコーがかかる)。
魔導傳記 엘리시온의 비밀[編集]
1998年発売の韓国版「디스크 스테이션 (Disc Station)」5号に収録されたオリジナル作品で、日本未発売の『魔導物語』。タイトルを直訳すると『魔導物語 エリーシオンの秘密』となる。なお、韓国では後に、韓国版『はめきん』と『魔導師の塔』を合わせ『魔導傳記1,2,3』としてセット販売も行われていた。外伝的性格を帯びた作品である。[28]
グラフィックやBGMなどは『はめきん』と『魔導師の塔』の素材を流用して作られている。従来のシステムに加えて、ガイドライン機能とスムーズスクロール機能を唯一実装した『魔導物語』である。
元々、本作は韓国先行リリース後に日本版ディスクステーションへの収録も予定されていた[29]。当時のコンパイルはディスクステーションの世界展開を考えており、日本のディスクステーションのゲームにも、「jp」、「en」、「kr」の3つのフォルダが用意されていた(「en」、「kr」の中身は空)。しかし、韓国でリリースする直前に日本のコンパイルが経営破綻してしまったため、この作品の日本語版は公式には登場していない。
セガサターン版 魔導物語[編集]
1998年7月23日にセガサターン用ソフトとして販売された。通称『SS魔導物語』略して『SS魔導』。キャッチフレーズは「ロープレ世界に大打撃」「みんなにやさしいRPG」。コンパイル最後の『魔導物語』シリーズである。
数値でパラメータが表示される、パーティを組んで行動する、2Dフィールド等、『魔導物語』の特徴の大半を捨て去り、普通のRPGになってしまった。もっとも、今までの『魔導物語』の特徴が初心者にはとっつき難いものだったことも確かである。普通のRPGというのも今までの作品と比べた場合のことであり、2.5Dクォータービューシステムを搭載している。
発表当初は、アルルが自宅を立ち魔導学校へ向かうという、『1-2-3』のエピソード2と3をリメイクするものになる予定であったが、製作が進まずシナリオが変更される。本作品は『魔導物語'98』として、変更前のストーリーは『真・魔導物語』として本作のプロデューサーによってノベライズされた(#真・魔導物語シリーズの節を参照)。従来の『魔導物語』シリーズの1000年後の世界=『ぷよぷよ』世界を舞台にしたものだとされるが、それがゲーム中で語られることはなかった。コンシューマでの完全新規シナリオではあるが、コンクラやDSに於いて正伝か外伝かを定義付けられたことは一度もない。
当時の公式HPにおいて登場キャラクターの人気投票が行われていた。結果は以下。
| 順位 | キャラクター名 |
|---|---|
| 1位 | シェゾ・ウィグィィ |
| 2位 | アルル・ナジャ |
| 3位 | ウィッチ |
| 4位 | カーバンクル |
| 5位 | ドラコケンタウロス |
| 6位 | キキーモラ |
| ルルー | |
| 8位 | サタン |
| 9位 | ラグナス・ビシャシ |
| 10位 | ハーピー |
| ももも |
iアプリ版 魔導物語[編集]
2005年12月14日からi-mode携帯電話向け有料サイト「R.P.G-mode」で配信されていた[30]が、権利関係の都合で翌年6月30日をもって配信終了。iアプリ(Java™)505i以上の環境が必要。製作はコンパイルから営業権を譲渡され、当時『魔導物語』の権利元であったアイキ。ボイスはないが、システムはWindows版に近いものが使用されている。上空に岩石を出現させて落とす魔法「ストーン」はこの作品にしか登場していない。『真・魔導物語』設定より後に作られた新作であり、この作品は年表に組み込まれていない。本作には『ポチッとにゃ〜』の登場人物の過去の姿を思わせる同名のキャラクターも登場している[31]ため、版権がさらに複雑になってしまった。
- ストーリー
- ある値が危険なことになったアルルは、この問題を解決する為に新しく見つかったダンジョンへ向かった。そのダンジョンには偶然にもシェゾも探索していた。アルルが気にする値、それは自身の体重で、彼女は痩身のための運動としてダンジョン攻略をしていたのであった。隠された不老長寿の秘密を知るために探索をしていたシェゾは、ダンジョンを馬鹿にしているのかと大激怒。そんなシェゾを倒して先に進み運動を続けるアルルであった。
〜聖魔導物語〜[編集]
2013年3月28日発売のPlayStation Vita用ソフト。ダンジョン探索型RPG。発売元はコンパイルハート。クレジットにコンパイルハート、ゼロディブ、D4エンタープライズ。
D4エンタープライズ初のパッケージ用の完全新作ゲームタイトルソフトである。
「魔導物語★新生」という見出しで、旧作から登場キャラクターを一新した完全新作。新キャラクターのププルが主人公になっている。 俗に言うローグライクゲームであり、従来の魔導物語のシステムよりもむしろ『わくわくぷよぷよダンジョン』に近い[32]。製作者は、ププルが動き回ることを前提にしたキャラクターが表示される3DダンジョンRPGとしている。
- ストーリー
- 魔導学園中等部の卒園試験で『魔導の塔』に挑んだププルは、魔導球でなく伝説の魔導カレーのレシピと謎の生き物「くぅちゃん」を連れて塔を出てしまう。卒業どころか停学になってしまったププルは潰れそうな近所のカレー屋を救うために、伝説の魔導カレーに必要な四つの『究極食材』を捜し求める旅に出る。
その他関連作品[編集]
- 魔導師ラルバ
- 本作品より以前、1988年発売のMSX版「ディスクステーション」創刊号より連載されたコマンド選択式アドベンチャーゲーム(当時のゲーム中タイトル表記は「Lulba」)。その後、1990年に内容を強化した『魔導師ラルバ 総集編』として、DS増刊号「DX#2」扱いで単品発売された。2003年12月4日にはProject EGGでも配信開始。
- 本作はディレクターの米光一成を始め、後の『魔導物語1-2-3』とスタッフが一部共通しているため、本作の登場人物やキーワードのいくつかが後の『魔導物語』シリーズへと受け継がれている。また、本作のボスであったアウルベアは後に「魔導師ラルバの手先」という設定のまま『ぷよぷよ通』へも登場したため、アウルベアの著作権のみセガへ移行している。
- ぷよぷよシリーズ
- 本作品の登場人物を用いたパズルゲーム。第1作は『1-2-3』の後の話になっている。現在ではこちらのシリーズの方が知名度が高い。現在は登場キャラクターを含めた知的財産がセガに移っている。
- この他、『わくわくぷよぷよダンジョン』や『アルルの冒険 まほうのジュエル』のような、『魔導物語』シリーズではないが魔導キャラが登場するRPG作品も数作発売されていた(ぷよぷよ#その他の作品を参照)。
- ルルーの鉄拳春休み
- 1997年3月6日発売のBOOKタイプ「ディスクステーション」14号に収録された、ルルーを主人公にしたテキストアドベンチャーゲーム。『はめきん』の直後の話ということになっており、展開次第では『A・R・S』で彼女をさらった犯人と決着をつけることになる。
- 『はめきん』と同じく堕王健司(織田健司)がシナリオを担当しており、『はめきん』同様、彼が遅くともこの頃には考えていた新たな設定を垣間見ることができる。と同時に、登場人物の性格が今までの作品から変わってきている。「ルルー、あったまいい!」「そういうあなたは、今回はヤケにお馬鹿ねえ」というアルルとルルーの会話が代表例である。ルルーを主役に据えた為アルルが引き立て役に回ったとも考えられるが、これ以降の織田健司の作品ではこの配役が定着する。
- ルルーがプレイヤーに向かって「さっき私は魔法が使えないと説明した」と文句を言ったり、「この世界に公衆電話があるはずがなかった」と言うなど、メタフィクションな台詞も見受けられる。
- 絵柄はほのぼのとした感じだが、世界観は分岐次第でシリアスからおちゃらけまで様々。エンディングの種類も豊富で、暗い・悲惨な結末も結構多い。
- BOOKタイプDS収録作品
- BOOKタイプ「ディスクステーション」では、他にも何度か『魔導物語』のキャラクターを用いた小作品が収録されている。
- 『らっきょ喰うカーバンクル』(DS1号) - DS98収録作品のリメイク。カーバンクルを主人公にしたドットイートゲーム。
- 『わんだふりゃ魔導ランド』(DS4号) - クリックミニゲーム『あっぷるそーす』シリーズの9作目。遊園地の各所をクリックするとさまざまな事が起こる。
- 『ばよえ〜んウォーズ 大魔導戦略物語』(DS5号) - 戦略シミュレーションゲーム。
- 『キキーモラのおそうじ大作戦』(DS7号) - キキーモラを主人公にしたドットイートゲーム。
- 『大魔導戦略物語'95』(DS8号) - 戦略シミュレーションゲーム。『大魔導戦略物語』の続編。
- 『魔導四五六(まどうすごろく)』(DS9号) - すごろくゲーム。
- 『アルル漫遊記』(DS13号) - アドベンチャーゲーム。過去の日本に飛ばされたアルル・ナジャが主人公。スター・システムを採用しており、『魔導物語』以外も含めたコンパイルキャラクター達が過去の偉人の役として登場する。
- 『ぷよまん食うカーバンクル』(DS14号) - カーバンクルを主人公にしたモグラ叩き風ゲーム。
- 『白熱ぷよりんぴっく!』(DS17号) - スポーツゲーム。アルルとウィッチが様々な種目で対決する。後にWindows95版『ぷよぷよSUN』にも収録された。
- 『羽毛球するカーバンクル』(DS17号) - カーバンクルがバドミントンをするゲーム。
- 『セリリのはっぴーばーすでぃ』(DS18号) - セリリを主人公にした育成シミュレーションゲーム。
- 『魔導RUN』(DS19号) - アルル、ウィッチ、シェゾ、すけとうだらが鬼ごっこをするゲーム。
- 『コメットサマナー』(DS20号) - ウィッチを主人公にした面クリア型アクションゲーム。DS22号にはマップが変更された『コメットサマナー Time Trial Version』も収録。
- 『魔導対戦はさむんちょ』(DS22・23号) - オセロのような対戦ゲーム。2000年10月27日にはMSDジャパンよりソフト単体で発売もされた。
- 『ぷよカード』(DS23号) - カードゲーム。セガサターン版『魔導物語』のミニゲームのアレンジ版。
- その他数作品存在。この他、MSX2版とPC-9801版「ディスクステーション」に収められた『魔導物語1-2-3予告デモ』の中に、カーバンクルが画面内で踊る『魔導物語音頭』というものがある。BGMには歌詞がついている。『ぷよぷよ』などのエンディングに使われたほか、当時のコンパイル社員達が合唱しているCDも存在する。
- ポチッとにゃ〜
- ぷよぷよの権利を失ったコンパイルが新たに作ったパズルゲーム。当初は『魔導物語』の千年後が舞台だと発表されていた[33]。製品版では「あの祭から千年後」とだけ表記されている。『ポチッとにゃ〜』の稼動に合わせ、「『ポチッとにゃ〜』の登場人物を用いた『魔導物語』を製作する」という企画があったが実現せず、『ポチッとにゃ〜』の登場人物が1人だけ出演するアルル達の『魔導物語』が製作されることになった。こうして出来たのがiアプリ版『魔導物語』だったが、権利関係の問題で配信が滞ってしまった。
主なアイテム[編集]
- カレーシリーズ(らっきょ、福神漬け、カレーライス)
- 食べると体力が回復する。MSX版の作品では福神漬けで魔力が回復する。
- 酒シリーズ(仙人酒、魔導酒、ももも酒)
- 飲むと魔力が回復する。PC-98版以降の作品からの登場。アルコール飲料の項にあるように、酒は呪術と結びついて考えられてきた。ももも酒とは商人もももが作った酒らしく、作品によってはもももから格安値段で買える。
- ゲームギア版では、お猪口・徳利・瓢箪として表記されている。スーパーファミコン版のみ丸型フラスコや、もももの形をした容器として表記されている。
- 竜シリーズ(竜眼肉、竜の肉、竜の爪、竜の牙、竜の鱗、竜の尻尾、竜の角)
- 体力と魔力が両方回復する。PC-98版以降の作品から登場するが、作品によって登場するアイテムが異なる。
- 竜眼肉(りゅうがんにく)はPC-98版全て(『1-2-3』『A・R・S』『道草異聞』)とPCエンジン版『炎の卒園児』、竜の肉はスーパーファミコン版『はなまる』に登場し、どちらも中程度回復する。同系統のアイテムとして獣炭(じゅうたん)は食べると体力&魔力が少し回復し、犬顎菊(いぬあごぎく)は食べると体力&魔力が最大限まで回復する。
- 竜の爪・尻尾・角はゲームギア版全て(『I』『II』『III』『A』)・『はめきん』・『魔導師の塔』・『iアプリ版』で登場、竜の牙・鱗・尻尾・角はメガドライブ版『I』で登場し、それぞれ後のものになるほど効果が強力になる(竜の角で完全回復)。『はなまる』では竜の爪は回復アイテムではなくイベントアイテムとして登場。
- 草シリーズ(めんたま草、いだてん草/きゃくりょく草、ごうてん草、のうてん草)
- 食べることで特定のパラメータを上げる草。作品によっては安価で購入できる代わりに、購入できる個数が限られている。効果は永続的に続く。
- 魔導杖(パポ、ピチ、ミホ、レイ、ロフの全5種)
- 装備すると消費魔力が軽減されるなどの効果がある、魔法の杖。装備すると「優しく扱いなよ」、「どぉんと行こうぜ」、「私に適う者は無い」などと喋り、自分の意思で敵を攻撃する、持ち主を庇う、持ち主の魔法を強化するなどの行動を取る。作品によってはある程度使うと壊れる。
- 魔導指輪(ララ、リリ、ルル、レレ、ロロの全5種)
- 装備すると特殊な効果が現れるなどの効果がある、魔法の指輪。『はなまる』では魔導杖の姉妹品として登場した。
- 魔導杖・指輪ともに、『はめきん』や『iアプリ版』では喋ることも勝手に行動することも無く、魔導杖は攻撃力、魔導指輪は防御力が上がるだけである。
キャラクター紹介[編集]
詳細は「魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物」を参照
関連商品[編集]
攻略本[編集]
- テレビランドわんぱっくNo.146 ゲームギアゲームヒントブック 魔導物語III 究極女王様
- 1994年12月30日に徳間書店より発売(雑誌66596-91)。『魔導物語III 究極女王様』の攻略本。
- 魔導物語 パーフェクトガイド
- 1998年7月27日にソフトバンクより発売(ISBN 4-7973-0702-1)。『セガサターン版』の攻略本。
小説[編集]
ゲーム版『魔導物語』を原作にしたノベライズ作品。いずれも小説版独自の設定やシナリオが多い。
角川シリーズ[編集]
山本剛によって執筆され角川書店から角川スニーカー文庫として刊行された作品群。挿絵は壱。
『新☆魔導物語』『超☆魔導物語』は小説版『魔導物語』の続編扱いであり、設定とシナリオが繋がっている。
- 魔導物語
-
- ぷよぷよ大魔王の降臨っ! (ISBN 4-04-415601-8)
- ぷよぷよ大明神の復活っ! (ISBN 4-04-415602-6)
- ぷよぷよ大司教の陰謀っ! (ISBN 4-04-415603-4)
- 『1-2-3』では最終的に、アルルはルルー達と共に魔導学校へ向かう。第1巻ではアルルとルルーが魔導学校に到着・入学してから数年後、卒業試験を受けることから話は始まる(『1-2-3』の後日談)。本作全3巻のみコンパイル社員数名による4コマ漫画が数本掲載されている。
- エプロン姿のサタン、ぷよぷよを食べるカーバンクル等、マニアックなネタもある。
- 新☆魔導物語
-
- アルルとおとぎの国 (ISBN 4-04-415604-2)
- ルルーと愛の日々 (ISBN 4-04-415605-0)
- シェゾと悪の華 (ISBN 4-04-415606-9)
- 超☆魔導物語
-
- うぇるかむ・とぅ・ぷよぷよダンジョン!! (ISBN 4-04-415609-3)
- でぃてくしょん・あっと・ぷよぷよダンジョン!! (ISBN 4-04-415610-7)
- ばとる・おぶ・ぷよぷよダンジョン!! (ISBN 4-04-415612-3)
- ローグライクゲーム『わくわくぷよぷよダンジョン』を原作にした作品。第1巻結末からはオリジナルの展開。
オリジナル登場人物[編集]
- ルシファー(Lucifer)
- アルルとルルーの担任を務めた、魔導学校の教師。サタンの双子の弟で、ツノが無い(※時の女神と恋に落ちたことでツノを剥ぎ取られたから)。魔力が強く、理知的で戦術にも長けている魔族。一人称は私(わたし)。アルルの師匠。事態を面白い方向に進ませることが好き。彼の持つ雰囲気は春の陽光らしい。料理上手。本シリーズでは最強、サタン以上に食えない。名前は英語で魔王を意味する。
- ケーニヒス・ティーゲル・フォン・シュテルン(Königs=Tiegel=von=Stern)
- 通称シュテルン(博士)。魔導学校の教師。ルシファーとは付き合いの長い友人で、別名格闘機械魔導師。彼も魔族であり、正体は全ての動物や精霊の長。普段は、スキンヘッドに真紅のハチマキを巻いたマッチョオヤジな風体。ハゲオヤジ呼ばわりが大嫌い。ホッタテ小屋が揺れるほど声が大きい。ルルーの師匠。『新☆魔導物語』や『超☆魔導物語』には直接登場しない。格闘技と魔法と機械類が大好き。ルシファーに負けず劣らずの博学。船に弱い。人間の恋愛感情には無頓着。通称名はドイツ語で星を意味する。
- マサムネ
- 無印版2〜3巻に登場。40歳を超えている、月代のない侍。息子持ちの寡にして、アルルに片想いしている。人間でありながら、技量は高位魔族(ルシファーとシュテルン)と並ぶ。
- アーサー・ペンドラゴン・キャメロット
- 無印版3巻に登場。通称アーサー。ぷよぷよ大司教によって、足枷付きのペンギン姿に変えられた、キャメロット城の城主。素顔は端整らしい。彼の城には光の剣が代々伝わり、それと闇の剣を揃えれば世界を征服する力すら手に入るらしい。アルルのことが好きな様子。自身の名前がアーサー・ペンドラゴン、父の名前がウーサー、城の名前がキャメロットと、アーサー王物語に由来する名称が多い。
本シリーズのサタンは、一人称がオレで威圧的な雰囲気を持っている。
真・魔導物語シリーズ[編集]
『はめきん』や『SS魔導』のプロデューサー織田健司によって執筆されアスペクトからファミ通文庫として刊行された作品群。挿絵は壱。角川シリーズとは全く繋がってない。
『真・魔導物語』設定に基づいて書かれている。数ある派生作品のひとつの様子。
- 魔導物語'98 次元生命体の恐怖! の巻
- 1998年8月発売(ISBN 4-7572-0148-6)、改訂版が2000年11月17日発売(ISBN 4-7577-0273-6)。『セガサターン版魔導物語』のノベライズ作品。
- ぷよぷよ外伝 ぷよウォーズ
- 1999年8月発売(ISBN 4-7572-0507-4)。同名ゲームのノベライズ作品。挿画は工藤大樹&はしもとくにお。
- 真・魔導物語(第一期)
-
- 世にも不思議な落ちこぼれ魔導師の巻 (1998年12月、ISBN 4-7572-0271-7 / 改訂版:2000年11月17日、ISBN 4-7577-0274-4)
- ガール・ミーツ・ガールの巻 (1999年7月、ISBN 4-7572-0479-5 / 改訂版:2001年6月25日、ISBN 4-7577-0514-X)
- 誕生! 最強(?)のパーティーの巻 (2000年5月31日、ISBN 4-7577-0012-1)
- 嵐を呼ぶ!? 美少女コンテストの巻 (2000年7月19日、ISBN 4-7577-0139-X)
- 天地逆転・怒濤のゴーレム大戦! の巻 (2000年9月20日、ISBN 4-7577-0189-6)
- 三人の封印賢者の巻 (2000年11月20日、ISBN 4-7577-0252-3)
- 決戦! 巨大魔導要塞の巻 (2001年1月20日、ISBN 4-7577-0306-6)
- 魔導少女(アルル・ナジャ)に祝福あれ! の巻 (2001年3月19日、ISBN 4-7577-0364-3)
- 『セガサターン版魔導物語』の内容変更前のシナリオを元にしたノベライズ作品。第二期以降も続く予定だった。1巻には真・魔導物語の設定が「魔導物語正史年表」として巻末に掲載。
- 真・魔導物語 外伝 金色の勇者
- 2001年7月19日発売(ISBN 4-7577-0500-X)。真シリーズ(第一期)から366年前、ルーンロードとラグナスの戦いを描いた作品。
オリジナル登場人物[編集]
- デウス / アスモデ
- 1・3・6〜8巻に登場。前者は人としての名、後者は魔族としての名である。金髪碧眼の眼鏡美人(※元型の時は赤目、逆光しているのか眼鏡越しからは目が見えない)。髪は長く、黒い紐で一つにまとめている。アルルとは考古学者の姿で出会ったかなり高位な魔族。博学で手先も器用。普段はお人好しかつ柔和な人柄で通し、時には厳しい(?)。外見年齢は24歳。サタンとは付き合いが長いらしい。8巻では、魔導学校への斡旋が決まり……。一人称は「わたし / 我」、語尾は「でぅす / -」。本名とその由来はアスモデウス。
- アンジェラ
- 4・6〜8巻に登場。赤い髪と緑色の目をしたショートカットの美少女。父親は魔物、母親は人間のハーフ。時には狼に変化する。アルルやルルーとは仲が良い。孤児であり、現在は弟(ロメオ)と一緒に、ある食堂の女将の元に身を寄せている。
- ティアラ
- 7巻のみ登場。長い黒髪の病弱美少女。16〜17歳。ある事件の後遺症により一度は亡くなる。ある村の村長の孫娘であり、ラグナスと恋に落ちる…?。
- シャム&デニン
- 5〜8巻に登場。2人とも50歳を優に超える矍鑠とした髭じいさんで、かなりの実力者。シャムは、髪フサフサかつ生真面目で口が軽い。デニンは、ハゲ頭で少々スケベである。後に封印賢者に任命される。
- パティ
- 外伝に登場。茶髪でショートカットの美少女。17歳。捨て子で、自分を拾ってくれたベルナードを実の父親のように慕っている。体術に長けた見習い神官。ラグナスと出会い恋心を抱く。勝気かつ表情豊かで素直な性格。
- ベルナード
- 外伝に登場。50代の矍鑠としたオヤジ剣士。ラグナスの師匠兼パティの父親的存在。豪快でざっくばらんな性格。闇の剣を扱える実力者。彼の兄は、神官長兼ある町の最高責任者。
漫画[編集]
- 魔導外伝
- 「ディスクステーション」誌上に連載されていた作品。作者は日野まるこ。単行本化はされていない。
- 魔導物語外伝 初めてのまどうものがたり
- 「ディスクステーション」誌上に連載されていた作品。作者はねこにゃん。単行本化はされていない。
- ぷよぷよRPGまんが魔導物語
- 1995年8月30日発売(ISBN 4197900120)。作者はここまひ。
- 魔導物語 はなまる大幼稚園児
- 全2巻(1:ISBN 4-19-790015-5、2:ISBN 4-19-790017-1)。徳間書店インターメディア発行「ファミリーコンピュータMagazine」誌上に連載されていた『はなまる大幼稚園児』のコミック版。作者は押田J.O。
- ぷよぷよRPGまんが魔導物語 魔導カーニバル
- 全2巻(1:ISBN 4197900112、2:ISBN 4197900147)。徳間書店から発売されたアンソロジーコミック。
その他[編集]
下記以外にも「ぷよまん本舗」や「ももも通販」において食品、食器、テレホンカード、文房具、衣料品、玩具、キャラクターグッズなどが販売されていた。
- 魔導大全 1996年版
- 1996年5月1日発売。『魔導物語』の資料集。
- DSアニメ総集編'98
- 「ディスクステーション」に収録されたアニメの総集編ビデオ。
- コンプリート・コンパイル
- 1998年10月25日発売。コンパイルが開発したゲーム作品の設定資料、制作CM、キャラクターグッズ、製作者インタビューなどが掲載されている。
- 魔導物語 オリジナルサウンドトラック
- 1999年1月21日発売。『セガサターン版』のサウンドトラック。
- 魔導物語 ファンブック イラストレーション&アザーズ
- 1999年4月14日発売(ISBN 4-7572-0275-X)。『魔導物語』シリーズの10周年を記念して刊行された。
- 魔導物語音楽館 RETURNS PLUS
- 2007年8月24日発売。『魔導物語』シリーズのリミックス曲収録。
ウェブコミック[編集]
2007年2月14日より、D4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サイト「アミューズメントセンター」内の1コーナー、コンパイルの過去の作品のダウンロード販売等を行っているウェブサイト「コンパイルステーション」上で無料配信・連載されているウェブコミック作品。原案:猫庭王米光、原作:KEROL(GG版『魔導物語III』・『魔導物語A』シナリオライター)、作画:壱(『魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズのメインイラストレーター)。
東方の魔導師の町「ルクレリア」に住んでいる3人のひよっこ導師の女の子、マノとチカコとカエデ(同サイトのナビゲート役)を主人公としたオリジナルストーリーとなっている。過去の『魔導物語』シリーズとの関連はほとんど無く、この3人娘は(連載開始当時の)姉妹サイトのコスプレイヤーがモデルとなっていた。
- ストーリー
- ひよっこ導師のマノ・チカコ・カエデは、ある日ピクニックに来た時に、謎の喋る魔法帽子を拾う。メールと名乗るその帽子は、北の海を隔てたロックマイヤー王国から来たという。王国が悪の魔導師ガディスに侵攻されていることを聞いた3人は、王国を目指す旅に出発した。
ウェブコミック版の登場人物[編集]
- マノ
- ひよっこ導師の女の子。火属性の魔法を使う。明るく元気いっぱいな性格。ケーキなど甘いものが好きで、メガネ男子に弱い。
- チカコ
- ひよっこ導師の女の子。水属性の魔法を使う。普段はおっとりとしているが、眼鏡が外れるとキレて激しい性格に変わる。
- カエデ
- ひよっこ導師の女の子。風属性の魔法を使う。自称ツンデレ系のおっちょこちょい。猫耳としっぽがあり、同じく耳としっぽのある動物なら友達になれる特技を持つ。
- メール
- 生きている黒い魔法帽子。ガディスに侵攻されたロックマイヤー王国からやってきて、拾われたマノ達に救いを求める。元はガディスに姿を変えられた王国付の神官で、魔法の影響により記憶を一部失っている。意識を失った人間に被せられると、意識のない間に限りその肉体を自由にコントロールできる。
- ガディス・ナ・ガン
- 悪の魔導師。百万の魔物を率いてロックマイヤー王国を襲い、民衆を奴隷に、王族とその関係者を魔法で異なる姿に変えた。力を蓄えて魔界へと攻め込もうとしており、「魔界への鍵」となるメールを捕らえるため、魔導師団に司令を下す。初登場の5話のみ「ザディヌ・ナ・ガン」と表記されていた。
- ヴァリス・ゲー
- ガディス側近の魔導師団師団長。ゲー姉妹の長女。赤髪。モノスと共にガディスの命令を受け、メールとマノ達を追う。
- モノス・ゲー
- 魔導師団軍曹。ゲー姉妹の末っ子。緑髪。毎回無鉄砲にマノ達に襲いかかって失敗し、ヴァリスにお仕置きされている。
- マジス・ゲー
- 魔導師団特務隊長。ヴァリスの妹でモノスの姉。黄髪。西方前線を任されていたが、ガディス軍に甚大な被害を与え去っていった謎の魔法剣士を追って東方の地にやってくる。
- アルバ
- 銀髪の魔法剣士の青年。「不死のアルバ」と呼ばれ、傷を負っても即座に回復し死なないが、肉体は徐々に損傷している半死人。実は彼の魂は魔界にあり、空の器である肉体のみ現世にある。かつてメールと関わりがあったらしい。
- トロス
- アルバと共に行動する、喋る「封印の剣」。元はメールと同じくガディスに姿を変えられた王国付の神官。
- メフィスト
- 魔界の住人である悪魔。人間界におけるガディスの魔界侵攻の動きを察知し、その野望を阻止しようとする。なお、魔界と人間界との関係が崩れたのは「サタン様の人間界への干渉が過ぎたため」とされるが、旧シリーズの同名人物との関連は不明。
脚注[編集]
- ^ 船津稔 「コンパイル、「ポチッとにゃ〜」、「魔導物語」等のコンテンツを有限会社アイキへ譲渡」 GAME Watch、2003年1月30日。
- ^ 「株式会社コンパイルハートとの業務提携について」 D4エンタープライズ、2010年10月28日。
- ^ 「コンパイルハート,旧コンパイルのコンシューマゲームの営業権を,D4エンタープライズから取得と発表」 4Gamer.net、2010年10月28日。
- ^ 一作目が『Ⅱ』から始まるのはスターウォーズのパロディ。こどものもうそうblog2009.07.23より。
- ^ 「D4エンタープライズ、『魔導物語1-2-3』を夏コミで復刻販売」 ジーパラドットコム、2008年7月25日。
- ^ 当時出ていた表計算ソフトLotus 1-2-3(ロータス ワン・ツー・スリー)からの訴訟を恐れてこのような読みにしたとのこと。こどものもうそうblog2009.07.23より。
- ^ ファミリーコンピュータMagazine付録小冊子のTim'95 GAME SOFT PROJECTにて「アノぷよぷよキャラクタがところせましと大あばれ!」魔導物語と紹介されている。(発売後には、「ぷよぷよRPG」魔導物語が公式なキャッチコピーになった)
- ^ ディスクステーション6号P44より「『ぷよぷよ』世代の子供たちにより楽しんでもらおうと『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』に登場したモンスターのほとんどが登場。」「SFC版は、『ぷよぷよ』がRPGになった!?という雰囲気を持ったゲームなんだ。」
- ^ 魔導物語'98(サターン魔導の小説版)あとがきで、サターン版ディレクターの織田健司は魔導物語の世界設定を「今回はあえてマモノたちがコミカルな『ぷよぷよ』の設定に基づき、それに近づけてみました」「自分が最終的に選んだ方法は、『ぷよぷよ』ワールドをベースにした『魔導物語』です」と書いている。
- ^ ディスクステーション12号P14はちゃめちゃ期末試験の記事では「魔導物語の正伝は、3本出ているんだ」としてPC-98版の魔導物語1-2-3を挙げている。
- ^ ディスクステーション16号P28魔導師の塔の記事では「『魔導物語1-2-3』から『はちゃめちゃ〜』『ルル鉄〜』と続く本編の流れ」としている(魔導師の塔は本編から離れた外伝的なものとも書かれている)。
- ^ ディスクステーション19号P19の年表では『MSX版の1-2-3』『PC98版のA・R・S』『はちゃめちゃ期末試験』となっている。
- ^ コンパイルクラブ101号P5、魔導物語A・R・S特集
- ^ 魔導大全1996年度版P9では1-2-3とA・R・S/道草異聞とぷよぷよシリーズ/なぞぷよ/はなまる大幼稚園児の4種のパラレルワールドがあり、同一時間軸上に置くことは不可能としている。
- ^ す〜ぱ〜ぷよぷよ通取扱説明書P26、す〜ぱ〜ぷよぷよ通リミックス取扱説明書P28
- ^ 真・魔導物語Ⅰ巻あとがき「これは自分の中での本来の魔導物語」
- ^ 真・魔導物語Ⅷ巻あとがき「これは僕の頭の中だけで描いている魔導物語」「『未発表版サターン魔導』は今ここに完結しました」
- ^ テクノポリス1993年9月号特別付録 魔導物語ARSやったなぁ!!いきなり先取りファンブックP14
- ^ コンパイルクラブ37号P14
- ^ コンパイルクラブ新装地下1号(コンクラ38といっしょ号)P4
- ^ ディスクステーション19号、魔導物語プロモーションムービー(なお同ムービーでは1-2-3を「いち・にい・さん」とも呼んでいる)
- ^ 本編で敵キャラとして緑ぷよが登場するが、エンディングに「同じ頃、闇の世界も新たな生物を生み出した」という16歳のアルルがオワニモを解禁するまでぷよぷよという生物自体が存在しなかったとしか取れない記述がされている。
- ^ 各機種に移植された魔導物語Ⅰでアルル幼児期の出来事にも関わらず4匹くっついたぷよが消える。(オワニモ解封はアルル16歳時のできごと)
- ^ ディスクステーション8号P62では「5歳のアルル」と表記されているが、同号P60では「6歳のアルル」と表記されている。
- ^ コンパイルクラブ53号P3によると、体で魔法を覚える『マジカル・アクティブ・オペレーション』方式を採用とのこと
- ^ ディスクステーション19号P19の年表ではサターン版魔導物語の宣伝とともに一時的に正伝扱いされている(後に『真・魔導物語』設定は非公式の商業二次設定になる)。
- ^ ディスクステーション16号P28「本編の流れとは全く関係のない外伝となっているのだ。」
- ^ 韓国版ディスクステーション5号P12。「※ 본‘ 엘리시온의 비밀 ‘ 은 외전성격을 띄고 있는 작품이며, 마도물어 본편 시리즈의 흐름괴는 전혀 관계없음을 알려드립니다.」(本作エリーシオンの秘密は外伝的性格を帯びた作品であり、魔導物語シリーズ本編の流れとは全く関係ないということをお知らせします。)
- ^ ディスクステーション17号P71。「この韓国オリジナル魔導物語は、日本語に翻訳して日本版DSにも掲載予定。楽しみに待っててね。」とのこと。
- ^ G-mode: ドコモ『R.P.G-mode』に、名作ロールプレイング「魔導物語」が登場! - ジー・モード広報資料、2005年12月15日。なお、前記も含め複数のサイトにて、本作のストーリーが「魔導幼稚園の卒園試験のため謎の3Dダンジョンに挑戦する物語」と紹介されていたが、これは誤りである。
- ^ ただし、本作に登場する若き剣士グラベルと、『ポチッとにゃ〜』に登場する亡霊グラベルには、時系列上の矛盾があるため(『ポチッとにゃ〜』の舞台は『魔導物語』の1000年後とされるが、グラベルが没したのは『ポチッとにゃ〜』本編の300年前)、同一人物であるかどうかは不明。
- ^ 週刊ファミ通2013年1月3・10・17日合併号、P61によれば、従来の魔導物語のシステムだと一人称視点になってしまいキャラクターのビジュアルが活かせなくなるからとのこと。
- ^ コンパイルクラブ103号P5には「魔導物語より千年たった世界を舞台にしている」「本格的に時間を超越して過去と未来がリンクするのは『ポチッとにゃ〜4』あたりになるのではなかろうか」と書かれている。
関連項目[編集]
- 以下は、いずれも派生作品のほうが有名になってしまった作品である。
外部リンク[編集]
- 株式会社D4エンタープライズ
- コンパイルステーション - ウェブコミック版の新『魔導物語』が公開されている。
- 魔導物語1-2-3 MSX版 for Windows - 2000本限定生産。
- 〜聖魔導物語〜 - コンパイルハート
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