魔法少女まどか☆マギカのキャラクター一覧

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魔法少女まどか☆マギカ > 魔法少女まどか☆マギカのキャラクター一覧

魔法少女まどか☆マギカのキャラクター一覧(まほうしょうじょまどかマギカのキャラクターいちらん)は、『魔法少女まどか☆マギカ』およびその外伝作品である『魔法少女おりこ☆マギカ』、『魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜』『魔法少女たると☆マギカ The Legend of "Jeanne d'Arc"』『魔法少女すずね☆マギカ』に登場するキャラクターを一覧にしたものである。

魔法少女まどか☆マギカ』は新房昭之監督、シャフト制作によるテレビアニメ作品。見滝原という町を舞台に、願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人知れず人類の敵と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を、優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも傍観者として関わることになった中学生・鹿目まどかを中心にして描いた物語。2011年1月から4月まで毎日放送 (MBS) ほかで深夜アニメとして放送され、2012年はテレビシリーズの総集編として、2013年には完全新作として、2年にわたり映画化されたほか、漫画やゲーム化など他メディア展開も行われた。

魔法少女おりこ☆マギカ』はムラ黒江による外伝。アニメ本編と同じく見滝原を舞台にしており、新たな魔法少女、美国織莉子を中心に、杏子、マミ、ほむらといったテレビアニメ版の主要登場人物たちが関わっていくという物語。アニメ終了後の2011年5月12日から2011年6月13日まで、描き下ろしコミックとして全2冊が刊行され、その後『まんがタイムきらら☆マギカ』において番外編や再構成された本編が掲載されている。

魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜』は原作:平松正樹、作画:天杉貴志による外伝漫画で、見滝原とは別の街「あすなろ市」に住む魔法少女かずみを中心として描かれた物語。『まんがタイムきららフォワード』2011年3月号から2013年1月号まで連載された。

魔法少女たると☆マギカ The Legend of "Jeanne d'Arc"』は枡狐と蛙空による外伝作品で、ジャンヌ・ダルクが魔法少女だったという設定の元、ジャンヌの生涯を魔法少女の物語として描いた物語。『まんがタイムきらら☆マギカ』第10号より連載されている。

魔法少女すずね☆マギカ』はGANによる外伝作品。魔法少女の暗殺者天乃鈴音とそれに狙われた魔法少女達の物語。描き下ろし単行本として第1巻が2013年11月12日に発行し、以後『まんがタイムきららフォワード』2014年1月号より連載されている。

魔法少女まどか☆マギカに登場するキャラクター[編集]

メインキャラクター[編集]

本作における魔法少女とは、「どんな願いでも1つだけ叶える」ことと引き換えにキュゥべえと契約を結び、魔法の力を使って魔女と戦う使命を課せられた存在である[1]。魔法少女の能力は叶える願いの内容にも影響され、劇中においては恭介の手のケガを治すことを願ったさやかは治癒能力[2]、命を繋ぎ止めることを願ったマミは変幻自在のリボンによる拘束魔法[3]、といった具合に願いの内容に関連する能力が発現している。

魔法少女たちには個別のイメージカラーがあり、それぞれの髪、瞳、所有するソウルジェムの色に反映されている[4]。魔法少女の名前は風変わりな響きになることを意図して、女性名に聞こえるような姓をつけるという縛りが設けられている[5][6]

鹿目 まどか(かなめ まどか)
- 悠木碧
主人公。中学2年生の平凡な少女だが、本編時間軸では魔法少女としては途方もない素質を持っており、執拗にキュゥべえから契約を迫られることになる。一人称は「わたし」。
当初は一見華やかではある魔法少女に夢を見ていたものの、マミの死やソウルジェムの真実など、魔法少女の実態に直面するたびにその認識を改めていき、魔法少女としての契約に踏み出せない自分の臆病さに迷いながらも、「当事者になれない傍観者」[7]という立場で他の魔法少女に干渉していく。最終的にはその中で自身の真の願いを見出し、魔法少女の悲劇を終わらせるためにキュゥべえとの契約を決意する。
暁美 ほむら(あけみ ほむら)
声 - 斎藤千和
第1話でまどかのクラスへ転校してきた魔法少女。まどかに対して、謎めいた警告と助言を繰り返す。一人称は「私」。
劇中でその内面や過去などの秘密が明かされていくと共に、印象が二転三転していく登場人物[8]
その正体は本編とは異なる未来の「時間軸」から来た、まどかの友人。最強の魔女「ワルプルギスの夜」との戦いで戦死するまどかを救うため、「時間操作」の魔法を操り、何度も同じ期間を繰り返し(やり直し)ている。しかしその行為は彼女の意に反し、最高の魔法少女にして最悪の魔女となる素質をまどかに持たせる、という結果に繋がっていた[9]
本作のファンからは「ほむほむ」という愛称で呼ばれている[10][11][12]
美樹 さやか(みき さやか)
声 - 喜多村英梨
まどかの同級生にして親友で、まどかと共に魔法少女の世界に足を踏み入れる。一人称は「あたし」。
治療不可能な怪我によってバイオリン奏者になる夢を絶たれた恭介を救うため、マミの死後、キュゥべえと契約を交わして魔法少女となる。
魔法少女となった当初は戦うことへの自信に溢れ[13]、劇中において物語を牽引する「第二の主人公」としての立場を担う[14]。しかし契約により自分が人間ではないものに変質していた事実を知り、さらに恭介と親友の仁美との三角関係に直面したことが彼女を追い詰め、急速にソウルジェムに穢れを溜め込み、ついには「人魚の魔女」へと変貌してしまう。こうした最期は物語の残酷さを象徴するような[15]、劇中における悲劇のヒロインとしての役割が意図されている[16]
巴 マミ(ともえ マミ)
声 - 水橋かおり
見滝原中学校3年生で、まどかやさやかの先輩でもあるベテランの魔法少女。一人称は「私」。
魔女の結界に巻き込まれたまどかとさやかの窮地を救い、2人の相談役となり、魔法少女の存在と契約することの覚悟を説く。
魔法少女の中では珍しく[17]、他者を魔女とその使い魔の脅威から守るという信念で戦い続け、その姿がまどかとさやかに大きな影響を与える。第3話の「お菓子の魔女」との戦闘において、まどかとさやかの眼前で凄惨な最期を遂げる。
魔法少女の象徴的な人物であり、彼女の退場によって物語の本質が明かされる[18]
佐倉 杏子(さくら きょうこ)
声 - 野中藍
マミの死後、見滝原を自分の縄張りにするために現れた魔法少女。一人称は「あたし」。
自分と同じく「他人のための祈り」から魔法少女になったさやかに、強い関心と反発を抱いていたが、両者は根本的には似た者同士でもあり[19]、徐々に助言を与えるなど気にかけるようになる。
魔女化したさやかを人間に戻す手段がないことを信じず、さやかを救おうとまどかと共に「人魚の魔女」に立ち向かうが、その願いは通じず、最期は自爆魔法により「人魚の魔女」を道連れに戦死する。
最初は悪役のように登場するが、退場間際には良心的存在となっていく役回りの人物[20]
キュゥべえ
声 - 加藤英美里
「魔法の使者」を名乗る、マスコットのような[21]外見の四足歩行動物。その正体はインキュベーター[注 1]と呼ばれる、地球外生命体の端末。一人称は「僕」。
少女の願いを1つ叶える代わりに魂をソウルジェム化し、魔法少女へと変化させる「契約」を交わす役目を持つ。
物語当初は魔法少女たちに対して友好的な態度で接し、様々な助言を与えるが、その目的は宇宙の寿命を延ばすため、地球人の少女を消耗品として利用しエネルギーを搾取することにあり、自分たちの種族全体が存続するためなら常に合理的な判断を下す[23]
視聴者の間では、キュゥべえの言葉巧みに魔法少女たちを翻弄する話術が話題となり、印象的なセリフは流行語にもなった[11]。 インターネット上では視聴者から「QB」などと略称された[24][25][26]
百江 なぎさ(ももえ なぎさ)
声 - 阿澄佳奈[27]
劇場版・新編「叛逆の物語」に新たに登場した人物。まどか達と比較して幼く、小学生くらいの容姿をしている。一人称は「わたし」あるいは「なぎさ」で、語尾に「~なのです」と付けて話す。
その正体は、円環の理に導かれた「お菓子の魔女」の元の姿。チーズが大好物。武器であるラッパを鳴らして、爆発性のあるシャボン玉を無数に出す。また、(顔のみ)魔女化し相手(使い魔)を食べることによりシャボン玉へと変換させ、そのまま攻撃に用いる。「お菓子の使い魔」も召喚できる。因果律改変後、さやか同様に円環の世界に帰れなくなり、ほむらにより記憶を改ざんされ、人間として再び現世で生活するようになる。マミとは知り合いになった模様。

見滝原中学校の生徒・教師[編集]

まどかほむらさやかマミキリカ杏子(新編のみ)が通う学校の関係者。

上条 恭介(かみじょう きょうすけ)
声 - 吉田聖子
さやかが想いを寄せる幼なじみ。しかし彼女から恋愛感情を寄せられていることには気がついておらず、その近すぎる関係もあって異性としての意識にも乏しい[28]
かつては将来有望とその資質を認められるヴァイオリニストだったが、事故で指が動かなくなって演奏できなくなり、病院でリハビリを受けていた。医師からは「現代の医学では指の回復の見込みはない」と宣告され[29]、絶望のあまりに自暴自棄になるが、見かねたさやかが魔法少女になる契約の代償に、その回復を願ったため、指を動かせるようになる。
退院してからは松葉杖を使って登校するようになるが、急な退院でもありその忙しさもあって[28]、さやかの献身や悩み事には気がつかないまますれ違いを続け、仁美に告白されたことでさやかを追い詰めることとなった。一連のエピソードはアンデルセンの童話『人魚姫』がモチーフとなっており[16]、恭介は人魚姫から想いを寄せられる王子の役回りである。再構成された世界では、さやかの消滅間際に、彼女の存在を探すかのような素振りを若干見せた。
なお脚本を担当した虚淵は、恭介は恋人より音楽を優先するような男であろうから、彼と結ばれたとしても、さやかはあまり幸せにはなれなかったのではないかとも推測している[20]。姓は、当初は苗字が「上條」と表記されていたが、第7話ED・コミカライズ版でも後に修正された。
志筑 仁美(しづき ひとみ)
声 - 新谷良子
まどかとさやかの親友。習い事を掛け持ちするお金持ちのお嬢様で、たびたびラブレターをもらうなど男子からの人気も高い[30]。穏やかな性格のおっとり系だが、まどかとさやかを恋仲と勘違いしたりするなど[1]天然ボケな一面を持っている。第4話では「ハコの魔女」の被害に巻き込まれかけ、さやかに命を救われたが、本人はそのことを知らずにいる。
以前から恭介を慕っており、さやかが退院した恭介へ、告白はおろか一向に話しかけようとしないのを見て、友人相手に抜け駆けはしたくないという想いから、自分の気持ちをさやかに明かし[注 2]、さやかには先を越す権利があると、「明日の放課後に告白する」と宣言する[32]。その後、さやかが告白に出なかったために実際に恭介に告白し、親しげに会話を交わしていた[33][注 3]。親友であり恭介の幼なじみでもあるさやかに気を遣っての行為だったのだが、さやかの身に起きている事情を何も知らなかったために、一連の行為が逆にさやかの精神を追い詰める結果になってしまう。その後、さやかの死を知った際には、激しく落ち込んでいたことが詢子と和子の会話で語られている[34]。再構成された世界で恭介と交際する。
【おりこ☆マギカ】
まどかやほむらのクラスメイトとして一緒に行動していた。結界の中では逃げ惑い生き延びようとし、最後にまどかとともに行動する。しかし、魔法や魔法少女のことは知らない。
早乙女 和子(さおとめ かずこ)
声 - 岩男潤子
まどか達の担任。担当教科は英語。婚期を焦っているが、彼氏と長続きしないことが悩みで、ホームルームや授業の内容にもそれが反映される。目玉焼きが半熟か固めかで揉め、3か月続いた交際相手と別れたこともある[30]。一見頼りない教師のようだが、生徒達のことはよく気遣っている[35]。まどかの母である詢子とは昔からの親友で[35]、第11話では教育者としての悩みを打ち明け合う場面も描かれている。
【おりこ☆マギカ】
教え子と共に、魔女となったキリカの使い魔に殺害されてしまう。
中沢(なかざわ)
声 - 松岡禎丞
第1話で早乙女和子から質問された、最前列のほむらの左隣の席の男子生徒。第7話で上条恭介と会話している描写がある。劇場版・新編「叛逆の物語」では、早乙女先生やまどかの家族同様に取り込まれた数少ない一般の人間である。そのため、ほむらの視点では他の生徒の顔が赤く潰されている中、彼には表情がある。

まどかの家族[編集]

脚本を担当した虚淵は、家庭環境の描写は魔法少女ものというジャンルに欠かせない約束事であるという発想から、劇中の要所にまどかの家族の描写を入れた[20]。それに対して劇中でほむらの家庭環境にまったく言及されないのは、ほむらが魔法少女の約束事から外れた存在であるためである[20]

鹿目 詢子(かなめ じゅんこ)
声 - 後藤邑子
まどかの母。やり手のキャリアウーマンで、本人の見立てでは社長の座も充分に狙えるらしい[1]。夫の知久によれば仕事が好きなのではなく、頑張ることが好きなのだとされる[36]。言葉遣いは悪いものの、鹿目家の大黒柱として家族全員に深い愛情を抱き、大人としての見地からまどかに道を示していく。酒好き(特に洋酒)で、将来大人になったまどかと酒を飲みながら語らい合う日を楽しみにしている[37]。朝が弱く、毎朝まどかに起こしてもらっている[30]。まどかの担任である和子とは昔からの親友同士で[35]、彼女の恋愛遍歴を気に掛けている[30]
ワルプルギスの夜の襲来時はまどかを引き留めるが、その決意が強固であることを確かめると彼女を見送った[34]。新たに再構成された世界では娘が存在した記憶もないが、「まどか」という名前や持ち物を懐かしむ気持ちだけは微かに残った[38]
鹿目 知久(かなめ ともひさ)
声 - 岩永哲哉
まどかの父で専業主夫。優しく穏やかな性格で、詢子を心から尊敬して陰から支えていくことに誇りを持っている[36]
鹿目 タツヤ(かなめ タツヤ)
声 - 水橋かおり
まどかの弟で愛称は「たっくん」。幼稚園に通う3歳児で姉のことが大好き。新たに再構成された世界でもまどかを認識しており、まどかの絵を描いているが、周囲からは、この年代の子供によくある「見えない友達」の一種として見られている[38]

その他[編集]

ショウ
声 - 飛田展男
第8話で、さやかが乗り合わせた電車の乗客。ホストをしており、女性からいかに徹底的に金を搾り取るかを同僚のホスト(声 - 三木眞一郎)と嬉々として語りあっていた。魔法少女としての活動に心身共に疲れ果てていたさやかは、これを耳にして、「彼らを含めた世界」を守る意義を見失って絶望し、魔女化する。
コミカライズ版ではさやかが電車から降りる際に血塗れの剣を持っており[39]、彼らが殺害されたとも受け取れる描写となっているが[28]、脚本上では実際の生死は不明瞭なものとして描かれている[40][41]。監督の新房は、さやかの性格上、殺してはいないだろうと語っている[16]
雑誌インタビュー[15]によれば彼らの台詞は、本作の脚本担当である虚淵が乗っていた満員電車の中で、実際に耳にした男たちの会話であるという。
エイミー
声 - 新谷良子
特典ドラマCD「Memories of you」に登場。ほむらが魔法少女になる前の、まどかと知り合った最初の時間軸で、ほむらが見滝原中学校に初めて登校する途中で出会った黒い野良猫。ほむらが出会う以前からまどかはこの猫のことを知っており、名前はまどかが付けたものである(まどかの飼い猫ではない)。この時間軸ではエイミーがまどかの目の前で車に撥ねられてしまい、まどかが「エイミーを助けてほしい」という願い事で魔法少女の契約を結んだため、元気な姿に戻っている。
アニメのオープニングにも姿を見せている[15][42]。脚本の虚淵は雑誌のインタビュー[43]で、「自分はオープニング映像には関わっておらず、黒い猫は制作のシャフトが勝手に描いた物で、本編に関係することはない。しかし、せっかくなので後から作るドラマCDに登場させる考えがある」といった趣旨の発言をしている。
なお、まどか役を演じる悠木碧が飼っている黒い猫の名前はエイミーで[44]、オープニングの絵コンテに携わった板村智幸も、悠木からこの猫はうちの猫なのかと尋ねられて肯定したという逸話を披露している[42]

魔女[編集]

劇中の登場シーンや公式サイトでは、魔女の名前の綴りに「魔女文字」[45]と呼ばれる独自の文字が用いられている[46]。一部ファンの中にはこれを解読した者もいるものの[45][47]、公式には正しい読みなどは公表されていない[注 4]ため、本項では書籍[49][50]や公式サイト上の「魔女図鑑」における呼称を用いて表記する。例外として公式設定資料集[51]や公式グッズ[52][53]で名前の読みが発表されている魔女のみ読みを併記する。

薔薇園の魔女 / ゲルトルート
蝶の羽と、薔薇の茂みのような頭部を持つグロテスクな魔女。性質は「不信」。工事現場のような結界に住む。第2話で女性を自殺させようとするが、マミに阻止されて倒される。
魔女文字で記された名前の読みは設定資料に明記されており、販売された設定資料集にも収録されている[51]
薔薇園の魔女の手下
造園」の役割を与えられた使い魔。カイゼル髭を生やした、毛玉のような外見をしている。本シリーズの使い魔としては珍しく真っ当な忠誠心を持っていると設定されている[49]。第1話ではドイツ語の歌を歌いながら登場し[54]、結界に迷い込んだまどかとさやかを襲う。第2話でも「薔薇園の魔女」と共に登場。最終話ではまどかに付き従う形で再登場した。
『[新編] 叛逆の物語』では、ほむら救出の主戦力として、薔薇園の魔女から人魚の魔女(美樹さやか)にレンタルされる形で派遣された。この際人魚の魔女の指揮下に入っているため、その魔力の影響から脚部が尾ひれに変化するなど、容姿が通常時と異なっている。また、胸には薔薇園の魔女から与えられた勲章が付けられている[55]
薔薇園の魔女の手下
警戒」の役割を与えられた使い魔。「造園」の役割を与えられている使い魔と同様に髭を生やした、蝶の羽をもつ使い魔。
侵入者を直接攻撃する人間大の個体と、集団で蔦に変身し相手を絡め捕る小型の個体が存在する。
暗闇の魔女
本編未登場。性質は「妄想」。絵コンテ段階では使い魔と共に本編に登場する予定であったため、五本の手足が生えた星型多角形のような姿が設定されている[56]
暗闇の魔女の手下
」の役割を与えられた使い魔。頭が棘球になった、黒猫に似た生き物の姿をしている。第3話冒頭でマミに倒された。絵コンテ段階ではマミとの戦いの詳細が描かれる予定であったが、尺の都合で出番が削られ、劇中の登場はとどめの一撃を受ける一瞬のみとなった[57]
お菓子の魔女 / シャルロッテ (Charlotte)
百江なぎさが魔女化した存在。ファンシーな人形のような[49]かわいらしい[3]姿をした魔女。性質は「執着」。普段は動かないが、口の中からピエロの顔を持つ巨大な芋虫のような身体を出すことができ、さらには何度も脱皮することができる。好物はチーズだが、様々なお菓子を作り出す能力を持ちながらも、チーズだけは作れないと設定されている[58]
第3話で、病院に産み落とされたグリーフシードから、お菓子の城の結界を作り出して孵化した。マミから一方的な攻撃を受けリボンによって拘束されるが、彼女がマスケット銃を撃ち尽くした所を見計らって反撃に転じ、頭部を食いちぎった後、全身を食らって殺害した。その直後に現れたほむらには終始翻弄され、飲み込まされた爆弾で内側から何度も爆破されて倒された。
マミを倒す魔女という役柄上、マミの能力では戦いづらい相手として設定されている[注 5]。劇中でマミを食い殺す場面は話題になるのと同時に物議も醸した[60][注 6]。その後公式グッズや飲食店とのコラボレーションにも登場し、これらの展開で「シャルロッテ」という名前が明かされている[52][61]。放送期間中に公式な読み方が明言された、唯一の魔女。
「お菓子の魔女」には泣かせる裏設定が用意されているとされるが[59]、詳細は明かされていない。ただし、その設定が「お菓子の魔女」に流用されたという没キャラクターの設定は発表されており、それによると彼女は死の淵にある母親が食べたがっていたチーズケーキを手に入れるため、契約で願いを叶えて魔法少女となるが、別の願いで母を救えば良かったことに後から気づき、後悔し続けているのだとされる[62]
ベベ
声 - 阿澄佳奈
劇場版『[新編] 叛逆の物語』で登場したキャラクター。普段の外見は「お菓子の魔女」の初期形態のままだが、目の形が口から出た際のピエロ状のものとなっている、着ている服のデザインが異なっている、などの違いがある。
マミが語るところによれば、まどか達と出会う以前からの付き合いで、かけがえのない友達であるとのこと。マミの家に突如現れ、出会った当初は無口無表情だったが、いつの間にか顔も変わり、うるさくしゃべるようになった。マミによって「ベベ」という名前が付けられ、現在の服はマミのお手製の物を着ている[55]
魔法少女達がナイトメアと戦う際のサポートやナイトメアの浄化を行う。また、理性的かつ意思疎通が可能で、発せられる言葉はチーズの種類の羅列に聞こえるものの、魔法少女達と会話ができる。
物語の中盤で、記憶を取り戻したほむらに怪しい存在であると見なされ、捕まり尋問を受けるが、マミによって救われる。後にマミが魔獣について思い出し、自分の記憶に疑問を抱いた際には、本来の姿であるなぎさの姿で事情説明を行った。
正体は前述の通りなぎさが姿を変えた存在で、まどか・さやかと共にほむらのソウルジェムの世界に潜入し、インキュベーターの企みを阻止するため、姿を変えて行動していた。
お菓子の魔女の手下
チーズを探す」役割を与えられた使い魔。縞模様のボールのような一つ目が特徴。
大勢登場する使い魔の中には、結界の中央の椅子に意味深に座っているものがあり、絵コンテでは使い魔であると明記されているものの、視聴者の中にはこれが魔女の真の本体だったのではないかと解釈する者もいたという[54]
『[新編] 叛逆の物語』ではなぎさの周囲を回っていたネズミ型のほか、「チーズの看病」の役割を与えられた看護師姿の使い魔も登場し、マミが自らの魔法のリボンによる空中ブランコで移動する際のサポートを行っていた[55]
ハコの魔女
デスクトップパソコンのようなものに身体を隠す、人型の魔女。性質は「憧憬」。テレビや木馬が浮いた、無重力空間の結界に住む。モニターに映し出される様々な映像の中には、かつての魔法少女時代の姿を思わせる影姿も映し出される[49]。第4話では仁美を含む多くの人々を、集団自殺させようとした。読心能力があり[63]、マミの死に対する自責の念を抉り出してまどかを追いつめるが、契約して魔法少女になったさやかに倒される。
オンエア版やコミカライズ版では、深刻な雰囲気の中で集団自殺の方法がリアルに描かれ[64][65]、その内容が虚淵特有の「ブラックな笑い」とも評された[64]。ただしBD/DVD版では曖昧な描写に変更されている。
ハコの魔女の手下
声 - 悠木碧
運搬」の役割を与えられた使い魔。片翼の天使を模した球体関節人形の姿をしており、人間を魔女の結界へ隔離する能力を持つ。手にした物体を持ち運びやすくする能力を持ち[66]、人間を生きたままバラバラにしたり、ゴムのように引き伸ばしたり出来る。劇中で発するセリフは日本語を逆再生したものが用いられている[67]
落書きの魔女
性質は「無知」。子供のような姿をしている。本編には登場しないが、ゲーム版にて初めて姿を現した。
落書きの魔女の手下
声 - 悠木碧[68]
童心」の役割を与えられた使い魔。おさげ髪の少女を描いたクレヨン画の姿をしている。下半身と一体化している乗り物は、飛行機・船・自動車など自在に変化する。戦闘能力は高いが臆病という設定[46]。第5話でさやかが倒そうとするが、杏子に妨害され逃げられる。
銀の魔女
バイクの部品を組み上げたような姿の魔女。性質は「自由」。第7話に回想として登場、契約当初の杏子に倒される。
銀の魔女の手下
主張」の役割を与えられた使い魔。煙の塊にエンジンを付けたような姿。杏子に倒される。
影の魔女
常に何かに祈るような体勢を崩さない魔女。性質は「独善」。影絵のような結界に住み、使い魔によって攻撃を行うが、自身も木の枝や幹のような無数の腕を背中から伸ばして相手を絡め取る[注 7]。隙間の無い無数の木の枝で回避不可能の攻撃を行う。第7話で、精神が荒んださやかの突撃によって倒される。
影の魔女の手下
盲信」の役割を与えられた使い魔。先端に動物の顔がついた触手状の姿をしている。「影の魔女」のために攻撃を行う。
犬の魔女
本編未登場。性質は「渇望」。デザインは用意されており、コミカライズ版の第8話では手下にかわって1コマ登場している[70][71]。アフロヘアーのような髪型に大量のリボンをつけた犬の姿をしている[72]
犬の魔女の手下
インテリア」の役割を与えられた使い魔。紙粘土で作ったマネキンのような姿で、意思を持たない[73]。第8話でさやかに倒される。
人魚の魔女 / オクタヴィア
美樹さやかが魔女化した存在。性質は「恋慕」。コンサートホールのような結界に住み、廊下には人間だった頃の記憶を反映したものが飾られている。上半身は3つの目を持つ鎧兜をまとった巨体の騎士で、胸元に大きな赤いリボンを付け、下半身は魚の姿。左手の剣やマントといった装備品に、僅かながらもさやかの面影を残している。多数の車輪を放つ攻撃を行う。
第9話では、杏子の自爆攻撃に巻き込まれ消滅した。
第10話の過去の時間軸にも登場。同じく杏子とまどかの呼びかけに応えることなく、ほむらに倒された。この時には二刀流で登場し、結界もお立ち台あるいはロックのステージのような場所となっており[74]、使い魔も異なるといった違いがある。この時間軸では、さやかのソウルジェムが変化したグリーフシードはまどかの手に渡り、ワルプルギスの夜との戦いで黒く染まったほむらのソウルジェムを浄化するために用いられた[75]
『[新編] 叛逆の物語』では「円環の理」に導かれた影響で、さやかの意志で意のままに操ることができる「分身」のような存在となった。人間体であるさやかとは別行動が取れるほか、「水(液体[注 8])」があればどこにでも姿を現すことが可能となっている[55]
名前は公式グッズのTシャツ発売の際にフルネームで明かされている[53]
人魚の魔女の手下
演奏」の役割を与えられた使い魔。「人魚の魔女」のために演奏を続ける楽団。彼らが演奏する劇伴曲は、演奏家を志していた恭介を想起させる[76]クラシック調の曲となっている。第9話に登場。
「叛逆の物語」では「楽譜の橋」を架けることができる他、演奏することにより「円環の理に導かれた少女たち」から借りてきた使い魔たちを召喚することができる。
人魚の魔女の手下
バックダンサー」の役割を与えられた使い魔。志筑仁美に似た[77]、見滝原中学校の制服を着た少女たちの姿をしている。明らかに悪い待遇を受けており、劇中では不運にも魔女からの攻撃に巻き込まれる[74]。第10話のほむらの回想として描かれた時間軸に登場。
芸術家の魔女
声 - 松嵜麗
凱旋門のような姿の魔女。性質は「虚栄」。ゴッホピカソの作品を思わせる結界に潜む。第10話の過去の時間軸、および同じ場面を描いた特典ドラマCD「Memories of you」に登場し、魔法少女になる前のほむらを襲うが、この時間軸ではすでに魔法少女となっていたまどかとマミによって倒される。
芸術家の魔女の手下
作品」の役割を与えられた使い魔。線画調の白っぽい人影。魔女に命を奪われた人間の体の一部からできているという設定[78]。本作に登場した使い魔は「代表作」であることがゲーム版で判明する。
委員長の魔女
セーラー服を着た六本腕(スカートから延びる足のように見える部分も、よく見ると手であることがわかる)で、首の無い魔女。性質は「傍観」。青空から机や椅子が降ってくる結界に、洗濯ロープのような糸を張り巡らせている。第10話の過去の時間軸で、まどか、マミ、ほむらの連携によって倒される。
委員長の魔女の手下
クラスメイト」の役割を与えられた使い魔。スケート靴をはいた下半身だけの姿。
鳥かごの魔女
腕から下だけが鳥かごに収まった姿の魔女。性質は「憤怒」。第10話の過去の時間軸で、ほむらによって倒される。ゲーム版には登場しないものの予約特典としてついてくるカスタムテーマの壁紙の中に登場した。
鳥かごの魔女の手下
軽薄無思慮」の役割を与えられた使い魔。上半身裸の鳥人。
救済の魔女
鹿目まどかが魔女化した存在。性質は「慈悲」。無数の根を張り巡らした木のような姿をしている。地球上の全ての生命を強制的に吸い上げて結界に取り込む能力を備え[79]、物理的に殺す手段はない。[要出典]他の魔女とは桁違いの大きさを誇る。ほむらが時間遡行を繰り返すたびに平行世界の因果の糸を束ね、より強く巨大な存在となっていく。
第10話では少なくとも2度の異なる時間軸に登場しており、魔法少女として活動を始めたほむらに、魔女の正体を悟らせることになる。
2度目の登場の際、キュゥべえは「最悪の魔女」と評し、10日ほどで地球を壊滅させると推測している。
外伝作品『おりこ☆マギカ』では織莉子の予知に登場し、魔女となる鹿目まどかを巡る織莉子とほむらの対立が大きな争点となる。
最終話では、まどかの壮大すぎる願いの代償に宇宙を消滅させるほどの力を持った惑星サイズの魔女が出現するが、まどかの願いには自分自身が生み出す魔女の消滅も含まれていたことから、まどか自身の手によって消滅させられた。なお、最終話の魔女はイヌカレーの設定では救済の魔女ではなく「誰でもない魔女」で、全ての魔法少女の絶望から生まれた空気人形とされている[80]
舞台装置の魔女 / ワルプルギスの夜
声 - 水橋かおり[81]
歴史上で語り継がれる、単独の魔法少女では対処することができない超弩級の大型魔女。空中に浮かぶ巨大な歯車に、ドレスをまとった人形[82]を逆さに吊るしたような姿をしている。公式サイトの「魔女図鑑」でも名前は不明とされ[82]、劇中では「ワルプルギスの夜」という通称で呼ばれている。その正体については諸説あると設定されているが[83]、真相は1人の魔女を中心とした複数の魔女の集合体であるとされる[28]。性質は「無力」。この世の全てを「戯曲」に変えるまで世界を回り続けるという[82]
物語冒頭においてまどかの夢の中に出現し、後の第10話でも過去の時間軸として同じ状況が回想される[注 9]。その力は他の魔女とは比べ物にならないほどの強大な代物であり、時間軸によってはまどかやマミの命を奪っている。他の魔女と異なり結界に身を潜めることはなく、見える悪意による物理的破壊などの影響を及ぼす存在。具現化しただけでスーパーセルを引き起こし数千人単位の犠牲者を出すとされている。ワルプルギスの夜と何度も戦った経験を持つほむらによって、見滝原への襲来が示唆されていた。
本作における時間軸においては、キュゥべえの認識では少なくともほむら1人の力で倒すことは不可能であるとされる。実際、ほむらは第11話で多数のロケット砲グレネード迫撃砲爆弾タンクローリー地対艦ミサイルなどを時間停止能力と組み合わせて用い、総力を尽くしてワルプルギスの夜に挑むものの、全く太刀打ちできなかった。それでも本来の力を発揮してはおらず、その際は逆さ向きの人形が上部へと移動し、暴風の速度で移動し地上の文明を破壊し尽くすとされる[82]
最終話において、まどかが魔法少女として契約した際に、その対価となる願いとして「過去から未来に至るまでの魔女の消滅」を望んだことで消滅した。
舞台装置の魔女の手下 / 影魔法少女
道化役者」の役割を与えられた使い魔。ワルプルギスの夜の強大な魔力に引かれ集まってきた無数の魂から成り[83]、魔法少女に酷似した影のような姿をしている。
劇団イヌカレーの設定によれば、その姿は第1話から第10話までに登場した魔女たちが魔法少女であった頃のシルエットであるとされる[80]。当初の設定ではその中にマミ、さやか、杏子らの姿もあるとされ[80]、絵コンテ段階までは反映されコミカライズ版もその設定で描かれたが、テレビアニメ本編では変更され登場しなかった[20]
オランダの魔女 [要出典]
第8話にてグリーフシードのみ登場している魔女。性質、詳細共に不明だが、ほむらがグリーフシードを持っていたことから彼女に倒されたと推測される。
くるみ割りの魔女
暁美ほむらが『[新編] 叛逆の物語』で魔女化した存在。ゲーム版(此岸の魔女)とは魔女としての真名は同一だが、姿形が大きく異なっており、呼称も変わっている。また以下の使い魔も『[新編] 叛逆の物語』で初めて登場する。
性質は「自己完結」。使い魔を使って自身の処刑を永遠に行い続ける。首をはね、頭蓋が落ちた後には彼岸花が頭を飾っている[55]
くるみ割りの魔女の手下
「刑の執行」の役割を与えられた、メガネをかけていた頃のほむらの姿をしたブリキの兵隊姿の使い魔。ギロチン台へ送られる魔女の葬列を務める。白いネズミを嫌う。人間サイズの他に、巨大なブロッケン級の使い魔も存在する[55]
くるみ割りの魔女の手下
「ネズミの駆除」の役割を与えられた使い魔。馬型の足が生えた虫歯に乗った、メガネをかけていた頃のほむらの姿をした騎兵で、白いネズミを駆り立てるほか、ブリキの兵隊達を手伝い葬列の進行を邪魔する物を排除する[55]
くるみ割りの魔女の手下
「咀嚼」の役割を与えられた使い魔。種をかみ砕くことができなくなった魔女の代わりに異物をかみ砕く歯型のくるみ割り人形で、口の中から大型のクルミを発射できる大砲を持つ[55]
くるみ割りの魔女の手下
「凶報」の役割を与えられた使い魔。カラスのような胴体に頭をぬいぐるみをかぶった着ぐるみの鳥で、魔女の葬列の始まりを告げる。群れをなして飛び回るが被り物のせいで視界が悪く、動く物につっこむ習性がある。巨大サイズの物も存在する[55]
悪魔となったほむらに改変された世界では普通に飛び回り、杏子から食べている林檎を与えられていた。
偽街の子供達(にせまち[85]のこどもたち)
声 - Nadine Stummer、Mae Hinck、Marina Miyamoto、Hannah Heile、Sandra Kraus
「泣き屋」の役割を与えられた使い魔で、葬列を盛り上げるために涙の芝居をする着せ替え人形の少女達。本編中では14体が存在し、「イバリ」「ネクラ」「ウソツキ」「レイケツ」「ワガママ」「ワルクチ」「ノロマ」「ヤキモチ」「ナマケ」「ミエ」「オクビョウ」「マヌケ」「ヒガミ」「ガンコ」とそれぞれ名前が付けられているほか、未登場の使い魔として「アイ」がいる[55]
魔法少女とも劣らない力を持っており、まどかを支配しようとしたキュゥべえを槍で引き裂こうとしたり、ほむら救出戦で薔薇園の魔女の手下の群れを蹴散らしさやかとも互角に渡り合っている。また、ほむらが自らのソウルジェムの中で作り出した魔女結界の構築を手伝ったり、ほむらが無意識に望んだ人物を結界内に拉致した描写も見られる。
悪魔と化したほむらによる二度目の改変が行われた後の世界にも存在している。

ゲームオリジナルの魔女[編集]

以下の魔女と使い魔の詳細は魔法少女まどか☆マギカ ポータブル#ゲームオリジナルの魔女を参照。

此岸の魔女
ゲーム版における暁美ほむらが魔女化した存在。ゲーム版・劇場版で姿形と呼称が異なる唯一の魔女。
おめかしの魔女 / キャンデロロ
巴マミが魔女化した存在。性質は「招待」。
おめかしの魔女の手下
案内」の役割を与えられた使い魔。
武旦(ウーダン)の魔女
佐倉杏子が魔女化した存在。性質は「自棄」。
武旦(ウーダン)の魔女の手下
行進」の役割を与えられた使い魔。
針の魔女
性質は「敬愛」。
針の魔女の手下
愛嬌」の役割を与えられた使い魔。
忘却の魔女
性質は「復讐」。

魔獣[編集]

魔獣はまどかによって再構築されたテレビアニメ最終話の世界で魔法少女が倒すべき敵で、人間の呪いや絶望が具現化した存在。どの魔獣も全て僧侶のような衣を羽織った剃髪の男の姿をしており、個体による差異は見られない。他にも、使い魔のような眷属を持たない、一度に複数体が出現する、など様々な点で魔女とは異なる性質を持つ。小さいキューブ状のグリーフシードを持っており、魔法少女が魔女化しなくなった再構築後の世界において、キュゥべえはこれに穢れを吸わせた物を回収することを唯一のエネルギー獲得手段としている。魔獣のデザインは魔女と魔女の結界のデザインに携わった劇団イヌカレーが担当した[75]

魔獣のグリーフシードは入手が容易な反面、魔女の物とは違い1個につき少量の穢れしか浄化できない、魔女のようなデザインは見られない、サイズが小さい、という違いがある。

ナイトメア[編集]

ナイトメアは劇場版・新編「叛逆の物語」にて登場する敵。夜に人間の悪夢を媒介として具現化した存在で、フェルトのぬいぐるみのような姿をしている。左の中指が隠された手によって、マリオネットのように操られている。言葉を発することはなく、赤ん坊のガラガラのような音を発する。出現すると、周囲の建造物などがパッチワークのような風景に変化する[86]

魔女のように倒すのではなく、「魔法少女たちのお茶会」に招待し、おいしいものを食べさせることで満足させ、救済することで浄化する。グリーフシードのようなものは出現しないが、浄化することで解放された人の輝きで、破壊された建造物などが元に戻ったり、ソウルジェムの穢れが浄化されたりする描写がある。元になった人間は死ぬことはなく、浄化されると元の姿に戻り、穏やかな気分で眠りにつく。

その正体は、暁美ほむらの深層心理の願望によって、5人の魔法少女が戦うための障害物としてねつ造された「バッタもの」[87]。魔女となったほむらの結界の内部に作られた世界にのみ出現し、現実世界には存在しない。作中では2体が登場した。

冒頭のナイトメア
「叛逆の物語」冒頭に登場するナイトメア。元になった人間は不明。クマのような姿をしている。
やぎのこのゆめ
志筑仁美の悪夢から誕生したナイトメア。「子ヤギミサイル」を発射したり、「ユメコンボー」を地面にたたきつけて攻撃する。

魔法少女おりこ☆マギカに登場するキャラクター[編集]

ここでは本作オリジナルキャラクターを記述する。

主要人物(おりこ☆マギカ)[編集]

美国 織莉子(みくに おりこ)
本作の主人公。「白い魔法少女」。作品冒頭でキュゥべえと契約し、魔法少女となる。一人称は「私」。未来を見通す予知魔法を持つが、最初の頃はその力を制御できずに彼女の意思とは無関係に未来予知をしてしまっていたため、常時魔力を消費し続け、攻撃用に魔力を割くことができないという弱点があった。戦闘では、装飾が施された水晶玉状の球体を無数に撃ち出し、攻撃を行う。潜在魔力が高く強烈なプレッシャーを放っており、マミは初めて対面した際、あまりのプレッシャーに涙を流したほど。
お嬢様学校[注 10]に通う令嬢だったが、政治家だった父・久臣の失脚と自殺、それに伴う環境の激変から、自分や社会に対して絶望し、「自分の生きる意味を知りたい」と願って魔法少女になったという経緯を持つ。
契約直後に、「誰にも倒せない」強大な魔女(「あれ」=救済の魔女)によって見滝原が壊滅する光景を予知し、それを阻止することを決意。その手段として、「あれ」の正体である鹿目まどかを殺害することを計画する。当然ながら、まどかを魔法少女、ひいては魔女にしようとするキュゥべえとは利害が一致しないため、キリカとともに魔法少女狩り事件を起こしたり、ゆまを魔法少女にすることを提案したりするなどして、彼の目をまどかからそらすための工作を行い、暗躍する。
物語終盤では見滝原中学校を占拠、グリーフシード化したキリカのソウルジェムを孵化させて校内に結界を貼り巡らせ、校内の教師や生徒を襲わせつつ、自身はまどかを殺害するために行動する。まどかを守ろうとするほむらとは激しく対立し、戦闘になる。最後はほむらによって射殺されるが、死に際に放った最後の一撃によって、まどかを殺害することに成功する。結果として、劇中の時間軸ではまどかの魔女化は阻止されたため、その意味においては見滝原を救った形となった。
別編「symmetry diamond」は、織莉子が「救済の魔女」の出現を予知しない時間軸が舞台となっており、自分を押し殺し続けた過去を引きずっていた彼女が、ゆまとの交流によってそれを振り切る姿が描かれた。公園でゆまと出会った織莉子は、虐待を受けながらも両親を気遣って周囲に助けを求められずにいる彼女の姿に、良家の娘としての責任感に囚われるあまり、母の死にも涙を流すことができなかったかつての自分を重ねるようになる。そのため、織莉子はゆまに対して「自分の望む自分になればいい」と説き、かつての自分の過ちを犯さないよう諭す。このことで迷いを吹っ切ることができた織莉子は、未来予知の力を徐々に制御できるようになっていった。沙々との戦闘において、自身が操る球体に魔力の刃を形成して相手を切り裂く「オラクルレイ」という技を披露している。また、沙々が操る魔女を倒して得られるグリーフシードで魔力を回復しながら戦うことで、普段以上の実力を発揮している。
新約「sadness prayer」でもまどかの存在を予知しているものの、まどかを殺害することが本当に正しい選択なのか悩んでいる。また、小巻との戦闘がきっかけで何かに怯えるようになったキリカを見限ろうとする面も見せた。
呉 キリカ(くれ キリカ)
「黒い魔法少女」。常に織莉子に付き添うようにしている。一人称は「私」。
武器は、両手に三本ずつ付いたかぎ爪。自分以外の全ての動作を遅くする能力を持つ。この能力のため、結果として相手よりも速く動くことができ、「身体強化の魔法」と錯覚させることによりトリックを用いたトラップを仕掛け、有利に戦うことができる。制御が難しい魔法のようで、武器を極端に多く出し過ぎると、速度低下の範囲・効力が低下するというデメリットを持つ。
織莉子を盲目的に溺愛しており、織莉子もキリカの存在を寄りどころにしているらしい。劇中では、織莉子に協力する形で狂信的な魔法少女狩りを行う。その常軌を逸した言動は、マミに「壊れている」と評された。また、後述したえりかとのトラブルから、「子供」を嫌悪するようになっている。織莉子が絡むことがなければ、基本的には社交的な性格で、人付き合いもそれなりにいい。
元々は見滝原中学校に通っていたが、魔法少女になる以前は不登校気味だった。当時は幼少期にえりかとの間に生じたトラブルから、人に嫌われることを怖れ、何とも向き合えない内向的な性格となっていた[注 11]。ある時コンビニでお金を落としたときに、それを拾ってもらった織莉子に関心を持つようになる。その後織莉子を見つけるが声をかけることができず、「違う自分になりたい」と願うようになり、キュゥべえと契約して魔法少女となった。現在の性格はこうした願いがかなったものによる。
物語の終盤では、織莉子が学校を占拠する手引きをし、自ら魔女化して織莉子の戦闘をバックアップするが、杏子やマミとの激闘の末、倒される。
番外編「noisy citrine」では、メインキャラクターとして登場。織莉子と交流を持つ直前の時期を舞台に、えりかとの再会と和解が描かれた。また、爪を投擲する「ステッピングファング」と、無数の爪を盾に連結させ、鋸状にして振り降ろす「ヴァンパイアファング」の、2つの技を披露している。
別編「symmetry diamond」では、見滝原を自らの縄張りにしようとする沙々の襲撃を受ける。
新約「sadness prayer」では、小巻とグリーフシードをめぐって戦闘になり、結果的に彼女を殺害して勝利するが、この出来事がきっかけで何かに怯えるようになり、織莉子に見限られそうになる。
千歳 ゆま(ちとせ ゆま)
織莉子により、キュゥべえの目を鹿目まどかからそらすための囮として利用された幼い少女。両親が魔女に殺されたときに、魔女を倒し自身を救ってくれた杏子に出会い、以後杏子になつくようになる。一人称は「わたし」または「ゆま」。
家庭内の不和が原因で、母親から常に「役立たず」と罵られ、虐待を受けていた経験を持ち、額にはタバコによる火傷の跡がある。そのトラウマのため、役立たずとして見捨てられることを非常に恐れており、織莉子によって杏子に死が迫っていることを告げられた後、杏子を救うためにキュゥべえと契約し、治癒魔法を使う魔法少女となった。治癒魔法の他に衝撃波を武器として使い、ネコのぬいぐるみのようなハンマーを召喚することもできる。変身後の衣装は、肩を露出したドレスにドロワーズを履いた幼女風の魔法少女。ソウルジェムは首の後ろに装着される。
終盤の織莉子達との戦いでは、杏子やマミを回復・支援する立場で参戦する。傷ついた2人を回復する際、魔法少女が魔女化することを知り絶望した彼女たちを、自らの虐待の経験を元に諭し、戦局逆転のきっかけを作った。
別編「symmetry diamond」では母・眞子から虐待され、家を出て公園にいたところで織莉子に出会い、懐くようになる。織莉子・キリカと沙々との戦闘を目の当たりにした後に織莉子に諭される。当初織莉子が予知で見た光景では虐待で死亡し、眞子が逮捕されていたが、現実では虐待の実態を知った祖父母に引き取られた。そして転地で見滝原にスーパーセル(ワルプルギスの夜)が近づいているとの報を聞いて全てを理解し、織莉子・キリカの勝利を祈った。
新約「sadness prayer」では直接登場しないものの、魔法少女として契約していることが語られている。キュゥべえはゆまを「本来なら魔法少女になるには、少々幼すぎる」と評しながらも、「前例がないわけでもない」ということで、契約を持ちかけた。
間宮 えりか(まみや えりか)
番外編「noisy citrine」に登場。キリカの幼馴染の少女。名前が似ている者同士、席が隣になったということで、小学校時代には親友同士になっていた。
両親の離婚により、見滝原市を離れることになったのだが、その際に環境の変化に対するストレスから、万引きをしようとしてしまう。これをキリカが止めに入ったものの、えりかがその場から逃げ出したことで、キリカに罪を被せる形になってしまった。このことがキリカの人格形成に大きな影響を与えており、えりか自身も、このことに対して罪悪感を抱いていた。
その後、母親の再婚に伴い、継父の実家を訪ねるため、一時見滝原へと帰郷する(間宮姓は継父の名字である)。キリカと再会するも、その際の衝突や、家庭環境へのストレスから、魔女の結界に囚われてしまう。これをキリカが救出したことで、彼女との和解に繋がった。
優木 沙々(ゆうき ささ)
別編「symmetry diamond」に登場。グリーフシードを収集せんとする、利己的な魔法少女。織莉子とキリカを狙い、魔女の多く出現する見滝原市を奪おうとする。
「自分より優れた物を従わせたい」という利己的な願いで魔法少女として契約した。魔法少女としての姿は、黄色を基調とした道化師を思わせる服装で。魔力の球体を生み出す杖を武器としている。洗脳魔法を自らの能力としており、記憶を改ざんすることで人間を惑わすだけでなく、魔女をも使役することができる。ただし、本人の戦闘能力は非常に低く、キリカには「私ひとりでも軽くひねれる」とまで言われた。
織莉子とキリカとの戦闘で劣勢になり、ゆまを盾にして逃げ切ろうとするが、織莉子から魔女が魔法少女のなれの果てであることを告げられると驚愕・錯乱し、魔女になりたくないと自らソウルジェムを破壊し自殺する。
新訳「sadness prayer」にも登場。
浅古 小巻(あさこ こまき)
新約「sadness prayer」に登場。織莉子と同じ中学校に通う女子生徒。かつて織莉子が属していた「良家組」と対立する「成金組」に属しており、常に友人の少女2人と共に行動する。
非常に短気な性格で、織莉子のことを一方的に敵視しているが、陰口を叩くなどして他人を見下すことには嫌悪感を示しており、織莉子に対しても面と向かって意見するというスタンスを取っている。このような点から、織莉子には「真っ直ぐな人」と評されている。
林間学校で火災に巻き込まれた際、「私達を守って」という願いで魔法少女として契約した。 魔法少女としての姿は騎士を思わせる服装で、盾を備えた非常に長いポールアックスを武器としている。また、盾は切り離してドーム状の結界に変化させることができる。「魔法少女」という肩書きは恥ずかしく思っており、織莉子に魔法少女であることがばれた後は彼女を避けるようになっている。
キリカとグリーフシードをめぐって戦闘になるが、小巻を尾行していた晶を巻き込んで死亡させてしまう。それに激昂してキリカに突進するが、逆に頭部を貫かれて死亡する。
別編「symmetry diamond」でも脇役として登場。契約しているのかどうかは不明だが、夜遊びしていることを織莉子に悟られ注意されている。

その他の登場人物(おりこ☆マギカ)[編集]

美国 久臣(みくに ひさおみ)
織莉子の父親。優秀な政治家だったが、ある日、経費改ざんなどの不正疑惑が持ち上がり、それを苦にして自殺してしまう。
美国 公秀(みくに きみひで)
新約「sadness prayer」に登場。織莉子の叔父。衆議院議員。
千歳 眞子(ちとせ まこ)
千歳ゆまの母親。夫の浮気が原因で、まだ幼い娘のゆまに八つ当たりし、タバコの火を押し付けるなど虐待の限りを尽くしていたが、魔女に襲われ夫と共に命を落とす。
別編「symmetry diamond」では、児童虐待の疑いからたびたび民政委員の家庭訪問を受けており、ゆまにも口止めを強要していたことが描写されている。また、織莉子が未来予知では、眞子がゆまを殺害してしまい、逮捕されたことがテレビで報道されるが、織莉子の介入によって未来が変わり、ゆまは父方の祖父母に引き取られることになった。
浅古 小糸(あさこ こいと)
新約「sadness prayer」に登場。浅古小巻の妹。夜な夜な出歩くことが多くなった姉を心配している。
行方 晶
小巻の取り巻きの少女。小糸から小巻が夜な夜な出歩くことが多くなったことを聞き、密かに小巻を尾行していたが、キリカと小巻の戦闘に巻き込まれて死亡してしまう。
美幸
小巻の取り巻きの少女。眼鏡とカチューシャが特徴。

魔女(おりこ☆マギカ)[編集]

本編の魔女の大多数は、単行本巻末の魔女図鑑に片仮名で名称が記述されている。また、魔女図鑑には魔女のイラストと合わせて、魔女になる以前の魔法少女と思しき少女のイラストが描かれている。

玩具の魔女 / ローザシャーン
小柄な人型をした魔女。杏子に両断され上半身だけになりながらもゆまに襲いかかったが、杏子によって撃破された。
大きな口を持つ黒いカエルの人形のような使い魔を使役している。
趣の魔女 / シズル
ドクロのような上半身に和服、一本足の不気味な姿の魔女。多彩な能力を持ち、杏子に外郭部分を撃破された後、第二形態に変化。返り血を利用した攻撃で杏子の四肢を切断し重傷を負わせるが、キュゥべえと契約して魔法少女となったゆまの治療魔法で瞬時に傷が再生した杏子によって撃破された。
腹巻のような物をまいたナマコのような使い魔や、手足の生えた壺のような使い魔などを使役しており、どの使い魔になるかは結界に応じて変化する。
魔女に変貌する前のものと思われる姿は、大きなリボンを付けた和風の意匠の少女。
鎧の魔女 / バージニア
全身鎧に一つ目の姿をした魔女。織莉子の屋敷に現れ、キリカによってあっさりと撃破された。
この魔女の使い魔は未登場であるため不明。
魔女に変貌する前のものと思われる姿は、凛とした雰囲気の髪の長い少女。
猫の魔女 / ステーシー
猫の顔が二つ組み合わさったような頭部に8本の腕を持つ魔女。偶然出会って行動を共にしていたマミとキリカに襲いかかる。キリカを袋状の物に閉じ込めるも、変身したキリカによって撃破された。
継ぎはぎだらけの巾着のような使い魔やミシンや裁縫道具を使って作業している使い魔を使役しているが、戦闘にはほとんど関与していなかった。
魔女に変貌する前のものと思われる姿は、帽子を被った眼鏡の少女。
魔女化キリカ
呉キリカが魔女化した存在。女性の体を三つ組み合わせたような外見をしており、目玉の付いたハット帽を被っている。両腕のかぎ爪と背中から打ち出す角弾が主な攻撃手段。
使い魔はシルクハットを被った毛玉のような物体で、鋭い牙の生えた口で見滝原中学校の教師や生徒に襲い掛かって喰い殺した。
魔女化する直前、キリカは織莉子だけは決して襲わないと約束し、彼女の強い意志で約束通り織莉子だけは襲わなかった。
noisy citrineの魔女
番外編「noisy citrine」にて、えりかを結界に閉じ込めた魔女。名称不明。細長い壺状の身体に、いくつもの鉱石をくっつけたような姿をしている。極めて防御力が高く、真珠のネックレスを模したような触手で、キリカと交戦し追い詰めた。最終的には「ヴァンパイアファング」によって撃破されている。
使い魔は綿に真珠の目玉がついたような物体だが、戦闘になる前に、キリカによってあっさりと瞬殺されている。

魔法少女かずみ☆マギカに登場するキャラクター[編集]

プレイアデス聖団[編集]

かずみを始めとする七名で構成された魔法少女のチーム。名前の由来はプレアデス星団から。かずみのオリジナルである魔法少女・カズミ=和紗ミチルが、絶望の末に魔女の口づけを受け集団自殺を図った6人の少女を助けスカウトし結果結成された。カズミの意向により、各々の魔法少女は自身の技にイタリア語での名称を付けている。メンバーの大半が帰国子女であり、有事の際には海香が作家活動の印税で立てた豪邸や、みらいが契約の対価として出現させた博物館『Angelica Bears』を根城としている。

明確なリーダーは存在せず評議制で、皆が対等で共に考察し意見を言い合い共に戦う信念からで、作者によると「円卓の騎士」。

ミチルの魔女化をきっかけに魔法少女システムの矛盾を知り、その否定を決意。以降は魔法少女の使命である魔女狩りと並行して、魔法少女からソウルジェムを強奪・分断する、魔法少女狩りを行っている。その真意は魔法少女たちの活動を停止させることで魔女の発生を抑制するとともに、魔法少女を人間に戻す方法を探っている。なお自分達のソウルジェムは、インキュベーターの一個体・ジュゥべえの記憶を改竄し支配下に置くことで、ジェムの浄化とグリーフシードの回収を担わせることで防止しているが、メンバーの一人・ニコは、ジェムが濁っていないにもかかわらず一時魔女化しているという現象が起きている。

魔法少女を人間に戻す手段を探す目的は全員共通であり結束こそしているものの、死んだミチルのコピーとして作り出したかずみの処遇を巡っては一枚岩と言えず、それぞれの思惑が蠢いている。

かずみ
主人公。いつの間にか誘拐されており、気がつくと「かずみ」という自分の名前しか覚えていない記憶喪失の少女。偶然、立花に拾われて誘拐犯との取引に付き合った所で幼馴染かつ同居人だった海香やカオルと再会する。一人称は「わたし」。
海香やカオルを含めた3人とも帰国子女であり、現在はいずれの両親も海外勤務のために3人で共同生活中。3人とも魔法少女となる契約を結び、記憶喪失の以前にもみらいたちを含めた7人で「プレイアデス聖団」というチームを組んで魔女と戦っていた。しかし、かずみが契約した際の願いは海香やカオルには明かされておらず、不明である。
天真爛漫で人懐っこく、食いしん坊。「食べ物を粗末に扱ったやつは本当の悪人」という教えから、立花が悪人ではないことを信じた。また記憶をなくす前はチーム内では料理担当だった。
耳に鈴のついたイヤリング(実はソウルジェム)をつけている。双樹あやせによると、ソウルジェムが体から分離している珍しいタイプであるらしい。またイヤリング化を解いたソウルジェムは通常と異なる形をしている(底の部分から針が生えている)。
魔法を使う際には、「ちちんぷいぷい」の一言で爆弾の殺傷力を削いだり、巨大な十字架を武器に戦闘を行ったりすることもできる。頭の特徴的な髪型には、悪意の実に反応する特性がある。必殺技は、十字架から光線を放つ「リーミティ・エステールニ」。生命の危機に晒されると凶暴化し、手足が獣のように変化し、魔女の体を喰いちぎるなど獣染みた戦いもする。物質を変化させるなど本来ならばあり得ない様々な固有魔法を持つようであるが、かずみの固有魔法は「破戒(破壊)」の魔法である模様。
正体は後述の和紗ミチルの死体に魔女の肉を詰めて作り上げられたクローン。里美からは「マレフィカ・ファルス(魔女の肉詰め)」と称される。
カンナが大量のグリーフシードを元に生み出した巨大魔女「ヒュアデスの暁」と戦う際に、キュゥべえと「本当の人間に、魔法少女になりたい」と契約、人間かつ魔法少女となって海香、カオルと共にヒュアデスの暁を倒すことに成功する。その後海香やカオルと同じ学校に「昴 かずみ(すばる かずみ)」の名前で通うこととなる。
変身後の服装はキュゥべえと契約する前は露出度の高い白黒の魔女服のような衣装だったが、契約した後は、露出度の少ない白い魔女服のような衣装となり、契約前とは形状の異なる杖を武器としている。ソウルジェムの色は薄い紫。変身後は胸元に装着される。
御崎 海香(みさき うみか)
中学生のかたわらベストセラー作家として活躍しており、印税で豪邸を建ててかずみ、カオルと共同生活をしている。しっかり者で大人っぽい性格をしており、かずみのことは妹のように見ている。しかし、原稿執筆に行き詰まると普段はやらない料理をし始めたり、買い物でストレスを発散しようとしたりする。一人称は「私」。
若くして才能を認められるも、処女作を編集者に騙され盗作に利用されて絶望。その後カズミとの出会いを経て「自分の作品を認め、大切にしてくれる編集者との出会い」という願いを対価に、ジュゥべえと契約し魔法少女となった。
変身後の服装は白いシスター服のような衣装。変身後はメガネをかける。ソウルジェムの色は青(単行本3巻の表紙より)。変身後は額に装着される。
戦闘の際には魔道書型の道具を使ってカオルのための光球を放ったり、相手の特徴や弱点を読み取る必殺技「イクス・フィーレ」を使用する。また、魔道書を変形させて両側に槍頭を備えた槍状の武器にすることもある。その他にも額のソウルジェムを対象の額にあてることで記憶操作を可能とする。この能力によってジュゥべえの記憶を改竄し聖団の手足としている。
牧 カオル(まき カオル)
運動神経抜群で、サッカー選手として活躍している。明るく姉御肌で面倒見がよい。一人称は「あたし」。
試合中に相手プレイヤーのミスで選手生命を絶たれる大ケガを負い、さらにその相手が事故を理由にイジメを受け自殺を図ったことで絶望。その後カズミとの出会いを経て、「あの試合で傷付いたすべての人を救う」という願いを対価に、ジュゥべえと契約し魔法少女となった。当初かずみには自分の願いは「一生サッカーのできる丈夫な体が欲しい」ことであると偽っていた。
変身後の服装はフードがついたジャージのような服装。変身後ソウルジェムは右膝のサポーターのような箇所に装着される。武器はスパイクシューズ。
サッカー選手としての俊敏性と、契約の対価によって強化された身体の強靭性を活かして、魔女の足止め・陽動を担う。身体を硬質化して攻撃・防御を行う「カピターノ・ポテンザ」や、海香の放った光球を蹴って相手にぶつける必殺技「パラ・ディ・キャノーネ」を使用する。
宇佐木 里美(うさぎ さとみ)
獣医志望の少女。心優しく涙脆い性格だが精神的に脆い面があり、来たる魔女化を強く恐れている。契約の対価によって、動物を会話を交わす能力を持つ。甘いものが好き。変身後の服装は猫の耳の飾りがついたゴスロリ調の衣装。武器は猫の頭の飾りがついた杖。一人称は「私」。
3歳の誕生日に家族となった愛猫・サレを、自らの不注意により死なせてしまったことで絶望。その後カズミとの出会いを経て、「どんな子でも助けられるように、動物の言葉がわかる力」という願いを対価に、ジュゥべえと契約し魔法少女となった。
他人に意識を憑依させ自在に操る、「ファンタズマ・ビスビーリオ」を使用する。
ニコの魔女化を目撃してパニックに陥り、魔女化から逃れるべくを殺人をも厭わない残忍な一面を表す。その後かずみに彼女の正体を明かし、サキやかずみの失敗作らを操ってかずみの抹殺に乗り出すが、そのさなかで突如魔女化し、かずみに倒される。
若葉 みらい(わかば みらい)
小柄でファンシーな少女。裁縫が得意で、自作のテディベアを大切にしており、契約によって666体のテディベア用の博物館『Angelica Bears』(名付け親はカズミで、彼女の名から「明日葉」の英語名をとったもの)を建造している。外見と裏腹に男勝りですぐ手が出る激情にかられやすい性格で、口調も荒く一人称は「ぼく」。その一人称ゆえにクラスメイトから気味悪がられて避けられていた過去を持ち、それを否定せずに受け入れてくれたサキを強く慕っており、サキにかわいがられているかずみに嫉妬し何かと突っかかる。
元は内向的で人付き合いが不得手であり、テディベア以外の友人ができなかったことで絶望。その後カズミとの出会いを経て、サキや聖団という友達を得たことから、今まで自分を守ってくれた「トモダチ」であるテディベアのための「博物館を作る」という願いを対価に、ジュゥべえと契約し魔法少女となった。
テディベアを手足のように操り戦わせる魔法を得意とし、テディベアを無数に召喚し相手に襲いかからせ捕食させる「ラ・ベスティア」や、無数のテディベアを合体させ巨大化させる「ラ・ベスティア・リファーレ」を使用する。また持っている杖を、身の丈以上の巨大な大剣に変化させ相手を一刀両断にするなど、一撃必殺の肉弾戦にも長けている。
変身後の服装はピンクのドレスで、ハート型の飾りがついたカチューシャとチョーカーをつける。ソウルジェムは変身後チョーカーの飾りとして装着される。
サキを守ることを行動原理としており、彼女のためと思って取った行動が裏目に出てしまうことが多い。第17話で、魔女化したサキを守るために「ラ・ベスティア」を唱えた直後、「あすなろの昴」と化したサキに食い殺された。
神那 ニコ(かんな ニコ)
カリフォルニアからの帰国子女。本名:聖カンナ。冷静沈着かつ飄々とした性格で、あまり感情を表に出さない。一人称は「私」。
カリフォルニアにいた幼少期の頃、友人の少女二人とふざけて実銃でカウボーイごっこをしていた時に銃が暴発して友人二人を死なせてしまったことで絶望。その後カズミとの出会いを経て、「もう一人の自分を生み出すこと」(正確には、「もうひとりの自分に自分の全てを託して幸せになってもらうこと」)を対価に、ジュゥべえと契約し魔法少女となった。
 上記の事件以降、その事件が起こらなかった世界で幸福な日常を過ごしている「if」の自分を夢見るようになり、 空想と現実の二人の自分を作り出して「二」つで一人の「子」となることで自らを「ニコ」と名乗るようになる。 そして、魔法少女の契約の願いによってその「if」の自分を現実のものとして具現化し、自分が得られなかった幸せを過ごさせるために「if」の自分に本名である「聖カンナ」の名を譲り与え、彼女が過ごす幸福な日常を見守ることで、自分もまたその幸福を追体験をしていた。
ソウルジェムの色は淡い水色(雑誌掲載時の第9話冒頭の場面と単行本3巻の表紙で確認できる)。変身後はうなじに装着される。変身後の服装は飛行士の制服をモチーフにした衣装。武器はバールのような形状の杖。
「再生成」の祈りによって、物質を別のモノに再構築する魔法を使い、自分の指をミサイルに変えて放ったり、周囲の物質を自分に変えることで分身する「プロルン・ガーレ」を使用する。バールのようなを武器とし、杖から放つ再生成エネルギー波「レンデレ・オ・ロンペルロ」は、かずみの破戒魔法と組み合わせることで反作用エネルギーによる瞬間的爆発を起こす。また能力の応用によって作った通信機用アプリで、魔女の残留力を検出することも可能
あやせとの戦闘ではかずみと共闘し、再生成の魔法であやせを圧倒したほか、かずみとの合体魔法であやせを撃破した。その直後にかずみ達の眼前で、突然「弾丸の魔女」へと変貌し、みらいの攻撃により倒されたが、契約の対価によって作った「予備」に精神を移して生還した。しかし、このニコの「予備」は実は後述の聖カンナが成りすましていたものであり、ニコ本人はこの時死亡していた。
余談だが、3話の連載時は「神流 ニコ」と表記されていた。
浅海 サキ(あさみ サキ)
団員に的確な指示を送る聖団の事実上の司令塔。情報を分析し作戦を立案するなど明晰であるが、冷静沈着であるとはいえず若干短気で感情的になりやすい性格をしている。かずみに妹の面影を重ねており、かずみのことになると冷静でいられなくなってしまう。父は海外出張中であり、戦闘中に祖母の形見であるピアスをなくしたカズミに、父に頼んで探してもらった同じ型のピアスを渡している。一人称は「私」。
大切にしていた妹・美幸を事故によって喪い絶望。その後カズミとの出会いを経て、自分と似た境遇にあるカズミの選択に倣って「妹が育てていたスズランが永遠に咲き続けること」という願いを対価に、ジュゥべえと契約し魔法少女となった。
雷の魔法を得意とし、乗馬鞭を武器として操る。変身後の服装は軍服をモチーフにした物。
ソウルジェムの色は不明。変身後は左手の甲に装着される。
第17話で、かずみがみらいに殺された(実際は、カンナによってにせ物にすり替えられていた)のを見て絶望し、さらにカンナにイーブルナッツを投与されたことによって魔女化してみらいを食い殺してしまう。一度はカンナに押さえ込まれて彼女の手駒となってしまったが、かずみの危機に際してカンナの制御をふりほどき、「双頭の邪翼」と魔女軍団に自分を襲わせて自害し、グリーフシードをかずみのために捧げて窮地を救った。
和紗 ミチル(かずさ みちる)
プレイアデス聖団の創設者で、かずみのオリジナルとなった魔法少女。ジュゥべえや聖団メンバーからは、和紗の「カズ」とミチルの「ミ」を縮めて「カズミ」と呼ばれていた。天真爛漫な性格。
元々は留学していたが祖母の危篤を知って帰国、道中に魔女の結界に巻き込まれたところを、マミに救われ魔法少女の存在を知る。その後ジュゥべえと「祖母の命が尽きるまでの間、祖母の意識をはっきりさせてほしい」という願いを対価に契約、魔法少女となった。祖母の形見である鈴をピアスとして身につけていたが、魔女の結界内で紛失、同じ型のものをサキにプレゼントされていた。マミに影響を受け、自身や仲間の魔法少女の技名にはイタリア語で名称を付けていた。
魔女の口づけを受け集団自殺を図った6人の少女を助け、彼女らを魔法少女に誘いプレイアデス聖団を結成し、彼女らのリーダー的存在となる。しかし闘いの末に魔女化して死亡、彼女の死を悼んだ6人の手により、遺された彼女の肉体に魔女の肉を埋め込むことで、12体の失敗作を経てかずみが作り出された。
変身後の服装と武器はキュゥべえと契約する前のかずみと同じもの。

その他の魔法少女[編集]

ユウリ / 杏里 あいり(あんり あいり)[88]
影に隠れて行動し、かずみを付け狙う魔法少女。物語の冒頭で聖カンナに唆されてかずみをトランクに閉じ込め連れ去ろうとしたほか、イーブルナッツを使って人間の魔物化を行った犯人でもある。裏で暗躍していた頃は落ち着いた言動であったが、実際は激情家で過激な言動が多く、復讐のためなら手段を選ばず周囲の被害も試みないと危険な思考の持ち主。その精神状態は非常に危険な状態にいたっている。金髪のツインテールで、魔法少女としてはボンデージルックで、魔女のような大きな帽子を被っている。
武器はマジカルハンドガン「リベンジャー」。高い身体能力と素手で魔女を引き千切ることができる怪力を誇り、二挺拳銃を駆使した体術を操る。大量の銃器を空中に召喚し一斉射撃する他に牛型の魔獣を召喚し攻撃させる「コルノ・フォルテ」という魔法を使う。また変装や強力なバリヤを張るなど多彩な能力を持つ。
実は、現在の姿は本来のユウリである親友・飛鳥ユウリの姿に変身したもの。かつて余命3か月と診断されていたが、ユウリが魔法少女として契約することで完治した。しかし、後にユウリが出場していた料理コンテストの会場で魔女化したユウリに襲われ、彼女がプレイアデス聖団に倒されたところを目撃。その時当初は自分を襲った魔女がユウリであることに気づいていなかったが、プレイアデス聖団が去った後ユウリに渡していたお守りのスプーンがその場に落ちていたことや真相を省かれた真相をキュゥべえから告げられたことでユウリの死を知り、「ユウリの命を引き継ぐ、私をユウリにして」、その「エントロピー」を凌駕した願いで魔法少女として契約、復讐のためにあすなろ市に戻ってきた。
後にプレイアデス聖団の面々を襲撃してかずみを拉致し、かずみを助けに来た聖団のメンバーや狂暴化したかずみと戦い彼女達を圧倒したが、魔力を連続して使ったためにソウルジェムが汚れきり、浄化を拒んだすえにかずみ達の目の前で魔女化する。最後はかずみの力で肉体のみ元の姿に戻ったものの意識までは元に戻らず、かずみ達の手で倒された。
ユウリからもらった金のスプーンをお守りとして持っており、あいりが魔女化して倒された後このスプーンはかずみの手元に渡った。
ソウルジェムの色は黄色。変身後は胸のすぐ下の位置に装着される。
飛鳥 ユウリ(あすか ユウリ)
あいりが「ユウリ」になる前の本来のユウリ。
親友であるあいりの余命が短いことを知り、「どんな手を使ってでも助ける」と、あいりの病気を治すことを願いとして魔法少女となった。魔法少女となって以降はあいりの病気を治し、魔女と戦う傍らで魔法少女としての力を使い難病の子どもを治療し続けていたが、無理がたたり魔女化し、プレイアデス聖団に倒される。
料理の才能があるらしく、料理コンクールで決勝戦まで進出するほどの実力を持っていた。魔法少女に変身したときの姿は看護師のような姿で、ガトリング砲に似た形状の注射器を武器としていた。
プレイアデス聖団が魔法少女の真実に気付いた発端となった人物とかずみの記憶ではそうなっていた。
茜 すみれ(あかね すみれ)
あすなろ市で活動していた魔法少女。腹部を露出する和装のような服装をしており、薙刀を武器としていた。カオルとは知り合いである模様。第7話冒頭でカオル達にソウルジェムを奪われる。
双樹姉妹(あやせ / ルカ)
ユウリとの戦いから一夜明けた頃にかずみの前に現れた魔法少女。見滝原に向かう途中にプレイアデス聖団の噂を聞きつけあすなろ市に訪れた。そこで偶然ニコとかずみに出会い、その場でニコと交戦。ソウルジェムを奪われた後、後述する双樹ルカの人格が現れ反撃、その際にかずみのイヤリング(ソウルジェム)を奪おうとして反撃され、あやせとルカの人格が同時に出現した姿に変身。炎と氷の合体魔法でかずみを追い詰めるが、かずみとニコの同時攻撃を受けて敗れ、その後駆け付けたプレイアデス聖団のメンバーに取り押さえられてソウルジェムを奪われた。
あやせとルカの人格が同時に出た状態ではあやせの純白のドレスとルカの真紅の和服が合わさった服装になり、二刀流になる。超高熱と超低温の相反する属性を合体した魔法「ピッチ・ジェネラーティ」を操る。ソウルジェムの色は(単行本2巻の裏表紙より)で、変身後は右胸に装着される。
第19話で、みらいの「ラ・ベスティア」でレイトウコからソウルジェムを引き離されたことによって二人同時に魔女化し、かずみ達に襲い掛かった。
双樹 あやせ(そうじゅ あやせ)
ソウルジェムのコレクターで幾つものソウルジェムを所持している。我が儘で好き嫌いが激しい性格である模様。「スキくない」と好きと嫌いの二重の意味がある言葉が口癖。また、聖カンナからイーブルナッツを受け取っており、かずみやニコとの戦闘で「奥の手」として使おうとしていたが、サキによって阻まれた。
魔法少女の姿は、左肩が露出した純白のゴスロリ風のドレスで武器は拳守のある刃渡りが厚い。剣を左腕に持っているため左利きである模様。超高熱魔法の使い手で炎を自在に操る。ソウルジェムを装着している位置は右胸。
双樹 ルカ(そうじゅ ルカ)
あやせのもう一つの人格。この人格の状態でもソウルジェムを所持し、魔法少女になる。魔法少女の服装は右肩が露出した深紅の和装のような服装で、武器はあやせの剣の護拳と合わさった日本刀で右利き。性格はあやせと正反対で言葉遣いがていねいで礼儀正しい。超低温魔法の使い手で氷を自在に操る。ソウルジェムの色は赤(単行本2巻の裏表紙より)で、変身後は左胸に装着される。
KAEDE HINATA
レイトウコで眠っている魔法少女。
椎名 レミ(しいな レミ)
石島美佐子のクラスメイトである魔法少女。現在行方不明となっている。武器は。失踪当時3歳だった妹がいる。
聖 カンナ(ひじり カンナ)
神那ニコと瓜二つの姿をした魔法少女で、この物語の黒幕的存在。
実は第9話からすでに登場しており、ニコが魔女化して死亡した際にニコの「予備」を演じて聖団の中に入り込み、第18話で正体を現すまでニコになりすまして行動していた。それまではニコの口調や仕草で振舞っていたが、本来の性格は普通の少女として過ごしていたためかニコよりも感情の起伏が激しい。
その正体は、ニコの願いによって生み出されたもう一人のニコであり、元々はニコが空想で生み出した架空の存在だったが、彼女が魔法少女になる際の契約の願いによって具現化され、魔法少女となったニコ自身の代わりに幸せな日常を生きるように彼女の本名を譲り受けた存在である。
当初は何も知らずに幸せな生活を送っていたが、飛鳥ユウリが魔女化した現場を偶然目撃した際に聖団と自らのオリジナルであるニコを目撃する。その直後にジュゥべえから自分がニコのコピーであることを知らされ、自分自身が今まで生きてきたこと全てがニコに与えられた設定の中でしかなかったことに絶望し、ニコに対して激しい憎悪を抱き、彼女への復讐の為に「相手に気付かれずに接続できる力が欲しい」という願いを対価にジュゥべえと契約して魔法少女となった。その願いで得た能力で聖団の実態と計画を知り、自分と同じ存在であるかずみの存在を知ったときは同類が出来ると喜んだが、同時に身勝手に命を生み出している聖団への憎悪も生まれ、復讐の対象をニコからかずみを除くプレイアデス聖団全員へと拡大させた。ニコの再生成と海香の分析能力を利用してイーブルナッツを作り出してそれをあいりや双樹姉妹に配って使わせたり、あいりを唆してかずみを誘拐するなど、これまでプレイアデス聖団が遭遇した数々の事件を裏から操っていた張本人であり、それによって彼女たちにどんどん魔法を使わせて疲弊させようとしていた。
上記の願いから生まれた魔法「コネクト」によって、相手に気付かれることなく接続し、接続した対象の位置や行動、記憶や感情、使える魔法すらも読み込んでそのまま自分の能力としてコピーする。また、魔女に接続することで自分の手駒として操ることもできる。魔法少女の服装はニコとは別物のヒュアデス星団をモチーフにした黒に近いダークグリーンの服装で、背中から尻尾のように伸びたケーブルを武器としており、「コネクト」で相手と接続する際に使用するほか、鞭として使用することもできる。 ソウルジェムの色は不明で、変身後は胸元に装着されるが、目立たないように加工されており、ニコと同じ場所にダミーのソウルジェムを装着している。
最終的には「本物」である人類を滅ぼし、自分たち「偽物」の人造人間が新たなる新人類・ヒュアデスとして成り替わることが目的であり、かずみを仲間として迎え入れようとしたが拒否されてしまう。かずみ達と戦っている中で限界を迎え、レイトウコに封印されていた魔法少女全員を巻き込んで魔女「ヒュアデスの暁」を作り出し、自分を裏切ったかずみの愛するこの世界を破壊し尽くそうとするが、魔法少女となったかずみとの激戦の末敗北する。その後、 かずみの口からニコが本当に願っていたことを伝えられて涙し、かずみに全てを托すと自らソウルジェムを破壊して自害した。

妖精(インキュベーター)[編集]

ジュゥべえ
かずみ達と契約して彼女達を魔法少女にしたインキュベーター。里美からは「べえちゃん」と呼ばれている。アニメ本編におけるキュゥべえとは異なり、耳や体色が黒く、首回りを包むファー状の毛皮から触手の様な器官が生えているという外見上の差異がある。グリーフシードの取り込み口は額にある。通常のインキュベーターとは異なり固有の自我を持っており、口調は荒っぽい。
プレイアデス聖団を魔法少女にした個体であり、元々はインキュベーターの集合意識を共有していたが、魔法少女システムを知った海香の魔法によって記憶を改ざんされている。結果ソウルジェムの浄化を自ら担うなど、聖団に皮肉を飛ばしながらも手足として動いている。
その真の正体はキュゥべえの死体とデータ化したグリーフシードを元にニコが作った個体であり、名前の由来は「Incubator ver dependent(=従属するインキュベーター)」を略したものである。その後、海香によってあすなろ市にキュゥべえのことを認識しなくなり、過去のキュゥべえの行動をジュゥべえに置き換えるという結界が張られた。しかし、ジュゥべえによるソウルジェム浄化は表面のみにとどまり、実際にはほとんど浄化されていなかった。最期はソウルジェムを浄化しきれずに体が破裂して死亡した。

その他の登場人物(かずみ☆マギカ)[編集]

立花 宗一郎(たちばな そういちろう)
第1話でかずみを入れたトランクを持っていた料理人の青年。ショッピングセンター「BUY-LOT」の経営者に騙されて店も土地も奪われた為、同所を爆弾入りトランクで爆破しようとしていたが、爆弾を運んでいた途中でユウリとぶつかったためにトランクはかずみ入りのものと挿げ替えられていた。かずみにビーフストロガノフを作ってやった。
あいりの回想の場面では彼や彼の店が雑誌で紹介されており、あいりとユウリは雑誌で紹介されていた彼の店のバケツパフェを一緒に食べる約束をしていた。
第6話終盤で再登場。レストラン「レパ マチュカ」のオーナーと知り合いであったことから店を任されており、「レパ マチュカ」を訪れたかずみと再会する。
石島 美佐子(いしじま みさこ)[88]
第1話で登場。立花を利用して彼に爆破テロを起こさせ、手柄を立てようとした女刑事。あいりによって力や情報を与えられ、カマキリのような怪人(後述する魔女モドキ)になってかずみを襲うが、魔法少女になったかずみに敗れる。その後、海香の魔法によって記憶を書き換えられ、その事件に関する記憶を消された。
第16話で再登場し、少女の連続失踪事件を調査していた際にかずみを発見して保護した。
志田 京香(しだ きょうか)[88]
第2話で登場した化粧品の販売員。ガングロや茶髪にして肌や髪が荒れている女子高生を許せず、負の感情からスライム状の魔女モドキと化す。
最終話にも1コマだけ登場した。
トト[88]
かずみの周辺にいる黒猫。
スライス秋山(すらいすあきやま)
あいりの回想で登場したプロの料理人。飛鳥ユウリは彼の大ファン。本編で2巻と5巻に少しだけ登場したほか、2・3・5巻の表紙裏にも登場した。勘で調理する直感料理なるものが得意らしい。

魔女(かずみ☆マギカ)[編集]

コールサイン「プロローグ」[89]
第3話で登場した魔女。
属性は不明で、子供の落書きのような外見をしており、移動図書館として使われていたワゴン車に潜んでいた。サキによると、「使い魔から成長した魔女」。使い魔はしおり状の人間。
海香とカオルを丸呑みにして窮地に追いやるが、駆けつけたサキたちに救出され、合体魔法「エピソーディオ・インクローチョ」で動きを封じられたところを「メザノッテ・チャマンテ」を合図に放たれたかずみの「リーミティ・エステールニ」を受けて消滅した。
魔女[90]
飛鳥ユウリが魔女化した存在。プレイアデス聖団の目の前で変貌した。
属性は「(度が過ぎる)献身」で、注射器状の形をしており、結界に入った人間に麻酔を打ち込み、調理するかのように切り刻んで患部を取り出す。使い魔はフォーク。弱点は「必要とされないこと」。
心臓の魔女[91]
杏里あいりが魔女化した存在。かずみとの戦闘中に変貌した。
属性は「自己否定」で、心臓の形をしていて、除細動器がツインテール状に繋がっており、病弱だったあいりに残った蘇生される自分のイメージを象徴している。使い魔は球根。弱点は「薬毒」。
弾丸の魔女[92]
神那ニコが魔女化した存在。双樹姉妹との戦闘後に突然変貌した。
属性は「罪悪感」で、頭に弾痕のような穴があいた上半身だけのマネキン人形のような形をしており、両腕をはさみに変えて切りつけてくる。常に被害妄想に取りつかれており、結界に踏み込んだ人間は問答無用で抹殺してしまう。
使い魔は人の上半身をかたどった的。
古代の海の魔女[93]
第11話で登場した魔女。魔法少女になる前の海香達の絶望に付け込んで集団自殺に導こうとしていた。
属性は「さみしがりや」で、サンゴやクラゲのような群体の生命を思わせる魔女で、群体であるため、部位破損によるダメージでは致命傷を与えられず、全群体を一度に殲滅しない限り倒すことができない。
分裂した時の姿はリボンを付けたかわいらしいクラゲのような姿をしており、合体すると二つの顔と無数の触手を持つを持つ巨大なクラゲのような姿になる。なお、使い魔が合体して魔女になるのか、魔女が分裂して使い魔の外見をしているのかは不明。
強力な魔女であったが、ミチルに海香達が生きる希望を取り戻すために利用され、最期はミチルの「リーミティ・エステールニ」を受けて消滅した。
なきむしの鎧[94]
宇佐木里美が魔女化した存在。かずみとの戦闘中に突然変貌した。
属性は「臆病」で、耳が生えたホイッスルのような頭部と籠のような胴体を持つ獣使いのような姿をしており、その胴体の中に臆病でかわいらしい兎のような本体が隠れている。笛を吹きながら鞭を振って侵入者を威嚇するが、怯え涙を流して逃げれば追ってくることはない。
使い魔は口が縦向きに生えた猫で、ホイッスルのような頭部を鳴らして操っている。
あすなろの昴[94]
浅海サキが魔女化した存在。聖カンナの手によって魔女化させられた。
属性は「姉妹愛」で、 鈴蘭の模様が描かれた球体のような姿をしており、鋭い牙の生えた口で相手を食い殺す。サキの妹・美幸の面影を持つミチル、そしてそのクローンであるかずみへの強い愛を行動原理とし、妹を守ることを優先する。
双頭の邪翼[95]
双樹姉妹が魔女化した存在。若葉みらいの魔法によって「レイトウコ」から引き離されたソウルジェムから生まれた。
属性は「豪奢」で、翼の生えた犬のような姿をしている。魔女化後も2人で一つの身体を共有し、2つの頭を持つ。魔女化してもなお「究極の宝石」を追い求めており、止めるためにはソウルジェムを与えるしかない。カンナによると、「外道魔女」。
海香とカオルを圧倒するが、復活したかずみに圧倒され、最期は「リーミティ・エステールニ」を受けて消滅した。
魔女軍団[95]
「レイトウコ」の魔法陣に留め置かれたソウルジェムが、若葉みらいの最後の魔法によって引き離され、そこから一斉に誕生した魔女たち。みらいの群体支配魔法「ラ・ベスティア」によって支配されたことで、あすなろの昴を守るために行動する。
計5体誕生し、「双頭の邪翼」とともに海香とカオルを圧倒するが、復活したかずみによって全滅させられた。
ヒュアデスの暁[96]
聖カンナが「コネクト」の魔法を使って複数のソウルジェムを結合し、同時に孵化したことで突然変異・融合して誕生した巨大魔女。命名はキュゥべえによる。
属性は「破滅」で、ワルプルギスの夜と同等の大きさを持ち、ワルプルギスの夜と同様に結界を必要としない。使い魔もワルプルギスの夜同様に魔法少女に酷似した影のような姿をしている。
最期は合体魔法「メテオーラ・フィナーレ」を受けて消滅した。

魔法少女たると☆マギカに登場するキャラクター[編集]

フランス側の魔法少女[編集]

タルトジャンヌ・ダルク
物語の主人公。「タルト」の名前は自身の名前を書いた際に「Jehanne Tart」と書いたため[注 12]キューブ(キュゥべえ)が「タルトというのはいい響きだ、そう呼ばせてもらいたい」と言ったことに基づく。一方タルトはキューブのことを「天使様」と呼んでいる。
プロローグにて、かつて「聖女」「乙女」と謳われた彼女が「異端」「魔女」として火刑に処される中、絶望を抱かず「人」として運命を受け入れ、ソウルジェムを握りしめて過去を思い出す所から物語は始まる。
百年戦争において、連合イングランド軍より領地を取り戻すべく前線で戦う魔法少女のひとりで、兵士や領民から「聖女」「乙女」として崇められている。平和を願い戦争を終結させるためにキューブと契約した。
キューブによると「規格外な力」を持ち、光を操る固有魔法を使い、魔女の攻撃や大砲の弾ですら無傷でいられるほどの耐久力を持っているが、生来の平和主義なために武器を所持しておらず、固有魔法を応用して、頭にイメージすることにより「光の剣」や「光弾」など、光(=熱エネルギー)を様々な武器に具現化させて使用し、必殺技として長槍に変化させて高威力の攻撃を与える「ラ・リュミエール(光よ)」を使う。大技を使用するに比例してソウルジェムの濁りも早くなる。
ドンレミ村で妹のカトリーヌともに敬虔なキリスト教徒として平和に過ごし、村人からは「ジャネット」と呼ばれていた。ある日、カトリーヌと共に光が見え、それが森の方に行くを見て森の中に入るが、そこでグリーフシードが孵化し、現れた魔女結界の中で魔女の口づけを受けた兵士に襲われるが、その時に現れたリズとキューブに救われる。魔女を倒したリズとキューブに自らを探していたと告げられ、キューブに魔法少女として契約を望まれる。最初の内は自分は人々を助けるような立派な人間ではないと拒否していたが、盗賊団による村の襲撃で村人とカトリーヌを失い、戦争を終わらせ平和な時代にしたいと決意し、「フランスに光をもたらす力を」と願い魔法少女になった。
後に魔法少女が魔女になる事を知り、フランスが平和になるならばと覚悟しているが、タルトの因果律があまりにも強大で、物事がタルトの思う通りの結果へと繋がる事に対し、タルトの願いが達成された後がどうなるかに対し、リズは不安を隠せないでいる。
その願いにふさわしい強力な魔力の行使と破格の攻撃力・防御力を誇り、潜在的な魔力量を多く持つものの、持久力に欠け燃費の悪さが際立っている[97]。一人称は「私」。
リズ・ホークウッド
イタリア人の傭兵で本名リズ・ヴィスコンティ
防御力を除き基本的にバランスが取れた能力を持っている[97]。影を操る固有魔法を持ち、影から影へと移動する事ができるほか、汎用性に優れ防御力が劣る点を影に潜り込む事でカバーしている[97]。使用する武器は前後につり下げた4本の短剣[97]で、影を通して遠くの敵を攻撃するなど主に暗器として使用し、固有魔法との重ね技で槍や鞭、大鎌など様々な武器に変化させて使用する他、鎖状にして相手を拘束することもできる。
とある願いのためにタルトよりも先にキューブと契約して魔法少女となっており、キューブと共に魔女を倒す旅をしていた。表情は乏しく物事にはたいてい無表情だがかわいいもの好きな一面も。一人称は「私」。
メリッサ・ド・ヴィニョル
普段は給仕としてタルトたちの身の回りの世話をしている。プロローグでジャンヌ(タルト)が火刑に処される姿を、兵士に取り押さえられながら見届けている。使用する武器は樽状のハンマーと魔法の鎖で繋がっている長柄のメイスで、相手にハンマーをぶつけ、さらに魔力を込めてハンマーを突くことにより空間ごと消滅させることができるが、同時に武器も消滅するため、一回の変身につき一度しか使用できない。一人称は「私」。
エリザ・ツェリスカ
貴族出身。家名を誇りとし、「ドラゴンの記章」が刺繍されているマントを羽織っている。使用する武器は5つの銃身を持つ斧付きのライフル。魔力を込めことによりガトリング砲のように連射することも可能。一人称は「私」。

フランス側の人物[編集]

ジル・ド・モンモランシ=ラヴァル(ジル・ド・レ)
フランス軍部隊長。戦場において勝利のためなら非情になれる男。タルトを「聖女」と神聖視している。
エティエンヌ・ド・ヴィニョル(ラ・イル)
フランス軍傭兵部隊長。ジル・ド・レ同様タルトたちラ・ピュセルに信頼を寄せている。
ジャンのオルレアン防衛の救援の為に王太子シャルルの命を受けて傭兵部隊の隊長として派遣されたが、イングランド軍への強襲作戦が魔法少女たちによって失敗に終わり、ジャンを救い出す形で逃げ延びる。
カトリーヌ
タルトの妹。故人。リズがドンレミ村に滞在している間、タルトと共に剣の師事を受け剣の才能を見出したが、魔法少女としての才能は無くキューブの姿が見えない。リズの不在中に盗賊団が村を襲撃、タルトと村を守るために剣を握り応戦したが死亡した。理不尽な時代により起きた彼女の死は、タルトが戦争を終結させることを決意し、魔法少女となるきっかけとなった[注 13]
ロベール・ド・ボードリクール
ドンレミ村の北方に位置するヴォークルール城砦都市の城主で、砦の守備隊長も務めている。フランス王家と親交が深い。戦争を終わらせるためタルト達はまずロベールに謁見し、シャルル王太子との謁見を執成してもらおうとヴォークルールへ向かった。この時魔女によりロベール達は洗脳されていたが、タルトが魔女を倒したことにより洗脳が解け、事態を理解し魔女が討ち取られたことに感謝し、タルトの協力を約束した。
ジャン・ド・メス
ヴォークルールの準騎士。気さくな性格で女性に対しては紳士的。
ベルトラン・ド・プーランジ
ヴォークルール準騎士。堅物で気の荒い性格。
ジャン・ド・デュノワ
オルレアンの総司令で、「バタール・ド・オルレアン(オルレアンの私生児)」の通称を持つ。イングランド軍補給部隊に対し倍以上の兵力で強襲をかけたものの、イングランドの魔法少女たちに返り討ちに遭い、壊滅的な状況に陥るが、ラ・イルに救われる形で難を逃れる。
シャルル
王太子で後のフランス王。

連合イングランド側の魔法少女[編集]

ミヌゥ
連合イングランド軍に就いている、猫の仮面を付けた魔法少女。3人の中で末妹に当たる。洗脳魔法を使い、勝利のためなら兵士はおろか仲間の魔法少女をも駒として使い捨てにし、「魔法の焼きゴテ」で魔法少女に焼印を入れることにより強制的に魔力を使い果たさせ、魔女化させる。この方法で仲間の魔法少女を魔女化させ、洗脳した魔法少女に討ち取らせて苦もなくグリーフシードを回収するなど非道な性格の持ち主。「主」に絶対の忠誠を誓っている。ミヌゥとはフランス語で「メス猫」の幼児言葉、ニュアンス的には「ネコちゃん」のような意味。
多条の鞭を武器として使い、その鞭を振るう事で当たった箇所を爆発させる「九尾の猫」という攻撃魔法を使う。
コルボー
3人のイングランドの魔法少女の中では最も長身で、鼻の先が嘴のように長く伸びた黒いカラスの仮面と鳥の翼をかたどったフード付きのケープを身につけている。3人の中で次姉に当たる。コルボーとはフランス語で「カラス」の意味。
ラピヌ
3人の中では最も背が低いものの、長姉という立場におり、ウサギの仮面を付けている。ラピヌとはフランス語で「ウサギ」の意味。

連合イングランド側の人物[編集]

仮面の魔法少女達が絶対的な忠誠を誓っている女主人。フランスのどこかに存在し、仮面の魔法少女に指示を出している。

魔女(たると☆マギカ)[編集]

第1話の魔女
ミヌゥに操られていた魔法少女が魔女化した存在。下半身がフクロウの頭部と翼になった、逆立ち体勢のアカデミックドレスを纏った女性のような姿をしている。高速で飛行し、羽を撃ち出して攻撃する。
ミヌゥの「魔法の焼きゴテ」で魔女化し、タルトたちに襲い掛かったが、「ラ・リュミエール」で跡形もなく消滅させられた。
第2話の魔女
蝶とベルを合わせたような姿をした魔女。急降下して相手を押し潰す攻撃を得意とし、小柄な妖精のような姿をした使い魔を使役している。
タルトとカトリーヌを結界内へ誘い込み、魔女の口づけで洗脳した兵士達に襲わせようとしたが、リズに倒された。
第4話の魔女
全身が茨で構成された人型の巨大な魔女。甲冑を纏った茨の兵士のような使い魔を使役している。
ヴォークルール城をロベール達もろとも支配下に置き、訪れたタルトとリズに襲いかかったが、最期はタルトに倒された。

魔法少女すずね☆マギカに登場するキャラクター[編集]

主要人物(すずね☆マギカ)[編集]

天乃 鈴音(あまの スズネ)
本作の主人公。身長152.6cm、体重42.0kg、血液型O型。
最近になって茜ヶ咲中学校の1年C組に転入してきた少女。ほくろがある。普段は新聞販売店で住み込みながら学校生活を送っているが、「切り裂きさん」と呼ばれる連続少女殺人事件の犯人という裏の顔を持つ。一人称は「私」。
幼い頃に魔女によって両親を殺され、美琴椿という魔法少女に助けられる。その後、自らもキュゥべえと契約し、椿と共に魔法少女として魔女と戦っていたが、椿が魔女化したことで魔法少女の真実を知る。以後、魔女を生み出さないように魔法少女を殺し回る暗殺者へと変貌した。
魔法少女の姿は灰色のコートを羽織っており、大剣を武器とする。ソウルジェムは灰色で、ネックレスとして首にかけられている。 倒した魔女の能力を一種類だけコピーし、自分のものとすることができる。かつては魔女を倒すたびに上書きしていたが、椿の魔女を倒した後は彼女の火炎系の魔法を使い続けている。また、キュゥべえも気づかないほどに気配を消すことも可能。作中では、姿と気配を消す魔法「陽炎」と複数の炎の剣を生成して操る魔法「炎舞」を使用している。普段から髪にはお守りを結わえており、それには殺した相手の名前を書いた紙を入れている。これは椿がしていた相手のことを忘れないというまじないである。
成見 亜里紗(なるみ アリサ)
身長156.2cm、体重45.8kg、血液型B型。一人称は「あたし」。
茜ヶ咲中学校の2年。以前は地味でいじめの対象にされていたが、ある時キュゥべえと出会い、「いじめられたくない、強くなって皆を見返したい」と願って魔法少女の契約を結ぶ。強くなったことでいじめられなり、性格も強気になっていったが、同時に横柄な言動が目立つようになり、無断欠席や校内飲食、暴力沙汰を起こし、見かねた千里に打ち負かされる。この時、千里の説得や薦めもあって遥香達のチームに加わることとなり、こうした経緯から千里とは軽口をたたき合うほどの仲となった。
千里が鈴音に惨殺される状況を目撃、前述の事情もあってか、鈴音に対しては千里の仇として深い憎しみを持つ。しかし、遥香が魔女化するところを目撃して魔法少女の真実を知り、軽はずみにキュゥべえと契約してしまったことを後悔するようになる。自分を見失い、千里と出会う前の振る舞いに戻ってしまった彼女は、唯一残った「親友達の仇を取る」という動機に従い、鈴音に戦いを挑む。
魔法少女の姿は桃色を基調とした服を着ており、大鎌を武器としている。固有魔法として、自らの身体能力を強化する「ブーストアップ」を用いる。
詩音 千里(しおん チサト)
身長155.4cm、体重44.7kg、血液型A型。
茜ヶ咲中学校の2年。1年前、魔法少女になったばかりの亜里紗の目に余る行動を咎めるため対決、亜里紗を負かした後に説得し仲間に誘った。こうした経緯もあってか、亜里紗とは特に仲がいい。一人称は「私」。
人気絵本作家だった父を持つが、ある日を境に売れなくなってしまい、母に当たり散らすなど荒れた生活を送るようになる。母は父を信じ続け働きに出るも無理がたたり急逝、父の矛先が千里に向かうようになった。それを見かねて「父親の更正」を願って魔法少女として契約した。
魔女の結界があるかパトロールしている最中に鈴音に背後を取られ、そのまま殺害されてしまう。
魔法少女の姿は青を基調とした警官のような姿で、二丁拳銃を武器としている。
奏 遥香(かなで ハルカ)
身長161.5cm、体重52.0kg、血液型O型。
茜ヶ咲中学校の3年で、生徒会の役員を務めつつ、茉莉・千里・亜里紗と魔法少女のチームを組んでリーダーとして行動している。一人称は「私」。
良家の令嬢でそつのない行動を取っており、周囲からは完璧に見られているが、実際は姉のカナタに対するコンプレックスが元となって努力を重ねた成果である。そのため、完璧に見られることについてもコンプレックスを抱いている。
姉との仲は良好だったものの、完璧な姉に対して常にコンプレックスを抱いていた。ある日、出会ったキュゥべえに「姉の消滅」を願って魔法少女として契約する。本人は、軽い気持ちでこのような契約をしてしまったことを後悔しており、普段の善行もそれに対する贖罪である。
千里を見殺しにしたという後悔の念を抱いている最中に魔女の結界に取り込まれ、その時に過去のトラウマをえぐられたことでソウルジェムの濁りも限界に達してしまう。そして、結界を出た後に鈴音・亜里紗・茉莉の目の前で魔女化し、鈴音との戦闘の末に倒される。
魔法少女の姿は黄色と白を基調とした服を着ており、片手剣を両手に持ち状況に応じて結合させて両刃の長刀としても使う。また魅了の魔法を使うことができる。
日向 茉莉(ひなた マツリ)
身長147.6cm、体重41.3kg、血液型O型。
茜ヶ咲中学校の1年生。鈴音のクラスメイトであり、遥香たちのチームの一員。一人称は「マツリ」。クラスメイトとして鈴音と接してきた関係から、クラスの友人として鈴音の凶行を止めさせようとする。
元々は盲目の少女で、「目が見えるようになりたい」と願って魔法少女として契約した。
魔法少女の姿は緑を基調とした服を着ており、両手に巨大なナックルを付けている。ナックルの甲から目くらましの閃光を放つほか、頭部のシニヨンキャップ状の物体からレーダーを展開し、姿を消している相手の気配を感じ取る能力を持つ。

その他の登場人物(すずね☆マギカ)[編集]

奏 カナタ(かなで かなた)
遥香の姉。天才とも言える才能を持ち何事も完璧にこなすため、両親や周囲の大人から高く評価されていた。自身は遥香に優しく接していたが、遥香はカナタと比べられることに劣等感を覚えるようになる。遥香が魔法少女となった際に「カナタの消滅」を願ったことでこの世から存在が消滅し、遥香以外の人間の記憶からも抹消されてしまう。
カナミ
第一話に登場した魔法少女で武器は双剣。魔女との戦闘で苦戦していた所を鈴音に助けられ、感謝と同時に握手を求めたが、鈴音に殺害された。
美琴 椿(みこと ツバキ)
かつて鈴音と共に暮らしていた魔法少女。グリーフシードを鈴音に分けていたため、自身のソウルジェムの浄化が間に合わず魔女化。その後、鈴音によって倒される。
昔は日向家に住み込みで働き、幼くして母親を亡くした茉莉とカガリの姉妹の母親代わりとして面倒を見ていた。
魔法少女の姿は赤を基調とした和装のような服装で、日本刀を武器としている。火炎系の魔法を操り、作中では鈴音のものとは違って掌から炎を放つ「炎舞」を使用している。
日向 カガリ(ひなた かがり)
茉莉の双子の姉。鈴音に敵対心を持ち、付け狙っている。
失踪した椿を探しているとき、椿が身につけていたお守りを鈴音が身につけていたのを目撃する。
魔法少女の姿は腹部を露出したドレスのような服装。

魔女(すずね☆マギカ)[編集]

魔女化ハルカ
奏遥香が魔女化した存在。頭部が5本の腕と単眼を持つ巨大な唇となった、ドレスを纏った女性のような姿をしている。周囲を漂うミラーボールのような球体から光線を放ったり、魅了の魔法で相手の動きを封じたりする。
魔女化ツバキ
美琴椿が魔女化した存在。頭部がツバキの木となった、和装の女性のような姿をしている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 劇中では明言されていないものの、インキュベーター(英語: Incubator)とは孵卵器の意味である[22]
  2. ^ このやり取りについて、脚本を担当した虚淵は仁美の潔さを表現するつもりで執筆したとしているが、視聴者の中には、これを仁美なりの駆け引きの一環であると解釈した者もいたという[31]
  3. ^ 脚本のト書きでは恭介が頷き仁美と手を取り合うという、テレビアニメ版よりも親密な描写となっており[22]、コミカライズ版の第8話でもそれに準じた描写がされている。
  4. ^ 設定上では魔女文字は誰にも読むことができないとされており、劇中でも誰も知らない、読めないかたちとなっている。なお、テレビシリーズ放映時に一部のファンが魔女文字を解読したことについては新房は驚くと共に、「このような盛り上がり方をするのはすごくおもしろい経験だった」と語っている[48]
  5. ^ 「お菓子の魔女」の脱皮能力はマミの拘束魔法が通用しない相手というコンセプトに基づき脚本段階からあった設定で[3]、マミの敗因も、マミの戦闘スタイルが一撃必殺のタイプであり、マミの銃が単発式であったためであるとされている[46][59]。なお、かわいらしい見た目という設定は劇団イヌカレーのアイディアによる[3]
  6. ^ テレビアニメ版では、はっきりと死亡したことが伝わるような描写が意図されつつも、食いちぎられる瞬間の描写や流血はなく、首から上の様子は明確に描かれないかたちとなっている。
  7. ^ 劇中では手下の攻撃と判別がつきにくく描かれているが、劇団イヌカレーによれば、第7話の戦闘の後半で魔女本体から伸びているものは手下ではなく「魔女の腕」であるとされる[69]
  8. ^ ほむら救出の際には自身の血液を媒介にして召喚した。彼女の「癒しの力」と「痛覚遮断」があってこそできる召喚方法。
  9. ^ これらの場面は意図的な演出として、本作では唯一とされるバンクシーンとして描かれている[84]
  10. ^ 第2巻において「白女」という通称が見滝原中の生徒によって語られているが、正式な学校名は不明。
  11. ^ その頃は、自分の周囲の空虚な世界を嫌うふりをして、自分を誤魔化していた。
  12. ^ 劇中でも触れられ、史実でも明らかになっているように、ジャンヌ自身は文盲であったため、筆記ができなかったとされる。公式に残っているジャンヌの署名は3通あるが「Jehanne」の名前のみである。一方姓については公式な記録ではさまざまあり、「Tart」もその1つである。ジャンヌ・ダルク#cite_note-3も参照。
  13. ^ 盗賊団も、後にリズの報復により皆殺しにされた。

出典[編集]

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参考文献[編集]

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  • Magica Quartet(原作)、ハノカゲ(作画) 『魔法少女まどか☆マギカ』第3巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2011年6月14日ISBN 978-4-8322-4014-8
  • Magica Quartet(原作) 『魔法少女まどか☆マギカ公式ガイドブック you are not alone.』 まんがタイムきらら(編)、芳文社2011年9月11日ISBN 978-4-8322-4061-2
  • Magica Quartet(原作)、虚淵玄(シナリオ) 『魔法少女まどか☆マギカ The Beginning Story』 ニュータイプ(編)、角川書店2011年12月10日ISBN 978-4-04-110045-5
  • Magica Quartet(原案)、ムラ黒江(作画) 『魔法少女おりこ☆マギカ』第1巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2011年5月27日。ISBN ISBN 978-4-8322-4016-2
  • Magica Quartet(原案)、ムラ黒江(作画) 『魔法少女おりこ☆マギカ』第2巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2011年6月28日。ISBN ISBN 978-4-8322-4036-0
  • Magica Quartet(原案)、平松正樹(原作)・天杉貴志(作画) 『魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜』第1巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2011年5月27日ISBN 978-4-8322-4028-5
  • Magica Quartet(原案)、平松正樹(原作)・天杉貴志(作画) 『魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜』第2巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2011年10月27日ISBN 978-4-8322-4071-1
  • Magica Quartet(原案)、平松正樹(原作)・天杉貴志(作画) 『魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜』第3巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2012年3月27日。ISBN ISBN 978-4-8322-4122-0
  • Magica Quartet(原案)、平松正樹(原作)・天杉貴志(作画) 『魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜』第4巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2012年9月27日。ISBN ISBN 978-4-8322-4193-0
  • Magica Quartet(原案)、平松正樹(原作)・天杉貴志(作画) 『魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜』第5巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2013年1月27日。ISBN ISBN 978-4-8322-4247-0
  • Magica Quartet(原案)、ハノカゲ(作画) 『魔法少女まどか☆マギカ 〜The different story〜』第1巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2012年10月27日ISBN 978-4-8322-4203-6
  • Magica Quartet(原案)、ハノカゲ(作画) 『魔法少女まどか☆マギカ 〜The different story〜』第2巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2012年11月3日ISBN 978-4-8322-4208-1
  • Magica Quartet(原案)、ハノカゲ(作画) 『魔法少女まどか☆マギカ 〜The different story〜』第3巻、芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、2012年11月27日ISBN 978-4-8322-4220-3