魔人探偵脳噛ネウロの登場人物

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魔人探偵脳噛ネウロの登場人物(まじんたんてい のうがみネウロのとうじょうじんぶつ)は、松井優征漫画作品『魔人探偵脳噛ネウロ』および、その派生作品に登場する架空の人物の一覧。

登場人物の内、犯罪行為に深く関わっている者達は魔人探偵脳噛ネウロの犯罪者において別途解説する。

声優の表示はアニメ版 / ドラマCD版の順とする。1人しか記載されていない場合は特記ない限りドラマCD版の声優。

桂木弥子魔界探偵事務所[編集]

脳噛 ネウロ(のうがみ ネウロ)
- 子安武人 / 同左
本作の主人公兼キーキャラクター。詳細は脳噛ネウロの項目を参照。
『謎』を栄養源とする突然変異種の魔人。魔界の『謎』を喰い尽くし、自らの脳髄の空腹を永遠に満たすことのできる『究極の謎』を求めて地上に降り立った。地上に来てまもなく弥子と出会い、彼女を隠れ蓑に選んで『謎』を探し始める。
桂木 弥子(かつらぎ やこ)
声 - 植田佳奈 / 同左
3月10日生まれ、16歳→19歳。身長159cm→161cm(推定)、体重43kg。座右の銘は「まず白米ありき」。
本作のもう一人の主人公兼ヒロイン。基本的に彼女の視点で物語が進む。「桂木弥子魔界探偵事務所」の所長で女子高生探偵。アヤ・エイジアによる殺人事件や電人「HAL」による一連の事件を解決したことで名探偵としてその名を広く知られているが、その実体はネウロの正体を隠すための傀儡であり、実際に事件の真相を解明しているのはネウロである。
当初は、ネウロの強要・脅迫に屈し、父を殺した犯人を見つけてくれたことへの恩義もあって、渋々探偵役を引き受け、ネウロに流されるまま行動していた。しかし数々の事件に関わっていくうちに犯人の心理に興味を持ち始め、自身で思索を深めていく中、前向きに彼の協力をするようになる。魔人であるネウロには理解出来ない「人の心」に関与した問題がある際には、彼女がその人間観察力・相互理解力をもって解決に当たる。事件の被害者(時には犯人)に対し、持ち前の優しさと思いやりを持って気遣いの言葉をかけることもある。進化していく彼女の能力をネウロも多少なりと認めており、吾代やアヤなども彼女の持つそのような長所を見抜いている。
細身・小柄な体型によらず、超のつく大食いで美食家。わんこそばを一度に300杯食べるなど数々の伝説を残し、時には食べ物以外にまで食欲を示し、思考もしばしば突拍子も無いところから食に繋がる。週刊連載時の登場人物紹介では、食に対するこだわりが垣間見られるような好物が毎週一つずつ紹介されていた。「食」に対する貪欲さはネウロと共通しており、その点では2人の性質は非常に似通っていると言える。母親が壮絶な料理下手であったお陰で、自分でも多少料理が作れる。弥子本人を観察した怪盗X曰く「異常に燃費が悪い」。
ネウロとは出会って間もない頃から常軌を逸した主従関係が成立しており、2人だけの場面ではネウロの気分次第でSMプレイじみた仕打ちを受けさせられている。乱暴に扱われるのは日常茶飯事であり、「ゾウリムシ」「ナメクジ」などと酷い形容を称されたり、貧乳で寸胴な体型であることをネタにドラム缶と仲間扱いすらされたりと悲惨な待遇を受けているが、本人はネウロの傍若無人な振る舞いに呆れており、諦念の観がある。しかしただ奴隷になる気は無く、あまりに理不尽な要求には反発しあくまで対等でいようとする。父の敵を突き止められただけでなく、自身の視野の広がりや中身の進化のきっかけとなったネウロに対し、感謝と信頼を確かに抱いているようである。物語中盤以降はネウロに協力する事を厭うことは無く、彼の弱体化を気にかけてもいる。
笹塚と本城博士の死によって心に大きなショックを受けた際には、「あんたとなんか出会わなければよかった」とネウロに当たり散らして彼に見捨てられてしまい、自身も逃げ出し探偵として再起不能になりかける。しかしアヤや同級生たちの励ましをもらって復活し、ネウロとも和解する。その後の『シックス』との戦いではXIを怪盗Xに引き戻す事に成功する。
『シックス』との戦いの後、衰弱極まったネウロが魔界に帰ろうかどうか迷っている時に、「人間の世界は変わらない。変わらない欲望で進化を続けて…未来を作り『謎』を作る」と励まし、人間や彼女の成長に満足したネウロに「留守は任せたぞ、相棒」と初めて対等な存在として扱われた。ネウロが去ってから3年後の世界では、それまでの経験・人脈・名声を利用して難事件を重箱1つで解決する交渉人として各地を飛び回る「世界一の探偵」となっている。
吾代 忍(ごだい しのぶ) 
声 - 吉野裕行 / 谷山紀章
11月3日生まれ、25歳。身長190cm、体重83kg。得意技は凶器攻撃と求人誌速読。最も多く付けられたアダ名は0~11歳:子猫ちゃん、11~20歳:狂犬、21歳以降:ハイエナ。
元々はヤクザ運営の金融会社「早乙女金融」の副社長代理。社長が殺害された事件の解明をネウロ達に依頼し(本人は必要ないといっていたが)、その報酬として事務所そのものを要求され、事件解決直後に追い出された。しかし使える人材としてネウロに目をつけられており、後にコンビニでバイトをしている所を見つかり脅しをかけられた上で協力者にさせられた。雑用を引き受け続けていたのはネウロの力に恐怖してのことだったが、弥子に心境の変化を見抜かれたことから彼女にも脅威を覚え、その「内と外からの監視」により事務所で働く意志を持つようになった。早坂編以降は望月総合信用調査に副社長兼監査役として出向し、実質的な社長として働く一方、未解決の事件などの情報を収集しネウロに提供している。
元チンピラなだけに血の気が多く短気でキレやすいが、義理堅い性格。喧嘩の腕は相当なもので業界の間でも有名。裏の世界にも詳しく早乙女金融で法律などの知識も叩き込まれたため、仕事もそれなりにできる。しかし最終学歴は小卒[1]で、学力の低さをネタによくネウロに虐められている。自ら購入した高級車(連載時期から初代BMW・X5がモデルだと思われる)はHALとの戦いの中でネウロに強奪され大破してしまい、代わりにオンボロの軽トラ(ミゼラブル号)を与えられたが、それも後にシックスとの戦いで大破している。
自分と正反対な体質・性分を持つ笹塚とは職業柄犬猿の仲であるが、いざという時は絶妙なコンビネーションを発揮する。しかし、知り合いの情報屋・劉一から笹塚の過去を聞いてからは、彼をいぶかしむようになる。
元舎弟であり旧知の友であるチー坊(ヴァイジャヤ)との再会を機に、人間と「新しい血族」の戦いに関わっていくことになり、ネウロの指示のもと、笹塚とのコンビネーションでヴァイジャヤを倒した。その後『シックス』との最終決戦においても彼らに協力している。ネウロが魔界へ帰った後も副社長として働いており、その傍ら弥子と事件の仲介役も務めている。
  • アニメでは初めから雑用として働いており、早乙女金融の副社長代理だったのは4ヶ月前までという設定に変更された。また望月・早坂兄弟が登場しないため、調査会社に出向せず、雑用として事務所に常駐している。そのため原作に登場しないエピソードに登場したり、慰安旅行やオズワルドに同行したりと、大幅に出番が増えている。
あかねちゃん
早乙女金融が入る以前からそこにあったと思われる、事務所のコンクリート壁に塗り込められた少女の死体。ネウロの瘴気にあてられて中途半端に生き返り、壁から露出しているおさげだけが動く。直接話す事はできないため、筆談で意思疎通する。おさげを自在に動かし、メールでの依頼人の応対・パソコンを使った情報処理などの業務をそつなくこなす有能秘書である。また頭脳明晰であり、外国からのメールによるインタビューもそつなくこなした。弥子曰く、性格は優しくてキュート。その髪は最高級のキューティクルで、噛み切り美容師・百舌をも魅了させるほど。単行本のキャラ紹介によると、本体は「(かなりの)美少女」とのこと。第18話で弥子が助けた(学校の食堂にいたところを窓から放り出した)カマドウマと友達になったらしく、時々オセロなどで遊んでいる描写が見られる。
おさげの部分は基本的には壁の本体から離れることが出来ないが、何かしらの物質にくっついてエネルギーを貰い活動できるようにネウロに改造されている。普段は弥子のケータイのストラップとなって移動することが多い。長時間の活動を行う時は、弥子の髪の毛と合体し“弥かねちゃん”となって行動する。
彼女の死には何らかの『謎』があるようだが、ネウロはその解決をしなかった。作者曰く、ネウロが帰還するフラグの1つであったため解決させる事はほとんど考えて無かったのこと。

警察関係者[編集]

警察庁(日本警察)[編集]

笹塚 衛士(ささづか えいし) 
声 - 遊佐浩二 / 同左
7月20日生まれ、31歳。身長181cm、体重70kg。血液型は激レアなRH-のAB型らしいが、血の気の少なさから献血に行っても断られる。好物はたこわさと焼酎。
ネウロと弥子が事件現場などで度々会う刑事。常に無表情でくたびれた雰囲気を漂わせ、無精髭を生やしている。「低いテンションと高い実力」で有名であり、テンションの低さはなぜか生命活動にまで現れ、動きをほぼ完全に停止することを得意とし、塩と焼酎と日光だけで2週間生き延びたこともあるという。その一方、いざという時の動作は極めて俊敏であり、射撃の腕前も天才的。英会話は得意でないらしく、英語での会話はアンドリュー同様東北弁で表現される。
上司であった竹田敬太郎が事件を起こしたこともあってか、その被害者の遺族である弥子に対しては、事件の資料を提供するなど協力的な姿勢を見せる。常に付き添うネウロには不信感を抱いている節もあったが、テラとの戦いでネウロが魔人であることを知る。仕事中に遊んでいることの多い石垣には手酷くぞんざいな扱いを見せるが、心底から彼を邪魔に思っているわけではないようである。
笛吹と筑紫とは大学時代の旧友。その頃は比較的陽気な性格で、ごく普通に暮らす青年だった。成績は笛吹よりも優秀で、本来ならキャリア組として警察に入るはずだったが、家族(父・母・妹)を皆殺しにされたことでその運命を捻じ曲げられる。家族を失ったショックで、国家試験を受けることなく、そのまま1年ほど行方をくらませた。その間は家族を殺した犯人である可能性が高い怪盗Xを捕まえるため、裏の世界で人脈を得ながら力をつけ暗躍していたようであり、その間の様子を知る人物もいる[2]。その後ノンキャリア組で警察に入っている。殺された妹と弥子を重ねているらしく、あまり大きな事件に巻き込ませたくないと考えていた。そのため、ネウロの正体を知った後、弥子を常々危険な目に遭わせるネウロに、一時期いぶかしさを感じていたが、弥子自身に説得されて考えを改め直した。その一方で、Xを捕まえようとする気持ちは強く、そのために危険を承知で弥子達を事件に関わらせた事もある。
家族を殺害した犯人が『シックス』である可能性があるとネウロに告げられ、ネウロや弥子の予想に反し一人で『シックス』への復讐に向かい、彼の取引先に多数の罠を仕掛け、配下を全滅させるも、石垣に化けたXIに重傷を負わされる。さらに自身の復讐劇はすべて最初から『シックス』に仕組まれていたことを告げられ、最期は弥子に対してわずかに微笑み、『シックス』に射殺された。
石垣 筍(いしがき じゅん)
声 - 鳥海浩輔 / 同左
4月18日生まれ、24歳。身長174cm、体重63kg。年齢・身長・体重が笹塚よりも7ずつ小さい。
桂木誠一殺人事件の解決以降、竹田に代わって笹塚とコンビを組んだ若手の刑事。軽いノリと低いプライドの持ち主で、「仕事サボリは当たり前」「危なくなったらすぐ逃げる」等、刑事としては全く無能な人物だが、学生時代の頃からカンニングとコネのみで試験を乗り切っていたらしく、世渡りだけは上手である。
食玩集めの他、プラモデルフィギュアなどのモデル系ホビー全般を趣味とし、仕事中でも構わずそれらの類の買い物をしたり、プラモデルを組み立てていたりする。有名人に会った時は仕事中にもかかわらず、カメラを持ち出して写真を撮ろうとしたりサインをねだったりと、ミーハーぶりを露呈している。彼の場合、最早それらが自然体になっており、悪いことをしている自覚すらないらしい。等々力の発言から、経費でプラモデルを買うという職権乱用をしていたことも明らかになる。
一方、オタク・モデラーとして公の評価を得ており、作品が雑誌に掲載されたり、ヤンキー風の男達に「先生」と呼ばれ、美少女フィギュアの作り方の教えを乞われていたりしている。基本的に手先が器用なようで、初めてネイルアートをやった際もいきなりプロ級の腕前を見せた。元々はプロのモデラーになりたかったという。
笹塚を慕っているが、鬱陶しがられている上に手酷く扱われる。作中でウザいキャラに拍車がかかっていくのに比例して、笹塚だけでなく、同僚達や弥子からもどんどん見下されるようになっている。また、上記のような収集物・作成品が「ウザイ」という理由で笹塚(さらには弥子や等々力)に破壊・破棄されるのは恒例になっている。笹塚に命じられた実験では、等々力とそれに悪乗りした他多数にビルの屋上から落とされそうになるという職場いじめを受けた。グリーンXに攻め込む計画で、笹塚の代わりに石垣が行くことになった際には、ネウロにさえ露骨に嫌そうな顔をされた。
後輩なのに有能で、しかも自分に対し偉そうな口を利く等々力のことが気にいらず犬猿の仲になっていた。しかし笹塚の死以降は、葬式での笛吹の言葉をきっかけに一皮剥け、笹塚の死に落ち込む等々力を気にかけ、釣り大会の罰ゲームを利用した独自のユーモアで彼女を励ました。その後は積極的に笛吹の作戦に参加しているなど、以前よりも人間的に成長している。『シックス』の事件後も等々力とコンビを組んで行動している。
単行本2巻のプロフィールにおいて、本来の名前の読みは「しゅん」だったが、誤植によって「じゅん」が正式な名前になったことが明かされている。
  • アニメ版では初めからコンビを組んだ状態で登場。
笛吹 直大(うすい なおひろ)
声 - 木内秀信
4月18日生まれ、31歳。身長164cm。体重53kg。男性にしては身長が低く、自分でも気にしている様子。
ヒステリア事件から登場した笹塚の上司で、キャリア組。現場向きのタイプではないが、捜査指揮や人員配置、情報処理など管理・戦略側の仕事においては比類なき才能を見せる。仕事に対しては真面目で責任感が強く、警察としての職務を果たし秩序を守らんとする情熱を持つ。
現場潔癖症で、事件に首を突っ込む一般人の弥子らを「汚い者」と見なし目の仇にしていたが、ヒステリア事件以降はそうした面に多少軟化の傾向が見られる。気に食わない者に対し尊大な態度で嫌味を言ったり、現場で空回りして周りに八つ当たりしたりと、当初からキツイ性格をしているが、可愛いものと甘い食品を好む意外な一面もあり、何かと憎めない人物。典型的な優等生でもあり、英会話は堪能。
大学時代同輩であった笹塚とは良き友でありライバルであったが、笹塚が家族を殺害されたショックで国家試験に来なかったことから険悪な関係となってしまう。その頃から刺々しい態度を見せていたが、怪盗X関連の事件において彼の心情を察し、重要な役目に就かせているなどの場面も多くあり、和解に近づいている様子であったが、その矢先に笹塚を失うことになる。
「新しい血族」との戦いでは『シックス』登場をきっかけにDRのテロ以前から早急に対策を立てており、彼らから危険視されてテラに命を狙われたこともあった。笹塚の死後は、彼の死に居合わせた弥子から聞いた情報を基に、たった数十名の精鋭で警察の執念ともいえる作戦を決行。葛西の撃退と無力化に成功する。更に、『シックス』を恐れてその存在を黙認していた警視総監を清濁織り交ぜた交渉で説得し、『シックス』を犯罪者として指名手配させた。
  • アニメ版では、笹塚との過去や有能さが語られることは無く、全25話中たったの5話しか登場しない。
筑紫 候平(つくし こうへい)
声 - 安元洋貴
2月4日生まれ、29歳。身長185cm、体重77kg。尊敬する人は「笹塚」「笛吹」「ピロリ菌を飲んだ人(バリー・マーシャル)」。
笛吹の部下で、笹塚とは同僚。2人とは大学時代の旧友(2人の1年後輩)にあたり、笹塚と笛吹の間で起きた一件も知っており、2人を気遣っている。笛吹と同じくキャリア組。常にオールバックの髪型をしている。
解説やフォローが得意で仕事もできる。身体つきはガッシリしていて、小説版では柔道インターハイに出場した過去が明かされている。一時は異動による昇進の道もあったが敢えてそれを選ばず、『シックス』との対決に備え、笛吹をサポートするために今の立場に残ることに決めた。非常に無口だが、その分目で語りかけることができるらしく、話す時の口調は、篚口を除き(部下の立場である石垣に対してすら)敬語であり丁寧。時間に神経質で、自分の一日のスケジュールを分単位で設定している。また、極度のチョコレートアレルギーでもあり、チョコレートを食べると撃墜された天使のような顔になってしまうらしい。
  • アニメ版では笛吹と同様、非常に出番が少ないのに加え、アニメオリジナルの第24話を除いて一言もセリフを発することがなかった。
篚口 結也(ひぐち ゆうや)
環境によっては文字がつぶれて表示される・或いは正しく表示できない可能性があります。正しい表記は匪に竹冠()です。
声 - 佐々木望
9月28日生まれ、19歳。身長170cm、体重52kg。好物はクラッカー
弱冠19歳にして特例で刑事となった、情報犯罪科の刑事。連続放火事件で弥子達と出会う。常に飄々としており、石垣とはまた違った意味で今時の若者風。笛吹や笹塚の後輩にあたるが、彼等に対しても遠慮なくタメ口を使う、およそ刑事らしくない人物。だが、専門の情報犯罪関係に関する腕は天才そのもの。遠視がひどく、常に所持しているノートパソコンを使う時は眼鏡をかける。本人は、同じく眼鏡をかけた笛吹とキャラがかぶるのを嫌がり、本部に居るときは大抵眼鏡を額に上げている。警察関係の中では弥子と親しいが、犯罪を行う人間に対する見解は、弥子の思考と視点とは異なる。
11歳の時、ネトゲ廃人の両親を更生させる為に初めてハッキング(クラッキング)を行ってゲームのデータを破壊したが、それが逆に彼らを自殺に追い込んでしまった。そのトラウマを電人「HAL」の電子ドラッグにつけこまれ、一時HALの刺客となってしまうが、弥子がその深い傷心と苦悩を理解した上で両親の死は「事実上の事故」だと諭した事で救われ、洗脳が解かれた。事件後はその責任をとって警察を辞めようとしたが、弥子の要望と笛吹の支持により無事職務を続けられることになった。ただし、それが決まったのと同時に、生意気な態度を改善する為として笛吹から12時間にもわたる徹底した礼儀教育を受けさせられ、条件反射的なあいさつ・一礼を身に付けさせられた。
「新しい血族」との戦いにおいては、葛西戦における笛吹の作戦をサポート。また、『シックス』との戦いの末にステルス機とともに海に墜落したネウロを救助した。
等々力 志津香(とどろき しづか)
狸屋事件から登場した女性刑事。若手の中でも期待の新人であり、かなり有能だが、真面目すぎて融通が利かない面がある(笹塚曰く「100回に1回は後悔する性格」)。第128話において笹塚のチームに配属される。その時は役に立たない石垣の後継かと思われ、等々力自身もそれを希望したため石垣と対立したが、実は『シックス』との対決に備えた笹塚・石垣チームへの増員だった。派遣された頃から石垣に対して軽蔑の念を強く持っているが、お互いいがみ合いながらも石垣とのコンビを勤める。
笹塚を「先輩」と呼び、バレンタインにはネクタイをプレゼントするなど、彼に強い憧れを持っていた。故に、彼が死んだときには仕事がままならないほど落ち込んでいたが、釣り大会の罰ゲームを利用した石垣の機転で吹っ切れた。それ以降は罰ゲームどおり石垣を「先輩」と呼ぶようになり、彼との関係も多少なりとも改善した様子。
  • アニメ版では本編には登場しなかったが、最終話EDに少し登場した。
竹田 敬太郎(たけだ けいたろう)
詳細は魔人探偵脳噛ネウロの犯罪者の項目を参照。
筒井 壮太(つつい そうた)
声 - 江川央生
東西京署所轄の刑事で、怪盗X事件を捜査中にネウロ達と出会う。かなり粗暴な性格で、出世欲が異常に強い。怪盗Xを逮捕する事により一気に昇進しようと息巻くが、その彼によりあえなく二階級特進(=殉職)させられる破目になる。
  • アニメ版では、怪盗Xの仮の姿のひとつ。そのため本物の彼は既に怪盗Xに殺されたと思われる。
薪売 触二(まきうり ふれじ)
なぜか怪盗Xがらみの事件の時のみ(ドラマCD除く)登場する警官。どこかカマッぽい風貌。昔は留置所の担当をしており、吾代とも面識があり、吾代が警察に来るたびにフラグが立ち、彼への好感度が上がっていた。弥子曰く「恋愛ゲームで一番落としやすいタイプ」。
見た目や名前から、モデルはフレディ・マーキュリーと思われる。
箕野 将三(みの しょうぞう)
警視庁捜査一課の刑事。中年で腰が低いが、同僚思いの良い人。
笠木(かさぎ)
笛吹の部下の一人。下の名前は不明。
管野広志(かんの ひろし)
声 - 中村大樹
県警刑事。常に扇子を持っている。弥子のファンで、弥子曰く「物分りがいい人」。現場で弥子に会った際はノリノリで一緒に捜査するよう頼んだ。
比良山 平男巡査(ひらやま ひらおじゅんさ)
笹塚が怪盗X編での重傷で休職していたHAL編で、石垣と共に登場する態度の大きな警官。某ドラマの登場人物のように葉巻を咥え、石垣に火を点けさせているが、石垣曰く「ヒラの巡査」らしい。
熊切 光彦(くまきり みつひこ)
警視総監。初登場時は怪盗Xが彼に成り済ましていた。実はシックスの「友人」であり、彼に脅されている。そのため、自分の不正行為と共にシックスが犯した犯罪の罪を揉み消していたが、笛吹の清濁織り交ぜた交渉で説得され、シックスを犯罪者として扱うことを認める。その際、政治家になる夢を諦めている。

国際警察[編集]

アンドリュー・シクソン(Andrew Sixson)
6月29日生まれ、28歳。身長184cm、体重73kg。メガネのフレームは記憶合金を使用。嫌いな食べ物はミョウガ。最近フケが増えたことを気にしていたらしい。
国際警察より派遣されたイギリス人捜査員。長髪で、顔には雀斑があり、丸い眼鏡を掛けている。笑い方は「シハシハ」。日本語が非常に堪能だが、英語にはきついスコットランド訛りがあるため、英語を喋っている時の台詞は東北弁で表現されている。怪盗Xと共に行動するアイについての情報を笛吹に提供し、日本国内での怪盗Xの捜査と情報提供を求めた。笛吹とは彼がイギリス留学していたころからの知り合いである。
集中時には膨大な量の情報を瞬時にして記憶できるという凄まじい記憶力を持っており、さらに過去に記憶した事象をも解凍することですぐに思い出すことができる。更には各都道府県から入ってくる、些細なものも含めた非常に多数の事件の報告を、同時に聞き分けることさえも出来る。
実は、本編中に活動していたアンドリューは、『絶対悪』と呼ばれる人物・『シックス』が成り済ましていたもの。本物のアンドリューは過去にシックスの部下に拉致され、凄惨な拷問[3]によって自分の全てを喋らされ、最終的には顔の皮を剥がされ惨殺されてしまった。シックスによれば「新しい血族」の端くれであり、驚異の記憶力やアンドリューの姓である「シクソン(Sixson)」からもその事が窺えるという。

その他の登場人物[編集]

ここでは登場機会が多い脇役やキーパーソン的存在を掲げる。ただしアニメ版では大半の人物が極端に出番が少ない、もしくは登場していない。

籠原 叶絵(かごはら かなえ)
声 - 藤村知可
弥子の親友。弥子とは小学校からの付き合いで、大食いぶりに呆れたり振り回されたりしており、弥子に対して冷淡な態度を取るようになっている節が見られるが、優しい面も見せる。中学時代の成績はトップと勉強はできるが、常に彼氏を求める遊び好きな面がある。弥子によると彼女のポジションは「ツッコミのツッコミ」。
HAL編においては弥子に対して放った何気ない一言がパスワードのヒントとなり、知らないうちに世界を救っていた。血族編では失意のどん底にあった弥子の姿を見て、「自分の知らない世界で生きている弥子を救うことができるのはその世界の人だけだ」と親友を救えないもどかしさを感じつつ、クラスメイトと協力し焼き鳥とメッセージで弥子を励まし、弥子が復活するきっかけの一つを作った。3年後の世界では大学に進学しているようである。
  • アニメではヒントを与える役割は石垣が担っており、序盤以外はほとんど登場しなかった。
桂木 遥(かつらぎ はるか)
声 - 進藤尚美
弥子の母。情報誌の編集者で、仕事の関係で弥子に食事券などをあげることもある。仕事の腕は弥子からも尊敬されているほどだが、殺人的に料理が下手で、娘の弥子は「テロ行為」と称している。父娘そろって腹を壊す事は日常茶飯事だったらしく、夫・誠一を危うく殺しかけた事もあった。過去に町内会の行事で手作り味噌入りの豚汁を振舞ったところ、口にした人の95%が病院行きになった[4]。現在でも壊滅的な腕前を全く自覚しておらず、料理のはずなのにニトログリセリンや鉄の塊を調合してしまう有様である[5]。このような経験から、桂木家では家政婦園部美和子(そのべ みわこ)を雇っている。弥子の強靭な胃と食への好奇心は、母親の料理下手と行動力がきっかけの一つらしい。
当初、弥子が突然探偵を始めた事に最初は戸惑っていたが、弥子が父の死にポジティブに向き合う様を見て、現在では理解を示しているようである。3年後の世界では陳アイコの料理教室に通っていた。
  • アニメ版では、仕事で海外へ行っている為、終盤まで不在。
桂木 誠一(かつらぎ せいいち)
声 - 大西健晴 / 同左
弥子の父。一級建築士だったが、竹田敬太郎に殺害される。初登場時で既に死亡している為、以降の登場は弥子の回想を中心に、主に(弥子の性質の悪い部分による)ギャグシーンでしばしば登場している。番外編では幽霊として登場し、浅田忠信と共に陰ながら弥子を見守っていた。
  • アニメ版では半年前に既に亡くなっており、チェーンソーにより首が切断されてなくなっていたという設定に変更されている。笹塚の推理によれば、犯人は怪盗Xであるとされている。
早乙女 國春(さおとめ くにはる)
声 - 矢尾一樹
吾代が勤めていた早乙女金融の社長。鷲尾正勝によって殺害される。裏社会において吾代を育てた人物である。鷲尾以外の社員は、彼をとても尊敬しており「大恩」があるらしい。既に死亡しているが、吾代の回想でよく登場するためそこそこ出番も多い。
初登場時から既に死亡していて出番も殆ど無いにもかかわらず、第1回キャラクター人気投票では吾代に次ぐ5位という高人気だった。
浅田 忠信(あさだ ただのぶ)
声 - こぶしのぶゆき
6月22日生まれ、18歳。身長176cm、体重は121→54→131kg。肩書は「桂木弥子ファンクラブ総括本部長」および「生徒会長」。座右の銘は「アイドルは視線で育つ」。
弥子の通う学校の生徒会長。弥子の熱烈なファンで、いつも弥子の直筆サイン入りTシャツを着ており、常に弥子の事を見守っている(いわゆるストーカー)。現代系の楕円形の眼鏡をかけ、太った外見に似合わず、かなり俊敏な動きを見せる(俊敏性は回を追うごとに増している)。決め台詞は「僕等は優しく見守る」。
バレンタイン編では、チョコのためにダイエットをして激ヤセしたが、弥子が捨てたチョコを拾い食いし、その中に含まれていた「魔界の泥玉」の影響で弥子にサインを大量に書かせた後、元に戻ってしまった(しかも元より10kg増加してしまった)。シックスの事件後には他の女性と結婚することになったらしく、弥子を驚愕させた。
キャラクターのモデルは、元週刊少年ジャンプ(現・ジャンプスクエア)の編集者・浅田貴典。
春川 英輔(はるかわ えいすけ)
声 - 津嘉山正種
錯刃大学の教授。専攻は脳科学。冷静沈着で研究者肌。化学・物理学・医学など、ありとあらゆる分野に通じ、若くして教授の座を得た自他共に認める万能の天才科学者。かつては錯刃大学病院特別脳病化治療施設に勤務していた。
生涯で初めて心を動かされた女性である本城刹那を救えなかった事をきっかけに、コンピュータ内のプログラム人格として彼女を甦らせる事を決心。自らの脳を忠実に転写(トレース)したプログラム人格(後の電人HAL)を作り上げ、HALと共に刹那の復活に心血を注いだが、「春川が生きている間に刹那を完成させることは不可能」というHALの判断により、HALに操られた教え子に殺される。「生身の自分が生きているうちに刹那に会えない」事実は春川自身も理解しており、避けることのできたとどめの一撃をかわさなかった。
極秘裏に電子ドラッグの人体実験を行うなど、目的を果たす為ならや倫理を無視する事も厭わない側面もあるが、「可哀想な事をしてしまった」という自覚はあり、効果を検証できたらすぐワクチンで治すつもりだったらしい。血族編において、奇しくも彼の作った救助システムがネウロを助けることになる。
井伊 朋子(いい ともこ)
声 - 津田匠子(アニメ版)
アヤのいる刑務所の女看守。面会室の窓口に両頬を押し付けるとその痕がトゲの様になる。初登場時は元ミュージシャン兼犯罪者であるアヤを虐めようとしていたが、現在はそれなりに仲良くしているようである。自宅マンションが東京湾近くにあるらしく、HAL事件の際に原子力空母「オズワルド」が陣取った時にはパニックに陥っていた。
  • アニメ版では、台詞は無いがアヤと一緒に一回だけ登場している。
絵石家 由香(えしや ゆか)
声 - 豊口めぐみ
10月28日生まれ、19歳。身長162cm、体重49kg。父譲りのパンダ目が特徴で、目つきが悪い事を自分でも気にしている。
芸術家・絵石家塔湖の長女。勝気で態度が悪く、「キモッ」「ウザッ」「ダサッ」等の粗暴な言動が目立つが、絵石家家の人間の中では良識派。登場初期はフーセンガムを口にしていた。母親によって「塔湖が実の父ではない」と思い込まされていたが、怪盗Xが起こした事件の際、塔湖が実の父と知る。事件後は塔湖を父親として想うようになり、塔湖の作品に興味を持ち、その成り立ちを知る為に美術史の勉強を始める。
父親の仕事の関係上、池谷通とは古くからの付き合いがある。会う度に自分を家具扱いして座ろうとする池谷を拒絶し、返り討ちにしてボコボコにする事が多いが、それでも彼の事は憎からず思っているらしい様子が伺える。
  • アニメ版では服装が異なり、一部のエピソードがカットされている。
右妻 鷹之丞(みぎつま たかのじょう)
声 - 星野充昭
前総理・右森米太郎の死により、新たに就任した総理。かなりポジティブかつ、やや無神経な性格の持ち主。オズワルドが異常を起こした時には、「ツいてないだけさ」と気にもしなかったが、その後のHALの自己紹介と要求には、それなりに毅然とした態度で臨み、有能らしい面も見せていた(しかし、結局殆ど事件解決に貢献できなかった)。電人HALの事件を解決した弥子に敬意を持っている。アヤ・エイジアのファンであり、彼女の歌に癒してもらうためにお忍びで刑務所を訪れたこともあるが、その時に聞いた彼女の歌が効きすぎて総辞職を決意してしまった。次回作『暗殺教室』にも「まさかのスピンオフ」として出演している。
モデルは安倍晋三[6]
本城 刹那(ほんじょう せつな)
声 - 小林沙苗
春川(と電人「HAL」)が「0と1の狭間」に創りたがっていた人物。有名な数学者・本城二三男の娘であり、誕生日が10月18日であった為、小数単位の「刹那=1/1018」から名前を付けられている。聡明な人物だが、自らを「変人」と称するなど、ユーモアのセンスも持ち合わせている。自身の脳細胞が徐々に破壊されていき、「体が自分で操作できない時間」=「凶暴になって暴れる時間」が増えていく原因不明の脳の難病を患い、脳の権威である春川に治療を依頼した。難病を患う故か「自分」がはっきりしているものが好きで、「不気味でプライドが高くて、何でも知っている」春川に好意を持っていた。しかし、その一方で「自分が、本城刹那が無くなっていく」と形容しており、不安に苛まれていた。春川のプライドをかけた必死の治療も空しく、脳を破壊し尽くされ息を引き取った。春川はこの時に彼女をゼロから創ることを欲し、電人「HAL」を創り出した。後に電脳空間にて、HALが消去されるまさに「刹那」の瞬間に、彼を抱くように現れる。
実は、彼女を死に追いやったのは病気ではなく、シックスがXI用の脳強化試薬、「11B970XI」のサンプルを、彼女の脳では耐えられないとわかっていて「気まぐれ」に投与されたために起きていた症状だった事が最終章中盤で明らかになる。
池谷 通(いけや とおる)
声 - 堀内賢雄
11月1日生まれ、29歳。身長176cm、体重72kg。名前のモデルは作者の友人かららしい。
中古家具屋、池屋の店主を務める元家具デザイナー。家具と女性を同一視しており、涼しい顔で客やアシスタントの女性を平気で家具にして従わせる外道。その為ドSであるネウロとも気が合い、初対面にもかかわらず固い握手を交わしている。しかしデザイナーとしての才能は確かであり、自ら制作した「女(家具)」に購入者への謝礼のメッセージを隠す等、一種の職人気質を感じさせる。デザイナー時代の最後の作品「トロイ」を巡って、後輩の大塚に殺人容疑の濡れ衣を着せられるが、ネウロ達によって冤罪から救われ、家具一式を含めた事務所のリフォームを行った。
後に新ブランド「トール・イケヤ」を創立し、改めてデザイナーとして再出発する。なお、どうやら最も気になる存在で「家具にしたい」と思っている女性は由香であるらしく、何かと理由をつけて絵石家宅を訪ねては由香に座ろうとし、その度に報復的な暴力をふるわれるが、懲りずに会いに来ている様子。
宮迫 睦月(みやさこ むつき)
1月18日生まれ。年齢は6歳~7歳。(初登場時)身長127cm、体重29kg。まだ理解できないものは「名誉欲」、大体理解していたものは「おじいちゃんの性癖」。
私立小学校に通う美少女。髪型はあかねちゃんと合体した弥子に少し似ている。弥子を「たんていさん」と呼び、祖父・達夫が何者かに狙われている事を弥子達に相談した。達夫の数少ない理解者で、パンツを覗かれても動じない。祖父を殺害した犯人が伯父の醍醐であると判明した時、予め仕込んでいた武器で醍醐を殺害しようとするも失敗、逆に人質に取られるが、笹塚らによって救出された。事件後、助けてくれた笹塚の説得により復讐を断念し、現在では「祖父の遺した会社を継ぎたい」と考えている。
単行本18巻のオマケによると、両親が離婚(本人曰く「ケンカ別れ」)しており、親権は母・葉月(はづき)に渡っている。しかし、狸屋事件以来は父との交流を持つようになったらしい。
宮迫 達夫(みやさこ たつお)
睦月の祖父。玩具会社「狸屋」の社長を務めており、子供好きである。しかし、実の孫である睦月や通りすがりの少女のパンツを覗こうとしたり、平気で変態発言をしたりと、別の意味でも子供好きな危険人物(真性のロリコン)。彼にとっては子供のみがストライクゾーンであり、16歳の弥子ですら「初老」で「適齢期を過ぎた年増」である。
命を狙われている事を感じ取り、警察に相談するも相手にされなかった為、警察に嫌悪・不信感を抱き、弥子に依頼した睦月とは別に吾代に調査を依頼していた。根は善良で柔和であるが、商売業には極めて厳しい。「部下と大人の付き合いをしていては、子供が喜ぶ物を作れない」という持論の下、自身の息子でも怒鳴りつけるが、実はその事に罪悪感を抱いている。しかしその想いは理解されることのないまま、親の七光りが弱いとの理由で、息子の醍醐に自社ビルの屋上から投げ落とされて死亡してしまう。醍醐を含む「大人」達の中では孤立し、周囲に嫌悪感を抱かれていたが、大半の人間には仕事に対する熱意故であることは理解されていた。
モデルは宮崎駿。初登場時に睦月のパンツを覗いた際の言動「這って動く…(パンツの色が)白!」は、同監督の『ハウルの動く城』のパロディと思われる。
劉一(りゅういち)
吾代の知り合いの情報屋。日本人のような名前だが国籍は不明。アジアンマフィアの若頭で、国内外に広げた情報網は恐ろしく広く、10年前には裏社会では有名人になっていた。カタギの人間は相手にしない方針らしく、大学生の頃の笹塚が家族を殺した犯人の情報を求めてやってきた時は2、3発殴って追いかえそうとしたが、逆に半殺しにされた上にビルの屋上から逆さ吊りにされた。その時の出来事がトラウマになったらしく、吾代が笹塚の名前を言った時は尋常じゃないほど震えていた。その後、笹塚がシックスの情報を求めて訪れた時、笹塚抹殺のため仲間を大量に揃え襲いかからせたが、全滅させられた挙句に情報も強奪された。
本城 二三男(ほんじょう ふみお) / 本城博士
通称「スローライファーのおじさん」「ダンボールおじさん」 「なんちゃってホームレスの難解おじさん」。本城刹那の実父。橋の下に4階建てのダンボールハウスをつくって生活しており、食べ物につられて通りがかった弥子と意気投合する。台詞の語尾によく「~じゃい」と付ける。
数学や物理に関して相当優秀な頭脳を持っており、「この世の理(ことわり)は全て計算で説明できる」という持論を弥子に語る。実際、その理論を応用して彼自身がダンボールハウスを組み立てたり、DRの起こした大洪水によってたまった土砂を一気に排出する理論を短時間で完成させた。弥子曰く、どことなく春川教授に似ている。自衛隊の災害救援部隊隊長(幹部自衛官)・市井一茶(いちい いっさ)が旧友である等、意外な人脈を持っている。また、ダンボールに対し無限の可能性を見出しており、ダンボールハウスのみならずダンボールウェア・ダンボール製マシンガン・ダンボール戦車の設計図などの独創的な研究・発明に余念が無いようである。
実は『シックス』の信奉者であり、洪水事件以降はシックスの命を受け暗躍していた。事件関係者として警察内部の情報を血族側に流し、更に笹塚に『シックス』に繋がる情報を与えて彼の暴走のきっかけを作った。ヴァイジャヤ襲撃の際は、血族に繋がる情報の書かれたノートを隠した場所を餌に、自身の死も覚悟の上で弥子達をヴァイジャヤに有利な場所に誘い込み、ヴァイジャヤが撃退された後も、ノートの場所や解読方法を忘れた振りをしていた。
愛娘であった刹那を原因不明の病で失っており、「あれは病気などではなく、死に追いやった相手を殺したいほど憎んでいる」と弥子に語っていたが、実は過去に刹那をシックスに献上している(本城刹那の項を参照)。つまり、「娘を死に追いやった相手」とは他ならぬ己自身であり、自分を殺したい程憎み、世を捨て死に場所を探していた。笹塚の死をきっかけに弥子にシックスの配下であることを推理され、『シックス』に差し出してしまった刹那や弥子に謝罪した後、弥子の目の前で自殺。生前、『シックス』にとって不利になる情報(日本国内のアジトの座標)を掴んでおり、上記の展開を予期して友人になれた弥子に託すため、その情報をダンボールハウス内に隠していた。
本名の「二三男」は2×3で「6」になることが由来。 2月3日生まれ。55歳。身長166cm、体重62kg。過去の肩書きは「大学教授・各種研究機関主任」、現在の収入源は「取得した特許の数々」。段ボールの魅力を語ると19時間以上にも及ぶ。
青膿 ゼラ(あおみ ゼラ)
瀕死のネウロの前に現れた下級魔人。 一人称は「俺」であり、青髭を生やした外見をしているが、実は女性。本人曰く、下級魔人の地上での強さは並の人間にも劣るとのこと。弱さ故に魔界を逃れ地上へと出て来ており、本来は地上に出た瞬間に消滅してしまうが、体の一部を魔界と繋げることで地上でも生活できている。顔のラインは魔界への出入り口にあたる境目である。魔界でネウロと関わりがあったらしく、ネウロを「様」付けで呼ぶ。「上級魔人であるネウロが地上で死ぬのを見たくない」という理由で、ネウロのために魔界の門を開いた。自身の弱さを「運命」だと割り切っているが、ネウロによると魔人は生まれ持っての実力差が大きく、早々に可能性を諦め、「運命」という言葉で片付けようとする者が多いらしい。
単行本23巻のオマケにて、連載前からラスト前での登場は決まっていたこと、当初は本編登場時とはまるで違う、普通の可愛らしい女性の容姿であったことが明かされた。また、もともとは魔界雑貨なるもののゲート(頭が変形)で地上と魔界を繋ぐはずだったらしい。しかし連載の長期化により、他キャラとの兼ね合いから今の姿に変えられたようである。
陳 ヤマト(ちん ヤマト)
クイーンメアリーズホテルにある中華料理店「王道中華会屠楼 AU-TO-ROW」の店長。新聞記事など、背景ネタとして度々登場する。老い先短く頻繁に危篤になるが、ホノルルマラソンでは7位に入賞している。しかし、142話で急死した。子供にキリト、アイコがいる。
陳 キリト(ちん キリト)
陳ヤマトの息子で、中華料理店「創作四川料理 魔堕羅飯店」の店長。ヤマト同様新聞記事など、背景ネタとして度々登場する。親の遺産を狙っておりヤマトの死に関係があった様で、第189話で妹のアイコに告発され、第200話にて逮捕される。
陳 アイコ(ちん アイコ)
陳ヤマトの娘のグラビアアイドル。ヤマト同様新聞記事など、背景ネタとして度々登場する。父の死に疑問を持ち、兄キリトを告発。キリトの逮捕後、自分が父の味を継ぐことを決意した。3年後では料理教室を開いており、桂木遥がそこに通っている。

本編以外のメディアミックス作品に登場する人物[編集]

犯罪行為に深く関わっている者については魔人探偵脳噛ネウロの犯罪者の項を参照。

アニメオリジナルの登場人物[編集]

満腹 太郎(まんぷく たろう)
声 - ウド鈴木
人気お笑い芸人。実家は弁当屋「まんぷく亭」で、腹芸以外のネタは寒く、お笑いライブが盛り上がっていたのも、両親が弁当に仕込んだワライダケのお陰だった。
早見 笙子(はやみ しょうこ)
声 - 千葉紗子
第8話に登場した女性刑事。推理力を磨いて多くの事件を解決するのが夢であり、弥子を食事に誘って推理のコツを聞いた。同僚の杉田優介が連続射殺犯と知り夢を見失いかけるも、弥子と笹塚に励まされる。
横井 剣次(よこい けんじ)
声 - 石住昭彦
拳銃マニアの男で、改造拳銃所持で逮捕歴がある。杉田優介が連続警官射殺犯「コップキラー」として警官から奪った銃を貰っていたが、裏切られてコップキラーに仕立て上げられてしまい、彼に射殺された。
野間 薫子(のま かおるこ)
声 - 松井菜桜子
人気女優。吾代の憧れである人物。本人は当然覚えていないが幼少の頃の吾代と会っていた(吾代はその時の事を覚えており、それがきっかけで彼女のファンとなっている)。マネージャーである入山芳恵が犯人であることを知ってしまい、悲劇のヒロインとなった。
黒尾 独太(くろお どくた)
声 - 小山力也
黒尾形成外科の院長。腕は確かだが、患者の顔を自分が理想の美を描くキャンバスに見たてたり、患者の苦痛に歪む顔を見たいが為に手術の際は麻酔をかけないなど、性格に問題のある変人。浮気症でもあり、それが妻の美野が犯行を犯す原因となってしまう。
筧 美央(かけい みお)
声 - 井上喜久子
南米に取材に来ていた雑誌記者。南米に現れた魔女の正体を確かめるべく、弥子達と行動を共にする。その正体は怪盗Xであった。

ドラマCDオリジナルの登場人物[編集]

天知 英生(あまち ひでお)
声 - 宝亀克寿
ドラマCD第一弾の依頼人。高名な画家にしてミステリー作家。その才能のみならず、偏屈な面でもまた有名であったようだ。自分が殺されかけていると認識したため、魔界探偵事務所に送った葉書の暗号とレコードの音声を利用して助けを求めたが、葉書が事務所に届いた日に亡くなってしまった。
野々山 ミハル(ののやま ミハル)
声 - 新野美知
ドラマCD第一弾に登場。天知家に勤めるメイドの一人で、担当は掃除と洗濯。信条は「一直線」。性格は一見ぶっきらぼうで、その上空流まゆいわく「お金に目がない」らしい。事実、生前の天知氏の「自分が死んだら遺産をメイド3人で分けろ」という言葉に従い、そのことが記された彼の遺言書を必死で探していた。しかしその性格を恥じることなく堂々と表に出しており、また根本には優しい面も持っている。そのため3人のメイドの中では、正直者が好きな天知氏に最も気に入られていた模様。 
空流 まゆ(くうる まゆ)
声 - 木下鈴奈
ドラマCD第一弾に登場。上述のミハルと同じく、天知家に勤めるメイドの一人。担当はミハルが「掃除とか庭の手入れ」といっていたが、掃除はミハルも担当しているのでおそらく2人で分担していたと思われる。天知家に来る前は「萌え喫茶ツンデレラ」という店で働いており、それに見合った「イタ可愛い」系の言動をする不思議少女(そのため、よく言われる一言は「うざい」)。しかし、それらはすべて単なるキャラ作りであり、本性ではタバコも吸い、ビジネスと私事をきっぱりと分けて考える大人の女性。そのキャラのギャップは弥子を驚かせていた。
アカリ
声 - 日笠山亜美
ドラマCD第2弾に登場。

ゲームオリジナルの登場人物[編集]

※名前の読みは、明確に判明しているもののみ表記する。

山崎 理佳子(やまざき りかこ)
DS版に登場。弥子が小学校の時にお世話になった先輩。「+1(プラスワン)」と名乗る犯人によって殺害され、田部誠(たべ まこと)の部屋で彼と一緒に死体で見つかった。
長谷川 恵子
DS版に登場。メイド喫茶「はぁとめいど」の店員兼コスプレイヤーライトノベル作家・一色一の大ファン。普段は一色の作品「メイド・イン・パリ」のレイハというキャラのコスプレをしている。
一色 一(いっしき はじめ)
DS版に登場。話題のミステリーライトノベル作家。新作「トラブル×トラベル」の発売記念サイン会中に突如姿を消し、空き地で死体となって発見された。
山田 勝
DS版に登場。萌え屋書店で働いている警備員で、度々弥子達の捜査に協力する。元執事であるらしく、時折当時の癖が出る。
谷口 速雄
DS版に登場。かつてはプロレス界のスーパースターだったが、現在は業界を干されてしまっている。デスマッチに異常なこだわりを持つ外道で、ネウロや池谷と協力し究極のデスマッチを成功させようとする。
神野 墜一(じんの ついち)
PS2版に登場。車イスに乗った博士。車イスになったのは昔遭遇した交通事故のせいで、そのときに息子夫婦を失っている。春川と同じ錯刃大学の教授で、整形医学の権威。研究テーマは「再生と調整」。人工筋肉など体の人工的な部品を作ることに長けていて、それでフィギュアなども作っているらしい。世の中の悪意が増え、善意が減っているというバランスの悪化を嘆き、それを「調整」することが必要だという考えを持っている。

脚注[編集]

  1. ^ 劣悪な環境に生まれて成長したせいもあって、義務教育は6年だと思っている。
  2. ^ 小説版において、海外へ渡り放浪した末に南米のマフィア組織『ナツメ・ファミリア』に身を寄せ一時期を過ごしたとされている。
  3. ^ “頭と内臓しか残っていない状態”にまでされた模様。拷問に参加していた葛西は「生きているのが不思議」と評している。
  4. ^ 元ネタは和歌山毒物カレー事件
  5. ^ ただし、ニトログリセリンが調合されてしまったのは、ネウロが彼女の買い物かごにその材料を紛れ込ませていた事が原因である。
  6. ^ 『暗殺教室』第5巻のおまけページより。