鬼谷子
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『鬼谷子』(きこくし)は中国の戦国時代に鬼谷によって書かれたとされる書。遊説の方法について書かれている。
[編集] 概要
『史記』によると、鬼谷は縦横家の蘇秦、張儀の師とされるが、鬼谷の伝はなく、存在が疑われている。また、『鬼谷子』の名は『隋書』「経籍志」に初めて見え、『漢書』「藝文志」には見えないため、後人の仮託とする者もある。だが、『漢書』「藝文志」に『蘇子』の名があるが、『隋書』「経籍志」にその名が見えないことから、欧陽脩のように、『鬼谷子』を蘇秦の作と考える者もいる。
「孫龐演義」という小説では、孫臏と龐涓の師としている。 道教では鬼谷子を「古の真仙」とみなし、人間界で100歳あまり生き、その後は分からないとしている。本の『鬼谷子』は道教の経典『道藏』に保存されている。民間の伝説では鬼谷子は占い師の開祖であり、道教では鬼谷子を玄都仙長と尊称する。
[編集] 参考文献
- 大橋武夫著『鬼谷子:国際謀略の原典を読む』(徳間書店、1982年) ISBN 4192425963
- 酒井洋著『鬼谷子の人間学:孫子が超えられなかった男:より巧みに生きる縦横学的発想のすすめ』(太陽企画出版、1993年) ISBN 488466213X
- 佐藤仁「鬼谷子について」(『九州大学大学院人文科学研究院哲学年報』18、1955年)
- 緒方優子「「鬼谷子」考:史書の記録と伝説」(『筑紫語文』13、2004年)