高麗棒子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

高麗棒子(ガオリーバンズ、高丽棒子Gāolì bàngzi고려봉자)、あるいは韓棒子한봉자)は、主に中国人が使う韓国・朝鮮人の蔑称。省略して棒子とも言う。

台湾のコンビニエンスストアなどでは高麗棒子の商品名で韓国風海苔巻きが販売されている。中華圏では認知度の高い語彙である。現在でも、中国に住む朝鮮族はこの言葉を嫌っている。

[編集] 概要

高麗棒子の語源について、中国の歴史学者罗继祖は著書『楓窓脞語』(楓窗脞語)でこう述べている。

「解放前から、朝鮮人・韓国人のことを高麗棒子と呼んでいたが、その意味が判然としなかった。解放後で禁止用語になったので、美称ではないことを知った。だがその意義が曖昧なままだった。後に王一元の『遼左見聞録』を拝読し、その記載によると『朝鮮朝貢使と従者以外にも、使い走りの者で棒子と呼ばれる者が居る。その国では婦女が淫行罪を犯したら、刑罰として公営の売春宿で働かせ、そこで生まれた子が棒子と呼ばれ、一般人に蔑視されている。頭巾の使用が禁止されるので頭髪とヒゲが常に散乱し、馬や車両に乗るのも禁止されるので萬里の道でも徒歩で歩く、火炕や布団の使用も禁止されるので藁や乾草で床で寝る。つまりその国の賎民で下級労働者なり。』それでやっと棒子は元々私生児を指すことを知った、そしてそれは世代沿襲の身分でもあり、遂に自ら社会階層の一つと成った。」

満州国では警察官に朝鮮人も採用していた。朝鮮人警察官は、主に朝鮮で洗濯に使う棒を武器として警備をし、事実上の支配国であった日本の威を借りて横暴な態度を取っていたため、現地の中国人達は警官の携帯する武器の棒より「高麗棒子」と蔑称した[1][2]

また、中国では昔から人を「棒槌」と罵る習慣がある。棒槌とは洗濯用のずっしりとした棒で、人を罵る際の意味は日本語の「頭でっかち」と似ている。

「洗濯の棒」アイロンのなかった時代に、洗った衣の皺をのばすため台に載せて棒で打った。いわゆるのこと。

一説によると、朝鮮語の元々の意味はチマチョゴリのことを指している。

[編集] 脚注

  1. ^ 「韓国・朝鮮と日本人」若槻泰雄
  2. ^ 中央日報 - 【噴水台】高麗棒2008年8月28日

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語