高銀

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高銀
ポーランドにて(2009年10月)
各種表記
ハングル 고은
漢字 高銀
発音: コ ウン
日本語読み: こう ぎん
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高銀(コ・ウン、1933年8月1日 - )は、韓国詩人作家。本名は高銀泰(コ・ウンテ、고은태)。

ヨーロッパの報道機関で「ノーベル文学賞候補者」として報道されたことがあり[1]、韓国の報道機関では2002年ごろから毎年候補者に名を挙げられている[2][3]

来歴[編集]

1933年、全羅北道群山(現群山市)に生まれる。群山中学校中退。1952年、慶尚南道の古刹海印寺に入山し、一超という法名を授かる。僧侶生活を送るなか、1958年に「肺結核」を発表した。1960年、初の詩集「彼岸感性」を発表。直後に還俗し、本格的に作家活動を開始する。

創作活動の一方で社会活動にも参画し、朴正煕政権下の1970年代には、当時獄中にあった金芝河の救援活動を行うなど、民主化運動に取り組む中で複数回にわたって投獄され、拷問によって片耳の聴覚を失った(その後の手術により回復)。

1980年には金大中(当時は在野の民主化運動家)らとともに国家保安法違反で逮捕され、懲役10年の判決を受けた。1982年、刑の執行停止で出獄した後も韓国論壇を代表する存在として投獄中の作家や芸術家の釈放運動に取り組んだ。1988年、『創作と批評』誌の万海文学賞を受賞。現在まで南北朝鮮の作家や芸術家の交流に力を入れており、南北作家会談の代表団長も務めている。韓国芸術総合学校で教鞭もとる。

2000年6月の南北首脳会談の際には金大中大統領に同行し、南北両首脳の前で統一への思いを詠んだ詩を朗読した。

文学賞受賞歴[編集]

  • 1974年 第1回 韓国文学賞
  • 1989年 第3回 萬海文学賞
  • 1992年 中央文化大賞
  • 1993年 第1回 大山文学賞
  • 1998年 第1回 萬海詩文学賞
  • 2004年 第18回 丹斎賞
  • 2005年 第10回 ヌッポム統一賞
  • 2006年 第3回 シカダ賞
  • 2007年 第5回 永郎詩文学賞
  • 2007年 グリフィン詩賞 生涯功労賞
  • 2008年 大韓民国芸術院賞 文学部門賞
  • 2011年 アメリカ・アワード(en)
  • 2014年 ストルーガ詩の夕べ(en)金冠賞

栄典[編集]

  • 2002年 銀冠文化勲章
  • 2005年 ビョルンソン勲章
  • 2011年 済州島 名誉島民証

脚注[編集]

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外部リンク[編集]