高安晃

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本来の表記は「髙安晃」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。
髙安晃 Sumo pictogram.svg
Takayasu 2012 Jan 2.JPG
基礎情報
四股名 髙安 晃
本名 髙安 晃
愛称 ヤス
生年月日 1990年2月28日(24歳)
出身 茨城県土浦市
身長 187cm
体重 168kg
BMI 48.04
所属部屋 鳴戸部屋田子ノ浦部屋
得意技 突き、押し、左四つ、寄り、上手捻り
成績
現在の番付 前頭3枚目
最高位 西小結
生涯戦歴 306勝270敗(57場所)
幕内戦歴 146勝155敗(20場所)
優勝 幕下優勝1回
殊勲賞2回
敢闘賞2回
データ
初土俵 2005年3月場所
入幕 2011年7月場所
趣味 音楽鑑賞
備考
金星4個(日馬富士3個、白鵬1個)
2014年11月15日現在

髙安 晃(たかやす あきら、1990年2月28日 - )は、茨城県土浦市出身の大相撲力士田子ノ浦部屋(入門時は鳴戸部屋)所属。本名同じ。身長187cm、体重168kg、血液型はA型。突っ張り、押し相撲を得意とする一方で左四つからの寄りもある。13代鳴戸(隆の里)と同じく上手捻りも得意とする。[1]最高位は西小結(2013年9月場所)。趣味は音楽鑑賞。メディアによって、高安(晃)の表記も見られる。TwitterとFacebookを利用している。

来歴[編集]

父が日本人、母がフィリピン人の家庭で育ち、土浦第一中学校では野球部に所属し中堅手として活躍していた。中卒後の進路は迷っていたが「身一つで稼ぐ方が性に合う」と結論を出し、父の勧めもあり[2]中学卒業と同時に鳴戸部屋に入門し、2005年3月場所において初土俵を踏んだ。入門時で既に180cm・120kg,足の大きさ33cm[3]という恵まれた体格から将来を嘱望されていて、その期待に違わずに順調に番付を上げていった。2010年9月場所では西幕下13枚目の位置で7戦全勝の成績を挙げて幕下優勝を果たし、内規により翌11月場所において新十両へと昇進し、舛ノ山千賀ノ浦部屋、高安と同じく日比ハーフ)と共に、平成生まれでは初となる関取力士となった。新十両で迎えた翌11月場所では11勝4敗という好成績を挙げ、東十両3枚目の位置まで大きく番付を上げた翌2011年1月場所でも9勝6敗と勝ち越し、続く5月技量審査場所でも東十両筆頭の位置で8勝7敗と勝ち越しを決め、翌7月場所において新入幕を果たした。

新入幕となった2011年7月場所では8日目の時点で7勝1敗と非常に好調で、後半戦では黒星が込んだものの最終的には9勝6敗と勝ち越した。幕内4場所目となる2012年1月場所では西前頭3枚目まで番付を上げ、8日目には横綱白鵬と対戦し、平成生まれの力士としては初めて結びの一番を務めた[4]。同年5月場所では自己最高位となる西前頭筆頭へと番付を上げたが5勝10敗と大きく負け越した。翌7月場所でも初日から8連敗と振るわず、後半には盛り返したものの6勝9敗と負け越した。翌9月場所では初日からの8連勝で中日に勝ち越しを決め、勝てば敢闘賞受賞が決定していた千秋楽の舛ノ山戦に敗れて三賞受賞はならなかったものの、10勝5敗という好成績を挙げた。

2013年1月場所では6日目から9連勝して10日目に勝ち越しを決め、12勝3敗の好成績を挙げて自身初となる敢闘賞を受賞した[5][6]。翌3月場所では3日目に横綱・日馬富士を破り自身初となる金星を獲得したものの[7]、結果的には5勝10敗と大きく負け越した。

2013年7月場所では3日目に横綱・日馬富士上手捻りで破り2個目の金星を獲得し[8]、その後も5日目に鶴竜、6日目に琴欧洲の2大関を破って9勝6敗と勝ち越し、初の殊勲賞を受賞した[9]。翌9月場所では小結へ昇進し、平成生まれ初の三役力士となった[10][11]その場所では横綱大関陣からは白星を挙げられず(琴欧洲の不戦勝を除く)、5勝10敗と大きく負け越した。翌11月場所は番付運に恵まれてわずか2枚半減の東前頭3枚目の地位に就いたがここで3勝12敗の大敗を喫してしまう。2013年末には師匠の14代鳴戸(隆の鶴)が田子ノ浦に名跡を変更したことに伴う部屋移転に追われる苦労を味わった。田子ノ浦部屋の力士として迎えた2014年1月場所直前の2014年1月2日には木刀を振るという独特の調整法[12]を実践している様子が伝えられていた。その1月場所は終盤4連勝する追い上げもあって9勝6敗の勝ち越し。同年5月場所を東前頭8枚目での6勝9敗で終えた高安は千秋楽の翌日に「優勝争いに絡みたい」と翌7月場所に向けての決意を固めるべく母の故郷・フィリピンへ出掛け、マニラの議員会館でマニー・パッキャオを訪ねる、母の兄弟と会うなどして過ごした。因みに高安はフィリピンを訪れるのがこれで初めてだったという。[13]西前頭11枚目の地位で迎えたその7月場所は2012年9月場所以来となる中日勝ち越しを果たし、三役以上との対戦が大関・琴奨菊ただ1人に留まった有利もあり優勝争いに最後まで加わるも、千秋楽の取組を終えて11勝4敗となったことで12勝3敗同士の優勝決定戦に望みをつなぐことはこの時点で不可能になった。優勝は13勝2敗の白鵬が勝ち取ったものの、2013年1月場所以来となる2ケタ勝利を収めた上に敢闘賞を獲得する活躍を果たすことができた。[14]東前頭3枚目の地位で迎えた11月場所は、白鵬に初めて勝利して唯一の黒星を付けた他、日馬富士・豪栄道と2横綱1大関を破る活躍で10勝5敗の好成績を挙げ、2つの金星が評価されて2度目の殊勲賞を受賞した。[15]

取り口など[編集]

基本的に突き押しを得意とする一方で、左四つからの寄り身も強みである。差し手の返しが多少甘くても胸を合わせて体力で押し込む場合が多い。前述のように上手捻りも得意としている。攻めが速いので出足が鈍い力士には相性が良い。大至伸行は2014年3月場所前の座談会で「足腰が硬い印象はあるけど、そこを分かった上で相撲を取っている印象」と体質と取り口の兼ね合いについて好評価していた。[16]豪栄道との対戦成績は6勝3敗と勝ち越しており、2013年7月場所に初黒星を喫するまで豪栄道には初顔から6連勝していた。一方で腰高で脇が甘いので守勢に回ると脆く、特に差し身の上手い相手には苦労しており、もろ差しからの速攻を得意とする栃煌山は大の苦手であり、対戦成績は2勝11敗と大きく負け越している。軌道型の力士も苦手としており、稽古場では兄弟子の隆の山を苦手としていた。[17]

主な成績[編集]

2014年9月場所終了現在

通算成績[編集]

  • 通算成績:306勝270敗(57場所)
  • 幕内戦歴:146勝154敗
  • 幕内在位:20場所
  • 三役在位:1場所 (小結1場所)

各段優勝[編集]

  • 幕下優勝:1回(2010年9月場所)

三賞・金星[編集]

  • 三賞:4回
    • 殊勲賞:2回(2013年7月場所、2014年11月場所)
    • 敢闘賞:2回(2013年1月場所、2014年7月場所)
  • 金星:4個(日馬富士3個、白鵬1個)

場所別成績[編集]

                                                                                                                           

髙安 晃
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2005年
(平成17年)
x (前相撲) 西 序ノ口 #29
4–3
 
西 序二段 #129
4–3
 
東 序二段 #98
4–3
 
東 序二段 #73
4–3
 
2006年
(平成18年)
西 序二段 #48
2–5
 
西 序二段 #78
3–4
 
西 序二段 #98
5–2
 
東 序二段 #44
3–4
 
西 序二段 #67
4–3
 
西 序二段 #41
5–2
 
2007年
(平成19年)
西 序二段 #5
4–3
 
東 三段目 #86
5–2
 
東 三段目 #55
5–2
 
西 三段目 #27
3–4
 
西 三段目 #41
4–3
 
東 三段目 #26
5–2
 
2008年
(平成20年)
東 三段目 #2
3–4
 
東 三段目 #11
4–3
 
西 幕下 #59
4–3
 
西 幕下 #51
3–4
 
東 三段目 #5
4–3
 
東 幕下 #54
5–2
 
2009年
(平成21年)
東 幕下 #39
2–5
 
東 三段目 #3
4–3
 
東 幕下 #54
4–3
 
東 幕下 #44
4–3
 
西 幕下 #36
5–2
 
東 幕下 #27
4–3
 
2010年
(平成22年)
西 幕下 #22
4–3
 
西 幕下 #18
5–2
 
西 幕下 #10
4–3
 
東 幕下 #6
2–5
 
西 幕下 #13
優勝
7–0
東 十両 #11
11–4
 
2011年
(平成23年)
東 十両 #3
9–6
 
八百長問題
により中止
東 十両 #1
8–7
 
東 前頭 #11
9–6
 
東 前頭 #6
6–9
 
西 前頭 #8
9–6
 
2012年
(平成24年)
西 前頭 #3
6–9
 
東 前頭 #7
10–5
 
西 前頭 #1
5–10
 
西 前頭 #5
6–9
 
西 前頭 #9
10–5
 
東 前頭 #4
5–10
 
2013年
(平成25年)
東 前頭 #7
12–3
東 前頭 #1
5–10
西 前頭 #5
8–7
 
西 前頭 #1
9–6
西 小結
5–10
 
東 前頭 #3
3–12
 
2014年
(平成26年)
東 前頭 #9
9–6
 
西 前頭 #3
5–10
 
西 前頭 #8
6–9
 
西 前頭 #11
11–4
東 前頭 #2
7–8
 
東 前頭 #3
10–5
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 十両・幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

脚注[編集]

  1. ^ 『相撲』2013年11月号33頁の記述によると、「序二段の頃に自然に稽古場でやるようになった。」と本人が証言しており、13代鳴戸が右上手から放つのとは異なり左右どちらからでも放つ。
  2. ^ 13代鳴戸からは、「高校野球と違って大相撲はすぐに公式戦に出られるよ。」と説得されたという。同じ方法で兄弟子の稀勢の里も説得したとされる。
  3. ^ 『相撲』2012年3月号  因みに兄も弟にあたる高安(晃)に負けず劣らずの巨漢であり、晃と兄弟喧嘩をすると母親ではとても止められなかったという。
  4. ^ “平成生まれ初の幕内力士・高安 敗れても充実感”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2012年1月15日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/01/15/kiji/K20120115002437600.html 2013年7月18日閲覧。 
  5. ^ 記者クラブは千秋楽に13勝目を挙げることを条件に技能賞受賞も推薦していた。
  6. ^ “高安が初の敢闘賞 3敗目も満足「日頃からの稽古の成果」”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2013年1月28日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/01/28/kiji/K20130128005072940.html 2013年7月16日閲覧。 
  7. ^ “高安 日馬撃破!平成生まれ初金星、実感なし「何が何だか」”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2013年3月13日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/03/13/kiji/K20130313005381630.html 2013年7月16日閲覧。 
  8. ^ “稀勢弟弟子が“援護”高安また金星「自信」2戦2勝”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2013年7月10日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/07/10/kiji/K20130710006187180.html 2013年7月29日閲覧。 
  9. ^ “5場所ぶり殊勲賞選出 1横綱2大関破った高安が初受賞”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2013年7月21日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/07/21/kiji/K20130721006263840.html 2013年7月29日閲覧。 
  10. ^ “高安が新三役、遠藤は最速で入幕…大相撲秋場所”. 読売新聞. (2013年9月2日). http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20130902-OYT1T00116.htm 
  11. ^ 本名三役も2004年3月場所に同時新小結を果たした霜鳥典雄垣添徹以来の記録となる。
  12. ^ 知り合いの合気道家から教わった調整法であり、腕の筋や腱、手首等を鍛え脳を活性化する目的であるという。
     『大相撲ジャーナル』2014年4月号106頁
  13. ^ 高安がパッキャオ効果で3連勝 2014年7月16日 紙面から
  14. ^ 高安、平幕2年ぶりVへ今日琴奨菊戦 nikkansports.com 2014年7月26日10時10分 紙面から
  15. ^ “高安、金星2つで殊勲賞 三役復帰も濃厚「精進したい」”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2014年11月24日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/11/24/kiji/K20141124009340150.html 2014年11月24日閲覧。 
  16. ^ 『大相撲ジャーナル』2014年4月号58頁
  17. ^ 叩き上げ高安 ホープ遠藤叩き2敗死守、残ったV争い Sponichi Annex

関連項目[編集]

外部リンク[編集]