高エネルギー荷電粒子

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高エネルギー荷電粒子(こうエネルギーかでんりゅうし)とは、荷電粒子の持つエネルギーにより分類されるが、一般的に熱エネルギー分布(マクスウェル分布)に従うプラズマよりエネルギーが高い荷電粒子を指し、恒星である太陽から放出される太陽エネルギー粒子線(SEP)や太陽系外から伝播する銀河宇宙線(GCR)等がある。

地上においても世界各国(日本も含む)の加速器で、この相対論的なエネルギー領域まで粒子を加速することは可能であり、素粒子実験などが頻繁に行われている。また、物理分野以外の実験(医療[1]、自然環境)も行われている。

脚注[編集]

  1. ^ 歳藤利行「粒子線がん治療の高精度化に向けた原子核乾板技術」『日本写真学会誌』第81巻第4号、日本写真学会、2019年、372-377頁、doi:10.11454/photogrst.81.372ISSN 0369-5662NAID 130007847244