伊豆箱根鉄道駿豆線

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伊豆箱根鉄道駿豆線
三島二日町 - 大場間のカーブを走行する駿豆線列車
三島二日町 - 大場間のカーブを走行する駿豆線列車
路線総延長 19.8 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V (直流)
停車場・施設・接続路線
eABZ3rg
BHFq + HUB81
BHFq + HUB81
BHFq
STRq
JR東海御殿場線
exABZrg
exKBHFr + HUB83
exKBHFr + HUB83
exKBHFr
(旧)三島駅 (現・下土狩駅
xKRZ STRq
BHFq + HUB81
BHFq + HUB81
BHFq
←JR東海:東海道新幹線
xKRZ ABZ3rg
BHFq + HUB26
BHFq + HUB26
BHFq
←JR東海:東海道本線
exSTR ABZrg
KBHFr + HUB83
KBHFr + HUB83
KBHFr
0.0 三島駅
exSTRlf eABZlg
HUB63
uexKBHFa + HUB25
uexKBHFa + HUB25
uexKBHFa
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
1.3 三島広小路駅
uexBHFq + HUB83
uexBHFq + HUB83
uexBHFq
uexSTRq + uexABZrl
uexSTRq + uexABZrl
uexSTRq
uexSTRq + eABZlg
uexSTRq + eABZlg
uexSTRq
uexSTRlg
軌道線
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
uexKBHFe + HUB82
uexKBHFe + HUB82
uexKBHFe
2.0 三島田町駅
BHF
2.9 三島二日町駅
KDSTl ABZlg
大場工場
BHF
5.5 大場駅
BHF
7.0 伊豆仁田駅
BHF
8.5 原木駅
BHF
9.8 韮山駅
BHF
11.4 伊豆長岡駅
BHF
14.2 田京駅
BHF
16.6 大仁駅
BHF
18.6 牧之郷駅
KBHFe
19.8 修善寺駅

駿豆線(すんずせん)は、静岡県三島市三島駅から伊豆市修善寺駅までとを結ぶ伊豆箱根鉄道鉄道路線。地元では社名をもじっていずっぱこと呼ぶことも多い。

路線名の駿豆とは駿河国伊豆国を意味するが、これはかつて同線が駿河国に属する沼津市と伊豆国に属する三島市の間に軌道線路面電車、1963年廃止)を運行していた駿豆電気鉄道の路線だったことから来ている。 駿豆線自体、1934年に現在の三島駅が開業するまでは(旧)三島駅(現・御殿場線下土狩駅)を国鉄線との接続駅にしていたため、駿河国域をわずかにかすめていたが、現在は全線が伊豆国内を走っている。

目次

[編集] 路線データ

[編集] 運行形態

JR東京方面から東海道本線経由で特急踊り子」が定期列車では1日2往復乗り入れる。なお駿豆線内では全列車が特急料金不要の快速扱いとなる。ただし通学定期券では乗車できない。

普通列車はおおむね15分間隔での運転であるが、朝ラッシュ時は増発され、約12分間隔で運行されている。運転区間としては三島 - 修善寺間のほか、朝には出庫列車として大場始発の列車が上下1本ずつ設定され、また下り最終列車(241列車)は大場止まりとなっている。

2007年3月18日に、東海旅客鉄道(JR東海)に合わせて行われたダイヤ改正では、朝に運転される上り24列車の休日の発駅が大場駅から修善寺駅へ、同じく朝に運転される大場駅始発の下り213列車が休日運転から毎日運転に変更されたため、特急「踊り子」を除き休日に運休する列車が消滅した。また、この改正により、全線で7:30 - 8:30は約10分間隔の運転が実施された。改正前は、朝ラッシュ時に大場駅始発の列車があったため、一部区間で10分間隔運転を行っていなかった。 2009年2月14日のダイヤ改正では、同年4月1日から開始されたワンマン運転に備え、各駅の停車時間が見直され、全線の所要時間が従来の約32分から約35分に延長されたほか、運転間隔の見直しや車内放送内容の変更なども行われた。

以前は7000系(設定当初は3000系3001編成)を利用した一部座席指定席の快速が運行されていたが1998年3月末で廃止され、現在は設定されていない。

また将来の東海道本線乗り入れ準備(現在は計画段階だが実現の見通しなし)として7000系には「沼津」「熱海」「富士」等の行先方向幕が用意されている。

[編集] 利用状況

[編集] 輸送実績

[編集] 収入実績

[編集] 営業成績

[編集] 使用車両

JRから乗り入れる185系「踊り子」

現在当路線で使用されている車両の形式は以下の通りである。なお、当路線を走行する車両はすべて抵抗制御である。

1000系(通称「赤電」)は最期まで残存していた編成が2005年に廃車されて形式消滅しているが、旧モハ1008の1両だけは大場工場内で倉庫として残存している。また、大雄山線5000系の検査出入場時や工事車両牽引などに使用される東芝車輌製のED32, ED33形の小型電気機関車が在籍している。

また、2008年11月5日には、西武鉄道から新101系3両1編成を譲り受けた。この編成は同年12月14日に営業運転についており、駿豆線内での形式名は1300系となった。またこれにともない1100系1編成が大場工場で廃車となり、残る1100系は2編成のみとなった。

[編集] 車両基地

大場工場が伊豆箱根鉄道本社敷地内北側にあり、車両工場と車両基地を兼ねている。大場駅から出入庫を行う。

[編集] 設備

[編集] 架線

架線はほとんど片持ち式が使用されている。

[編集] 踏切

第1種踏切は全71箇所ある。そのうち駅構内の踏切は6箇所ある。一部第4種踏切もある。警報音は70箇所は電子音が使用されているが1箇所(伊豆仁田駅構内)のみ電鈴式が使用されている。一部踏切ではJR東海などと同じ電子音を使用している所もある。交通量の多い踏切には踏切支障報知装置も設置されており特殊発光信号機は踏切支障報知装置が設置されている大きな踏切では回転型が使用され踏切支障報知装置が設置されている小さな踏切では点滅型が使用されている。一部の踏切には8角形の故障表示機も設置されている。踏切動作反応灯は一般的なデザインのものが使用されている。

[編集] 歴史

当初は湯治客の便を図り、伊豆中部の大仁と東海道本線を結ぶ目的で建設された。初めの計画では沼津を起点とする予定であったが、東海道本線敷設時に駅が設けられず衰退が著しかった宿場三島の者が土地寄贈を行うなど積極的に誘致を行い、現在の下土狩駅の所に新しく(初代)三島駅を設けた上で、ここを起点とすることになった。その後、修禅寺修善寺温泉のある修善寺町(今の伊豆市)まで延伸されている。

昭和に入り、丹那トンネルの開通に伴い東海道本線のルートが御殿場経由(今の御殿場線ルート)から現行の熱海経由に変更されることになった際、同線に(2代目)三島駅が設置されたため、起点を変更した。これらの経緯については三島駅#歴史も参照のこと。

なお、戦後まもなくしてから国鉄80系電車を用いて国鉄からの直通運転が開始されたが、開始されてから約10年間は国鉄線の電圧が1500V、駿豆線の電圧が600Vと異なっていたため、80系は走行性能を落して駿豆線内を運行していた。

[編集] 年表

  • 1898年明治31年)5月20日 豆相鉄道三島町(現・三島田町) - 南条(現・伊豆長岡)間開業(1,067mm軌間、蒸気動力)
  • 1898年(明治31年)6月15日 三島(現・御殿場線下土狩駅) - 三島町間開業
  • 1899年(明治32年)7月17日 南条 - 大仁間開業
  • 1900年(明治33年)8月5日 北条駅(現・韮山駅)開業
  • 1907年(明治40年)7月19日 伊豆鉄道に譲渡
  • 1912年(明治45年)4月1日 駿豆電気鉄道に譲渡
  • 1914年大正3年) 広小路連絡所(現・三島広小路駅)開業
  • 1916年(大正5年) 富士水電と合併
  • 1917年(大正6年)11月5日 駿豆鉄道に譲渡
  • 1918年(大正7年)8月10日 三島町 - 大場間電化
  • 1919年(大正8年)5月1日 北条駅を韮山駅に、南条駅を伊豆長岡駅に改称
  • 1919年(大正8年)5月25日 三島 - 三島町間電化、軌道線が三島町まで直通運転開始
  • 1919年(大正8年)6月5日 大場 - 大仁間電化
  • 1921年(大正10年)6月30日 伊豆仁田駅開業
  • 1924年(大正13年)8月1日 大仁 - 修善寺間開業
  • 1928年昭和3年)4月18日 広小路連絡所を三島広小路駅に改称
  • 1932年(昭和7年)12月15日 三島二日町駅開業
  • 1933年(昭和8年)5月6日 東京方面から週末に直通列車の運転開始(戦時中に消滅)
  • 1934年(昭和9年)10月1日 三島駅を下土狩駅に改称
  • 1934年(昭和9年)12月1日 丹那トンネル開通による東海道線経路変更に伴い、三島広小路 - 下土狩間廃止。三島広小路 - 現・三島駅間開業
  • 1937年(昭和12年)6月10日 大場駅貨物線工事完成
  • 1938年(昭和13年)4月6日 駿豆鉄道箱根遊船に改称
  • 1940年(昭和15年)5月4日 共立水産(株)大場工場引込み線建設竣成
  • 1940年(昭和15年)11月28日 駿豆鉄道に改称
  • 1949年(昭和24年)4月1日 軌道線営業列車の直通運転中止
  • 1949年(昭和24年)10月9日 東京から国鉄の準急いでゆ」が乗り入れ開始
  • 1950年(昭和25年)10月7日 東京から国鉄の準急「あまぎ」(後の「伊豆」)乗り入れ開始
  • 1956年(昭和31年)2月1日 三島町駅を三島田町駅に改称
  • 1957年(昭和32年)6月1日 伊豆箱根鉄道に改称。本社を田町から大場へ移転
  • 1958年(昭和33年)9月26日 狩野川台風直撃により被害を受けたが10日で復旧
  • 1959年(昭和34年)9月7日 架線電圧を600Vから1500Vに昇圧。三島田町の軌道線車庫移転に伴い軌道線回送列車の直通運転中止。三島広小路の軌道線連絡線撤去
  • 1964年(昭和39年)9月21日 大場駅貨物取扱廃止
  • 1964年(昭和39年)12月1日 三島田町駅貨物取扱廃止
  • 1965年(昭和40年)10月1日 駿豆線に大垣からの準急「するが」(後の「中伊豆」)が乗り入れ開始
  • 1964年(昭和39年)9月17日 三島 - 大場間自動閉塞化
  • 1966年(昭和41年)3月2日 大場 - 伊豆長岡間自動閉塞化
  • 1967年(昭和42年)3月25日 三島 - 修善寺間自動信号化
  • 1967年(昭和42年)4月2日 三島田町駅総合駅舎完成
  • 1967年(昭和42年)9月22日 伊豆長岡 - 修善寺間自動閉塞化
  • 1967年(昭和42年)9月30日 常磐線平(現・いわき)からの急行「常磐伊豆」が駿豆線へ直通運転開始
  • 1968年(昭和43年)4月1日 線内急行運転開始
  • 1971年(昭和46年)5月1日 原木駅無人化
  • 1972年(昭和47年)6月16日 貨物営業廃止
  • 1972年(昭和47年)10月1日 三島広小路駅手小荷物営業廃止
  • 1972年(昭和47年)12月1日 三島駅手小荷物配達取扱廃止
  • 1972年(昭和47年)12月 ATS導入
  • 1973年(昭和48年)1月1日 三島田町駅手小荷物営業廃止
  • 1974年(昭和49年) 線内急行運転廃止
  • 1975年(昭和50年)3月10日 急行「伊豆」1往復に連結のグリーン車廃止。これにより社線内グリーン料金も廃止
  • 1976年(昭和51年)12月25日 三島駅連絡通路拡張工事完成
  • 1977年(昭和52年)10月6日 三島駅ホーム三線化工事完成
  • 1978年(昭和53年)8月20日 大場駅下りホーム拡幅、上屋改築工事完成
  • 1978年(昭和53年)12月 駿豆線に列車無線、地震計設置
  • 1979年(昭和54年)12月15日 3000系電車運転開始
  • 1981年(昭和56年)10月1日 特急「踊り子」運転開始(2000年(平成12年)まで休日上り列車の線内のみの乗車を禁止)
  • 1983年(昭和58年)4月27日 修善寺駅新駅舎完成
  • 1985年(昭和60年)11月1日 列車運行システム (CTC) 導入
  • 1986年(昭和61年)10月21日 伊豆長岡駅新駅舎完成
  • 1991年平成3年)3月19日 7000系電車運転開始
  • 1993年(平成5年)4月21日 伊豆仁田駅全面改築工事完成
  • 1998年(平成10年)5月16日 駿豆線開業100周年記念式典を三島田町駅で実施
  • 2001年(平成13年)4月6日 大場駅東口開設
  • 2002年(平成14年)1月25日 三島広小路駅自動改札供用開始
  • 2002年(平成14年)2月7日 伊豆長岡駅自動改札供用開始
  • 2002年(平成14年)2月26日 修善寺駅自動改札供用開始
  • 2002年(平成14年)3月15日 三島駅自動改札供用開始
  • 2003年(平成15年) 三島田町駅、韮山駅自動改札化
  • 2004年(平成16年) 大仁駅自動改札化
  • 2004年(平成16年)10月9日 台風22号直撃により、伊豆長岡 - 修善寺間が不通となったが、10月14日始発電車から全線開通
  • 2005年(平成17年)3月27日 大場工場で1000系電車(赤電)お別れ会実施
  • 2005年(平成17年)3月31日 大場駅新駅舎竣工、自動改札供用開始
  • 2006年(平成18年)12月18日 緊急地震速報警報システム運用開始
  • 2007年(平成19年)3月31日 列車運行システム(CTC)更新、始発より使用開始
  • 2008年(平成20年)2月1日 2010年(平成22年)3月までの予定で韮山古川橋梁架け替え工事を実施
  • 2009年(平成21年)4月1日 駅収受システムによるワンマン運転開始(特急「踊り子」は除く)
  • 2009年(平成21年)10月12日 この日から2010年3月31日まで、大仁高校の創立90周年を記念して、ラッピング電車『大仁高アルバム電車』を運行。また大仁駅発車メロディも同校の校歌をアレンジしたものに変更

[編集] 駅一覧

全駅静岡県に所在。

凡例
●:停車、|:通過
普通列車は省略(各駅に停車)
特急=「踊り子
駅名 駅間キロ 営業キロ 特急 接続路線 所在地
三島駅 - 0.0 東海旅客鉄道東海道新幹線東海道本線 三島市
三島広小路駅 1.3 1.3  
三島田町駅 0.7 2.0  
三島二日町駅 0.9 2.9  
大場駅 2.6 5.5  
伊豆仁田駅 1.5 7.0   田方郡函南町
原木駅 1.5 8.5   伊豆の国市
韮山駅 1.3 9.8  
伊豆長岡駅 1.6 11.4  
田京駅 2.8 14.2  
大仁駅 2.4 16.6  
牧之郷駅 2.0 18.6   伊豆市
修善寺駅 1.2 19.8  

[編集] 過去の接続路線

  • 三島広小路駅:軌道線 - 1963年2月5日廃止
  • 三島田町駅(当時は三島町):軌道線 - 1914年まで別線、1919年から1949年まで三島広小路から乗り入れ。

[編集] 関連作品

  • 「豆相鉄道唱歌」(1900年10月)
    同年5月に発表された「鉄道唱歌」に倣って製作されたもので、当時の開業区間であった三島駅(現・下土狩駅) - 大仁駅間を全30番で歌っている。2001年5月にCDも販売された。

[編集] PASMOについて

伊豆箱根鉄道では2007年3月18日大雄山線ICカードPASMO」が導入されたが、駿豆線では現在のところ導入が先送りされている。 また、2008年3月1日JR東海TOICAの利用区域が拡大され、三島駅でも利用可能になったが、現在のところ駿豆線への導入計画は無い。

[編集] 関連項目

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