香港辺境禁区

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羅湖の香港辺境禁区標識

香港辺境禁区(ほんこん へんきょうきんく、英語: Frontier Closed Area:FCA)とは、香港中国の境界領域に設けられた住民以外の立ち入りが制限された28km2区域。

共産党政権下の中国大陸からの侵入者や非合法活動を防ぐ目的で1951年6月に公告・設定され、現行の区域は1962年に確定されたもの。区域内の住民以外の一般人は許可もしくは中国へ越境するために通過する目的でなければ立ち入れない。

区域内の住民や越境者でない者は入域許可証が必要である。入域許可申請粉嶺の上水警察署でできる。

香港辺境禁区には香港MTR東鉄線羅湖駅落馬洲駅が含まれる。

地域内の開発行為が凍結されている。経済活動の欠如により、結果として香港における動植物の自然生態が守られることになった。

削減計画[編集]

2006年9月7日、香港政府は2010年を目途に現行の区域を境界出入境の管理上必要な8km2に削減する計画を発表した[1][2]

計画は境界警備道路に沿って二つ目の境界フェンスを建設することで可能となり、それにより道路の治安確保上必要としていた広大な面積を必要としなくなるものである。この計画は実施される予定である。

当局はどの地域を辺境禁区から除外するか具体的な研究を開始するが、除外された区域への立ち入り許可は必要なくなる。

この計画に対して住民の大方は賛意を示したが、環境保護活動家は除外される区域の生態に影響を与えると指摘、危惧を示した[3]

脚注[編集]

  1. ^ 香港政府発表 "Government proposes to reduce Frontier Closed Area" 2006年9月7日
  2. ^ CafeChinaニュース「香港、辺境禁区の範囲を大幅減少」2006年9月15日
  3. ^ LEGCO Review of the Frontier Closed Area - Result of Public Consultation

外部リンク[編集]