遷都
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(首都移転から転送)
遷都(せんと)は都(宮処)を移転すること。
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[編集] 定義域
定義としては 国の王宮(宮処)を、他の都市に遷すことをいう。これに対し、国家政府三権(立法府・行政府・司法府)の全部または一部を、首都から外の都市に移す場合には、首都機能移転と呼ばれる。
[編集] 日本の遷都について
遷都は本来の都(宮処)を移すという意味が転じて、現代では首都移転に使われることがあるが、日本の歴史上においての「都」がそのまま「首都」と同義であるかは様々な議論がある。
- 「みやこ」と「首都」の関係については→都参照。
- 明治維新において、京都から東京に政府を移したことについては→東京奠都参照。
- 第二次世界大戦後の首都機能移転の議論については→首都機能移転参照。
- 複都制については→複都制#日本の複都制参照。
[編集] 世界における首都移転の例
首都移転の例としては、以下のパターンがある。
- 政権の交代により移転する例
- 領土の拡大に応じて移転する例
- 新に計画都市を建設する例
- 政治・経済状況の変化によって移転する例
- 戦線の移動による占領地域の変化によって移転する例
- 戦局の変化が著しい場合や、亡命政府が内戦の敗北を認めようとしない場合、臨時首都あるいは軍都のような体裁をとり、正式な首都移転を行わない場合がある。
- その他
[編集] 往年の首都移転の例
- イタリア(旧のサルジニア王国)のトリノ→フィレンツェ→ローマ
- アメリカのニューヨーク→フィラデルフィア→ワシントンD.C.
- 長距離の首都移転としては1808年にポルトガルがリスボンから大西洋を越えてリオデジャネイロへ移転した例がある(1821年にポルトガル首都はリスボンに帰還)。
[編集] 近年における首都移転の例
- ブラジル:リオデジャネイロ→ブラジリア(1960年供用開始)
- タンザニア:ダルエスサラーム→ドドマ(1973年法改正、1996年立法府移転)
- コートジボワール:アビジャン→ヤムスクロ(1983年)
- スリランカ:コロンボ→スリジャヤワルダナプラコッテ(1985年遷都正式発表)
- ベリーズ:ベリーズシティ→ベルモパン(1970年)
- ナイジェリア:ラゴス→アブジャ(1991年機能移転)
- カザフスタン:アルマトイ→アスタナ(1997年)
- 統一ドイツ:ボン→ベルリン(2001年機能移転完了)
- ミャンマー:ヤンゴン→ネピドー(2005年機能移転開始)
- パラオ:コロール→マルキョク(2006年機能移転開始)
[編集] 首都移転が頓挫した例
- ソウルは軍事境界線に近すぎるため、過去何度か首都移転構想があったが、いずれも頓挫している。2000年代には盧武鉉大統領が忠清南道燕岐郡への移転を目指したが、2004年10月21日に憲法裁判所が「憲法には首都に関する規定はないが、ソウルが600年以上に渡って首都であり、移転は改憲同様の手続きを要する」との見解を出した為、断念した。首都移転を当て込んだ不動産会社による土地買い占めは、失敗に終わった。1970年代に朴正熙大統領も、大田への首都移転を計画していた。