飽海郡

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山形県飽海郡の範囲(緑:遊佐町)

飽海郡(あくみぐん)は、山形県出羽国羽後国)の

人口14,334人、面積208.41km²、人口密度68.8人/km²。(2014年11月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域[編集]

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町に酒田市の一部(概ね最上川以北)を加えた区域にあたる。

歴史[編集]

  • 712年和銅5年) - 出羽郡越後国より分割され、出羽国が成立する。この頃の出羽郡は後の本郡や田川郡の領域も含んでいた。
  • 延喜式にはかつての出羽郡の範囲に田川郡、出羽郡、飽海郡の3郡が見られ、この頃にはすでに本郡が成立していたと見られる。
  • 戦国時代から寛文4年(1664年)までは遊佐郡(ゆざぐん)と称した。

近代以降の沿革[編集]

  • 明治元年
  • 明治2年
  • 明治3年
  • 明治4年
  • 明治初年(3町277村)
    • 四ツ興屋村・三箇村・水呑村・新百姓村が大町村に合併。
    • 矢流川村・滝野沢村・大平村が大石村に合併。
    • このころ門田新田村が門田村に合併か。
    • このころ北谷地新田が田村新田村に合併か。
    • 北俣村が上下北俣村に、中野俣村が南北中野俣村に、蕨岡上寺村が上蕨岡村に、蕨岡村が下蕨岡村にそれぞれ改称。
  • 明治9年(1876年
    • 8月21日 - 第2次府県統合により山形県の管轄となる。
    • 下記の町村の統合が行われる。(2町154村)
  • 明治10年(1877年) - 青塚村・白木村・服部興屋村が合併して比子村となる。(2町152村)
  • 明治11年(1878年)(2町153村)
    • 11月1日 - 郡区町村編制法の山形県での施行により行政区画としての飽海郡が発足。郡役所を酒田秋田町に設置。
    • 田川郡柏谷沢村・遊摺部村・大宮村の所属郡が本郡に変更。
    • 小出新田村・堤新田村の所属郡が東田川郡に変更。
  • 明治14年(1881年) - 吉田村より鶴田村・上野曽根村が分立。(2町155村)

町村制施行後の沿革[編集]

1.酒田町 2.松嶺町 3.上郷村 4.内郷村 5.田沢村 6.北俣村 7.南平田村 8.東平田村 9.北平田村 10.中平田村 11.西平田村 12.鵜渡川原村 13.上田村 14.本楯村 15.一条村 16.観音寺村 17.大沢村 18.日向村 19.西荒瀬村 20.南遊佐村 21.稲田村 22.川行村 23.西遊佐村 24.遊佐村 25.蕨岡村 26.一郷村 27.高瀬村 28.吹浦村 29.飛島村(紫:酒田市 桃:遊佐町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により以下の町村が発足。特記以外は現・酒田市。(2町27村)
    • 酒田町 ← 酒田60町[11]
    • 松嶺町(単独町制)
    • 上郷村 ← 山寺村、成興野村、地見興野村、大川渡村、臼ヶ沢村、大沼新田村、柏谷沢村
    • 内郷村 ← 引地村、竹田村、中牧田村、石名坂村、土淵村、小見村、上北目村、中北目村、相沢村、茗荷沢村、上餅山村、下餅山村
    • 田沢村 ← 小林村、西坂本村、山元村、楯山村、田沢村、南北中野俣村
    • 北俣村(上下北俣村が単独村制)
    • 南平田村 ← 飛鳥村、砂越村、山楯村、三之宮村、郡山村、桜林村、石橋村、山谷村、桜林興野村、堀野内村、泉興野村、天神堂村、中野目村、山谷新田村、楢橋村
    • 東平田村 ← 大石村、北沢村、関村、横代村、境興野村
    • 北平田村 ← 漆曽根村、新青渡村、久保田村、曽根田村、古青渡村、円能寺村、布目村、上興野村、中野曽根村、牧曽根村
    • 中平田村 ← 手蔵田村、熊野田村、熊手島村、大槻新田村、荻島村、本川村、茨野新田村、小牧新田村、中野新田村、勝保関村、土崎村、大多新田村、浜田村、小牧村、大野新田村、古荒新田村
    • 西平田村 ← 大町村、遊摺部村、大宮村
    • 鵜渡川原村(単独村制)
    • 上田村 ← 上野曽根村、鶴田村、吉田村、吉田新田村、安田村、苅穂村
    • 本楯村 ← 本楯村、庭田村、豊原村、城輪村、豊川村、大豊田村、保岡村
    • 一条村 ← 市条村、法連寺村、政所村、大島田村、岡島田村、前川村、南平沢村、北平沢村、寺田村
    • 観音寺村 ← 常禅寺村、観音寺村、麓村、小泉村、北仁田村、芹田村、大久保村、塚淵村
    • 大沢村 ← 大蕨村、上青沢村、下青沢村、北青沢村
    • 日向村 ← 福山村、新出村、下黒川村、赤剥村、上黒川村、泥沢村、草津村、升田村、橋本村
    • 西荒瀬村 ← 藤塚村、酒井新田村、豊里村、穂積村、高砂村、宮海村
    • 南遊佐村 ← 千代田村、宮内村、米島村
    • 稲田村 ← 岩川村、増穂村、庄泉村(現・遊佐町)
    • 川行村 ← 江地村、宮田村(現・遊佐町)
    • 西遊佐村 ← 比子村、菅里村[十里塚]、藤崎村(現・遊佐町)
    • 遊佐村 ← 遊佐町村、白井新田村、野沢村、吉出村、小原田村[平津](現・遊佐町)
    • 蕨岡村 ← 上蕨岡村、杉沢村、大蕨岡村、鹿野沢村、小原田村[大楯・大楯新田・平田新田](現・遊佐町)
    • 一郷村 ← 豊岡村、小松村、小原田村[上長橋・下長橋](現・遊佐町)
    • 高瀬村 ← 直世村[樽川新田・中山新田・升川]、当山村、北目村、富岡村、菅里村[菅野](現・遊佐町)
    • 吹浦村 ← 吹浦村、直世村[落伏・箕輪新田](現・遊佐町)
    • 飛島村 ← 勝浦村、浦村、法木村
  • 明治23年(1890年10月16日 - 一郷村が蕨岡村に編入。(2町26村)
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 大正11年(1922年6月1日 - 稲田村・川行村が合併して稲川村が発足。(2町25村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和4年(1929年)4月1日 - 鵜渡川原村が酒田町に編入。(2町24村)
  • 昭和8年(1933年)4月1日 - 酒田町が市制施行して酒田市となり、郡より離脱。(1町24村)
  • 昭和16年(1941年)4月1日(2町22村)
    • 遊佐村が町制施行して遊佐町となる。
    • 西平田村が酒田市に編入。
  • 昭和25年(1950年)4月1日 - 飛島村が酒田市に編入。(2町21村)
  • 昭和29年(1954年
    • 8月1日(2町13村)
      • 田沢村・北俣村・南平田村が合併して平田村が発足。
      • 遊佐町・蕨岡村・稲川村・高瀬村・西遊佐村・吹浦村が合併し、改めて遊佐町が発足。
      • 西荒瀬村が酒田市に編入。
    • 12月1日(3町3村)
      • 一条村・観音寺村・大沢村・日向村が合併して八幡町が発足。
      • 東平田村・北平田村・中平田村・上田村・本楯村・南遊佐村が酒田市に編入。
  • 昭和30年(1955年1月1日 - 松嶺町・上郷村・内郷村が合併して松山町が発足。(3町1村)
  • 昭和39年(1964年)8月1日 - 平田村が町制施行して平田町となる。(4町)
  • 平成17年(2005年11月1日 - 八幡町・松山町・平田町が酒田市と合併し、改めて酒田市が発足、郡より離脱。(1町)

変遷表[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 鵜渡川原村・横町村・勘右衛門新田に分かれて記載。
  2. ^ 記載は浜野村。
  3. ^ 酒田各町の総称。酒田町・荒町に分かれて記載。荒町は明治初年に上荒町・下荒町に分割。本項では便宜的に1町に数える。
  4. ^ 宮野内村・北宮野内村に分かれて記載。
  5. ^ 中島村・北中島村に分かれて記載。
  6. ^ 以下5村は「旧高旧領取調帳」に記載なし。
  7. ^ 田尻村(庄内藩領)が別に記載。「角川日本地名大辞典」には田尻村が寛文4年に竹田村に改称したとある。
  8. ^ a b 「した」は木偏に茂。
  9. ^ 田沢村・中村に分かれて記載。中村は大泉藩領のみ。
  10. ^ 羽前國飛島管轄替関係絵図(国立公文書館デジタルアーカイブ)
  11. ^ 酒田天正寺町、酒田上内町、酒田下内町、酒田細肴町、酒田片町、酒田中ノ口町、酒田山王堂町、酒田給人町、酒田元米屋町、酒田八軒町、酒田荒瀬町、酒田米屋町、酒田浜町、酒田檜物町、酒田近江町、酒田筑後町、酒田新片町、酒田鷹町、酒田外野町、酒田浜畑町、酒田南千日堂前、酒田北千日堂前、酒田本町一丁目、酒田本町二丁目、酒田本町三丁目、酒田本町四丁目、酒田本町五丁目、酒田本町六丁目、酒田本町七丁目、酒田肴町、酒田上袋小路、酒田稲荷小路、酒田山椒小路、酒田中袋小路、酒田実小路、酒田利右衛門小路、酒田下袋小路、酒田染屋小路、酒田鍛冶町、酒田上中町、酒田下中町、酒田十王堂町、酒田大工町、酒田桶屋町、酒田上内匠町、酒田下内匠町、酒田寺町、酒田秋田町、酒田伝馬町、酒田今町、酒田上台町、酒田下台町、酒田桜小路、酒田出町、酒田上荒町、酒田下荒町、酒田上小路、酒田下小路、酒田船場町、酒田新町。

参考文献[編集]