外傷性頸部症候群
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外傷性頸部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん、英: traumatic cervical syndrome, TCS)は、頸椎捻挫(けいついねんざ)ともいうが、一般には、むち打ち症(鞭打ち症、むちうち症)またはむち打ち損傷という俗称で呼ばれている。
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[編集] 概要
自動車事故による首部やその周辺の打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などをムチウチ症と通称名で呼ぶ事が多く、「外傷性頚部症候群」「頚部捻挫」として診断名がつけられる事が多い。自動車事故のほかに労働災害、スポーツ障害によって起こされる事が多い。また整体やカイロプラクティックなどでの不適切な施術による例も見られる。
「むち打ち症」という名前からは、拷問、刑罰、リンチなどによる、鞭で強くたたかれたときにできる外傷を連想するが、本来は「鞭振り症」とでもいうべきで、軀幹(胴体)の上にやや不安定な状態で乗っている重い頭部が、強い衝撃により、軀幹とは別の、鞭を振り回してしなったときのような、S字形の動きを強いられ、それによって、様々な症状が出現する疾患である。
また近年ムチウチ症によってもたらされる様々な症状が、脳脊髄液減少症という『髄液が慢性的に漏れることにより発生するもの』との指摘がなされている。
[編集] 器質的な障害
靭帯(じんたい)や関節包、筋肉などの障害のため、外見上あるいはX線診断における変化は見られないことが多い。
[編集] 症状
いわゆる「ムチウチ損傷」では、事故にあったその日はほとんど症状が出ず、翌日あたりから様々な症状が出現することが数多く報告されている。また首筋、背中、肩のこりや痛み、耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などの不定愁訴などの様々な症状が患者側から訴えがある事はあるが、医学的には認められるものは少ない。
[編集] 治療
レントゲンなどで異常が確認されない場合には、首部、腰部を牽引機器を用いての物理療法が行われる事が多いが、これにより症状が改善した例は皆無となっている[要出典]。 首・肩のこりや不定愁訴に対しては、鍼灸が著効を示すことがある。健康保険による鍼灸治療が認められている6つの疾病のうちの一つである。
軽傷でも完全に治癒することは難しく、または長期にわたって整形外科や接骨院などでの加療を要する。
[編集] 関連項目
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