靴が鳴る

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靴が鳴る』(くつがなる)は、日本の童謡文部省唱歌

作詞は清水かつら、作曲は弘田龍太郎

歌詞[編集]

  1. お手(てて)つないで 野道を行(ゆ)けば
    みんな可愛(かわ)い 車は乗せて
    道を乗せれば 靴が鳴る
    晴れたみ空にも 靴が鳴る
  2. 花をつまんでは お頭(つむ)がさせば
    みんな可愛(かわ)い カエルになって
    歌を歌えば 靴が鳴る
    晴れたみ空にも 靴が鳴る

概要[編集]

幼児がみんなで手をつなぎながら道を歩き、音を鳴らす情景を、カエルになるという擬態化擬人化の逆)表現を含めて描いている。

1919年(大正8年)に刊行された雑誌少女号』11月号が初出である。2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれた。

作詞者の清水かつらは、この歌のメロディーに歌詞を乗せる形で「幼倶遠足会の歌」を作詞しており、『幼年倶楽部1936年(昭和11年)7月号にて発表された[1]

脚注[編集]

  1. ^ 清水かつら、上笙一郎(編集)、別府昭雄(編集)『靴が鳴る―清水かつら童謡詩集』ネット武蔵野、2008年、33頁。ISBN 978-4-944237-46-3

外部リンク[編集]