青木健 (詩人)

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青木 健(あおき けん / たけし、1944年9月21日[1] - 2019年12月)は、日本詩人作家文芸評論家編集者

人物・経歴[編集]

朝鮮京城生まれ、岐阜県育ち。岐阜県立岐阜高等学校を経て、名古屋大学法学部卒業。河出書房に入社し、小島信夫大岡昇平などを担当する[2]1984年、「星からの風」で第16回新潮新人賞受賞。愛知淑徳大学非常勤講師、中原中也の会理事、小島信夫文学賞選考委員。

『季刊文科』80号(鳥影社、2020年3月)で追悼小特集が組まれた。

著書[編集]

  • 『内なる中原中也』 麦書房、1972年
  • 『振動尺』 書肆山田、1983年
  • 『頑是ない歌 内なる中原中也』 福武書店、1987年
  • 『年表作家読本 中原中也』(編著) 河出書房新社、1993年、新装版2017年
  • 『剥製の詩学 富永太郎再見』 小沢書店、1996年
  • 『中原中也-盲目の秋』 河出書房新社、2003年
  • 『中原中也-永訣の秋』 河出書房新社、2004年
  • 『幕末漂流 日米開国秘話』 河出書房新社、2004年
  • 『朝の波』 鳥影社〈季刊文科コレクション〉、2007年
  • 『中原中也再見 もう一つの銀河』 角川学芸出版、2007年
  • 『星からの風』 鳥影社〈季刊文科コレクション〉、2010年
  • 『江戸尾張文人交流録 芭蕉宣長馬琴北斎一九』 ゆまに書房、2011年
  • 『内なる中原中也』鳥影社〈季刊文科コレクション〉、2013年
  • 小島信夫の文法』 水声社、2017年

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.440
  2. ^ 長良川舞台の小説映画化 来春クランクイン目指す

参考[編集]