雅楽寮
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雅楽寮(うたりょう)は、律令制において治部省に属する機関である。『和名抄』ではうたまいのつかさとされている。
[編集] 職掌
様々な公的行事で雅楽を演奏すること、また演奏者を養成することが職務である。演奏者として歌師・舞師・笛師・楽師が設置された。このうち前三者は倭楽(在来音楽)を、後者は雅楽(海外音楽)を担当した。楽師は令制では唐・新羅・高麗(高句麗)・百済及び呉楽である伎楽・腰鼓に分かれてそれぞれの音楽を担当した。また笛師の下には笛職人である笛工が付属した。平安時代以降は楽所や大歌所などに押されて衰退した。
明治維新後、雅楽寮は楽所と統合されるなどの紆余曲折を経て宮内省式部職楽部(がくぶ)に改組され(1908年)、現在の宮内庁にそのまま引き継がれる。今日の「君が代」の作曲者・林廣守や雅楽演奏家の東儀秀樹はここの出身である。
[編集] 職員
- 歌師(うたのし)
- 歌人
- 歌女
- 舞師(まいのし・従八位上・田舞、五節舞など4つの分課がある)
- 舞生
- 笛師(ふえのし・従八位上
- 笛生
- 笛工
- 唐楽師(とうがくのし・従八位上・横笛、尺八など12の分課がある)
- 唐楽生
- 高麗楽師(こまがくのし・従八位上・横笛、鼓など6つの分課がある)
- 高麗楽生
- 新羅楽師(しらぎがくのし・従八位上・琴、舞の2つの分課がある)
- 新羅楽生
- 百済楽師(くだらがくのし・従八位上・歌、舞など6つの分課がある)
- 百済楽生
- 伎楽師(ぎのがくし・従八位上
- 伎楽生
- 腰鼓師(くれつづみのし・従八位上・廃止)
- 腰鼓生
- 度羅楽師(とらのがくし・従八位上・新設)
- 林邑楽師(りんゆうのがくし・従八位上・新設)
- 楽戸 楽生の予備とされた品部、伎楽・腰鼓生は楽戸から採られた
- 史生 新設
- 使部
- 直丁

