雄琴温泉

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雄琴温泉
温泉情報
所在地 滋賀県大津市
交通アクセス 鉄道:JR湖西線おごと温泉駅下車
他の交通機関についてはアクセスの項を参照
泉質 単純温泉
液性の分類 アルカリ性
浸透圧の分類 低張性
外部リンク おごと温泉観光協会
  

雄琴温泉(おごとおんせん)は、滋賀県大津市(旧国近江国)にある温泉。歓楽温泉のイメージが強いが、湖国随一の規模と歴史があり、近年特に変化著しい温泉地の一つである。

2006年10月27日に「地域ブランド」(地域団体商標)として認定されている。

目次

[編集] アクセス

[編集] 泉質

  • アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)

[編集] 温泉街

普通の旅館ホテルが10軒ほどが国道161号線の左右に林立する。比良山地の山麓沿いに建てられているため、琵琶湖など眺望に優れる。その一方で歓楽温泉としても発展し、なかでも風俗街(特殊浴場群。いわゆるソープランド街。)は行楽、観光客誘致の大きな障碍となっていた。

近年は生き残り策として風俗街のイメージ払拭を目指しており、各旅館とも団体客向けから女性客や家族客などを対象とした改装が相次ぎ、その成果が見え始めている。また、最寄り駅の雄琴駅を「おごと温泉駅」に改称するよう地域が働きかけた結果、2008年3月15日に改名した。

周辺には比叡山延暦寺やその門前町坂本日吉大社、堅田の浮御堂園城寺(三井寺)、また市内には紫式部で有名な石山寺などもあり、歴史ゆかりの文化財が多く、観光拠点としては最適である。名物料理として料理や近江牛料理などがあり、特に鴨鍋は雄琴を代表する味覚である。

イメージ低下の直接的要因は、温泉街の南側の湖畔沿いに形成された風俗街である。もっとも風俗街の所在は雄琴港より南側のごく一部の地域であり、温泉街と混同されることはない。その他の地域から見れば1km四方の温泉街が同一視されるのはやむを得ない部分もある。しかし風俗街で営まれる特殊浴場(ソープランド)には雄琴温泉の源泉は引かれておらず、温泉としての関連性は全くない。ただし、戦後の雄琴温泉は歓楽温泉として発展したことで、雄琴の集客において一役買っていたことも事実である。

[編集] 歴史

今から約1200年前、伝教大師最澄が開いた湯といわれているが、次のようなエピソードもある。昔はこの近くに八つの頭を持つ大蛇が棲んでいたといわれ、その大蛇の棲む谷には念仏池という池があった。この池は病気に効くというので、村人は念仏を唱えながら賽銭を投げ入れていたという。この池が雄琴温泉の由来だという。

雄琴という地名は、平安時代の貴族、今雄宿禰の荘園があり、その「雄」とその邸からはよく琴の音が聞こえてきたことから、「琴」をとって雄琴と呼ばれるようになった。

戦後は交通アクセスの良さで関西の奥座敷として発展した。特に1970年代前半から団体旅行客が増加、それに伴い、大規模な風俗街も作られた。1971年3月に京都府からトルコ風呂(当時の名称)が締め出されたため、風俗店は生き残りをかけて当地に多数流入した。しかし、この風俗店の進入によって雄琴のイメージは著しく落ち、90年代後半ぐらいまで旅行ガイドから雄琴の名は意図的に退けられていたり、「琵琶湖の雄琴近隣で女性が泳ぐと妊娠する」[1]といった荒唐無稽ともいえる風評まで飛び交うほどあった。

1974年7月20日には国鉄(当時)湖西線が開通した。

バブル崩壊の1990年代から観光客が減少、生き残りを図るため1990年代後半から各旅館が改装に乗りだした。同時に旅館名の変更も相次いでおり、「雄琴国際ホテルきくのや」は「暖灯館きくのや」に、「國華荘」は「びわ湖花街道」に、「ロイヤルホテル雄山荘」は「里湯昔話雄山荘」に改称したのは、これから観光、保養温泉として売っていく姿勢の表れである。また、各旅館がこぞって全室露天風呂付きの客室の新館や別館を併設したりしている。そういったハード面だけでなく、各旅館がこぞって、趣向を凝らした露天風呂や創作料理を提供したり、サービス改善に努めたりとソフト面の改善も進行した。これらの旅館同士の競争がいい相乗効果を生んでおり、着実にリピーター、新規顧客を増やし、安定した成長を続ける結果となり、減少を続けていた宿泊客数は少しずつではあるが、増加に転じている。また、京都方面への修学旅行客受け入れ先としても機能を果たすようになっている。

[編集] 風俗街

その一方で、2007年現在も神戸福原と並び、関西では屈指のソープランド街を形成しており、風俗街が温泉街の集客力の一部を担っていることも事実ではある。ただし風俗街は温泉街とは隔てられているので、一般客が宿泊、保養を楽しむ分には全く問題はない。

なお雄琴における特殊浴場の数自体は減少しており、風俗街は衰微傾向にある。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

  1. ^ 琵琶湖に流されるトルコ風呂から排出される汚水に人間の精液が多量に混じっているとイメージされることから。しかしながら現在では排水は浄化され、塩素消毒されているために精子が生存して湖に流れ込む危険性はない。仮に浄化されず排出されてもそれによって遊泳中の女性が妊娠する可能性は極めて低い。