隅田川花火大会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| Sumidagawa Fireworks Festival | |
|---|---|
| 概要 | |
| 開催時期 | 7月最終土曜日 |
| 初回開催 | 1978年 |
| 会場・場所 | 隅田川近辺(浅草、向島周辺) ①桜橋下流~言問橋上流 ②駒形橋下流~厩橋上流 |
| 打ち上げ数 | 20,000発 |
| 主催 | 隅田川花火大会実行委員会 |
| 協賛 | アサヒビール |
| 協力 | テレビ東京 |
| 外部リンク | 公式サイト |
| 備考: 当日中止の場合は翌日に順延(国政選挙がある年は中止) |
|
隅田川花火大会(すみだがわはなびたいかい)は、隅田川沿い(浅草、向島周辺)の河川敷において毎年7月最終土曜日に行われる花火大会である。毎年8月に開催される東京湾大華火祭や神宮外苑花火大会とともに東京三大花火大会の一つに数えられる。
目次 |
[編集] 概要
この大会は、1732年(享保十七年)に発生した大飢饉とコレラの死者を弔うため、1733年(享保十八年)旧暦五月二十八日、両国の川開きに花火を催したのが始まりとされる。この当時は20発前後の花火で、かなりのんびりとしたものであった。打ち上げは最初期は鍵屋が担当したが、1810年に鍵屋の分家の玉屋(創業者は玉屋清吉、のちの玉屋市兵衛)が創業し、2業者体制となり、双方が腕を競いあっていた。鍵屋と玉屋は異なる打ち揚げ場所から交互に花火を揚げたため、観客は双方の花火が上がったところで、よいと感じた業者の名を呼んだ。これが、花火見物でおなじみの「たまやー」「かぎやー」の掛け声の由来といわれる。当時評判がよかったのは玉屋のほうで、「玉やだと又またぬかすわと鍵や云ひ」と川柳にあるように、玉屋の掛け声ばかりで鍵屋の名を呼ぶものがいない、といわれた時代もある。ただし、玉屋は1843年(天保14年)に火災を起こし、江戸処払いを命じられ、1代限りで断絶した。ただし、その後も江戸のすぐ近くで細々と営業していたという説もある。
両国川開きの花火は、明治維新や第二次世界大戦などにより数度中断した。1961年(昭和36年)から1977年(昭和52年)まで、交通事情の悪化等により中断するが、1978年(昭和53年)に現在の名称として復活し、以後毎年続けられている。
毎年100万人近い人出が見込まれるこの大会は、桜橋下流から言問橋上流までの第1会場と、駒形橋下流から厩橋上流の第2会場合計で2万発の花火が打ち上がり、同時に、花火コンクールが行われる。なお、この模様はテレビ東京だけで放送される。
2007年(平成19年、7月28日開催)は30周年を記念し2万2千発と通常より2千発も多い花火を打ち上げた(なお、2007年は当日開催のみで、当日雨天や強風の場合の順延はなし(事実上中止)だったが、これは翌日が第21回参議院議員通常選挙のため投票所が花火大会会場内にあるため安全上の理由によるものであった)。
なお、2009年は7月25日(土曜日)の開催を予定している。
[編集] 花火コンクール
両国ゆかりの花火業者7社と、全国花火競技大会などで優秀な成績を押さえた3社の合計10社が、花火の美しさと技を競う。なお、表彰式はコンクール終了後に行われる。
[編集] テレビ放送
| アサヒビールスペシャル 隅田川花火大会 | |
|---|---|
| ジャンル | 特別番組 |
| 放送時間 | 開催日19:00-20:54(114分) |
| 放送期間 | 1978年7月31日~(年1回)(31回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | テレビ東京 |
| 出演者 | 高橋英樹 大江麻理子 ほか |
| 音声 | ステレオ放送 |
| データ放送 | 連動データ放送有 |
| 外部リンク | テレビ東京 |
|
特記事項: |
|
- 毎年、テレビ東京が関東ローカルで生中継している。系列局は「土曜スペシャル」などを代替放送。ちなみに各局別内容になる(主にプロ野球中継や自社製作の特番の関係で放送されなかった回を放送)。
- メイン司会は毎年、俳優の高橋英樹とテレビ東京の女子アナウンサーが担当する。ほか、会場各所にゲストが出演、さらにレポーターとして審査会場、ヘリ等に3名ほど配置している。また、テレビ東京の人気番組とのタイアップも兼ねている。
- 番組は「アサヒビール スペシャル」と題して放映しているため、会場周辺に本社があるアサヒビールがメインスポンサーとなっており、同社のキャンペーンガールも登場し、また番組の最後にアサヒビール製品が当る視聴者プレゼントを用意している。
[編集] 放送実績
7月29日(土曜日)19:00~20:54
- 司会:高橋英樹、大江麻理子アナウンサー
- ゲスト
- この年は『昭和の爆笑王ドラマスペシャル 林家三平ものがたり』(8月20日放送)の出演者が参加したほか、二胡奏者のチェン・ミンが演奏を披露した。
この年の視聴者プレゼントはアサヒ『PRIME TIME』だった。
- 当日は、番組表内の番組名を花火にまつわる名称に書き換えるなどして、局公式サイトが隅田川花火大会一色となった。(例:ワールドビジネスサテライト→調合ビジネスサテライト、TVチャンピオン→HANABIチャンピオン、いい旅・夢気分→いい熱・花火気分)
7月28日(土曜日)19:00~20:54
- 司会:高橋英樹、大江麻理子アナウンサー
- ゲスト
- レポーター
- 系列局の対応
7月26日(土曜日)19:00~20:54
- 司会:高橋英樹、大江麻理子アナウンサー
- ゲスト
- レポーター
- 系列局の対応
- テレビ北海道 - 「土曜スペシャル 秀峰!にっぽん名山紀行 古里の残る味と人情」(テレビ東京で2008年6月14日に放送されたもの。テレビ北海道自社送出での放送だが、2008年7月24日以降、表示されなくなったテレビ東京送出の「HVハイビジョン制作」が表示されていたため、2008年6月14日にネット回線を受けて収録したものと思われる。)
- テレビ愛知 - 「土曜スペシャル 夏のさわやか川紀行源流をたどる旅」(テレビ東京で2008年6月21日に放送されたもの。)
- 上記2局はプロ野球中継の関係で放送されなかった回の振り替え放送となっている。
- テレビ大阪 - 19:00「ペット大集合!ポチたま」・19:54「たこるTV」・20:00「刺客請負人」
- 前年同様、天神祭関連特番を放送したための振り替え放送。
- テレビせとうち - 19:00「熱烈歓迎!家族的食堂スペシャル」・19:57「きらり九州 めぐり逢い」(TVQ製作)
- TVQ九州放送 - 19:00「きらり九州 めぐり逢い」・19:55「ココリコミリオン家族」
なお、2007年、2008年は裏番組に「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)があり、2年連続して27時間テレビの冒頭2時間と競合することになった。
7月25日(土曜日)19:00~20:54(予定)
[編集] 交通など
当日は会場周辺に大幅な交通規制が敷かれる。首都高速6号向島線は夕方から21時ごろまで全面通行止めになる。周辺道路も通行止めや一方通行になったりする。東京地下鉄銀座線、都営地下鉄浅草線、東武伊勢崎線等は臨時列車が運行されることがある。
なお、橋の上は立ち止まり禁止かつ一方通行である。理由は、立ち止まり行為による迷惑防止のため。
2002年頃には、大会当日の夜間(21時頃)の常磐線中距離列車(中電・普通列車)が、当時は通過していた三河島駅や南千住駅に臨時停車したこともあった。浅草周辺から両駅に向かう路線バスがある関係で、恐らくは帰りの観客の輸送の便を図ったためと思われる。
[編集] モラルの低下
- 近年、観覧モラルの低下が著しく、観覧会場及びその周辺道路には場所取りと称して粘着テープを貼り付ける行為が多く見受けられる。この行為は、交通規制前の大通り(水戸街道・清澄通りなど)でも堂々と行われており、許可なき道路の占有や汚損を禁じた道路交通法に違反する行為であると同時に、交通事故の原因となる危険な行為である。
- 翌日が参議院議員通常選挙の投票日であった2001年(第19回)・2007年(第21回)には、終了前後の時間帯に街頭活動を行った候補者がおり、周辺が一時大混乱に陥った。運営側としても自粛を申し入れたものの公職選挙法の兼ね合いから強く拒絶することは出来ず、候補者のモラルが問われる事態となっている。

