阿毘達磨大毘婆沙論

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阿毘達磨大毘婆沙論』(あびだつま だいびばしゃろん、: Abhidharma-mahāvibhāśa-śāstra , アビダルマ・マハーヴィバーシャ・シャーストラ)は、仏教の注釈書の1つ。略称は、『大毘婆沙論』(だいびばしゃろん、: Mahāvibhāśa-śāstra , マハーヴィバーシャ・シャーストラ)、ないしは『婆沙論』(ばしゃろん、: Bhāśa-śāstra , バーシャ・シャーストラ))。

「マハー」(mahā)は「大」、「ヴィバーシャ」(vibhāśa)あるいは「バーシャ」(bhāśa)は「註釈・解説」、「シャーストラ」(śāstra)は「論・書」、すなわち総じて「(仏法に関する)大きな註釈書」の意。

概要[編集]

玄奘によれば、上座部仏教の宗派の1つ、説一切有部の教説をまとめたとされる『発智論』に関する注釈書で、カニシカ王カシミールで主宰した結集の際の論蔵であるとされるが、定かではない。

派生[編集]

本書の概要書が『倶舎論』である。

翻訳[編集]

浮陀跋摩による漢文訳60巻(部分、旧訳)と、玄奘による漢文訳200巻(新訳)がある。

エディション[編集]

  • 『大正新脩大蔵経』27毘曇部2(新訳)
  • 『大正新脩大蔵経』28毘曇部3(旧訳)

関係文献[編集]

参考文献[編集]

  • 木村泰賢「大毘婆沙論結集の因縁に就て」(『木村泰賢全集』6、明治書院
  • 河村孝照「法救造五事毘婆沙論についての検討 - 大毘婆沙論研究の一環として - 」(『印度学仏教学研究』13-2)
  • 桝田善夫「阿毘達磨大毘婆沙論の一特相」(『佛教大学仏教文化研究所所報』2)

関連項目[編集]