阪急6000系電車

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阪急6000系電車
能勢電鉄6000系電車
宝塚線所属編成
宝塚線所属編成
編成 2両・3両・4両・6両・8両
営業最高速度 110(宝塚線は100) km/h
起動加速度 2.8 km/h/s
減速度 3.7 km/h/s(常用最大)
4.2 km/h/s(非常)
編成定員 744人(立席)+436人(座席)=1,180人 (4M4T)
全長 19000 mm
全幅 2750 mm
全高 4095 mm
車体材質 普通鋼
アルミニウム合金(6000F)
編成質量

251.8t (4M4T)

223.8t(4M4T,アルミ車)
軌間 1435 mm
電気方式 直流1500V
編成出力 140kW×16=2240KW (4M4T, 4M2T)
主電動機 直流直巻電動機 (SE607)
歯車比 1:5.31
駆動装置 WNドライブ
制御装置 抵抗制御 (MM31A)
台車 M車:FS-369A・T車:FS-069A
制動方式 発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (HRD)
保安装置 AF軌道回路方式ATS
パターン式ATS(神戸線所属車)
デッドマン装置
製造メーカー アルナ工機
(1987年12月11日 梅田駅 - 西宮北口駅間)

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阪急6000系電車(はんきゅう6000けいでんしゃ)は、阪急電鉄通勤形電車である。

1976年昭和51年)から1980年(昭和55年)にかけて126両が製造され、1985年(昭和60年)に4両が追加製造された。

本項では能勢電鉄に譲渡された能勢電鉄6000系電車についても記述する。

概要[編集]

神宝線用として、5100系の電装品に2200系の車体を組み合わせている。ブレーキシステムは2200系と同一の電気指令式で、運転台ワンハンドルマスコンを採用したのも2200系と同じである。車体は、5100系と比べて窓の天地寸法が50mm拡大された。

2200系や6300系と同様に、登場当時の表示幕は、急行については白地に赤文字で「急行」の表示(特急の反転)であったが、1982年に黒地にオレンジ文字の表示に変更された。しかし、黒地に白文字の「普通」表示と区別しにくいとの苦情を受け、「急行」表示は1992年に現在の快速急行と同じオレンジ地に黒文字に再度変更された。

また、同時期に登場した6300系と同様に乗務員室横の戸袋にはHイニシャルマークが装着された(1992年の新社章導入に伴い新社章に差換え)。


電動機出力は140kWで、製造時の編成宝塚線用は電動車 (M) 4両と付随車 (T) 4両の4M4T編成、神戸線用は6M2T編成が組成された。神戸線用はホーム有効長が6両分しかない山陽電気鉄道への直通運転も考慮し、6両の基本編成と2両の付属編成の組み合わせであり、8両編成で運行されるときに中間に入る先頭車は電気連結器を装備している。起動加速度は2.8km/h/sである。

2008年9月時点では、2200系からの編入車を含めて140両が在籍しており、その大半は宝塚線配置である。一部は今津南線甲陽線用としてワンマン対応改造が施工され、3両編成となっている。

6000F8両編成では、阪急初のアルミ車体が採用された。まず最初に付随車2両が落成して6001Fに組み込まれ、その後に残りの6両が落成し、先述の2両もこれに組み込まれ、アルミ車体の8両編成となった。[1]

6005Fと6006Fは、1995年に前方の視認性を向上するために前面の表示幕が大型化改造され、独特の雰囲気を持っている。これは、同時期に行われた京都線5300系の前面改造についても同様である。

正面貫通扉に付けられているヘッドマーク受けはデビュー当時ついておらず、暫くはヘッドマークをつける際はアダプターを装備したが、後に標識受けを常設する形に改められている。

1998年平成10年)から2002年(平成14年)にかけて、検査の際に車体を再塗装するにあたり、6300系や8000系と同様に車体上部をアイボリー塗色に塗装された。これは7000系7300系5000系リニューアル車についても同様である。なお、6001Fのみ一時期8000系と同じ側面にアイボリー塗装が試験的に施されたが、後に前面にもアイボリーが追加されるようになった。

宝塚線の6007Fは元々他編成と同様の組成であったが、今津南線と甲陽線のワンマン化に伴い編成替えが行われ、2200系からの編入車 (6760) や暫定T車(6610・6510)などを組み込んだ編成となっている。

6024F+6014Fは4両+4両の8両編成を組んでいる。梅田寄りから8両目の6114は暫定T車となっている。

ワンマン対応改造施工車の一部は前面貫通扉のワイパーが8000系列と同じ電動式に更新されている。6021F・6022F・6023Fには扉開閉予告灯が、6010F・6021F・6022Fには増粘着材噴射装置が装備されている。

7000系・8000系・8200系9000系と連結運転が可能であるが、機器がほぼ同一である5100系との連結運転はブレーキの相違のためできない。

形式[編集]

新規製造形式[編集]

  • 6000形 (Mc)(6000 - 6008、6010 - 6016、6020 - 6026、23両)
梅田方の先頭に連結される制御電動車(今津南線運用時は今津方を向く)。パンタグラフと制御器を搭載。6500形・6100形とユニットを組む。6000はアルミ車体。6010番台車は連解対応のため新造当初から電気連結器を装備する。一部の車両は後の改造で電気連結器を装備した。
  • 6100形 (M'c)(6100 - 6108、6110 - 6116、6120 - 6126、23両)
新開地宝塚方の先頭に連結される制御電動車(今津南線運用時は西宮北口方を向く)。電動発電機 (MG) と空気圧縮機 (CP) 、蓄電池を搭載。6600形・6000形とユニットを組む。6100はアルミ車体。6108と6120番台車は連解対応のため新造当初から電気連結器を装備するが、今津南線用となった車両など一部は後に電気連結器を撤去した。6114は電装を解除されている。
  • 6600形 (M)(6600 - 6608、6610 - 6615、15両)
6100形とユニットを組む中間電動車。パンタグラフと制御器を搭載。6600はアルミ車体。6610は電装を解除されている。
  • 6500形 (M')(6500 - 6508、6510 - 6515、15両)
6000形とユニットを組む中間電動車。MGとCP、蓄電池を搭載。6500はアルミ車体。6510は電装を解除されている。
  • 6550形 (T)(6550 - 6558、6560 - 6568、6570 - 6578、6580 - 6588、6650 - 6655、6660 - 6665、6670・6671・6676、6680・6681・6686、54両)
付随車。基本的に下二桁が奇数(50、70番台)の車両は蓄電池を搭載する。6550、6560、6570、6580はアルミ車体。

編入形式[編集]

2200系からの編入車。阪急2200系電車の項も参照。

  • 6050形 (Tc)(6050、1両)
梅田方の先頭に連結される制御車。2250から改番された。蓄電池を搭載、電気連結器を装備する。6150との間に7000系中間車を組み込んで神戸線で使用されている。
  • 6150形 (Tc)(6150、1両)
新開地方の先頭に連結される制御車。2251から改番された。
  • 6550形 (T)(6750番台:6750・6751、6760 - 6762、6770 - 6772、8両)
付随車。6751・6771・6772は蓄電池を搭載。元々電動車だった車両を改造した車両はパンタグラフの跡や電動台車(FS369A)を履いているなどの特徴が見られる。6772は震災で廃車になった2721の部品を一部再利用して新造され、この車両も電動台車を履いている。

就役後の変化[編集]

急行表示が白地に赤文字
(1981年6月 十三駅)

6000系は登場当初、6001Fが宝塚線に阪急初のアルミ車体2両を含んだ8両貫通編成が投入され、1年間以下のような編成で運用されていた。アルミ車体の車両は中間の2両である。

← 梅田
6001 6551 6501 6560 6570 6601 6581 6101

一方、神戸線用として6020F・6010Fが登場した。将来の山陽電鉄乗り入れ運用への充当を考慮して2両 (6020F) +6両 (6010F) の8両編成で製造され、しばらくは8両固定編成で使用されたが、6024F・6014Fの製造で運用に必要な編成数が揃ったことにより、1977年12月より6000系による山陽電鉄乗り入れ・分割併合運用を開始した。

1977年、アルミ車体の6000Fを6両製造し、6001Fの中間のアルミ車2両を組み込んで、アルミ車体のみの8両編成が組成された。一方、6001Fは鋼製の中間車2両を製造して鋼製車体の8両編成に統一されている。

宝塚線には8両貫通編成が、神戸線には山陽電鉄乗り入れ用に2両+6両の8両編成が配置されたが、1979年製造の6004Fのみ以下のような編成を組んで神戸線に配置され、わずかな期間であったが山陽電鉄乗り入れにも使用された(その後すぐに6554・6584を組み込み宝塚線に転属した)。

← 梅田
6004 6504 6564 6574 6604 6104

また、1980年に製造された6026Fは、将来の神戸線の朝のラッシュ時における10両編成運転を考慮して、増結編成となる大阪寄り2両の中間に付随車2両を組み込んで4両とし、一方で従来は6両編成だった神戸寄りの編成については、中間車を製造せずに2両とした4+2の6両編成として製造された。

なお、6026Fと6008Fについては、7000系登場後の製造のため、運転台の車掌室仕切り扉が装備されている。

宝塚線
  • 6000-6550-6500-6560-6570-6600-6580-6100(アルミ車体)
  • 6001-6551-6501-6561-6571-6601-6581-6101
  • 6002-6552-6502-6562-6572-6602-6582-6102
  • 6003-6553-6503-6563-6573-6603-6583-6103
  • 6004-6554-6504-6564-6574-6604-6584-6104
  • 6005-6555-6505-6565-6575-6605-6585-6105
  • 6006-6556-6506-6566-6576-6606-6586-6106
  • 6007-6557-6507-6567-6577-6607-6587-6107
  • 6008-6558-6508-6568-6578-6608-6588-6108
神戸線
  • 6020-6120+6010-6510-6650-6660-6610-6110
  • 6021-6121+6011-6511-6651-6661-6611-6111
  • 6022-6122+6012-6512-6652-6662-6612-6112
  • 6023-6123+6013-6513-6653-6663-6613-6113
  • 6024-6124+6014-6514-6654-6664-6614-6114
  • 6025-6125+6015-6515-6655-6665-6615-6115
  • 6026-6676-6686-6126+6016-6116

1984年、京都線に6300系6330Fが登場したのをきっかけに編成内の組成順序が変更されることとなった。従来のMc-T-M'-T-T-M-T-M'cからMc-M'-T-T-T-T-M-M'cに変更され、電動車が近接するユニットを組むこととなり、1980年に登場した神宝線用の7000系や1982年に登場した京都線用の7300系とともに、宝塚線用の本系列についても変更された。変更の理由はM車を隣接させることによるメンテナンスの容易さと、T車の高圧引き通し線を廃することが目的である。その結果、T車が4両連続することになり、起動時は特にM車と隣接しない中間の2両のT車では連結器の衝撃が増す結果となり、乗り心地は低下した(7000系も同様)。

  • 6000-6500-6550-6560-6570-6580-6600-6100(アルミ車体)
  • 6001-6501-6551-6561-6571-6581-6601-6101
  • 6002-6502-6552-6562-6572-6582-6602-6102
  • 6003-6503-6553-6563-6572-6583-6603-6103
  • 6004-6504-6554-6564-6574-6584-6604-6104
  • 6005-6505-6555-6565-6575-6585-6605-6105
  • 6006-6506-6556-6566-6576-6586-6606-6106
  • 6007-6507-6557-6567-6577-6587-6607-6107
  • 6008-6508-6558-6568-6578-6588-6608-6108

1984年には、翌年に予定されている神戸線での10両編成運転に備えて、本系列において最後の増備となる4両を製造した。増備された車両は付随車で、車内見附は同時期に製造された7011Fに準ずるが、車体はアルミではなく鋼製で、車体幅も7000系アルミ車と違い拡幅されていないのが特徴である。貫通扉は連結相手に合わせて小型ガラスである。運用開始までは休車の予定だったが、輸送力増強のため、2両(6671・6681)は7000系7021Fに組み込まれた。

1985年、神戸線での10両編成運転が開始されたが、7021Fに組み込まれていた2両はそのままとなり、代わりに2200系のVVVFインバータ試験車との差し替えで抜かれた中間付随車(2750・2751)が編入され、増結編成に組み込まれた。一方、元々10両編成化を見越して製造されたはずの6026Fについては、中間車が新造されないまま、逆に増結編成の予備車を兼務することとなり、編成も2+4の6両編成に変更されている。同時に6026と6116については密着連結器・電気連結器に交換された。

  • 6020-6670-6680-6120+6010-6510-6650-6660-6610-6110
  • 6022-2750-2751-6122+6012-6512-6652-6662-6612-6112
  • 7021-7521-6671-7761-7771-6681-7621-7121

1980年代後半よりスイープファン(補助送風機)非搭載車両の一部に7013F以降と同じスイープファン搭載工事が施工された。この工事は7000系の一部や2200系にも実施されているが、1990年代以降は補助送風機はローリーファンに変更されている。

特急 6013ほか6両
山陽電鉄 須磨浦公園駅 1987年

1987年から1988年にかけて、神戸線の10両編成運転が大幅に増加することになった。このとき、本系列による4両増結編成は中止され、その中間に組み込まれていた6670・6680(および2750・2751)は7000系に編入された。 なお、増結用2両編成で4両を組み、10両編成の増結車として使用されていたこともある(6023-6123+6024-6124など)。

1992年、2200系のチョッパ車による実用試験が終了した関係で、神戸線用の一部車両に編成替えが発生した。チョッパ試験を終了した2200系のチョッパ制御の電動車はすべて電装解除の上付随車となり、神戸線の本系列(6010F・6011F)に編入され、当時宝塚線配置であった7002F・7004Fと交換の上で宝塚線に転属した(後に6010Fは神戸線に再度転属した)。一方、2200系VVVF試験車は引き続き使用されたが、そのままだと4両編成となるため、本系列の6025-6125と編成を組むことになった。

  • 6010-6510-2760-6650-6660-2770-6610-6110
  • 6011-6511-2761-6651-6661-2771-6611-6111
  • 6025-6125+2250-2720-2721-2251
  • 6015-6515-6655-6665-6615-6115

1995年1月17日阪神・淡路大震災が発生し、当時今津北線で運用中であった6025Fが被災し、2200系の1両が廃車された。代替車両の製造と被災車両の復旧の過程で、先に6010Fと6011Fに編入されていた車両も含め、2200系はすべて本系列に編入することとなり、全体の両数が140両となった。

1997年になって能勢電鉄への直通運転が開始されることになり、6011Fが直通運転に使用する編成の予備編成として整備された。能勢電鉄用の列車無線アンテナが増設され、位置も変更されている。また、1998年には従来阪急マルーン一色だった車体の屋根の部分に6300系と同様のアイボリーの塗装が行われることになり、すでに変更完了している。なお、6001Fのみ前面部のみアイボリーの塗装がされない試験塗装を施されていたが、その後他車と同様の塗装に変更されている。

1997年の編成
宝塚線
  • 6000-6500-6550-6560-6570-6580-6600-6100(アルミ車体)
  • 6001-6501-6551-6561-6571-6581-6601-6101
  • 6002-6502-6552-6562-6572-6582-6602-6102
  • 6003-6503-6553-6563-6572-6583-6603-6103
  • 6004-6504-6554-6564-6574-6584-6604-6104
  • 6005-6505-6555-6565-6575-6585-6605-6105
  • 6006-6506-6556-6566-6576-6586-6606-6106
  • 6007-6507-6557-6567-6577-6587-6607-6107
  • 6008-6508-6558-6568-6578-6588-6608-6108
  • 6011-6511-6761-6651-6661-6771-6611-6111
神戸線
  • 6010-6510-6760-6650-6660-6770-6610-6110
  • 6022-6122+6012-6512-6652-6662-6612-6112
  • 6023-6123+6013-6513-6653-6663-6613-6113
  • 6024-6124+6014-6514-6654-6664-6614-6114
  • 6015-6515-6655-6665-6615-6115
  • 6025-6125+6050-7616-7516-6150
  • 6026-6126+6016-6676-6686-6116
  • 6020-6120
  • 6021-6121
  • 7025-6670-6680-7125
  • 7026-6750-6760-7126
  • 7020-7520-6762-7760-7770-6772-7620-7120
  • 7021-7521-6671-7761-7771-6681-7621-7121
3両編成で今津南線や甲陽線で運用されているワンマン車
(2007年6月3日 西宮北口駅)
能勢電鉄に移籍した6002F編成(2014年8月1日 阪急梅田駅)

1998年、山陽電鉄との乗り入れが廃止されることになり、神戸線での6両編成運用が消滅することになった。神戸線では6+2の8連で構成されてきた本系列だが、増結用の2連に中間T車を挿入して甲陽線・今津南線に転用することになり、基本編成の6連はT車2両を挿入して4M4Tの8連に再編成し、宝塚線に転属させることとなった。これは6000系の性能上神戸線では4M4Tで走行不能との判断によるものである。これは本系列のベースとなった5100系が神戸線時代に常に6M2Tの8連もしくは4M2Tの6連で運用されていたのと同様である。

一方、同年10月から開始される今津南線と甲陽線のワンマン運転用として本系列が使用されることになった。これは、ドア開閉等を伴うワンマン運転時の運転士への負担を軽減するため、ワンハンドルマスコン車を改造対象としたためとされている。増結用に使用していた本系列2両編成を中心に宝塚線所属車も交えて編成変更が行われ、予備車の6026Fも含めて最終的には3両編成6本が用意された。ワンマン化改造された編成の先頭車は予備車の6026Fを除いて自動連結器に取り替えられ、また中間付随車にCPを増設した。またこの関係で宝塚線用の6007Fに元6010Fの中間車だった6610-6510の電装を解除し暫定T車扱いとして組み込まれるなど、趣味的に興味深い改造も行われている。6760は休車となった。また同じ頃、長らく今津線運用だった6025Fが、6025-6125は7000系6両編成と連結して8両編成化され、また6050-7616-7516-6150の4両は7000系中間車を組み込み、2200系時代を髣髴とさせる8両編成となって神戸本線に復帰した。

2002年には宝塚線に転属した6024Fと、休車になっていた6760との間で編成替えが行われた。6614が6024Fから外され6000Fの6600と差し替えられ、6024Fには代わって6760が編入された。このとき6114の電装は解除され、暫定Tcとなった。この編成変更は、編成から外された6600を用いてアルミ車体の車両の車体更新を行うための事前調査をすることが目的であったが、6600の車体の状態が予想以上に悪く、更新は見送られてそのまま休車となり、2011年3月に6000系初の廃車となった。一方、今津線の6016Fと7000系と連結して本線運用に入っていた6025-6125との間で編成替えが行われ、6016Fが2両編成となって久々に増結運用に復帰した。

2014年7月31日、能勢電鉄に6002F編成が譲渡され[2]、翌8月1日より運行を開始した。運用は阪急8両編成車と共通運用であるため、阪急宝塚線での運用が多く、能勢電鉄内は日生エクスプレスのみの運行となっている[2][3]。なお、日生エクスプレスの運転は平日ダイヤ実施時のみであるため、土曜・休日ダイヤ実施時は自社線には入らず、阪急宝塚線内での運用に就いている。

リニューアル[編集]

本系列も3300系などのようにリニューアルされている。

最初にリニューアルしたのは6007Fである。概要は、側扉の窓を縦長に、車内化粧版は従来より濃いものに、床の模様を5010Fと同じものにそれぞれ変更、また、車内案内表示器ドアチャイムを設置、冷房室外機キセ(カバー)を鋼製→ステンレス製に変更などである。6015Fでは、扉上部に開閉予告灯を設置、貫通扉と乗務員室扉の車内化粧板もこげ茶色に、床の模様が茶色系のものになった他、荷棚とCPの交換が行われた。なお、他のリニューアル車で採用された緑色の着色ガラスは採用されていない。

2008年10月現在、6007Fと6015Fが施工されている。

編成[編集]

2011年現在の編成は以下のとおりで、2200系からの編入車を含めて139両が在籍する。

宝塚線・能勢電鉄[編集]

  • 2200系からの編入車を下線つきの斜体で、暫定T車を太文字で示している。
宝塚
能勢電鉄
乗入対応
備考
6000
(Mc)
6500
(M')
6550
(T)
6550
(T)
6550
(T)
6550
(T)
6600
(M)
6100
(M'c)
 
6000 6500 6550 6560 6570 6580 6614 6100   6614以外はアルミ車体、車体未更新
6614のみ車椅子スペース設置
6001 6501 6551 6561 6571 6581 6601 6101    
6002 6502 6552 6562 6572 6582 6602 6102 未リニューアルだが、更新を2度受けている
8両全てに車椅子スペース設置
2014年8月に能勢電鉄へ譲渡[2]
6003 6503 6553 6563 6573 6583 6603 6103   8両全てに車椅子スペース設置
6004 6504 6554 6564 6574 6584 6604 6104   8両全てに車椅子スペース設置
6005 6505 6555 6565 6575 6585 6605 6105 前面大型表示幕装備
8両全てに車椅子スペース設置
6006 6506 6556 6566 6576 6586 6606 6106 前面大型表示幕装備、クーラーキセ更新車
8両全てに車椅子スペース設置
6008 6508 6558 6568 6578 6588 6608 6108   宝塚寄り先頭車に密着連結器・電気連結器装備
梅田側から1・3・5・8両目に車椅子スペース設置
6013 6513 6662 6653 6663 6652 6613 6113 過去に
実績あり
乗務員室ドア横小窓未設置
6000
(Mc)
6500
(M')
6600
(M)
6500
(M')
6550
(T)
6770
(T)
6600
(M)
6100
(M'c)
 
6007 6507 6610 6510 6577 6770 6607 6107   リニューアル編成
梅田側から1・3・5・8両目に車椅子スペース設置
6000
(Mc)
6500
(M')
6750
(T)
6550
(T)
6550
(T)
6770
(T)
6600
(M)
6100
(M'c)
 
6011 6511 6761 6651 6661 6771 6611 6111 8両全てに車椅子スペース設置
6015 6515 6762 6655 6665 6772 6615 6115   リニューアル編成
梅田側から1・3・5・8両目に車椅子スペース設置
6000
(Mc)
6500
(M')
6550
(T)
6550
(T)
6750
(T)
6750
(T)
6600
(M)
6100
(M'c)
 
6012 6512 6670 6680 6750 6751 6612 6112 乗務員室ドア横小窓未設置、クーラーキセ更新車
6000
(Mc)
6550
(T)
6550
(T)
6100
(M'c →)
6000
(← Mc)
6500
(M')
6750
(T)
6100
(M'c)
 
6024 6654 6664 6124 6014 6514 6760 6114 クーラーキセ更新車
6760を除く7両に車椅子スペース設置

神戸線[編集]

  • 7000系を太文字で、元2200系を下線つきの斜体で示している。
今津北線用編成
宝塚 →
備考
6000
(Mc)
6550
(T)
6100
(M'c →)
6000
(← Mc)
6550
(T)
6100
(M'c)
6025 6686 6125 6026 6676 6126 6025、6125は車体未更新
更新済の残り4両に車椅子スペース設置
7000系登場後の車両のため、車掌室の仕切り扉を装備
6026Fはワンマン予備編成
今津南線・甲陽線用ワンマン編成
西宮北口/夙川
備考
6000
(Mc)
6550
(T)
6100
(M'c)
6010 6650 6110 増粘着材噴射装置を装備
6020 6660 6120  
6021 6567 6121 扉開閉予告灯、増粘着材噴射装置を装備
6022 6587 6122 扉開閉予告灯、増粘着材噴射装置を装備
6023 6557 6123 扉開閉予告灯を装備
ラッシュ時間帯用増結編成
← 梅田
三宮
備考
6000
(Mc)
6100
(M'c)
6016 6116 2両共に車椅子スペース設置
7000系列組込車両
← 梅田
三宮 →
6050
(Tc)
7600
(M)
7500
(M')
7550
(T)
7550
(T)
7600
(M)
7500
(M')
6150
(Tc)
6050 7616 7516 7565 7575 7605 7505 6150
7000
(Mc)
7500
(M')
6550
(T)
7550
(T)
7550
(T)
6550
(T)
7600
(M)
7100
(M'c)
7021 7521 6671 7761 7771 6681 7621 7121

車体装飾[編集]

阪急電鉄100年ミュージアム号
  • 2010年1月12日から7月31日まで、6001Fが「阪急電鉄100年ミュージアム号」として運行されていた。車体には特製ラッピングが施されているほか、車内には阪急電鉄の歴史を紹介したポスターが掲出されている[4]。当初、6月30日までの予定が7月31日まで運行期間が延長された[5]

脚注[編集]

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  1. ^ 2002年に行われた組成変更により梅田寄りから7両目が6614に差し替えられており、他の7両とは転落防止幌や貫通路引き戸の窓の大きさなどの相違がある。
  2. ^ a b c 阪急電鉄からの6000系車両の取得、運行に関するお知らせ (PDF) 能勢電鉄(2014年7月31日) 2014年7月31日閲覧。
  3. ^ 能勢電鉄、阪急6000系1編成を譲受 - レスポンス 2014年8月1日
  4. ^ 阪急ニュース・リネア2010年01月号」 阪急電鉄公式サイト
  5. ^ [1] 阪急電鉄 鉄道開業100周年 スペシャルサイト - 阪急100周年イベントブログ ミュージアム号、好評につき、運行期間を延長!」 阪急電鉄公式サイト