関口芙沙恵

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関口 芙沙恵せきぐち ふさえ
誕生 1944年
日本の旗 日本群馬県伊勢崎市
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 埼玉県立本庄高等学校卒業
活動期間 1990年 -
ジャンル 推理小説
時代小説
代表作 『蜂の殺意』(1990年)
主な受賞歴 第8回サントリーミステリー大賞読者賞
デビュー作 『蜂の殺意』(1990年)
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(せきぐち ふさえ、1944年 -)は、日本小説家。1993年頃までは、関口 ふさえの名で作品を発表していた[1]。本名は房枝[2]

来歴・人物[編集]

1944年、群馬県伊勢崎市境島村出身[1][3]埼玉県立本庄高等学校を卒業し、島村蚕種のほか、税理士事務所や新聞社などへの勤務を経る[4]

1990年、『蜂の殺意』で第8回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞し、小説家デビュー[5]。ミステリー小説やサスペンス小説を発表する。スポーツ、美術、医療など様々なテーマに挑戦している。

2000年代以降は、時代小説を発表している。 『修羅の川』は、幕末の島村地区を舞台とした時代小説で、養蚕家に生まれた女性の山あり谷ありの生涯が描かれている。 2007年9月1日には、伊勢崎市図書館で開かれた講演会で、ふるさとである島村地区の歴史と島村養蚕の重要性を語った[6]

一般社団法人日本推理作家協会会員。趣味は、絵画などの鑑賞[4]

著作[編集]

単著[編集]

  • 蜂の殺意(1990年7月 文藝春秋
  • 黒バラ荘殺人事件(1991年3月 カッパ・ノベルス
  • 2時間7分の身代金(1991年8月 カッパ・ノベルス)
  • 青いスポルティーフ(1992年5月 文藝春秋)
  • エゴン・シーレの女(1992年8月 トクマ・ノベルズ
  • 非婚の女(1993年7月 双葉社)
  • ゴッホ 呪われた肖像(1993年11月 徳間書店
  • 悪業の筐(1997年2月 カッパ・ノベルス)
  • 移植病棟(1997年11月 カッパ・ノベルス)
  • 修羅の川(2003年11月 光文社
  • 玻璃の橋(2014年5月 光文社)

アンソロジー[編集]

「」内が収録されている関口芙沙恵の作品

  • 白のミステリー(1997年 光文社文庫)「殺意の花」
  • 恐怖の化粧箱(1999年 光文社)「殺意の花」

映像化作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 関口 ふさえ - Webcat Plus
  2. ^ サントリーミステリー大賞読者賞受賞関口ふさえさん松戸市役所、広報まつど、p7、平成2年4月5日
  3. ^ 日本キリスト教団 島村教会 蚕の群れ
  4. ^ a b 会員名簿 関口芙沙恵|日本推理作家協会
  5. ^ 楽天ブックス:蜂の殺意 - 関口ふさえ
  6. ^ 上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン 絹の物語
  7. ^ 2時間7分の身代金 - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース

関連項目[編集]

外部リンク[編集]