間伐材

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

間伐材(かんばつざい)とは、森林の成長過程で密集化する立木を間引く間伐の過程で発生する木材のことである。人工林のスギの場合、10cm - 20cm内外の太さであり、建築用途の材料などには向かない。しかし、50年生級の中・大径木も間伐することは多々あるので、それらを建築用途へ利用していくことが課題である。

[編集] 用途の変遷

  • 1970年代までは、建築現場の足場材、木柵の材料などに用いられたが、アルミニウム製の単管足場などの普及により需要が低迷した。
  • 1990年代になると、間伐材の需要の低迷により価格が下落。商品価値が無くなることにより、間伐材売却による収入が途絶え、森林経営の採算が悪化し、放棄される森林が増加した。
  • 2000年代になると、森林整備を支援する一環として、間伐材の消費拡大に向けた動きが本格化。グリーン購入法などに積極的な利用が推進されるようになった。さらに地球温暖化問題の周知によりエコロジー素材としての需要が急増したが、1990年代の業者撤退の後遺症で生産はなかなか伸びず価格高騰を招いている。近年、エコロジー志向から薪ストーブが見直されているが、主な間伐材となる杉は柔らかく急激に燃えるため火力の調整が難しく、広葉樹の薪に比べて人気がない。合板製造の技術が進歩したことにより、国内の間伐した杉・檜を合板に加工することが出来るようになった。在来木造住宅で国内木材の使用が減って来ていることと、合板工場の稼働確保、外材の乱伐を契機とした関税の影響などから、針葉樹合板への供給が多くなっている。中国の建築材需要から輸出材も増えている。

[編集] 新しい用途

・木質バイオマス発電の燃料となる木質チップ

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス