長須祥行

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長須 祥行(ながす しょうぎょう、1932年5月16日 - 1993年2月10日)は、日本の農業評論家。

来歴[編集]

茨城県出身。日本大学卒。学生時代に一時期渋沢秀雄家の書生をしていた。

大学卒業後、東宝に入社するが、百里基地反対運動に呼応し帰郷。地方新聞『新茨城』やタウン誌、労組機関誌の記者を経て、1965年フリーの評論家となる。

茨城県土浦市に住み鹿島臨海工業地帯の開発理念「農工両全」を告発、三里塚闘争で農民の側に立った。

吉祥太郎の名を使ったこともある。

著書[編集]

  • 『一千万人の駅 駅名の由来とエトセトラ』エフ・プロ出版 1967
  • 『農業の危機と農民』1971 三一新書
  • 西武池袋線各駅停車 武蔵野・秩父 いまむかし』椿書院 1973 首都圏沿線ガイド
  • 『日本農民の自覚と再生 流浪から土着へ』三一書房 1975
  • 『密殺同盟』ダイヤモンド社 1978
  • 『産直運動 ほんとうの食べものを求めて』東洋経済新報社 1979 東経選書
  • 筑波大学 新構想は何をもたらしたか』現代評論社 1980
  • 『農業高校 近代化農政の縮図』三一書房 1984
  • 『越訴 水戸藩宝永一揆の謎』三一書房 1986

共編著[編集]

  • 『この愛、山河にとどけ 獄中の母、妻、娘の手記』吉祥太郎編著 エフ・プロ出版 1967
  • 『講座農を生きる』全5巻 安達生恒松永伍一共編 三一書房 1975

参考[編集]