オナガドリ

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オナガドリ[1]

オナガドリ(尾長鳥、尾長鶏)とはニワトリの品種の一つである。長尾鶏(ちょうびけい)、長尾鳥(鶏)(ながおどり)とも呼ばれる。オスの尾羽が極端に長くなるのが特徴で、そのためオナガドリと呼ばれる。高知県原産で、日本特別天然記念物に指定されている。明治時代に外国にも輸出され、世界的にも輸出された港の名からyokohamaとして有名である。

歴史[編集]

オナガドリの始まりは、江戸時代土佐藩主の山内家参勤交代の際に使う飛鳥という槍飾りに用いる長い鶏の尾を農民から集めたことにある[2][3]明暦1655年1657年)ごろの[要出典]土佐国大篠村(現在の高知県南国市大篠)で、武市利右衛門がオナガドリの原種白藤種を作り出した。伝説では地鶏とキジや山鳥と交配して作ったとされているが、正確な記録は残されていない[3]

1923年(大正12年)に国の天然記念物に指定されたが、太平洋戦争が始まり、その数は9羽まで激減。1952年(昭和27年)には、国の特別天然記念物に指定された[2]

特徴[編集]

ニワトリは通常一年に一度羽が生え換わるが、オスのオナガドリは尾羽が生え換わらないため、尾が非常に長くなる。明治時代までは尾の長さは3m程度であったが大正時代に止箱(とめばこ)と呼ばれる縦長の飼育箱が開発され、尾が損傷しないように鳥の動きを抑制する飼育法が行われるようになり、尾がさらに長く成長するようになった。

尾は若いうちは一年に80cm~1m程度、成長するが加齢とともに尾の伸びる早さは鈍る。鶏が長生きした場合には尾の長さが10m以上に達することもあり、最も長いのは1974年に13mという記録がある。ギネスブック掲載の記録では、1974年7月20日に計測された10.6mが最長。現在では尾がそれほど長くならなくなり、93年には最長7m以上だったが、2013年3月時点の最長は3.6mで、大半が1m台となっている。これは近親交配の増加が影響しているとみられ、南国市ではDNA解析を基にした交配で、元の姿を取り戻す保護作戦を始めている[4]

品種[編集]

  • 白藤種
当初は小国鶏から作られた。明治までは五色と呼ばれる小国鶏の鶏であった。のちに野村金蔵が白色に改良し現在のものになった[3]
  • 白色種
小国鶏からの突然変異と伝わるが、白色レグホーンらしき鶏に白藤種を交配させたともいわわる。ただし、白色レグホーンとの交配では長尾性の鶏を生み出すのは困難であるため白藤種を改良したともいわれる[3]
  • 褐色種
明治時代に入り土佐山田町の篠原兼三によって、白藤種と東天紅鶏を交配して作られたとされる。戦時中この種は絶滅し、東天紅の雄と白藤種の雌を交配して再現された[3]

施設[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ ドイツでの飼育例
  2. ^ a b 色違い3種類 オナガドリ - 高知新聞、2013年05月29日11時53分、2013年7月閲覧
  3. ^ a b c d e パンフレット「特別天然記念物 土佐のオナガドリ」 - 南国市教育委員会
  4. ^ 出典 : 昔7m・今3m…なぜか短くなるオナガドリの尾 - YOMIURI ONLINE(2013年7月3日15時20分 読売新聞) 10.6m~始めているまでの出典。、2013年7月閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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