銀嶺の果て

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銀嶺の果て
監督 谷口千吉
脚本 黒澤明
谷口千吉
製作 田中友幸
出演者 志村喬
三船敏郎
若山セツ子
音楽 伊福部昭
撮影 瀬川順一
製作会社 東宝
配給 東宝
公開 日本の旗 1947年8月5日
上映時間 88分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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銀嶺の果て』(ぎんれいのはて)は、1947年(昭和22年)8月5日公開の日本映画である。東宝製作・配給。監督は谷口千吉モノクロスタンダード、88分。

黒澤明が執筆したオリジナル脚本『山小屋の三悪人』を、谷口がメガホンを取った監督第1作。冬の日本アルプスでロケーションを行った山岳アクション映画であり、三船敏郎のデビュー作、伊福部昭が初めて映画音楽を手がけた作品でもある。第21回キネマ旬報ベスト・テン第7位。東宝からDVDが発売されている。

あらすじ[編集]

野尻、江島、高杉の3人は銀行強盗を働き、冬の北アルプスに逃げ込む。しかし、捜索隊が追いかける中、高杉は雪崩に巻き込まれて姿を消してしまう。運良く助かった2人はスキー小屋に辿り着くが、そこには老人と、その孫娘の春坊、登山家の本田がいた。次第に野尻は彼らの温かな人情に心を動かされるが、世間との接触を極度に恐れた江島は…。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

音楽[編集]

音楽を担当した作曲家の伊福部昭は、一見明るい場面に物悲しい音楽を付けた。追われる身である主人公が女性とスキーを楽しむというこの映画の中で唯一明るい場面なのだが、伊福部はイングリッシュホルン一本のみで悲しげな旋律をつけ、主人公の宿命を描いた。監督の谷口千吉ワルトトイフェルの『スケーターズ・ワルツ』のような明るい音楽を想定していたので対立した。その日の録音を取りやめ、演奏者に帰ってもらった後、数時間議論を続けたという。このとき仲裁をしたのが脚本の黒澤明であった。

黒澤の仲裁もあって曲はそのまま採用されたが、断片的な場面ごとではなく、作品全体を見渡した結果としての主人公の心情を表した音楽を意図したことが認められ、最終的には音楽への真摯な態度が製作側からも評価された。それ以降、映画音楽作曲家としての伊福部のキャリアが始まった。

本作のメインタイトルとして使用された曲は『空の大怪獣ラドン』で「ラドン追撃せよ」の曲としてアレンジされて使用されている。

その他 [編集]

  • 江島は飛行服を着ており、荒々しい所作と相まって、軍隊帰りであることをうかがわせるキャラクターである。
  • 筒井康隆の小説に『銀の果て』という作品があるが、題名が似ているだけで本作には全く関係が無い。

外部リンク[編集]