鉄平 (野球)

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鉄平 (土谷 鉄平)
東北楽天ゴールデンイーグルス #46
Teppei2011.jpg
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大分県大分市
生年月日 1982年12月27日(29歳)
身長
体重
178cm
78kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2000年 ドラフト5位
初出場 2004年4月30日
年俸 1億1,000万円(2012年)
経歴(括弧内は在籍年)

鉄平(てっぺい、本名:土谷 鉄平(つちや てっぺい)、1982年12月27日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属するプロ野球選手外野手)。

本拠地・Kスタ宮城(主催地方ゲームを含む)での、一回表の守備に付く時の場内放送では「神風ワンダーボーイ」と紹介される。

目次

[編集] 来歴・人物

[編集] プロ入り前

父親が剣道マンガ『おれは鉄兵』(ちばてつや)のファンで、そこから「鉄平」と名前付けられた。強い子に育ってほしいという願いがこめられている。小学校1年の時、兄の影響で野球を始め「ふじヶ丘少年野球団」でプレー。中学時代は野球部に入部し、ピッチャーとショートを受け持つ。小・中学校の先輩に安藤優也阪神)がいる。

津久見高校時代は、1年から遊撃手のレギュラーを獲得。高校通算で打率.551、32本塁打の記録を残した。甲子園への出場経験はないものの、50m走は5秒9、遠投110mと身体能力の高さから「九州のイチロー」として注目された[1]

2000年のドラフト会議中日ドラゴンズから5位指名を受け、入団。

[編集] 中日時代

2003年ウエスタン・リーグで遊撃手のレギュラーを獲得するが、そのオフに外野手へコンバートされる。2004年、プロ4年目で一軍初出場・初安打を記録し、主に代走や外野の守備固めとして50試合に出場した。6月1日に6番・左翼手でプロ初スタメン出場。10月9日に行われたファーム日本選手権でサヨナラ安打を放ってチームをウエスタン・リーグ日本一に導き、最優秀選手賞を獲得した。

2005年、一軍では2試合の出場に終わったが、ウエスタン・リーグでは3位の打率.336・13盗塁の好成績を残した。オフに金銭トレードで東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍。その際に、登録名を「土谷鉄平」から「鉄平」に改めた。

[編集] 楽天時代

2006年、開幕戦の対日本ハム戦では1番・中堅手としてスタメン出場する。4月22日西武西口文也からプロ初本塁打を放つ。6月2日は古巣の対中日戦(宮城球場)で4安打を放ち、サヨナラ勝ちにつなげる。試合後、中日の落合博満監督から「お前を(トレードに)出した甲斐があった」とのコメントを受ける。6月30日の対日本ハム戦から7月6日の対ロッテ戦にかけて9打席連続三振を記録。野手の連続三振記録の新記録となった。この年は103試合に外野手として出場し、チーム2位の打率.303を残す。また、西岡剛赤田将吾川崎宗則と並んでリーグトップタイの三塁打7を記録した。ファンからの最多投票を受け、楽天野球団主催の『2006年度MVP選手』に選ばれる。これにより、2007年度、同球団ファンクラブ特典のフィギュアは鉄平となる。イオン日米野球2006に監督推薦選手として出場。スコアボードにはなぜか「東北鉄平」と誤表示される。12月7日、球団史上最高となる220%の年俸アップ率で契約更改をし「自費で新幹線に乗るときはいつも自由席だったけど、これからは座席が広いグリーン車に乗れそうです」とコメントした。[2]。また、この日「グッズを作り直すのが大変だろうから」と、背番号は変更しないことを発表した。

前半は、バックホームをする際、あらぬ方向に投げてしまう等のプレーをしばしば見せ、野村克也監督から「この選手はちょっとおかしいね」と言われていたが、後半には「鉄平は本物になっちゃった」「お前に休まれては困る」「鉄平は張本二世。安物の張本や(当時推定年俸が1000万と安かった)」等のコメントをもらった。2009年の開幕戦後には3番という打順で先制打を含む3安打の活躍に「ウチに来て、間違いなく年々進歩している。安心感っていうか、『任した』という気になる。信頼が育ってきた。オレと鉄平の間で、そういうのが育ってきた」と評された。

2007年3月24日の開幕戦から11試合連続ヒットを記録する。5月6日2008年北京オリンピック日本代表選手・第一次候補選手に選ばれる。7月20日21日に行われたオールスターゲームに、ファン投票で選出され(楽天からは鉄平含め合計8名選出)、第1戦(東京ドーム)では途中出場、第2戦(宮城球場)では1番・中堅手でスタメン出場した。8月7日、対日本ハム戦でライアン・グリンから第10号本塁打を放つ。この年はチーム2位の135試合に出場した。打率.254、出塁率.311は共に昨年よりダウンするも、本塁打が10本と、プロ初の2桁本塁打を記録。打順はシーズン通して一定しなかったが、下位打線で出場することが多かった。

2008年、この年は序盤からなかなか調子が上がらず、開幕戦は2番で出場したが、その後は8番での起用となった。しかし開幕から1番だった渡辺直人の怪我により、交流戦のころから1番になると大幅に調子を上げるが、6月8日の対中日戦で本塁に突入した際に足を痛め登録抹消、チームも順位を下げてしまう。しかし、この年それまでで自己最多の打点を記録し、得点圏打率は3割2分を超えた。11月22日、入籍をしたと発表した。

2009年、最高年俸だった礒部公一が大減俸となったため、楽天外野手最高年俸の選手となった。週刊ベースボール誌のインタビューで「今年の自分の鍵を握る最大のポイントは運ですね」とシーズンに臨む意気込みを語っている。3割5分を超える高打率を維持していた5月、「気持ち悪い」と体調不良を訴えて二軍降格。症状からメニエール病ではないかと心配されたものの検査したところ特に異常はなかったため、すぐ公式戦に復帰した。8月6日には球団新記録となる22試合連続安打を記録。同日は決勝打を含む3安打を放ち、首位打者に浮上する。最終的に連続試合安打の記録を24まで伸ばしている。また、この頃には4番を努める山崎武司と並ぶ不動の3番バッターとして活躍。8月の成績は打率.402、3本塁打、24打点で自身初の月間MVPを受賞。終盤やや打率を落としたものの、最後まで首位打者の座を守り、初の打撃タイトルを獲得した。打率.327、12本塁打、76打点、13盗塁は自己最多。前年左投手に.202と苦しんだが09年は.314、7本塁打をマークした。更にシーズン記録では5位タイとなる両リーグ最多の13本の三塁打を放つなど飛躍のシーズンとなった。10月13日にはこの活躍により大分市民栄誉賞の進呈が発表された。同賞を贈られるのは同学年の内川聖一に次いで2人目。また、初となる外野手のベストナインに選出された。実は8月9日の対日本ハム戦で武田勝からボールを受けて(この時の判定はファウル)左手人差し指を骨折をしていたが、それでも試合に出続けていたことをオフの後援会で語った。

マスコミやシーズンオフの出演等も控え気味であったが、2009年の「報知プロスポーツ大賞」(報知新聞主催)の表彰式等に出演。石川遼等の各界スポーツ選手と壇上に立った。また年末の日本テレビ系列で放送された『中居正広の7番勝負!超一流アスリートVS芸能人どっちが勝つの?SP2』内の軟式野球で、今度は亀梨和也等の各芸能人が多村仁志(ソフトバンク)、内川(収録当時横浜ベイスターズ。内川とは前述の通り大分県の同郷で同学年)らと出演。鉄平・多村・内川という一流プロ野球選手(打者)3人を連続で抑えることができるかという企画に出演した。

2010年、正月特番として放送された同じ日本テレビの『徳光&所の世界記録工場PART6』では上野由岐子らが出演した日米の女子ソフトボール投手との「ヒットを打てば100万円」対決企画を行った。

右翼手にコンバートされた。シーズン前半は交流戦の巨人戦、阪神戦で自身初を含む2度のサヨナラ安打を打つが調子が上がらず、打率が3割になかなか満たなかった。打順が固定されず、4番で出場した試合もあった。後半は調子を上げ、9月12日のオリックス戦から9月14日の日ハム戦にかけて9打数連続安打(パ・リーグ2位タイ)を記録。しかしシーズン閉幕直前の9月18日のロッテ戦で小林宏から死球を受け、その後中村紀洋のヒットでサヨナラのホームを踏むものの右足小指を骨折して登録抹消され、そのままシーズンを終える。得点圏打率は.271とやや不本意な成績だった。

2011年、新しく監督に就任した星野仙一から初代キャプテンに指名され、キャンプでは左翼手にコンバートされたが、右翼手のレギュラー候補であった牧田明久が故障離脱したため右翼手に戻された。シーズンに入ってからはまったく調子が上がらず、中盤は殆どファームで過ごす事となった。91試合の出場で打率.228、1本塁打、17打点と楽天移籍後としては最低の成績となった。打撃はサッパリだったものの、守備では出場試合が少ないにもかかわらず、リーグ2位タイの9個の補殺を記録した。

[編集] プレースタイル

遠投110メートル、50メートル走5.9秒、一塁到達3.98秒の高い身体能力を持ち[3]野村克也から「中日はどうしてこんなにいい選手を出したかわからん」と言われたほどの野球センスを誇る[4]

打席ではつばの影で一部目線が隠れて左投手のカーブの軌道が見えなくなることがあるほどヘルメットを深めに被るのが特徴。理由は自分の目がテレビに映るのが嫌なためだという[要出典]。コンパクトなスイングで手元でボールをミートするバッディングと優れた選球眼を持ち[5]、時折一発を放つ程度のパンチ力と[5]、どのような球にも対応可能な技術を備え[3]、特別苦手とするコースがない[6]。2008年から2010年まで右投手に対しては打率.320を誇るが、左投手に対しては打率.278とやや苦手としている。

守備では広い守備範囲と肩の強さを併せ持ち[3]中堅手での出場数が楽天イーグルス創設以来チームで最も多い選手だが、2010年には右翼手に転向。2008年から2年連続で外野手の最多失策を記録したが、2010年には右翼手でリーグ最高のUZR8.6をマークした[7]。二塁打や三塁打は多いものの、盗塁数は成功率も通算で7割未満に留まっている。

[編集] 詳細情報

[編集] 年度別打撃成績

















































O
P
S
2004 中日 50 32 27 9 5 2 0 0 7 0 3 0 1 0 3 0 1 9 0 .185 .290 .259 .549
2005 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ---- ---- ----
2006 楽天 103 432 396 44 120 17 7 2 157 29 10 4 6 0 21 0 9 68 6 .303 .352 .396 .748
2007 135 524 472 57 120 18 2 10 172 48 8 6 12 1 36 2 3 73 6 .254 .311 .364 .675
2008 124 482 422 52 114 29 6 5 170 56 5 5 9 2 42 3 7 52 6 .270 .345 .403 .748
2009 132 565 496 84 162 26 13 12 250 76 13 5 8 5 47 1 9 76 4 .327 .391 .504 .895
2010 127 555 481 86 153 29 7 9 223 64 13 6 5 7 53 2 9 57 3 .318 .391 .464 .855
2011 91 332 294 25 67 6 2 1 80 17 5 8 9 5 17 0 7 42 1 .228 .282 .272 .554
通算:8年 764 2922 2588 357 741 127 37 39 1059 290 57 34 50 20 219 8 45 377 26 .286 .350 .409 .759
  • 2011年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

[編集] 年度別守備成績


外野
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2004 32 14 1 0 1 1.000
2005 1 1 0 0 0 1.000
2006 101 204 3 1 0 .995
2007 132 270 10 3 4 .989
2008 123 240 8 5 1 .980
2009 130 261 8 5 5 .982
2010 127 239 5 4 1 .984
2011 87 154 9 1 2 .994
通算 733 1383 44 19 14 .987
  • 2011年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

[編集] タイトル

[編集] 表彰

[編集] 記録

[編集] 背番号

  • 46 (2001年 - )

[編集] 登録名

  • 土谷 鉄平(つちや てっぺい)(2001年 - 2005年)
  • 鉄平(てっぺい)(2006年 - )

[編集] 登場曲

[編集] 脚注

  1. ^ 楽天イーグルス公式サイト「Featured Players」Vol.020 鉄平 参照
  2. ^ 【12月7日】2006年(平18) 楽天・鉄平、年俸220%UP
  3. ^ a b c 小関順二、西尾典文、泉直樹 『プロ野球スカウティングレポート2010』 アスペクトムック、2010年、304-305頁。ISBN 978-4-7572-1744-7
  4. ^ 小関順二、西尾典文、泉直樹 『プロ野球スカウティングレポート2007』 アスペクトムック、2007年、212-213頁。ISBN 978-4-7572-1338-8
  5. ^ a b 小関順二、西尾典文、石川哲也、場野守泰 『プロ野球スカウティングレポート2011』 廣済堂出版、2011年、228-229頁。ISBN 978-4-331-51519-8
  6. ^ 『野球小僧 世界野球選手名鑑2010』 白夜書房、2010年、101頁。ISBN 978-4-86191-595-6
  7. ^ Baseball Lab守備評価~Right FielderSMR Baseball Lab

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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