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(きん)は、中国の古代の質量単位で、の30倍、の1/4にあたる。

代より前の中国では「1石 = 4鈞、1鈞 = 30斤、1斤 = 16、1両 = 24」という複雑な体系を使っていた[1]。現在の市制では「斤」の上には「」(100斤)があるだけで、「鈞」は使われていない。非常に重いことを表すのに「千鈞・万鈞」のような語が用いられるにとどまる。日本でも「斤」の上には「」(6.25斤)があるが、「鈞」は使用しない。

1928年に劉復嘉量の質量を13600gと計測し、その質量が『漢書』に「二鈞」とあることから、当時の1斤を226.67g(13600g/60斤)と割り出した[2]

出典[編集]

  1. ^ 漢書』律暦志「二十四銖為両。十六両為斤。三十斤為鈞。四鈞為石。」
  2. ^ 劉復「新嘉量之校量及推算」『考古学論叢』第2巻、東亜考古学会・東方考古学協会、1928年5月。