釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!

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釣りバカ日誌13
ハマちゃん危機一髪!
監督 本木克英
脚本 山田洋次
朝間義隆
原作 やまさき十三(作)
北見けんいち(画)
出演者 西田敏行
丹波哲郎
音楽 林哲司
主題歌 西田敏行
「とりあえずは元気で行こうぜ」
撮影 花田三史
編集 川瀬功
配給 松竹
公開 日本の旗 2002年8月10日
上映時間 109分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 6.5億円[1]
前作 釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇
次作 釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!
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釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!』(つりバカにっしじゅうさん ハマちゃんききいっぱつ!)は、2002年8月10日公開の日本映画釣りバカ日誌シリーズ第15作(レギュラーシリーズ第13作)。『釣りバカ日誌イレブン』『釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇』も監督している 本木克英は富山市出身である。

あらすじ[編集]

伝助の釣り仲間の縁で、富山の老舗薬問屋・黒部天狗堂の黒部五郎会長から、直営の美術館建設巨大プロジェクトを請け負った。しかし、変人で知られる黒部会長の奇妙な建物デザインにプロジェクトが頓挫する危機に陥った。伝助・社長のスーさんをはじめ、鈴木建設全体を巻き込んでの大騒動が始まる。

プロジェクト頓挫の危機に、スーさんは急遽伝助を富山に出張させ、同行した鈴木建設設計部の才媛でミス・スズケンと呼ばれる桐山桂の見事な説得で黒部会長の機嫌を損ねず、デザイン変更も了承、見事プロジェクトは続行と決まった。ホッとして胸をなでおろし無事に商談を済ませた2人は1泊ののち現地解散し、翌日伝助と黒部は海釣りへと出掛けるが、そんな楽しいひと時も束の間、釣り船の中で今度は桐山の才を見込んだ黒部が、内々に桐山を息子の嫁にと縁談を申し出てきた。桐山には既に、恋人がいる様子だ。難しい状況に伝助はなかなか桐山に本当の事を言えず悩み苦しんだまま、結局は黒部の部下・浅利が鈴木建設に出向き事実を伝えた事で伝助・スーさん・桐山の3人はさらに窮地に追い込まれ、3人で再度富山へ向かい黒部の元を訪れる。黒部はこうと決めたら誰が何と言われようとも自分の信念を貫き通す頑固者であり、今回の縁談がもとでプロジェクトがダメになると会社の存続にも影響しかねないだけに、伝助と桐山はクビを掛けて黒部の息子との縁談に挑んだのだった。だが、当の本人である黒部の息子・海彦には既に妻子がおり、その事を知らずにひとり盛り上がっていた黒部は海彦を殴り倒してしまうが、可愛い孫を見ると機嫌を直しすっかりデレデレ状態に。

再三の危機を乗り越えて、無事美術館の起工式を終え、その後は黒部の計らいで富山湾においてマダイ釣りを楽しむ伝助・スーさんの2人であった。

劇中、西田がお約束の宴会でホタルイカの格好で「海良し、山良し、お人好し」とやるシーンがある。最後に、三國が万葉の詩人・大伴家持の「立山(たちやま)に降り置ける雪を常夏に見れども飽かず神(かむ)からならし」を諳んじるシーンがある。(三國の提案だった)。

キャスト[編集]

浜崎家
鈴木家
メインゲスト
鈴木建設
その他

スタッフ[編集]

ロケ地[編集]

釣ったもの[編集]

受賞歴[編集]

地上波放送履歴[編集]

回数 テレビ局 番組名 放送日
初回 TBS 水曜プレミア 2005年8月31日
2回目 日本テレビ 金曜ロードSHOW! 2012年6月8日

脚注[編集]

  1. ^ 「2002年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2003年平成15年)2月下旬号、キネマ旬報社、2003年、140頁。 
  2. ^ 石田フィッシャリーナ つり桟橋(富山県観光公式サイト とやま観光ナビ、2022年7月31日閲覧)
  3. ^ 『日本の温泉シリーズ ぶらり湯のまち 北陸・東海』(2005年8月、山と渓谷社発行)59頁。

外部リンク[編集]