釜山消防安全本部

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釜山消防災難本部
本部の建物。東莱消防署蓮山119安全センターと兼用
各種表記
ハングル 부산소방재난본부
漢字 釜山消防災難本部
発音 プサンソバンジェナンボンブ
英文 Busan Fire Department
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釜山消防災難本部(プサンしょうぼうさいなんほんぶ)は、大韓民国釜山広域市を管轄区域とする消防本部である。本部は釜山広域市蓮堤区古墳路346(蓮山9洞243-24)にある。

沿革[編集]

  • 1972年6月1日 – 釜山消防本部設置。(釜山中部(現在の中部)、釜山北部(現在の釜山鎮)、東莱の3署 [1]
  • 1991年12月13日 - 消防航空隊を新設。
  • 2001年12月27日 – 特殊救助隊を新設。
  • 2006年7月12日 – 釜山消防学校を新設。
  • 2010年7月6日 – 特殊救助団を新設。
  • 2013年7月10日 – 消防安全本部に改称[2]
  • 2019年1月9日 – 消防災難本部に改称[3]

本部組織[編集]

  • 消防災難本部長(消防正監)
    • 消防行政課(課長は地方消防准監。以下同じ)
    • 防護調査課
    • 救助救急課
    • 総合状況室(室長は地方消防正)
    • 災難予防担当官(地方消防正)
    • 消防監査担当官(地方消防正)
    • 特殊救助団(団長は地方消防正)
      • 特殊救助隊
      • 消防航空隊
      • 水上救助隊
    • 119安全体験館(館長は地方消防正)

装備[編集]

  • 消防車両:367
    • ポンプ車:72
    • 水槽車:61
    • 高架・屈折車:23
    • 化学車:14
    • 救助・救急車:71
    • その他:126
  • 消防ヘリ:2
  • 消防艇:3

(釜山消防本部「2010年度主要業務計画」より)

消防署[編集]

釜山消防本部には11消防署のもと、58の119安全センター(うち11は消防署と兼用)、11救助隊、2消防艇隊がある。

組織[編集]

  • 署長(地方消防正)
    • 聴聞監査担当官(地方消防領。釜山鎮と北部消防署のみに置く)
    • 消防行政課(課長は地方消防領。以下同じ)
    • 予防安全課
    • 救助救急課
    • 現場対応団(団長は地方消防領)
    • 119安全センター(センター長は地方消防警または地方消防尉)
    • 救助隊(隊長は地方消防警または地方消防尉)
    • 消防艇隊(隊長は地方消防警または地方消防尉):港湾消防署に設置。

消防署一覧[編集]

各消防署及び所属119安全センターの名称、所属救助隊・消防艇隊の有無は以下の通り。

消防署 119安全センター 救助隊 消防艇隊
中部消防署 中央、草梁、富民、忠武、昌善 ×
釜山鎮消防署 凡一、釜田、水晶、伽倻、釜岩、堂甘 ×
東萊消防署 蓮山、寿安、楊亭、温泉、社稷 ×
北部消防署 三楽、甘田、亀浦、金谷、華明、周礼、毛羅、鶴章、万徳 ×
沙下消防署 新平、槐亭、下端、多大、甘川 ×
海雲台消防署 佑洞、中洞、盤如、佐洞、センタム ×
金井消防署 釜谷、書洞、南山、盤松、山城山岳 ×
南部消防署 広安、戡蠻、大淵、龍塘、望美 ×
江西消防署 菉山、大渚、新湖、江東、智士 ×
機張消防署 鼎冠、機張、松亭、長安 ×
港湾消防署 埠頭、瀛仙、青鶴、東三 ○(2隊)

釜山広域市消防学校[編集]

消防公務員の教育訓練を行う。学校長は消防正。下部組織として教育支援課、人材養成課(課長は地方消防領)、教育訓練チーム(チーム長は地方消防領)を置く。場所は釜山広域市北区金谷洞291-1にある。

脚注[編集]

  1. ^ このときは中区西区東区影島区釜山鎮区東萊区の6区である。
  2. ^ 広域市条例第4881号「釜山広域市行政機構設置条例」
  3. ^ 広域市条例第5848号「釜山広域市行政機構設置条例」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]