金林寺

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金林寺
所在地 高知県安芸郡馬路村大字馬路4281番地
位置 北緯33度33分2.8秒 東経134度2分48.4秒 / 北緯33.550778度 東経134.046778度 / 33.550778; 134.046778座標: 北緯33度33分2.8秒 東経134度2分48.4秒 / 北緯33.550778度 東経134.046778度 / 33.550778; 134.046778
山号 月光山
宗派 高野山真言宗
本尊 薬師如来
創建年 伝・大同2年(807年
開基 伝・空海(弘法大師)
正式名 月光山珠勝院金林寺
別称 馬路薬師、馬路薬師堂
文化財 薬師堂、木造不動明王立像、木造毘沙門天立像(以上は国の重要文化財
法人番号 8490005005558 ウィキデータを編集
金林寺の位置(高知県内)
金林寺
金林寺
金林寺 (高知県)
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金林寺(こんりんじ)は、高知県安芸郡馬路村にある高野山真言宗仏教寺院。山号は月光山。詳名は月光山珠勝院金林寺。通称は馬路薬師堂。開基は空海(弘法大師)と伝える。薬師堂は国の重要文化財

歴史[編集]

創建は平安時代にさかのぼると推定されるが、中世以前の沿革は不明。寺伝では大同2年(807年)空海の創建といい、薬師堂には弘法大師一夜建立の伝説がある。

伽藍[編集]

文化財[編集]

重要文化財(国指定)
  • 薬師堂 - 様式手法から室町時代の建立と推定される。高知県下において中世にさかのぼる数少ない建造物の1つである。堂内の厨子は墨書銘から永正15年(1518年)の作であることが判明する。金林寺には応永33年(1426年)銘の鰐口(わにぐち)が伝来し、薬師堂の建立はこの頃までさかのぼる可能性もある。軒を支えるために垂木を用いず板軒とする点に特色がある。
  • 木造不動明王立像・毘沙門天立像 - 不動明王像の光背に建暦3年(1213年)の銘がある。
高知県指定保護有形文化財
  • 木造薬師如来坐像(附 木造如来形坐像) - 檜一木造。

交通アクセス[編集]

周辺情報[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 「新指定の文化財」『月刊文化財』465号、第一法規、2002年

外部リンク[編集]