酒池肉林
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
酒池肉林(しゅちにくりん)は、酒や肉が豊富で豪奢な酒宴という意味の四字熟語。中国語では、発祥から現在まで「酒池肉林」は、はしたなく過度な奢侈的生活を過ごすことを意味している。
[編集] 語源
司馬遷によって編纂された中国の歴史書『史記』「殷本紀」に記された一節が語源である。殷の紂王が愛姫である妲己の歓心を買うため、その言うがままに日夜酒色に耽り、民を虐げた(とされる)故事に由来する。
- 「妲己を愛しみ、妲己の言これ従う。(中略)賦税を厚くして、もって鹿台の銭を実(み)たし、鉅橋の粟(ぞく)を盈(み)たす。(中略)ますます沙丘の苑台を広め、[1](中略)酒をもって池と為し、肉を縣けて林と為し、男女をして倮(ら)ならしめ、あいその間に逐わしめ、長夜の飲をなす。百姓怨望して諸侯畔く者有り、是において紂すなわち刑辟を重くし、炮烙の刑有り」
なお、この酒池肉林の肉は豚肉の事であり具体的には「焼猪(シュウチイ)」という名の子豚の丸焼きの事を指す。今でも中国の広東地方ではこの「焼猪」を結婚披露宴の夜に食べる習慣があるという。