運動性
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運動性(うんどうせい、motility)は、生物が独自に自発的に動ける能力を意味する生物学用語である。単細胞生物、多細胞生物の両方に用いる。細胞生物学や医用生体工学においては、生体高分子内に形成された種々の勾配に対する、方向性のある細胞運動のことを指す。例としては以下のようなものがある。
- 化学物質の濃度勾配に沿った運動(化学走性、en:chemotaxis)
- 基質や培地の固さの勾配に沿った運動(走機械性、en:mechanotaxis)
- 細胞が接着している部位の性質の勾配に沿った運動(走触性、en:haptotaxis)
他にも「運動性」は、蠕動運動による腸内の便の動きや、精液中の精子の動きなどを指す場合もある。
また、戦闘機などが限定空間内でどれだけ素早く器用に動けるかを表す用語として用いられることもある。ただし、その場合の英訳はManeuverabilityであり、生物学の「運動性」と異なる用語であるほか、「戦闘機動性」や「マニューバ」と呼び、生物学用語である「運動性」と区別することがある。 また、Maneuverabilityを「機動性」と訳す場合もあるが、その場合Mobilityと混同されるため、誤解を招きやすい他、「運動性」は誤訳であると言う主張がある。 しかし自衛隊の公開資料である「ステルス・高運動機の研究」などにもManeuverabilityの意図で「運動性」と言う用語が使われるなどがあり、決して誤訳ではないので注意が必要。

