通信妨害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
電子戦 > 電子攻撃 > 通信妨害

通信妨害英語: Communications jamming, COMJAM)とは、無線通信信号に対する妨害(ECM)のこと[1]。正規の電波通信と同一の周波数または周波数帯の電波を送出し、混信もしくは電波障害を引き起こすことで、正規の通信を妨碍する、もしくは自国民に視聴させたくない放送(主に国際放送)に妨碍をかけることを指す。レーダーに対する妨碍同様、ジャミングと呼ばれる。

軍事的・政治的に用いられることの多い技術であるが、この項では、公共の場の風紀を守ったり、犯罪を防いだりするための通信機能の抑止装置携帯電話に対する規制など。ただし、こうした用法は電波法上、厳しく制限されている)についても挙げる。

放送におけるジャミング[編集]

主に政治的理由による。地下放送ゲリラ放送)に対する権力側からの妨碍、逆に国営放送に対する反政府勢力からの電波ジャックが行われる。ラジオ放送が中心だが、テレビジョン放送でもあり得る。

過去[編集]

現在[編集]

  • 2006年5月5日から民間運営である北朝鮮拉致被害者向けの短波放送「しおかぜ」(5890kHz)に北朝鮮がジャミングを行い始めた。その後この周波数は廃止され周波数を変更しながら(2011年4月9日現在は、日本国内から第一放送5955kHz 5965kHz 6045kHzのいずれか、第二放送5985kHz 6020kHz 6135kHzのいずれか)送信しているが、いずれもジャミングされている。また主に政府認定の拉致被害者向けを目的として「しおかぜ」に遅れて開局された日本政府による短波放送「ふるさとの風」(同朝鮮語放送「イルボネパラム」)各周波についても2012年9月30日現在、ジャミングされ続けている。

民間への技術転用[編集]

脚注[編集]

  1. ^ デビッド・アダミー 『電子戦の技術 基礎編』 東京電機大学出版局、2013年ISBN 978-4501329402
  2. ^ 携帯電話抑止装置 テレ・ポーズSP”. マクロスジャパン. 2011年7月18日閲覧。
  3. ^ 携帯電話の通話を抑止する実験試験局を免許(総務省関東総合通信局)
  4. ^ “情報時代の法王庁:ジャミングと絵文字ツイート”. Wired.jp. (2013年3月14日). http://wired.jp/2013/03/14/vatican-signal-jammer/ 2013年3月14日閲覧。 

外部リンク[編集]

関連項目[編集]