逃亡者 (1993年の映画)

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逃亡者
The Fugitive
監督 アンドリュー・デイヴィス
製作総指揮 キース・バリッシュ
ロイ・ハギンズ
製作 アーノルド・コペルソン
脚本 デヴィッド・トゥーヒー、 ジェブ・スチュアート
出演者 ハリソン・フォード
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影 マイケル・チャップマン
編集 ディーン・グッドヒル他
公開 1993年8月6日 アメリカ合衆国の旗
1993年9月11日 日本の旗
上映時間 130分
製作国 アメリカ
言語 英語
制作費 $44,000,000
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逃亡者』(とうぼうしゃ、原題:The Fugitive)は1993年公開のアメリカ映画。妻殺しの罪を着せられた医師が警察に追われながらも真犯人を見つけ出すというサスペンス映画

1960年代のテレビドラマ・シリーズ『逃亡者』をベースとし、医師リチャード・キンブルをハリソン・フォード連邦保安官補サミュエル・ジェラードをトミー・リー・ジョーンズが演じた。

目次

[編集] 概要

この作品は追う側のジェラードの非情さ、逃亡犯追求の職務を楽しんでいるような姿を見せる一方で、逮捕の危険を冒して自らの無実を証明しようとするキンブルの行動に有罪を確信出来ず、自ら再捜査に乗り出す描写を取り入れた点が、感情移入しづらかったTVシリーズのジェラードと異なる。ジェラード役を好演したトミー・リー・ジョーンズは第66回アカデミー助演男優賞を受賞した。

なお、本作品のスピンオフ作品として、ジェラード連邦保安官補が主役を務める『追跡者』が1998年に作られた。

元になったドラマ版も含め、逃亡者は、1954年、アメリカ・オハイオ州でサミュエル・シェパード医師がその妻を殺害したとして逮捕された冤罪事件に脚色を加えた小説を元に作られている(詳しくは逃亡者 (テレビドラマ)を参照)。この「無実の主人公が警察などの追っ手から逃げつつ、真犯人を捜し出す」という形式には人気があり、これ以外にも様々な「逃亡者」が作られ(詳しくは逃亡者(曖昧回避)を参照)、逃亡者という題名を付与されずとも似たような形式の作品は多い。

[編集] ストーリー

シカゴ記念病院の有能な血管外科医リチャード・キンブルは、ある日帰宅すると妻のヘレンが何者かに襲われて死にかけていた。結果としてキンブルは妻を救うことができず、犯人と思われる片腕が義手の男を捜査するようにと警察に言うが、逆にキンブル本人が妻殺しの容疑で逮捕され、死刑判決を受けてしまう。

刑務所へ移送中のバスで、同乗していた囚人達が逃亡を企てた結果、大規模な列車事故を起こす。そのどさくさに紛れてキンブルは逃亡し、妻を殺した真犯人を見つけ出して、自らの汚名を晴らすためにシカゴへと向かう。

一方、いち早く脱走した囚人がいることを突き止めたジェラード連邦保安官補とその部下達は、キンブルを追跡する。

[編集] 出演者

[編集] 他の作品との関係

「片腕の男」の義手の資料を集めるためにキンブルが潜りこむ病院は、ドラマ『ER緊急救命室』の舞台ともなっているシカゴのクック郡立病院である。また、ジュリアン・ムーアが演じたイーストマン医師とのやり取りや、ERの第1話で描かれるシカゴの聖パトリックの祝日3月17日)も本作での見どころの一つになっている(ただし"ER"の放送開始は本作公開の一年後)。共に配給元がワーナー・ブラザーズである関係とみられる。

また、本作の出演を依頼された事があるケビン・コスナーは、『コーリング』でキンブルと同じシカゴ記念病院に勤めるER部長ダロウ医師を演じた。

[編集] 現実との差異

 尚、連邦保安官とは、連邦司法制度の保護(連邦判事・検事の警護、連邦裁判所の警備、連邦刑務所の管理、証人保護プログラムの実施等)をその所掌事務とする司法省の一部局(連邦保安局)の構成員であり、州法上の殺人罪で死刑判決を受け、郡刑務所に移送中の囚人が逃走したとしても、現実には捜査権を持たない(これを強行すればまさに越権行為であり、政府間の行政訴訟問題へと発展しかねない)。あくまで、逃走現場を所轄する地元警察・保安官事務所及び、州警察が排他的な管轄権を行使することとなる。

[編集] その他

ラストシーンでキンブルを車に乗せたジェラードが、部下のプールに"where is that thing?"(例の物を)と言って持って来させたのは冷却パックである。それらしい動作をしているだけで具体的に説明する台詞は無いが、ノベライゼーションではジェラードに「アイスパック」と言わせている。テレビ朝日の吹替え版でも「アイスパックをくれ」という台詞になっていた。テレビ版の翻訳はたかしまちせこ。ジェラード役は洋画翻訳の経験がある小林清志である。

脚本の初期稿ではキンブルがジェラードの妻を医療ミスで死なし、ジェラードが義手の男を雇って復讐するというストーリーであった。