辻凪子

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つじ なぎこ
辻 凪子
生年月日 (1995-09-01) 1995年9月1日(28歳)
出身地 日本の旗 日本 大阪府
身長 158 cm
血液型 A型
職業 女優
映画監督
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
所属劇団 劇団間座
事務所 DASH
Dプロモーション(業務委託)
公式サイト Dプロモーション
公式プロフィール (PDF)
公式プロフィール (PDF)
主な作品
ファミリー☆ウォーズ
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辻 凪子(つじ なぎこ、1995年9月1日 - )は、日本女優映画監督

大阪府出身。大阪府立東住吉高等学校芸能文化科[1]京都造形芸術大学映画学科俳優コース卒業(8期生)[2]。DASH所属(Dプロモーション業務委託)[3][4]劇団間座座員。

略歴[編集]

女優として[編集]

東住吉高校芸能文化科在学中よりプロの舞台に立ち[5]黒木華らを輩出した京都造形芸術大学映画学科俳優コースへ進学すると演技を学びつつ映像作品にも進出し、在学中より大阪を拠点に多くの舞台やインディーズ映画に出演。2015年にはオーディションを経て第11回シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)の俳優特待生[6]に選出され、『誰もわかってくれない』で長編映画に初出演[5][7]。2016年には間寛平が旗揚げした劇団間座[8]に加わり、同年度後期放送のNHK連続テレビ小説べっぴんさん』に出演[9]。2017年度後期放送のNHK連続テレビ小説『わろてんか』では「安来節乙女組」メンバー・小豆沢とわ役を好演して黒木華らに続く新たな「昭和顔」女優として注目を浴びた[10][11]

2018年3月に大学を卒業し、同年より上京して拠点を東京に移し活動を開始[12]。2021年1月より所属事務所をDASHへ移籍し[注 1][3]令和喜劇女優を目指している[4]

2021年4月には古川琴音と共演したParaviCMでテレビCMに初出演[13][14]

映画監督として[編集]

大学在学中に受講した青山真治北小路隆志が指導するゼミの課題として、2回生時に自ら主演を務め初監督作品となる『ゆれてますけど。』、3回生時に村上由規乃との共同監督で自らの主演で『しあわせのオカメウンコ』を製作[15]。『ゆれてますけど。』は2016年にイギリスロンドンで開催されたインディペンデント映画の国際的な映画祭でクリスタルパレス国際映画祭に入選し最終日の「Gala Finale, Comedy Films & Awards Evening」にて上映された[16]

2017年9月には、アルバイト先のパン屋をクビになった自身の体験をもとに阪元裕吾との共同監督で制作した『ぱん。』がMOOSIC LAB 2017の短編部門にてグランプリを受賞し、主演を務めた自らも最優秀女優賞を受賞[17]。同作は翌2018年3月に開催されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018のインターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門にて応募総数339作品の中からグランプリを受賞[18]、また同年7月に韓国で開催された富川国際ファンタスティック映画祭の短編コンペティションにて審査員特別賞を受賞した[19]

2019年3月公開のミライスカート・林奈緒美の主演映画『クレイジーアイランド 奈緒美の愛と青春と狂気の爆走ロード』で阪元との共同で監督および脚本を担当し商業映画にも進出[20][21]活動弁士大森くみことのタッグにより、活弁での上映を前提とする新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』の製作を予定し、クラウドファンディングの募集告知も兼ねて大森と開催したイベントでは自らも『月世界旅行』の活弁に挑戦した[22][23][24]

俳優・監督として活躍した伊丹十三大林宣彦に憧れ、女優としての活動を基本としつつ年に1本は作品を撮りたいとしている[25]

人物[編集]

身長は158cm。スリーサイズはB81cm、W68cm、H87cm。靴のサイズは24cm[26]

幼い頃から英国のコメディー「MR.ビーン」に憧れ、コメディエンヌを目指し、転じて女優の道へ走った[27]

趣味は絵を描くこと(イラスト、絵画、漫画)[26]

特技は絵を描くこと、落語、三味線、ピアノ、タンバリン[26]

出演[編集]

映画[編集]

  • 野坊の恋(2014年) - 主演
  • 頼りない人々(2014年)
  • pray(2015年)
  • 誰もわかってくれない(2015年) - 主演
  • マイルドヤンキー(2015年)
  • ゆれてますけど。(2016年) - 主演
  • 黒い暴動♥(2016年)
  • 好きでもないくせに(2016年)
  • しあわせのオカメウンコ(2016年)
  • べー。(2017年)[注 2] - 主演
  • 大観覧車(2017年、日韓合作)
  • ぱん。(2017年) - 主演
  • ウィッチ・フウィッチ(2017年) - リンゴ 役
  • ファミリー☆ウォーズ(2018年) - 松岡真央 役
  • オーファンズ・ブルース(2018年)[注 3] - ユリ 役
  • カルチェ(2018年)[注 4]
  • 霞立つ(2018年)
  • さよならも出来ない(2017年)
  • 菊とギロチン(2018年)
  • 温泉しかばね芸者(2019年)[注 5] - 主演
  • シオリノインム(2019年)
  • 青のハスより(2019年)
  • ZACO(2019年) - 主演
  • 東京の恋人(2019年)
  • 生きる、理屈(2020年)
  • 恋の墓(2020年) - アコ 役
  • 法華戦隊ミョウレンジャー(2020年) - 主演
  • CHAIN/チェイン(2020年) - お鈴 役
  • 大阪少女 スピンオフ(2020年)
  • すき焼きばあばのダンシングタイム(2020年)
  • 浅草九物語(2020年)
  • 僕たちは変わらない朝を迎える(2020年)
  • ベイビーわるきゅーれ(2021年)
  • かそけきサンカヨウ(2021年)
  • ペルセポネーの泪(2021年) - 和久井 役
  • I AM JAM ピザの惑星危機一髪!(2022年) - 主演・活弁
  • ハザードランプ(2022年、公開中止)
  • 凪の憂鬱(2023年) - 主演 ※2018年からのドラマシリーズにも出演
  • 女囚霊(2023年)[28]
  • 夜のまにまに(2024年公開予定)[29]
  • 渇愛の果て、(2024年公開予定) - 山元渚 役[30]

テレビドラマ[編集]

舞台[編集]

劇団間座[編集]

  • 恋の虫(2016年) - 主演
  • 発明王(2017年)
  • ホーリーナイト・アーヘーナイト(2017年)
  • 「アヘ」は夜更け過ぎに「ウヒハ」と変わるだろう(2018年)
  • 芸能生活50周年まであと1年! 本気の寛平まつり! 〜仁義なき戦い新喜劇死闘編〜(2019年)

その他[編集]

  • 紅の半纏(2013年、あさの@しょーいち堂)
  • 旅立ちのご予約承ります(2013年)
  • S.S.O Vol.5(2014年、カンセイの法則&10デシリットル)
  • 遮光器〜サングラス・グループの結成〜(2014年、カムカムミニキーナ
  • 期期期鱗(2015年、0 LIMIT)
  • コモンのミラクル大作戦(2015年、橋田雄一郎のカンパニー)
  • LIGHTS(2016年、ENBUゼミナール)
  • ハイタウン2016(2016年、ヨーロッパ企画
  • 銀の系譜(2016年、リリパットアーミーII
  • コントロール(2016年、0 LIMIT) - ヒロイン
  • 僕、主人公でいいですか?(2017年) - ヒロイン
  • 風のピンチヒッター'17(2017年、吉本新喜劇 佐藤太一郎企画)
  • エートー・オブ・ザ・デッド(2017年、橋田雄一郎のカンパニー)
  • 既読アリ(2017年、黒田たもつPresents)
  • おかえり(2018年、劇団コケコッコー)
  • 夏の魔球ʼ18(2018年、吉本新喜劇 佐藤太一郎企画)
  • 沈黙の朝、鳥の歌が聴こえていた(2018年、MANHOLE TEATER)
  • 恋の文(2018年、劇団コケコッコー)
  • 雨やどり(2019年、劇団コケコッコー)
  • 憧れのデコラティブライフ(2019年、テノヒラサイズ
  • あつい胸騒ぎ(2019年、iaku) - 主演
  • 鈴虫のこえ、宵のホタル(2020年、チーズtheater)
  • 愛について語るときは静かにしてくれ(2023年、コンプソンズ)主演 小春 役

ミュージックビデオ[編集]

CM[編集]

  • Paravi(2021年)
    • 「ドラマの欲求、満たします。」篇
    • 「もっとバラエティ楽しみたいやん。」篇
    • 「テレビじゃ推し足りないアナタに。」篇

作品[編集]

映画(作品)[編集]

  • ゆれてますけど。(2016年) - 監督
  • しあわせのオカメウンコ(2016年) - 監督[注 6]
  • ぱん。(2017年) - 監督[注 7]
  • クレイジーアイランド 奈緒美の愛と青春と狂気の爆走ロード(2017年) - 監督・脚本[注 7]
  • すき焼きばあばのダンシングタイム(2020年) - 監督
  • I AM JAM ピザの惑星危機一髪!(2022年) - 監督

受賞[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 前所属事務所のDプロモーションとは業務委託を継続する。
  2. ^ 第8回学生残酷映画祭 グランプリ受賞作。
  3. ^ 第40回ぴあフィルムフェスティバル コンペティション部門 グランプリ受賞作。
  4. ^ 第19回TAMA NEW WAVEコンペティション グランプリ受賞作。
  5. ^ ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018 オフシアター・コンペティション部門 審査員特別賞受賞作[18]
  6. ^ 村上由規乃と共同。
  7. ^ a b 阪元裕吾と共同。

出典[編集]

  1. ^ なぎこ (2014年3月4日). “東住吉高校 芸能文化科 卒業”. なぎこっなぎこっなぎこっ. 2021年5月7日閲覧。
  2. ^ 辻凪子さんが本日「間寛平クリスマスコメディ」に出演!!”. KUA BLOG. 京都芸術大学 (2018年12月16日). 2021年5月7日閲覧。
  3. ^ a b DASH、Newタレントのご紹介!!”. DASH (2021年1月15日). 2021年5月7日閲覧。
  4. ^ a b 辻凪子 [@0nn_nn0] (2021年1月29日). "株式会社DASHに移籍することになりました。". X(旧Twitter)より2021年5月7日閲覧
  5. ^ a b 橋本奈実「【橋本奈実の芸能なで読み】若き「特待生」俳優、大阪から世界へ “CO2”育ち、出演作6日から上映」『産経WEST』、2015年3月5日。2021年5月8日閲覧。
  6. ^ 俳優特待生”. 第11回シネアスト・オーガニゼーション大阪. 2021年5月8日閲覧。
  7. ^ 《大阪アジアン映画祭》で出演作が上映される 《シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)》 俳優特待生 GONさん、辻凪子さん、馬渕智未さん から動画コメントが到着!!」『ぴあ関西版WEB』、2015年3月7日。2021年5月8日閲覧。
  8. ^ 寛平の劇団旗揚げ公演「恋の虫」でNON STYLE石田明がミュージカル初脚本」『映画ナタリー』、2016年10月21日。2021年5月8日閲覧。
  9. ^ 辻凪子さんが、朝ドラ『べっぴんさん』にプチ出演”. KUA BLOG. 京都芸術大学 (2016年12月15日). 2021年5月8日閲覧。
  10. ^ 「わろてんか」に“乙女”&“女子寮”登場! 安来節乙女組って何者?」『WEBザテレビジョン』、2017年12月27日。2021年5月8日閲覧。
  11. ^ 松岡茉優&杉咲花らに続け!注目の若手女優を発掘「ゆうばり」ガールズコレクション2018」『cinemacafe.net』、2018年3月4日。2021年5月8日閲覧。
  12. ^ 女優 辻凪子 上京&主演作『温泉しかばね芸者』公開記念 大忘年会!!”. KUA BLOG. 京都芸術大学 (2018年12月21日). 2021年5月8日閲覧。
  13. ^ 『テレビ、さらに、Paravi』新CM公開!古川琴音が出演』(プレスリリース)PlusParavi、2021年4月29日https://plus.paravi.jp/entertainment/008864.html2021年5月7日閲覧 
  14. ^ 辻凪子さんがテレビCMに初出演!!”. KUA BLOG. 京都芸術大学 (2021年4月30日). 2021年5月8日閲覧。
  15. ^ ほの (2020年11月11日). “監督から役者まで"マルチ女優"辻凪子さんって何者!?vol1”. 映画チア部神戸本部. 2021年5月8日閲覧。
  16. ^ 辻凪子監督作品「ゆれてますけど。」がロンドンで上映されます!”. KUA BLOG. 京都芸術大学 (2016年9月29日). 2021年5月8日閲覧。
  17. ^ MOOSIC LAB 2017グランプリは岩切一空「聖なるもの」、最優秀賞男優賞に今泉力哉」『映画ナタリー』、2017年9月15日。2021年5月8日閲覧。
  18. ^ a b ゆうばり映画祭グランプリは勃起不全の少年描く“性春”映画」『映画ナタリー』、2018年3月18日。2021年5月8日閲覧。
  19. ^ 阪元裕吾、辻凪子監督『ぱん』が韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭短編コンペティションで審査員特別賞を受賞」『CINEMATOPICS』、2018年7月15日。2021年5月8日閲覧。
  20. ^ 元ミライスカート・林奈緒美の主演映画「クレイジーアイランド」製作決定」『映画ナタリー』、2017年10月4日。2021年5月8日閲覧。
  21. ^ 関西が舞台の青春映画『クレイジーアイランド』で初主演の大役を掴んだ新星・林奈緒美「客観視された自分が詰まった作品」」『ウォーカープラス』、2019年3月19日。2021年5月8日閲覧。
  22. ^ 辻凪子と活動弁士・大森くみこがコラボ、無声映画「I AM JAM」製作決定」『映画ナタリー』、2020年9月1日。2021年5月8日閲覧。
  23. ^ 日本独自の上映方式「カツベン」と新しい無声映画の可能性」『産経新聞』、2020年12月6日。2021年5月8日閲覧。
  24. ^ 上村里花「今、カツベンが熱い! 活動写真弁士は"絶滅"していなかった 周防監督も映画化」『毎日新聞』、2020年12月11日。2021年5月8日閲覧。
  25. ^ 平辻哲也「朝ドラ女優“仕事ゼロ”の今を独白、ツイッターでコスプレ、ベランダでラジオ体操」『ENCOUNT』、2020年5月5日。2021年5月8日閲覧。
  26. ^ a b c 辻凪子” (PDF). Dプロモーション. 2021年5月7日閲覧。
  27. ^ 辻凪子が涙「これが自分のやりたかったことなんや」主演、監督を務めた新作無声映画初日が満席”. 日刊スポーツ (2022年12月3日). 2022年12月8日閲覧。
  28. ^ “夏子主演×鳴瀬聖人監督『女囚霊』9月22日公開決定 ティザー映像&キービジュアルも”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2023年7月26日). https://realsound.jp/movie/2023/07/post-1385223.html 2023年7月26日閲覧。 
  29. ^ 舞台は大阪、映画館でのボーイミーツガール描いた「夜のまにまに」公開決定”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年10月12日). 2023年10月12日閲覧。
  30. ^ きっかけは友人の出生前診断、有田あんが監督・脚本・主演を担う群像劇「渇愛の果て、」が公開”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月3日). 2024年3月3日閲覧。
  31. ^ 栗山千明『晩酌の流儀』第1話場面カット&追加キャスト解禁 武田航平、ロバート馬場ら”. ORICON NEWS. oricon ME (2022年6月21日). 2022年6月21日閲覧。
  32. ^ “栗山千明が絶品蟹料理を楽しむ「晩酌の流儀 年末スペシャル」放送決定”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年12月15日). https://natalie.mu/eiga/news/505087 2022年12月15日閲覧。 
  33. ^ “栗山千明主演のグルメドラマ「晩酌の流儀2」が7月スタート、武田航平らも続投”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年5月14日). https://natalie.mu/eiga/news/524416 2023年5月14日閲覧。 
  34. ^ “INI、シークレットゲストで登場決定 横田真悠主演ドラマ「コンビニ★ヒーローズ」キャスト発表”. モデルプレス (株式会社ネットネイティブ). (2022年10月11日). https://mdpr.jp/drama/detail/3398608 2022年10月12日閲覧。 
  35. ^ フジFOD、日テレ系読売テレビドラマ『帰ってきたらいっぱいして。』を独占見放題配信”. マイナビニュース. マイナビ (2023年10月16日). 2023年10月16日閲覧。
  36. ^ テレビドラマ『帰ってきたらいっぱいして。』相関図”. テレビドラマ『帰ってきたらいっぱいして。』公式サイト. 読売テレビ. 2023年10月16日閲覧。

外部リンク[編集]