辻二郎 (機械工学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
辻二郎(1948年)

辻 二郎(つじ じろう、1896年10月11日 - 1968年10月4日[1])は、日本機械工学者(専門分野は「光弾性[2]実験のフリンジ法」など)、国家公安委員会委員長(初代)。筆名は富士前 研二[3]

来歴[編集]

東京出身[3]東京帝国大学工学博士(1930年)。論文の題は「新シキ材料ト方法トニヨレル光弾性学ニ関スル研究(英)」[4][5]

理化学研究所に入り[3]、主任研究員時代には、オイルタンカーでの爆発事故を防ぐため、世界初となる光学式ガス検定器を開発した[6]1945年(昭和20年)には副所長に就任。のち東京理科大学教授となる[3]理研計器社長を務めていた時期もあった(#主な役職を参照)。

公安委員時代(1948年3月7日 - 1952年3月6日[要出典]まで委員長)には、1950年に設立に至った日本交通安全協会(現・全日本交通安全協会)の発起人を務めた[7]。また、衆参議院に請願人として出席する機会もあり、競輪廃止の要望[8]ドッグレース畜犬競技法案)に関する意見[9]を述べた[10]

主な役職[編集]

著書[編集]

[15][16]

脚注[編集]