軍事参謀委員会

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軍事参謀委員会
概要 国際連合安全保障理事会組織
略称 MSC
状況 実質的に休眠状態
活動開始 1946年
本部 ニューヨーク国際連合本部ビル
母体組織 安全保障理事会
国際連合の旗 Portal:国際連合
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軍事参謀委員会(ぐんじさんぼういいんかい Military Staff Committee,MSC)とは、国際連合安全保障理事会下の組織。国際連合憲章第7章第47条に基づき設置されており、安全保障理事会に対して、軍備規制・縮小に関する助言並びに国連軍編成に関する助言およびその指揮を執る。

概要[編集]

安全保障理事会の常任理事国の参謀総長又はその代表者で構成されている[1]。委員会の目的としては、軍備規制・縮小に関し、安全保障理事会に対し軍備規制・縮小に関する助言を与えること憲章第26条、第7章の強制措置に基づき編成された国連軍の指揮を執ることが定められている[1]。ここにおける国連軍は、憲章第7章の強制措置に応じ、憲章第43条の特別協定に基づき、各国から安全保障理事会に提供された兵力である。軍事参謀委員会は、安全保障理事会に対し、各国への兵力量の割り当てや兵力使用計画作成の助言を行うとされる[2]

1946年1月25日採択の国際連合安全保障理事会決議1は、軍事参謀委員会に関するものであり、委員会の召集・設立を命じている。

しかしその後、冷戦等の理由で、国際連合憲章が構想していた第43条から第47条に基づく、加盟国からの特別協定による兵力提供を受けた国連軍の設立およびそれを用いた強制措置による軍事制裁は一度も行われておらず、軍事参謀委員会もほぼ休眠状態にある[3][4]。2005年3月にはコフィ・アナン事務総長が国連改革の一環として軍事参謀委員会の廃止を提言するなど、委員会のあり方が議論の対象となっている[5]

脚注[編集]

関連項目[編集]