豊羽鉱山
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豊羽鉱山(とよはこうざん)は北海道札幌市南区定山渓にあった金属鉱山。銀、インジウム、亜鉛、鉛などを産出していた。インジウムの産出量は世界第1位であった。
[編集] 解説
新日鉱グループの豊羽鉱山株式会社が操業していた。札幌市の奥座敷といわれる定山渓温泉から約13km西、札幌市中心部からは約40km南西に位置する。鉱石の輸送のため、かつては鉄道も敷かれていたが、後にトラック輸送に切り替わっている。豊羽鉱山の周辺は本山地区とも呼ばれる。かつては多くの住民が本山地区で生活していたため、小中学校や団地、体育館、プール、神社等が、比較的きれいな状態で廃墟となっている。
南区石山地区には、選鉱所跡や配水場が残されている。ただし、立ち入り禁止となっているため、関係者以外は自由に出入りすることができない。
豊羽鉱山は鉱床深部の地熱温度の上昇による採掘可能な鉱石の鉱量枯渇のため2006年3月31日をもって閉山した。同年2月末に操業を休止し、3月25日に休山式が行われた。
採掘の対象だった鉱脈自体はさらに深部まで存在する事が確認されているが、発破に使用するダイナマイトが岩盤の高温に耐えられず(自然発火)、現在の採掘技術では事業継続が不可能である。
[編集] 沿革
- 1800年代後半 - 採掘が始まる。
- 1914年 - 久原鑛業株式會社により買収される。
- 1929年 - 日本鉱業株式会社へ事業が継承される。
- 1939年4月17日 - 鉱石輸送のため、定山渓鐡道線の錦橋駅 - オンコノ沢間6.2km、藤の沢駅 - 選鉱場間2.1kmに貨物専用線が敷かれる。
- 1963年9月21日 - 錦橋駅 - オンコノ沢間、藤の沢駅 - 選鉱場間の貨物専用線が廃止される。
- 1973年 - 日本鉱業から分社して、豊羽鉱山株式会社が設立される。
- 2005年 - 採掘可能鉱量枯渇を理由に2006年3月末での操業休止を発表。
- 2006年 - 閉山。