谷口功一 (法哲学者)

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谷口 功一(たにぐち こういち、1973年 - )は、日本の法学者。専門は、法哲学東京都立大学法学部教授。夜のまち研究会(旧 スナック研究会)研究代表[1]

略歴[編集]

1973年、大分県別府市に生まれる。岩田高等学校東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。大学では井上達夫に師事した[2][3]

日本学術振興会特別研究員を経て2005年より首都大学東京都市教養学部法学系准教授。2016年に同教授となり、2018年に組織改編に伴い首都大学東京法学部教授、2020年に大学名称変更により東京都立大学法学部教授[4]。2023年度より同法学部長を務める。

論文[編集]

  • 「『公共性』概念の哲学的基礎・序説」『國家學會雑誌』114巻5・6号(2001年)
  • 「『性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律』の立法過程に関する一考察]」『法哲学年報』(2003年)
  • 「ジェンダー/セクシュアリティの領域における『公共性』へ向けて」『思想』965号(2004年)
  • 「ショッピングモールの法哲学-『市場』と『共同体』再考」『RATIO』06号(2009年)

著書[編集]

単著[編集]

  • 『ショッピングモールの法哲学-市場、共同体、そして徳』(白水社、2015年)
  • 『日本の水商売 法哲学者、夜の街を歩く』(PHP研究所、2023年)
  • 『立法者・性・文明-境界の法哲学』(白水社、2023年)

編著[編集]

  • 『日本の夜の公共圏 スナック研究序説』(谷口功一・スナック研究会編、白水社、2017年)[5]

共著[編集]

訳書[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]