謝恩フリーきっぷ

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謝恩フリーきっぷ(しゃおんフリーきっぷ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)が発売した、1987年3月31日(国鉄最後の日)限定の国鉄全線の新幹線・特急列車などを含むすべての列車の普通車自由席が乗り放題の特別企画乗車券である。

目次

[編集] 概要

1987年3月31日、分割民営化により歴史を終える国鉄が、その最後の日の記念切符として企画されたものである。

発行額は6,000円(子供は3,000円)、全国指定の86駅にて1987年3月21日より10万枚限定で発売された。切符のほかに、国鉄終焉時の路線図が記された日本地図がつけられた。発売に際しては、限定切符だったということもあり、前日より徹夜で並ぶ者が各地で続出し、即日完売している[1]

全国の国鉄の新幹線鉄道連絡船を含む全線の特急急行を含めたすべての列車の普通車自由席が利用可能で、4月1日の0時を越えて走る列車については、途中下車しない限りその列車の終着駅まで有効。大阪、東京での電車特定区間については0時を過ぎても終電まで有効である。

3月30日に出発する夜行列車(0時の日付を越えた次の停車駅よりこの切符が有効になる)にはこの切符を手にした利用者で大混雑をきたし[2]、一部列車では時刻表に載らなかった臨時便が出たほどである。この時出た臨時便は大垣夜行に臨時便が出た初例とされている。また昼間も新幹線や特急の自由席に座るために多くの駅で行列ができた。[3]

[編集] その後

JR10周年となる1997年3月には同様の「JR発足10周年記念謝恩フリーきっぷ」が発売されている(3日間、3万円)。また2008年にはそのJRバス版の高速バス乗り放題きっぷが発売されている。

[編集] 脚注

  1. ^ JTB刊「国鉄乗車券類大事典」より
  2. ^ 一例として、この日の博多発の始発の「ひかり」が前日からの徹夜組100名を含めて、200%を越える乗車率を記録している。また、この日夕方東海道新幹線内で発生した事故の影響で、同新幹線の最終列車の到着が4月1日0時を過ぎるなど、混乱は終日に渡って続いた。JTBパブリッシング発行キャンDVDブックス『追憶 新幹線0系』より
  3. ^ これらの臨時列車は時刻表に乗らなかった列車で、「きたぐに」や大垣夜行などで運行された。鉄道ピクトリアル1987年6月号より

[編集] 関連項目

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