覚えゲー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
覚えゲー(おぼえげー)とは、コンピュータゲームの分類や評論用語の一つ。
目次 |
[編集] 概要
ある手順(パターン)を覚え、その通りにプレイすることで楽に攻略できたり、ステータスの向上などゲームを進める上での有利・不利が発生しやすいゲームの総称。肯定的な意味でも、蔑称としても用いられる。
このようなゲームのことは「パターン性が強い」「パターンゲー」などとも呼ばれる。
特に、アクションゲームやシューティングゲームは、ステージごとの敵キャラの出現や攻撃のタイミングが決まっていることが多く、パターンが作りやすい。
コンピュータゲームに限らず、古来から多くのゲームにおいて記憶力はゲームの上達に深いつながりがあり、ルールや定石を理解している者とそうでない者の間にはおのずと実力差が生まれる。
コンピュータゲームにおいては特に、ゲームをやり込んで内容を「覚える」ことでゲームの腕が上達する「学習効果」が高く、これはコンピュータゲームの大きな醍醐味であるといえる。
[編集] 肯定意見
パターンを覚える程により先へと進めるようになるので、自分の腕が上達したという実感を得やすい。そして「覚えれば大丈夫」という安心感や征服感がある。このため「覚えゲー」を好むプレイヤー層は存在する。
ゲームオーバーを幾度と繰り返しながら必勝法を編み出し、パターンやタイミングを文字通り体で覚えるクリアへの道のりがこのようなゲームの「面白さ」であるとするプレイヤーも多い。
また逆に、攻略本などでパターンを覚えてしまえば経験が浅い初心者のプレイヤーでも容易にゲームを進めることができるため、後からそのゲームを知ったプレイヤーと先行しているプレイヤーとの実力差が少なくするようにすることができる。
[編集] 否定意見
今日(2008年現在)「覚えゲー」と呼ばれるゲームの多くは「パターンさえ覚えてしまえばあとはやることが作業化する(ルーチンワークになる)」という否定的な意味での単純さと批判を抱えている。
ただ「パターンをなぞるだけ」という印象を持つ人も増えつつあり、もしゲーム自体にパターンを覚えて先に進みたくなるような魅力が乏しかった場合、それは即、ゲーム作品の低評価に直結することになる。
そして、「パターンを覚えないとクリアできない、難しいゲーム」だと取られる可能性があることもまた事実である。
そのため覚える努力をしてまでゲームをやりたくないと考える者も多く、ライトユーザーには不向きなジャンルといえる。
また、プレイヤーが一人の力で最適なパターンを構築することは難しく、他のプレイヤーや攻略サイト、攻略本などから情報を得られるプレイヤーとそうでないプレイヤーの間には実力差が生じやすい。
[編集] 覚えゲーになりやすいゲーム
- シューティングゲーム - 敵の出現位置の記憶や、装備の選択
- アクションゲーム - 敵の出現位置の記憶や、謎解きの方法
- コンピュータRPG - ビルド(キャラクター育成等の手順)の概念や、敵の倒し方など。電源パターンを利用した攻略法も存在する。
- アドベンチャーゲーム - クリア、もしくは任意のエンディングに到達するために必要なフラグを立てる手順
- パズルゲーム - 特にステージごとの解法が決まっているものや電源パターンを利用できるもの。
- 対戦型格闘ゲーム - 必殺技の性質や、連続技の種類
- レーザーディスクゲーム - 方向指示等の記憶など

